2021年04月16日

No.1344 COMPASS熊本東 人との関わりを学ぶこと

No.1344 COMPASS熊本東 人との関わりを学ぶこと

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東のお友達はこの春から小学生になりました。
一昨年の秋、お友達を連れてこられた保護者様。
お友達は、危険なことに対する認知が甘く、ヒヤッとさせられる行動をしてしまうのだとか。
おしゃべりは得意でお話はできるものの、それも人との距離感が把握できず一方通行のようだということ、また集団活動や片付けが苦手なことなどを気にされていました。

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2年前の秋といえば小学校への就学も控えていた時期です。
そこで個別支援計画にはまず仲良く集団活動に参加できること、すごろくやカルタなどのルールのある遊びで楽しめるように、また、語彙数を増やし、会話の上達を目指し、自分の気持ちを言葉で伝えられるようになることが目標とされました。
そして、気持ちの切り替えができるよう導きます。

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通い初めの頃はお友達も先生もお互いに様子見の時期があります。
その初めの頃からお友達は意に沿わない指示や課題にたちまち不機嫌に。
同じ時期に通い始めたCOMPASSのお友達と送迎車で一緒になったとき、意見を譲れず言い争いになったこともありました。
何でも思い通りにならないと気が済まないようで、指示にも従えず、気持ちの切り替えがとても難しかったそうです。

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お友達には絵カード、絵本、集団活動、すごろく、COMPASSのプリント、静かタイムを選択していたのですが、学習に誘っても、感情の起伏が激しく、機嫌よく取り組んでいるなと思う側からいきなり怒ったり、泣き出したり・・・。
同じようにCOMPASSのお友達とも接するので、トラブルになりがちです。
そこで先生は「何が嫌だったの?どうして怒っているの?」と、お友達にお友達が使える言葉で話してもらう機会をたくさん作ります。

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会話のトレーニングになる上に、気持ちを引き出すことで、落ち着きを取り戻す効果も期待できるからです。
感情のまま振る舞う限りトラブルは避けられません。
そのため、余暇の時間にCOMPASSのお友達とルールのある遊びを取り入れ、ルールがあるからこそ楽しいことを学び、また人との距離感や、言葉での伝え方を学ぶ機会としてお友達が気づき、腑におちて納得した行動が取れるように導いていきました。
そんな経験の積み重ねが、カーッと感情が昂ってすぐに怒りを表す行動、危険を顧みない感情に突き動かされた行動に走ることなく、一歩踏み止まって考える行動に結びついていくはずです。

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COMPASSで初めてのお正月を迎えた頃。
日々課題に向きあい、衝動と折り合いをつけるよう支援を続けてきたことが成果となって現れてきました。
言いたいこと、伝えたいことが自分の言葉で伝えられるようになり、他のお友達と上手に関われるようになってきました。
危険行動はほぼ見られなくなり、周りのお友達との関わり方も優しくなり、保育園でも仲良く過ごせてきたと伺いました。
指摘を受けたり、課題を指示しても、随分気持ちの切り替えが上手くなり、すぐに取り組めるようになりました。

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COMPASSでは小学校での生活が楽しくて充実したものとなるよう、困りごとのないようにしっかりと引き継ぎを行うことに努めました。
これからも課題や活動を通してじっくりと考えて行動ができるよう、未来を見通しながら放課後等デイに舞台を移し、取り組みは継続していきます。

所在地:〒862-0970
    熊本市東区渡鹿8丁目922
連絡先:096-321-6788

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2021年04月15日

No.1343 COMPASS樟葉 指先から言葉を手繰り寄せるように

No.1343 COMPASS樟葉 指先から言葉を手繰り寄せるように

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS樟葉の5歳のお友達、暑かった昨年夏から通ってきています。
保護者様は、お友達の筋力が弱く活発に動くことが苦手だということや、言葉での表現がうまくいかず、思いを伝えられないのも気がかりだとご心配の様子でした。

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COMPASSでは保護者様の願いに寄り添い、個別支援計画には意思表示ができるようになり、ついで言葉によるコミュニケーションを目指していくことや、手指の運動能力向上が目標に設定されました。

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利用開始の頃のお友達は、伺っていた通り筋力が弱いこともあってきちんとした姿勢で椅子に座れませんでした。
同じように物を掴むことも難しく、指も思うままには動きません。

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まずは楽しく活動することが大切です。
ノリノリな気分でやってくれるように、手先の運動には手拍子をする歌を歌い、発声の誘導を試みます。
指先を動かす練習をするため、カラフルな玉そろばんも楽しく動かします。
どうやらお友達はこの活動が気に入ったようで、回を重ねるごとに笑顔で楽しそうな様子を見せてくれるようになりました。

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体全体に大きく影響すると言われる握力。
ぎゅっと握れる力強さを目指しますが、数回のトレーニングですぐに改善するわけではありません。COMPASSに通う度に少しずつ掴むためのコツのような感覚を自分のものにしていったお友達。
利用開始から半年ほどたった頃には、握りやすいクレヨンを握れるようになりました。

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他にも歌やリズムに合わせて手拍子ができるようになったり、自分で絵本をめくれるようにもなりました。
当初は座れなかった椅子への着座も、次第に自分の力で体を支えて座れるようになってきました。
そんな姿が嬉しいと保護者様も喜んでおられます。

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何かが欲しいとき、嬉しいとき、嫌なとき、それぞれの感情はまだ言葉で表現はできていません。
ですが、少しずつ表情や体を使った仕草で表現できるようになってきています。
笑顔で話せるその日を目指し、諦めず、繰り返し繰り返し、何度でも発語の練習もしっかりと続いています。

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これからも母音の発音から訓練を続け、お友達との関わりの中で周りから聞こえる音や会話に馴染み、次第に楽しく発語へ繋がるよう導いていきます。

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お友達と一緒に日常生活でできることやそれに繋がる自信をまだまだたくさん増やしていきたいと思います。
まずは指先から、そして次は言葉を手繰り寄せるかのように、この輝く笑顔をもっともっと見せてくれるよう、これからも優しい支援を継続していきます。

所在地:〒573-1116
    大阪府枚方市船橋本町2-9-2 ペブルコート樟葉102号 
連絡先:072-808-6358
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2021年04月14日

No.1342 COMPASS武蔵新城DASH 積極性を育てるために

No.1342 COMPASS武蔵新城DASH 積極性を育てるために

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城DASHのお友達、通い始めて1年半が過ぎました。
当時、お友達は左右の認知や身辺自立が未完成で、お箸も上手に使えませんでした。
発音が不明瞭で、ひらがなも全部は読めず、なぞり書きが少しできるくらいでした。
また数も苦手で、時計が読めず、足し算が難しい状態でした。
保護者様の願いを受け止めた個別支援計画は、日常の生活に困らない為の身辺自立、ひらがなの読み書き、発声、数字に親しみその概念を得て計算や時計の読みに取り組むというものになりました。

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こうしてスタートしたお友達との取り組み。
着座はすぐに姿勢が崩れたり、集中が続きません。
なぞり書きや数唱・数量に取り組んでも、途中で文字が乱れ始めたり、明らかにぞんざいに数えたり、ともかく終わればいいんだという感じでした。
丁寧に頑張ることをマスターして欲しいと願ってやり直すよう伝えると、お友達は途端に机に伏せてしまったり、聞こえないフリで返事すらしないこともありました。
「一緒に頑張ろう!」と声をかけ、気持ちを聞いてみるのですが、お友達の発する言葉では思いを充分に汲み取れなかったと言います。

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なんとなく曖昧に覚えている数については、一つひとつおはじきを活用して、手で操作して、目で確認して、お友達の中に数量という感覚を認識させていきました。
読み書きの手始めとして、50音の順番通りではなく、ひらがなのカードをランダムに置いてゲーム感覚で文字探しに楽しく挑戦です。

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思いがなかなか伝わらないのは会話に慣れていないせいもあったでしょう。
色々な話題を話しかけ、学校のできこと、お家でやっていること、好きなもののことなど、身近な話題で話し方を伝えていきました。
また「おしゃべりをしたことを文章にしてみよう!」という試みでは、発する言葉の一つずつ50音表を見ながら書写をすることに挑戦です。
そして、その挑戦は次第に50音表を見ずに書くことへと進化するようになりました。

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当初はほとんど積極性が見られなかったお友達。
字を書く練習をしているときも、先生に見られないように左手で囲むように書いているところを覆い隠してしまうお友達。
そこで先生は最後まで書かれた紙を見て、本当によく書けたねと褒め、特に形が良いものをお友達と一緒に探して花丸をつけました。
花丸が描かれると、ほっこりと笑顔になるお友達です。

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そんな日々が続いていましたが、半年くらい経った頃から変化が見られるようになりました。
例えば、声掛けをすると姿勢を正すようになり、書き直しを言われたときも素直に応じて書き直すことができるようになりました。
余暇時間の過ごし方にも変化が見られ、お友達との会話のやり取りが増えてきました。
読めるひらがなが増え、自分の名前は見ずに書けるようになりました。
進んで本を音読したり、ホワイトボードにひらがなを書いたりもするようになってきました。
音読でわからない文字があったときには先生に尋ねるようになりました。
お買い物に憧れがあるお友達は、苦手な数であっても、お金を使った課題ではとても意欲的な姿勢を見せるようになったのだとか。

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ご家庭でも会話のキャッチボールが以前より長く続くようになり、自分の気持ちを言葉で伝えるようになってきて、 学習にも意欲を見せ、できるまで根気よく頑張るようになってきたのだそうです。
一年間休まずに通ったお友達、今では来所を楽しみしていると保護者様からも嬉しい言葉を頂いたのだとか。

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今後は引き続き正しい姿勢が保てるように声かけを続け、今後はより明瞭な発声になるよう、舌の動かし方を意識して発声練習を行っていきます。
せっかく覚えた文字をバランス良く綺麗に書けるようになることを目指して書き取りの練習も続けます。
数の学習はお金を用いた生活に添った学びを継続し、10のまとまり、位取り、計算の向上を目指します。
総合的に「できた!できる!」という経験がどんどん増え、笑顔が増え、自信を持って根気がいることにも、新しいことに、自分の未来にも挑戦できるように導いていきます。

所在地:〒211-0044
    神奈川県川崎市中原区新城2丁目5番9号2階
連絡先:044-948-7328
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2021年04月13日

No.1341 COMPASS三豊 そんなこともあったね、と言える未来へ

No.1341 COMPASS三豊 そんなこともあったね、と言える未来へ

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS三豊のお友達は春から中学2年生。
4月には、通い始めて5年目に入りました。
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まだ当時小学生のお友達とCOMPASSにこられた保護者様は滑舌があまり良くなく、正しい文章で言えないこと。が気がかりだと話しておられました。
そこでCOMPASSには「語彙数の増加」を希望され、会話がスムーズになり、楽しく生活できるようにと願っておられました。

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お友達の個別支援計画には、発音練習、時計やお金、微細運動などが盛り込まれました。
当時のお友達はきちんと着座することができ、学習にも取り組めそうに見えました。
ところが実際はすぐに姿勢が崩れ、集中力が続かず、課題をすぐに投げ出し、間違いを指摘されると泣き出してしまっていたといいます。
懸案の発音については、確かに言葉が不明瞭で聞き取れず、伝わらないことで不機嫌になったり、どうせわかってもらえないと度々放り出してしまいます。

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不明瞭な発音は構音障害と呼ばれ、幾つかの原因があると言われていますが、舌や唇・あごをうまく動かせないこともその1つです。
ご家庭でも普段の歯磨きや、食事の指導などで口のトレーニングを行うことで改善できる部分も多いのだそうです。
不明瞭さのためにお友達はこれまで数え切れないほど嫌な思いをしてきたに違いありません。
何度も聞き返され、頑張っても頑張っても伝わらないので諦めることで折り合いをつけることを覚えてしまったのでしょう。

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言語の指導で何より大切なのは「話すことは楽しいこと」という気持ちを育てることです。
COMPASSでは今回「拗音を書く練習、読む練習」を行いながら「できる!」という自信を育てるよう試みます。
実は全身の運動能力も関わりがあると考えられるので、他にも手先の微細運動としてリボン結びなども取り入れます。
療育ではお友達が挑戦しようと思える好きな課題から始め、会話するときはたった今発したお友達の会話を、ごく自然な感じで正しい発音で言い直し、正しい発音をたくさん聞くことができる機会を作っていきました。

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自信が無いと聞き返されても諦めてしまうので、できたときには「〇〇って綺麗に言えたね!!」とその都度大仰に褒め、自己肯定感を高めるよう促していきました。
その試みは続けられ、利用開始から1年半たった頃から少しずつ変化が見られるようになっていきます。
お友達は、少しずつ大きくはっきりと会話ができるように成長していきました。
新しい先生にも自分から声をかけたりと、どうやら話すことに対しての苦手意識もなくなってきました。

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学習にも意欲的に取り組むことができ、苦手な微細運動も諦めずに取り組めています。
最初は苦手だった算数も小学1年生程度の数の認知から、今では3桁の足し算・引き算でも「くり上がり・くり下がり」の計算ができるまでになっています。
笑顔が増え、お友達に何かを作ってあげたり、お世話をしてくれたり、お掃除も積極的にやってくれたりと、COMPASS三豊ではもうすっかりお兄ちゃん的な存在になっています。

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今後は、まだ課題の残る発音が更に明瞭になるような取り組みを継続し、コミュニケーションが円滑になることを目指していきます。
日常生活でも学習でも、お友達ができることをどんどん増やし、自信や向上心をもっと育てていきたいと願います。
そんなこともあったねと笑顔になれる…、そんな未来を目指してこれからも関わり続けていきます。

所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

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2021年04月12日

No.1340 COMPASS本部教室 この場所から思いを寄せて

No.1340 COMPASS本部教室 この場所から思いを寄せて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
保護者様は「社会に出ても困らない様に自立した生活が出来るようになって欲しい。」と願っておられました。
当時2歳のお友達は発語がなく、伝わらないもどかしさで人に手を上げてしまうこともありました。
見慣れないものへ警戒心の強い部分があるかと思えば、気分の向くまま行動する奔放な部分もありました。
個別支援計画の長期目標は「語彙力を伸ばし、発語力を育むこと。」が設定され、総合的な成長を目指すことになります。

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もちろん着座は難しく座ることから学習が始まるのですが、すぐに離席することもあったので、興味を引き付けながら傍で声かけをしたり、何をする時間なのかを伝えながら着座時間、立腰姿勢を維持出来るように支援していきました。
語彙力の確保は、一文字ずつをゆっくりと口唇を使って発語を促し、名称とことばの一致に向けて毎回フラッシュカードなどを使用、また身近な言葉や会話から語尾が言えることを目指すところからスタートしました。

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教材は、絵カード、50音唱和、ひらがなのうた唱和、絵本、月プリ、コンパス日記、かずのおけいこなどが活用され、少しずつCOMPASSに馴染んでくれるように導きながら課題を進めます。
当初のお友達は、バス、パパ、単語の一文字、数字8は言えました。
ジェスチャーの意思表示でも、ご挨拶、お返事のはい、ごめんなさい、ありがとう、イヤイヤなどはできていたお友達。
そのできる範囲での会話から広げていこうと、あらゆる機会を活用したチャレンジの日々が続きます。
利用日にはCOMPASSの車で送迎しますが、その送迎車の中でもできるだけ話しかけ、お友達と楽しくおしゃべりをしながら言葉を引き出す機会をたくさん作り、会話のキャッチボールができるよう関わっていきます。

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月日が経ち次第に着座に慣れてきた頃から、お友達とは月プリや数のおけいこで学力アップを目指し、5H1Wを使い言葉を引き出しながら文書構成が出来るように日記作成に取り組むようになりました。しかし着座できていても、学習になると途端に落ち着きがなくなり、手遊びをしたり、椅子の上に足を上げたりする姿も。
時折、お友達は「もう終わります。」「何ページしたら遊んでいい?」と聞いたりする様子も見られたのだとか。
そこを逆手に取って「あと何枚頑張ろう。」と約束することで、自然に気持ちが切り替えられるようになったようで、最後まで頑張れるようになりました。

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少しずつ言葉を身につけ、会話に慣れていったお友達。
しかし昨年は、世界中が体験したコロナ感染症という壁がお友達の生活に大きな影響を与えることになります。
自粛期間には、保護者様がお友達の生活リズムが崩れないように最大限の配慮をされたご家庭で親子で学習を継続されたそうです。

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この時COMPASSのご利用は「オンライン指導」でした。
初めてのオンラインで画面の向こうにいる先生と話すお友達。
いつものように先生がすぐ側にいないのは、心の距離を引き離されたような感覚を覚えたに違いありません。
その距離を埋めるのが「言葉」に他ならず、いつも以上に集中すること、会話を一生懸命組み立てることが求められます。
大変な時期ではありましたが、結果としてこの経験はお友達の成長に大きく寄与することとなりました。

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利用当初のお友達の余暇はミニカーでひとり遊びや絵本を見たりとマイペースなものでした。
現在は情緒も安定し、日常会話がスムーズになったことで人との関わりが見られるようになりました。
周りのお友達も優しいお友達が大好きで、楽しそうに遊ぶ姿を見せています。
学習面も、会話の成長とともに指示を聞き入れて取り組めてきたことがステップアップに繋がりました。

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ご両親からも特にこの1年の成長が大きく、学習面では幼稚園でも褒められたと嬉しいご報告があり「COMPASSさんのおかげです。」と保護者様から感謝の言葉をいただいたそうです。
会話の成立にはまだ課題を残すものの、ずいぶん成長が見られるお友達に保護者様も次のステージへの期待を話されるようになり、就学に向け学習面でのレベルアップを図っていきたいと話されるまでになってこられました。

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実はお友達は大変遠くから通ってきています。
事情もあり、この春をもってCOMPASSを退所することになりました。
しかし、お友達や保護者様と築いてきた4年半の信頼関係という心の繋がりは退所という形でも切れることはありません。
ずっとこの場所から思いを寄せ続け、成長を願う気持ちはこれからも変わりません。
お別れに際して保護者さまに「ご心配な事があった時は、どうぞいつでもご連絡下さい。」とお伝えし「その際はどうぞよろしくお願いします。」と話された保護者様です。
手を振るお友達の姿が見えなくなるまで見送ると、先生たちは元気な声で溢れるCOMPASSにまた戻るのでした。

所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1-2-35
連絡先:093-475-0449 
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2021年04月10日

No.1339 COMPASS高松.Jr 不審者対応訓練

No.1339 COMPASS高松.Jr 不審者対応訓練

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Jrでは不審者対応の避難訓練が行われました。
この日はお友達が6名、そして先生が5名という構成。
まず、紙芝居を見せながらお約束事でもある「い・か・の・お・す・し」を読み聞かせます。

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よく耳にするこの「不審者」とはどういう人を指すのでしょうか?
辞書によれば「不審」とは、はっきりしない点があって、疑わしく思うこととなのだそうです。
つまり、その場にいることがそぐわない人、挙動不審な人物などが思い当たります。
ところがお友達に「不審者に気をつけなさい。」と教えても、スキー帽にサングラス、ほっかむりに唐草模様の風呂敷ではないですが、そんな明らかに周囲から浮いた独特ないで立ちをしていない限り、漠然としたイメージしか持てず「不審者が何たるか」は、はっきりと分からないでしょう。

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実際に過去の不審者情報からわかるのは、不審者として通報された人物は、どこにでもいる一般的な姿の人物像です。
つまり、見た目だけで不審者を判断することはできないことがわかります。

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高松Jrでもこの「怪しいひとって、どんな人?」というお話から始まりました。
お友達は笑顔からだんだん不安そうな表情になっていきます。
いかない、らない、おきなこえをだす、ぐにげる、らせる」は、お友達にできることを守る大切なお約束です。

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少しして、実践訓練が始まりました。
今回は、実際に宅配便を装った不審者がCOMPASSに来たという想定です。
今回、玄関で対応するのは男性職員です。

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不審者が来たときに事前に職員全員で決めておいた「合言葉」を伝え合って迅速に情報共有。
その間に、一人の先生が110番に電話(真似事ですが)をします。
別の先生は、児童を二階へ安全に誘導し、点呼します。
2階への移動のときもお友達は静かに黙って先生に付き添われながら階段を上がります。

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不審者は、お友達のいる2階に向かって「お菓子あげるよ〜!」と優しい声色で誘って来るではありませんか!
しかしお友達は誰一人として訪問者に近づこうとせず、2階の部屋で静かに先生の指示を待っていました。

玄関でのやりとりでなんとか室内に入れないように頑張る男性職員。
それでも不審者は制止を振り切って室内に侵入し、男性職員が「さすまた」で不審者を取り押さえたところで終了です。

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今回、高松Jrで気をつけたことや特筆すべき点は次の5項目だったそうです。

@  児童には不審者という言葉ではなく(知らない人)というように、わかりやすく表現をしたことは正解だったと思われます。

A  事前に不審者が来たら二階に上がることを伝えていたので、不審者を見て、驚きや怖さで先に階段を上がってしまうる児童もいたそうです。
     職員の人数がいれば児童の前後に先生を配して安心・安全に避難できたのではないかという意見が出ました。

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B  普段から「さすまた」の場所をしっかり考えておき、いざという時にすぐ対応できるようにしておく必要があると感じたという意見。
   もちろん、お友達が触らないように気をつけて設置すべきではありますが。

C 「さすまた」は女性職員にとっては重いこと、また使い方も非常に難しいこともあげられました。
  相手の力が強くて奪われてしまうという危険も考慮すべきです。
  仮に、2階まで不審者が上がってきた場合は…、など改めて考える必要があるという意見も出ました。

D  最後に、合言葉を考えていたので、不審者だと思った瞬間に職員全員に周知できたのはとても良かったと思うという意見。

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総合的に判断すると、今回はお友達が素直に指示に従い、安全に逃げられたことは安心できることでした。
相手を撃退する目的であれば、消火器での応戦や教具などを手当たり次第に投げてその間にお友達を逃がすことも考えられます。
侵入する不審な人物もそうですが、実生活ではCOMPASSにいない日常生活にも不審者による危害はたくさん報告されています。
日頃からお友達が「い・か・の・お・す・し」をしっかり理解し、どこにいても、どんな優しそうに近づいてきても被害に遭わないよう、繰り返しの指導を今後も継続していきたいと思います。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 U 号棟
連絡先:087-864-5328

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2021年04月09日

No.1338 COMPASS大村NEXT その小さな手で自らの...

No.1338 COMPASS大村.NEXT その小さな手で自らの...

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村NEXTのお友達は3歳、4月から年少さんになりました。
COMPASSに通い始めて10ヶ月目の春を迎えています。

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お友達が初めてCOMPASSにやってきたのは昨年の11月。
保護者様はお友達にあまり発語がないことが気がかりだと話され「言葉でお話できるようになり、お友達と楽しく関わり、楽しく活動ができるようになってほしい。」と願っておられました。

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最初の個別支援計画には保護者様の切なる想いを汲み取り「他児との関わりを持ち、生活ルールを覚え、自分の思いを表現する方法を増やして行くこと。」そして「トイレに行きたいとき、周りの人に伝えられるようになること。」を目指すことになりました。

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まだ小さなお友達、多分経験したこともない背筋を伸ばして着座することが最初の難関でした。
もちろん座れず、思い通りにいかないと離席や癇癪を起こしてしまいます。
少しずつ座ることに慣れ、短い時間で展開する学習課題は語彙の獲得のために用いた「絵カード」「シール貼り」「彩色」と一番優しいCOMPASSのプリントでした。
気分良くご機嫌なときはノリノリの笑顔で課題に向き合うお友達ですが、そうでないときは切り替えて課題に向き合うことができません。

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通い始めてしばらくすると、お友達は絵カードを見て声を出すトレーニングが好きになってきました。
それはいつも優しい大好きな先生が、お友達につきっきりで一緒に声を出し、ちょっとでもできたらものすごく喜んでくれるから。
カードを見て先生が発する音の通りに口を開け、音を出すのはちょっとまだ難しいのですが、繰り返し繰り返しちょっとずつ上手になっていくのがお友達自身にもわかります。
馴染んできた絵カードを使って、今度はお友達のもう一つの課題に取り組みます。
その課題は、この頃お友達はまだ集団生活に慣れていないことでした。
絵カードをカルタのように使い、みんなで参加することで誰かと一緒に活動することに挑戦です。
この当時、お友達同士の触れ合いの機会は増えますが、まだ積極的な交わりは見られず、戸惑う姿を見せていました。

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余暇の時間などでもお友達の戸惑いは見られます。
おもちゃの貸し借りで、思いが相手に伝わらず、癇癪を起こす様子もよく見られたといいます。
そんなときも発語のチャンス。
先生が「貸して、と言ってみよう。」と発語を促し、伝えたい思いが叶うよう声を掛け続けました。
絵カードやひらがなの表、そのほかあらゆる場面をチャンスと捉えて発語を促す試みは繰り返されました。

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こうしてたくさんのカードを読んで、COMPASSで色々な刺激を受けて過ごしてきたお友達。
半年が過ぎた頃、明らかな変化が起きてきます。
積極的に周りのお友達と言葉を使ってコミュニケーションを取ろうとする様子が見られるようになりました。
課題の学習だけでなく色々な場面で、以前に比べて発声・発語も増え、先生やお友達の会話を真似して発声することが多くなり、やがてご挨拶ができたり「貸して」など身近で基本的な言葉が言えるまでにもなりました。

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言葉が出るようになったと言っても、まだ知っている単語や誰かの口真似の延長の域を出ないようです。
これからは聞き取りやすい発音の獲得や、想いを言葉で伝えられたり、自発的に助けを求めたりできるようになり、保育園やCOMPASSで集団活動をするときもルールを理解できるよう、それを守って楽しく過ごせるよう、その小さな手で自らの未来への扉を開けられるように願い、支え、見守り続けていきます。

所在地:〒856-0017 
    長崎県大村市荒瀬町1083-7
連絡先:0957-46-3278

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2021年04月08日

No.1337 生活介護Access 体を動かす、心が開く

No.1337 生活介護Access 体を動かす、心が開く

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
生活介護のAccessにコロナ禍の冬の運動不足解消のために「エアロバイク」が導入されました!
順番に乗ってみるご利用者様たち。
最初は10分漕ぎ続けることは実に大変ですが、継続で次第に体力がついていくもの。
それでも運動は気分を高揚させてくれるようで、バイクを降りると皆さん笑顔です。
これからも皆さんの頑張りを期待したいですね!

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新しいご利用者の方たちも大分Accessで過ごすことに慣れてきておられます。
嬉しいことに先月から利用されている方は、Accessのイベントが大層楽しかったようで、ご利用日を隔週から毎週に増やしたいと申し出られました。

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そして先月のイベントは「アスレチックに挑戦」でした。
今回は「倉敷スポーツ公園・わんぱく広場」です。
「倉敷マスカットスタジアム」の中にスポーツ公園があり、噂では公園内の「わんぱく広場」にスリル満点のアスレチックがあるのだとか。
なぜスリル満点?
それは池の上にあるアスレチックなので油断できないからなんです。

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足を滑らせたり、失敗すると、池に落ちてビショビショに・・・なので、落ちない様に皆さん慎重です。
池上には飛び石あり、スカイロープあり、網のトンネルや、揺れる木の橋、池に渡したロープの網で作られたバラエティに溢れた橋がたくさんあります。

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外はやっぱり気分がいいものです。
実は、お誘いしてもなかなか運動に挑戦されなかったご利用者様も、開放的なこの広い場所では、笑顔で遊具を選んで参加される様子が見られます。

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やがて桜からたんぽぽ、ツツジや藤へと花々も咲き誇り、暖かくなって外歩きが楽しい季節になってきます。
コロナ禍での外出は充分に配慮が必要ではありますが、Accessでは心が開放されるよう感染症予防の対策を最大限に取った上で、またご利用者様たちの笑顔に会うために楽しいお出かけを企画してまいります。

所在地:〒701-1335
    岡山県岡山市北区高松131-15
連絡先:086-905-0228
(施設名をクリックして頂くと、施設案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
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2021年04月07日

No.1336 COMPASS神崎 地震想定の避難訓練

No.1336 COMPASS神崎 地震想定の避難訓練

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水曜日のCOMPASSです。
COMPASS神崎で行われたのは、地震想定の避難訓練です。
今回は先生が3名、児童2名で実施しました。

タブレットで警報音を鳴らし、お友達に地震が起きた事を口頭で伝え、机の下へ隠れるよう指示。
先生もお友達も机の下へ隠れ、揺れが収まるまで待ち、事業所の外へ避難。  
危険な障害物のない、開けた空間まで移動し、そこで人数確認。
点呼が済むと、静かに室内に戻り、今度は「紙芝居」や「イラスト」で地震のこと、避難の大切さ、逃げる時に大切なお約束の「お・は・し・も」をもう一度伝え、机の下でもしっかり頭を守ることの大切さを伝えて終了です。

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こういった地震想定の短時間の避難訓練は「シェイクアウト訓練」とも呼ばれています。
シェイクアウト訓練とは、2008年にアメリカ合衆国で始まった地震防災訓練です。
英語では「Shake Out」と表記され「Shake 〜 out of 〇〇」の持つ「〇〇 から 〜 を 振り払う」という意味から「地震を振り払う」という意味が込められた造語で、日本語では「一斉防災訓練」と訳されています。
シェイクアウト訓練は、本来、戦場であらゆる爆発や銃撃戦の防災訓練などで使われてきた軍隊のコンセプトからきているのだそうです。

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主に「命を守る3動作」として次の3つがあげられています。
  1. 姿勢を低くする。 「Drop = 伏せろ」
  2. 頭・体を守る。  「Cover = 守れ」
  3. 揺れが収まるまでじっとしている。... and「Hold on = 掴まれ 」
この3動作を約1分間程度「誰でも・ どこでも・気軽に・簡単に」行うことができる防災訓練として広がりを見せており、それぞれの動作については次のように解説されています。

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「Drop = 伏せろ」の意味は「あごを引き、顔を下にして体を丸くする」ことを指します。
その動作で「大切な内臓の損傷を守れ」という意味と、「揺れで体を飛ばされるな」「転倒を予防しろ」という意味があります。

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「Cover = 守れ」は「頭を守る」という意味だけではなく「顔と首を守れ」という意味があります。
顔には眼、鼻、口、耳という大切な器官があります。
大地震により重症を負い、その器官の機能を一部でもしまうと、避難はもちろんその後の生活にも支障が生じることになるからです。
  • 眼の損傷:見えなければ避難するのに不便な上に、目の前の危険箇所にも気づかなくなります。
  • 鼻の損傷:呼吸が苦しくなったり、ガスや煙、ガソリンなど危険な注意しすべき匂いを感じなくなります。
  • 口の損傷:食事ができず、助けを求めたり、大声で危険を知らせたり出来なくなります。
  • 耳を損傷:両耳の損傷は滅多に起こらないと思われますが、倒壊建物の崩れる音、何かの爆発音などで聴覚を損傷した場合、地震速報、避難放送、火災発生を音声が聞き取れず、危険・避難情報を得られなくなります。
  • 首(= 頸椎)の損傷:体が動けなくなったり意識を失うことがあり、避難できずに倒壊建物から脱出できないなど危険な状態になる可能性があります。

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COMPASSの室内で被災した場合の想定では「机の下に潜れ」と指示をしますが、実は日常生活で机やテーブルがある場所は限られています。
机などがない場合、まずは「顔と首を守る = 頭を守る」ことを優先するよう教えています。

最後に「Hold on = 掴まれ 」については、机やテーブルが運良く近くにあって下に潜れた場合の動作をいいます。
地震の揺れに耐えるために潜るだけではなく、机やテーブルの脚をそれぞれ持ちなさいと指導しますが、実際に脚を持つことが出来るのは4人までです。
そこでアメリカでは、机やテーブルの脚を持てなかった人は、脚に掴まっている4人の足首を両手で持ち、その後ろの人たちはその足首を持った人たちの足首を両手で持つことで、お互いに地震の揺れや落下物から体を守ることを教えているのだそうです。

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さて、訓練後に行われた反省会。
今日のお友達はマスクをつけ、指示に対してスムーズに動く事は出来ていましたが、何しろ今回は少人数でのことです。
”その時”に多人数がいたらどうか? うまく全員を誘導できるだろうか?
荒天の場合、雨具などの準備がないまま室外へ出てて大丈夫だろうか?
そう考えると避難経路や方法を検討する必要があるだろうという意見がたくさん出たそうです。
また、最大人数に対して持ち出し用品の量や物品の種類が少ないことも検討課題となりました。
「その時、それは今日かもしれない。」
そう常に危機意識を持ち、いざというときに訓練の成果が発揮できるよう、今後も経験と改善を積み重ねて行きます。

所在地:〒791-8034
           佐賀県神埼市神埼町田道ヶ里1803-2
           栄城神埼ビル2F
連絡先:0952-37-7838

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2021年04月06日

No.1335 COMPASS岡山 可能性に寄り添う

No.1335 COMPASS岡山 可能性に寄り添う

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS岡山のお友達は保育園からCOMPASSに通い始め、現在9歳、春から5年生です。
幼児期からCOMPASSに通い始めたお友達。
放課後等デイに通い始めた頃は、保護者様の気がかりはお友達の集中力が続かず、学校の勉強についていけていないことだったそうです。
乱暴な言葉遣いの改善と、他者との関わりや円滑なコミュニケーションも希望しておられました。

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さて、保護者様の願いを汲み入れた個別支援計画にはCOMPASSの児童発達では小学校への就学を睨み、学習体勢の確立として45分継続して着座し、学習に取り組むことや、言葉による円滑なコミュニケーション能力の向上更に放課後等デイになってからは学習課題として50音、数認知、計算の習得を目指すことが設定されました。

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児童発達支援当時のお友達は、保育園に迎えにいくと「行かない‼︎」と大声を出し、行き渋り。
COMPASSに着いて学習を始めても着座姿勢が続かず、課題に取り組んでも目の前の課題に集中できず、ぼんやりしてしまいがち。
先生が話しかけたことに対しても会話が一方通行で続かなかったと言います。

そんなお友達にはたくさんの課題が準備されました。
例えば「ひらがな50音読み」「指なぞり」「会話」「本読み」「カード読み」「反対言葉」「キュービックパズル」「プットイン」「数認知」「からだの名前」「運筆」「ことわざ」「まちがい探し発見と説明」小学校に入ってからは新たに「計算問題」「漢字の読み書き」「時計・分の読み取り」など多数の課題を適宜提供していきます。

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お友達のコミュニケーションが一方通行になる原因の一つは、相手の言葉への理解が不足していること、そして語彙の不足で表現できないことがあると考えられました。
そこで色々なカードを用いて会話に繋げるための語彙を増やす課題に取り組みました。
着座時間を伸ばし、集中が途切れないようにするためには都度繰り返し声かけを行い、課題に目を向けるように促しを継続しました。
お友達が乱暴な言葉遣いをしたときは、その都度先生が正しい言葉を伝え、復唱してもらいます。
もう一度お友達に言い直しをしてもらい、正しい言葉遣いができるともう最高に褒めちぎります。
褒められると嬉しくて、ちゃんと見て・聞いてもらえることも嬉しくて、お友達は少しずつ言葉も姿勢も自信を見せるようになっていきました。

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とはいえ、習慣やクセになったものを変えるには時間がかかります。
長い期間、意識していないと言葉遣いは荒くなりがちで、学習でも集中している様子を見せていると思う側からすぐ意識が飛んでしまいがちだったようです。
そして放課後デイで1年が過ぎた頃、少しずつ変化が現れてきました。

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「今何をやるべきときか」ということが理解でき、腑におち「そうしたい」という自主的な姿勢が身についていったお友達。
時間はかかりましたが、苦手なことも積極的に取り組めるようになり、集中力が持続できるようになり、その時間が少しずつ伸びていきました。
よく人の話を聞こうとする姿勢が見られるようになり、しっかり考えて答える頑張りを見せるようになりました。

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着座時間が伸びたこと、集中が持続できるようになったことで学習内容も定着し、先日の算数のプリントでは足し算、引き算、時計の読みなどが全問正解だったそうです。
その得意そうな笑顔の裏に、どれだけのお友達の頑張りがあったことか。
結局、お友達は自分自身で可能性の世界を広げていったと言えるでしょう。
これからは理解できて活用できる語彙をさらに増やし、会話だけでなく、読解力を高めることでお友達の世界がもっと広がるように可能性に寄り添う支援を継続していきます。

所在地:〒700-0921
    岡山市北区東古松3丁目4番14号
連絡先:086-226-3388
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2021年04月05日

No.1334 COMPASS . Olive 色鮮やかに見えて

No.1334 COMPASS.Olive 色鮮やかに見えて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
オープンしたてのCOMPASS Oliveに1月から通うお友達は4月から小学生です。
親子で連れ立って訪問された時には穏やかな様子を見せていたお友達ですが、どうやら片付けなど身の回り整理整頓が苦手で、ルールへの理解も不十分で何もかも自分流なことが保護者様は気がかりな様子でした。

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個別支援計画には、まずは人の話を聞いて考え、理解し、対応する能力の向上を目指す課題や、時間の感覚を身につけることが課題とされ、春から小学生になることもあり、学習面での補完としてひらがなの読み書きを取り入れ、楽しく学校生活が送れることを目指すことになりました。
COMPASSが基本とする着座はお友達は最初から綺麗な姿勢で座れていたそうです。
保護者様から人見知りだと伺ってはいましたが、笑顔で迎え入れても、お友達の方は硬い表情。
確かに不安そうな様子を見せていたといいます。

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お友達は正しく座り、学習にも意欲を見せていました。
ただ、自信がない課題は少し不安なようで、そんなとき決まって独り言が始まります。
それは、独り言とはいえ実は先生に聞かせたいお試し行動のようでした。
そんなお友達を見て、先生はある提案をします。
難しいな、わからないや…と思うことがあれば、いつでもちゃんと先生に口に出して聞いてね、と促します。
そうすれば一人で課題を始めても混乱したり不安が口をついて出ることがなくなるはずです。
1つ課題が終わったり、行動を指示された時にも自信がなく、また独り言が始まります。
そんなときもこれで正しいかどうか先生に聞きましょうと促し、堂々と行動する経験を積み重ねていきます。
ところが、気づいて欲しい気持ちがあるものの、お友達にとって口に出して尋ねることは勇気がいることのようでした。

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当初、自信のなさからかお友達の声はとてもか細いものでした。
そこで言いたいことを日記に起こし、お友達の日記を元にその日の出来事を聞くことにしました。
話すこと、伝わることの喜びを経験していきます。
まだひらがなが定着していませんでしたが「ひらがなのおけいこ」というプリントを活用し、書ける・書けないを仕分け、自分で仕分けた書けない文字を重点的に学習していくことに挑戦です。
自分で書けないこと気付いていることが素晴らしいと褒め、書けるように頑張るお友達の努力を褒めます。

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やがてひと月が経った頃に、繰り返しの促しが功を奏し、お友達の行動に自信が見られるようになりました。
例えば挨拶や会話のときかぼそかった声がはっきりと大きな声になってきました。
「わかりません。」と、困ったときも恥ずかしがらず尋ねられるようになりました。
同じ頃、学習面でもひらがなの読み書きは定着を見せてきます。
お友達は「何をするにもルールがあるのだ」と気付き「これはいいの?」と確認する場面が増えてきました。
「静かタイム」の時間が短時間のときと、少し長い時間のときを両方経験していくことで、「長い、短い」を体感し、時間の概念の理解に繋げていきました。

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ご家庭でも初めてのことでも自信を持って取り組める様子を見せてきたといいます。
最近では「親子の会話が増え、会話として成り立つようになってきました。」と保護者様から嬉しい言葉を伺いました。
病院の先生からも「言葉数が増えたことや、乗り物、道具等の名称が正しく言え、用途や特徴などが理解できてきた。」と成長を確認できるとの言葉があったそうです。
お友達にとってはこれまでの輪郭がはっきりしない生活から、くっきり焦点が合い、ものごとが色鮮やかに見えてきたのかもしれません。

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今月からお友達は小学生になります。
学習面の補完、時計を読めて時間の感覚を伸ばすこと、話を聞いて的確に応える応酬話法について継続する学びを育てていきます。
更に今後は、より身の回りの整理整頓についても自分で気付いて片付けられるように導き、家庭で、学校で、地域のコミュニティの中でどこにいても楽しく快活に笑顔で過ごせるようにと願い、関わっていきます。

所在地:〒761-8056
    香川県高松市上天神町845-8番
連絡先:087-814-5738

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2021年04月03日

No.1333 COMPASS丸亀 地震想定の避難訓練

No.1333 COMPASS丸亀 地震想定の避難訓練

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土曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀では、地震を想定した避難訓練が行われました。

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今回は、お友達6名が参加。
まずは紙芝居で地震のときに取るべき行動や注意点について学習をするところから始まりました。
まず約束したことは、コロナ禍ですので「絶対にマスクを外さないこと」「お喋りや大声は出さないこと」などを守る約束をします。
また訓練が始まると、大きな音が出たりいつもと違う様子にドキドキして、逃げる際にも焦って慌てたり、我先にと逃げたりしないこと、そして、どんな時でも先生の指示に従い、しっかりお話を聞くことが約束されました。
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さて、注意事項を確認した後はお友達みんなに「防災頭巾」に触れてもらい、着けかたを学んでいますが・・・、まさにその時、スマホの警報音がけたたましく鳴り響き、訓練スタートです!
大きな揺れがきたと想定、すぐに机下に潜るよう指示が飛び、揺れがおさまってから全員で屋外に避難です。
屋外の広い場所で点呼を取り、室内へ戻ります。

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緊張の中にも日頃から面倒見が良いお友達が先生の口真似をして「あわてない!しずかに!机の下にかくれて!」など声掛けする微笑ましい場面もあったのだとか。
防災頭巾に興味深々のお友達や、全く無関心な様子のお友達、よく知っていて直ぐに被れるお友達など、様々な反応が見られましたが被ることを嫌がる様子はなかったそうです。
どのお友達も大声も出さず、警報音に怯えたり、パニックになることなく落ち着き行動できたと思います。

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室内に戻ると、今度は大型の絵本が登場しました。
たった今経験した避難訓練について、お友達自身が自分がとった行動を絵本で振り返るという試みです。
自分たちがとった行動について再確認を行い、あっという気づきや、できていたことで嬉しくなったことなど、たくさんの発言がありました。

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全ての訓練が終わって、先生の振り返りの時間です。
まず「持出袋」の中身の点検を行いました。
必要なものリストと照らし合わせて、欠品がないか?や使用期限が大丈夫か?という確認を行います。

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日頃は先生はスリッパ、子供は裸足で訓練時は靴を持って出るなどしていたが安全面や迅速な避難のため、児童には学校のように上履きを履いてもらうのが良いのでは?という意見がありました。
室内から退避する場合、その道路にはたくさんの危険物が落下しているかもしれません。
慌てて外に出る時、実際に靴を履く時間がどのくらい手間がかかるのかもわかりません。

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また、今回は怖がる児童はいませんでしたが、他の児童はどうだろう?という問題です。
熊本地震を経験した事業所によれば、警報音は本震のあとの度重なる余震の度に、何度も何度も頻繁に大音響で鳴り続け、大人でももうその音は聞きたくないと思うほど繰り返されたそうです。
しばらく後に通所が再開されても、一時期は耳を塞ぐ児童がいたり、通えなくなる児童もいたのだとか。
どうやら暇を見て児童全員の警報音に対する反応を確認をしておくほうが良さそうです。

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また、ライフラインが機能しない事態にそなえ、災害時の避難場所を保護者様に伝えておくべきだという意見が出されました。
次回の地震想定の避難訓練では、家具などを倒し、逃げにくい状況で行なって行こうという提案も出て今回の訓練を終了しました。
COMPASSの全事業所では、今後も継続して避難訓練を継続していきます。

所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東2丁目75-1
連絡先:0877-85-3428
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2021年04月02日

No.1332 COMPASS佐賀中央 始まりと終わりの赤と青

No.1332 COMPASS佐賀中央 始まりと終わりの赤と青

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金曜日のCOMPASSです。
COMPASS佐賀中央のお友達、通い始めたのは、1年半前の秋でした。
当時、お友達は周囲に余り関心がないように見えたそうです。
また、日常生活の動作もうまくできず、保護者様は大きくなっていくお友達が「コミュニケーションを取れるようになり、自分の身の周りのことにも関心を持ち、自力で取り組めるようになること。」と願ってしておられました。

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遠くない未来の小学校就学もあり、会話を楽しむことや、問題なく生活動作ができることは大切な事柄です。
そこで個別支援計画には「語彙の獲得」「話を聞くことと理解すること。」「ひらがなの読み書き。」が設定されました。
計画にあるように自分の思いを言葉で伝え、相手の気持ちも汲んでコミュニケーションが円滑になること、手先が上手に動かす訓練や、皆で楽しく活動できることを目指しますに。

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当時のお友達は机の着座やトイレの便座に座ることへの拒否感が強かったといいます。
ひらがなを読むこともできませんでした。
そこで、まずは文字と音の一致が理解できるよう「文字を見て、その音を聞いて、自分の口で真似て発声して確かめる。」という一連の流れを繰り返すことにします。
次の段階では興味を持って取り組めるようゲーム性のある「しりとり」を活用して使える語彙力を伸ばしていきます。

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遮ることなく「話を聞いてもらう」ことができると誰でも気持ちがいいものです。
ですがお友達は、相手の話を聞くことがとても苦手でした。
そこで工夫してこんな練習を実践してみます。
最初はお友達の番で、先生がお友達の話を聞いてあげます。
ちゃんと聞いているとを示すため「こういうことだね。」と先生が理解したお友達の言いたかったことを伝えるというもの。
次が先生の番で、今度はお友達が先生のお話をちゃんと聞く練習です。
そんな代わりばんこトークの会話練習をずっと継続していきました。

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話す・聞くと同時に取り組んだのが「書くこと」と「生活動作」です。
ところがお友達は、器用に手指を動かすことができません。
握力の弱さ、動かし方のぎこちなさに課題があり、靴を揃える、靴下を脱ぐ・履くなどの日常動作がすんなりとはできません。
また、先生が手を添えていなければペンで「書く」動作もできませんでした。

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そこで、導入トレーニングとして「なぞり書き用」に専用のペンを作ってみたのだそうです。
それはお友達が持ちやすいようにペンにクッション材をテーピングしたもの。
この特性ペンを使って簡単な線をなぞっていきます。
お友達が「どこを見るのか」がはっきりするように、赤いシールを「ハジマリ」の位置としてマーキング、青いシールを「オワリ」の位置の目印にして、わかりやすく、取り組みやすいように工夫を凝らします。

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それは、すぐ目に見える華やかな変身とはなりません。
長い時間をかけて日ごとに、週ごとに。
それはほんの少しずつですが、COMPASSで知り、学び、繰り返し練習して積み上げたことが、例えば表には見えない土の中で根を伸ばして行く植物のように、自信となって確かな力を伸ばしいったのでした。
やがて通い始めて1年後の冬の走りには、ひとりで「なぞり書き」ができるようになりました。

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今月で通い始めて1年半。
今ではお友達はすっかり「ひらがな」が読めるようになりました。
言葉によるコミュニケーションでは、自分の思いや気持ちを言葉で表現できるようになってきました。
元気な挨拶が聞かれるようになり、靴や靴下も自分で履けるようになり、何より笑顔で過ごす時間がとても長くなってきました。

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周りのお友達との『しりとり遊び』もとても得意になりました。
お友達と自然な言葉のやりとりが交わされ、コミュニケーション力の成長もお友達同士の楽しそうな様子に垣間見ることができます。
着座時間も少しずつ伸び、トイレでも「出なくても1回座ろう!と促した習慣づけが功を奏し、トイレに行けるようなってきました。

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1年半の頑張りが今のお友達の笑顔に裏付けされた2度目の春。
来年の小学校就学を控え、ステップアップを考えこれからも握力をつけ、自力でひらがなを書けるようになり、数への認識も育てていきたいと思っています。
また関わりが楽しめている今だからこそ、会話だけでなく、人と関わり、一緒に活動できる力を伸ばし、快活に暮らしていけることを目指していきたいと思っています。

所在地:〒849-0922
    佐賀市高木瀬東1丁目1-6-1
連絡先:0952-97-7358
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2021年04月01日

No.1331 COMPASS高松Apple 春に舞う蝶の羽化のように

No.1331 COMPASS高松Apple 春に舞う蝶の羽化のように

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Appleに系列事業所から通ってきているのが3歳のこちらのお友達。
昨年4月、保護者様が願っておられた成長は「発語」「身辺自立」「体力や運動の力」「お友達と仲良く遊べるように」というものでした。
個別支援計画にも保護者様の願いを受けて、言葉の成長、能力の向上、人との関わりを目指すことが設定されました。

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スタートを切ったのは昨年の春。
その頃のお友達には全く発語がなく、指で指し示し何か伝えたいことがある素振りだけを見せていたそうです。
靴や靴下などの着脱は、やろうとさえしませんでした。
少し対応しただけで手先や足元の体幹が弱いことがわかったと先生はいいます。
トイレに誘うとちゃんと行って成功するときもありましたが、行くこと自体嫌がることも度々あったとか。
実際にはオムツが濡れていてもお友達は平気で過ごしていたので、濡れても気にならなかったのかも知れません。

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「学ぶ」は「真似ぶ」ことから始まります。
先生たちは工夫を凝らし、お友達にはっきりとわかるようにお手本を示すことにしてみます。
身辺のこと、靴や衣服の着脱のときにも、口・舌の体操や発音練習でも、大口を開け、印象深く見せようとする先生の大層大仰な仕草をいつも見かけました。

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お友達が関心を示し、模倣してもらえるかどうかが重要な鍵となります。
あいうえお絵本や絵カードで大仰にやり方を伝えながら興味を持ったお友達が一緒やろうとしてくれると、また大袈裟に褒めちぎります。
お友達は褒められることが嬉しくて、先生が好きになっていきました。
お友達は少しずつ先生をよく見るようになり、自分から進んで真似するようになり、やがて自分ひとりで挑戦しようとする姿勢まで見せるようになっていきました。

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トイレトレーニングは苦痛にならないことが肝心です。
更に丁寧に「生活習慣」として身につけてもらおうと、COMPASSに来るときには必ず1時間ごとにトイレ誘導をしてみます。
もちろん、ちゃんと成功したときは絶賛の嵐がセットでついてきます。
自主的にトイレに行こうとする気持ちを育てたいと、トイレに立つところから手洗いまでをイベントのように脚色し、次第にお友達が面倒だという感覚や苦手意識を手放せるようになるまで優しく関わっていきました。
秋になる頃には同じように導いていった靴や靴下の脱ぎ着と片付けも、お友達の「あたりまえ」になろうとしていました。

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全く発語もなく、すぐに離席していたお友達。
目指す会話に近づけようと繰り返し熱心に取り組んだのは50音唱和。
色々な経験で学ぶことへの苦手意識が薄れ、自信がついてきたようで学習する姿は随分楽しそうに見えます。

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50音をはっきり発音できるようになり、野菜、くだもの、動物の名前も言えるものが増えてきています。
「ちょうだい」「どうぞ」「ありがとう」やあいさつなど、簡単なコミュニケーションもできるようになっていきました。
トレーニングパンツを履くようになり、意識してまだ自主的に動くのは難しいようですが、誘うと嫌がることもなく、いつも成功です。

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たくさんの言葉を発するようになり、色々なものを指さして知っている言葉で伝えようとする姿がみられるようになりました。
最近では興味が広がり、お友達の名前を呼び「公園行く?」など話しかけ、二語文も話せるようになってきています。
笑顔が増え、牛乳パックで手作りした平均台の上り下りや歩行練習を繰り返し、少しずつ体幹や足元がしっかりとしてきたようです。

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この成長を保護者様も家庭でも身の回りのことができるようになってきたと大層喜んでおられます。
たくさんの言葉を話すようになって「お友達の名前を言った。」「最近こんなことを言うようになった。」と連絡帳で知らせてくれたり、送迎時にも嬉しそうに話してくれているのだとか。
保護者様は「どんどん成長が見られているので、さらにステップアップできるようお願いしたい。」と更に信頼を寄せて頂くようになったのだそうです。

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そしてCOMPASSで過ごす2度目の春。
この間のお友達の成長は春に舞う蝶の羽化のように、気づいた時にはいつの間にか大きな成長を見せていました。
こらからは更に語彙を増やし、会話をスムーズなものに導き、体幹を育て、周りのお友達との関わり方を学び、自力で歩んでいけるように、優しく手を添えて見守っていきたいと思います。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2157-5
連絡先:087-899-6328

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2021年03月31日

No.1330 COMPASS.Jr 地震想定の避難訓練

No.1330 COMPASS.Jr 地震想定の避難訓練

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS.Jrでは、地震想定の避難訓練が行われました。
今回はお友達10人、先生が5人での訓練でした。


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まずPCで緊急地震速報の音声を流し、地震で揺れを感じた想定で、まず机の下に潜るよう指示を出します。
全員で防災頭巾を被って人数確認をした上で外へ避難する流れを確認。
まずPCの音を確認して、お友達と教室内の安全確認(出入口、火の元、落下物等)を行います。
同時に先生は出入口を開け放って通路を確保し、教室外の避難経路の確認。

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お友達は「落ちてこない」「倒れてこない」「移動してこない」安全な場所へ移動するか、机の下に潜って対角線に机の脚を掴み、身を守ります。
このとき、自力で避難できないお友達がいた場合は、避難準備にも気を配る必要があります。

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外に大型の車が停まっていたため、もしも急に車が動き出し、背の低いお友達が巻き込まれたら…など想像できる危険を回避して外への避難を取りやめ、絵本スペースへ集まってお話・紙芝居で防災学習をすることにしました。

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お話は、過去の地震のことから始まりました。
記憶に残る10年前の3月11日に起きた東北地方を中心に12都道府県で2万2000人余りの死者・行方不明者が発生した東日本大震災が、また九州では平成17年の3月20日に起きた福岡西方沖地震、そして平成28年の熊本地震では多くの死者や負傷者、そして家屋が被災しました。
今年に入っても、既に2月には福島県沖地震で震度6、熊本で震度4、そして紀伊半島でも震度4上の地震が起きています。
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実は北九州には「小倉東断層」と「福智山断層帯」という2つの断層帯(合わせて福智山断層帯と呼ばれています。)が通っています。
想定されている地域に影響のある地震では「南海トラフの巨大地震」が懸念され、国の検討会が取りまとめた報告では最大でマグニチュード9.1の地震発生の場合、市内で最大で震度5弱から5強の揺れが想定されているのだそうです。

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さて、実際のニュースで伝えられる地震情報についても知らないお友達が多く、危険を身近に感じてもらえない現実があります。
そして更に、Jr.のある北九州市では過去にも震度3以上の地震はほとんど経験がありません。
防災頭巾も使ったことのない子が多く、今回を良い機会と捉え、防災頭巾の被り方、なぜ頭巾で頭を守ることが大切かを学ぶ機会となりました。
もちろん大きな声で話さない、マスクを外さない、くっつ
かないというコロナ禍でのお約束も当たり前です。

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お友達の中には、目を見て話せないお友達、パニックになってしまうお友達、単独歩行が難しいお友達、指示がわからず行動が遅れてしまうお友達がたくさんいるので、非常時のことにも配慮し、先生の配置人数にも厳しい国の基準が設けられています。
今回参加した中にも、目を見て聞くことができず、反応がわかりづらい特性があるお友達がいたそうです。
しかし先生が話す地震の恐ろしさや、紙芝居を通して伝える地震の正体について、このお友達は先生に顔を向けることはなかったのですが、静かに耳を傾けて熱心に聞いている様子を見せていたと言います。

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今回、訓練をやってみて、改めて基本の大切さを考えさせられたといいます。
色々な特性のあるお友達とともに安全に逃げることがいかに難しいことであるか。
部屋の構造、玄関や靴箱の配置等から導線を事前に考えることがいかに重要か。
テーブルや椅子、壁など、避難する際に障害物となるものがいかに多いか。

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震度4以上になると、個人差はあるものの、ほとんどの人が揺れを感じ、驚き、目を覚ますと言われます。
電灯などのつり下げ物は大きく揺れ、棚にある食器類は音を立て、座りの悪い置物は倒れることがあり、電線が大きく揺れます。
南海トラフ沖地震で想定通りの震度5「弱」以上になると、大半の人が恐怖を覚え物につかまりたいと感じ、電灯などのつり下げ物は激しく揺れ、棚にある食器類、書棚の本が落ち、置物の大半が倒れ、固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れるとされています。
更に1段階上の震度5「強」になれば、大半の人が、物につかまらないと歩けなくなり、行動に支障を感じ、棚から物が落ち、固定していない家具が倒れ、窓ガラスが割れ、ブロック塀が倒壊するなどが想定されています。

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写真はイメージです。
そんな大きな震度が起きたとき、お友達のみならず先生たち自身も平常心でいられるだろうか?
特に特性のあるお友達のパニックは想像に難くなく、それを考慮したパターン化しない避難訓練の必要性を感じました。
備蓄や防災頭巾、避難バックなどのモノは完璧に準備してあるものの、大地震が起こる時間帯によっては避難を誘導する側の先生にも、誘導される側のお友達も、常時万全な避難状況を作るのは難しいということを見越して、だからこそ訓練を継続することが必要だと思います。
「そのとき」のために、日頃から最悪の状態での安全な避難をシュミレーションしていき、何度も経験による習熟度を積み上げていくようこれからも避難訓練を継続していきます。

所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288
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2021年03月30日

No.1329 COMPASS大村Link 2度目の春に向けて

No.1329 COMPASS大村Link 2度目の春に向けて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村Linkに通うお友達は小学校1年生。
系列のCOMPASSから数えて4月で1年になります。

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当初の保護者様から伺ったところによると、お困りごとは度々起きる兄弟喧嘩。
また言葉の成熟が未完成で、説明のような長い文章を話すことが苦手。
言葉の拙さがお友達に苛立ちを誘ってしまうようだということでした。

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お友達の個別支援計画は言葉の成長を願うものとなりました。
言葉の成長を見えやすい形で感じてもらうように、ひらがなの特に苦手な促音・撥音・拗音・長音を補完していき、カタカナの読み書きまでを目指します。
数についても足し算、引き算の基礎と集合数という概念を育てるように導きます。

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お友達も例に漏れず、当初は着座姿勢を保つことができません。
先生に限らず、相手の話を聞くことができませんでした。
課題をやろうと取り組む様子を見せても、周りが気になり始めるとすぐ離席です。
お友達の気持ちを聞こうとしても、会話の組み立てに要領を得ず、伝わる言葉を選んで話せませんでした。

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苦手なことには集中できないようなので、まずは身近な絵が載っている「絵カード」で語彙の定着と、プリントでの制作活動などを通して楽しく課題を完了させることを目指しました。
それでも度々離席が目立つので、その度に先生が迎えに行って諭します。
一定時間課題に取り組んでもらいたいと先生が工夫した強化子はドラえもんの塗り絵です。
ここまで頑張ったら「ドラえもんの塗り絵やろうね。」と理解しやすい目標はお友達の目を輝かせました。

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語彙の理解と、経験値の少なさもあって話から概要がイメージを得られないでいるお友達。
話しかけてもわかっていない様子を見せたときは、先生は言葉を置き換えたり、表現を替えてより具体的に伝えるように試みました。
まだひらがな50音の読み書きは、繰り返し書くことでマスターを目指しました。
もちろん、出来た時には褒めて、褒めて自信に繋がるように働きかけました。

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お友達には「静かタイム」が有効でした。
まずは話し手に注目してもらえるように、また心を落ち着けるために静かタイムを活用します。
利用開始から2ヶ月ほど経つと、お友達の様子に変化が現れてきました。

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気持ちを伝えようと、一生懸命に話そうとする姿勢が見られるようになり、嫌なことがあったときでも自分の気持ちや状況の説明ができるようになってきました。

50音順は表があれば読めるようになり、自分の名前は書けるようになりました。

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最近は離席も減り、コミュニケーションの力がついてきたせいか、保護者様の悩みだった兄弟喧嘩が減ってきて、仲良く過ごすことができるようになったと保護者様も喜んでおられるのだそうです。

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もうすぐ2年生になるお友達。
2度目の春に向けて、更に気持ちを言葉で伝えることが出来るようスキルアップを目指します。
たくさんのお友達と楽しく会話ができて、学ぶことは楽しいと感じられる春であるようにと願って関わりを継続していきます。

所在地:〒856-0832
    長崎県大村市本町328-1-206
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2021年03月29日

No.1328 COMPASS丸亀Wish 移行支援で伝えきれないもの

No.1328 COMPASS丸亀Wish 移行支援で伝えきれないもの

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
幼少期にCOMPASSのセンターで過ごし、放課後デイになってからはWishに移ってきたお友達。
保護者様は、環境の変化に順応でき、大きな集団で過ごせるようになってほしいと語られていました。
あまり自発的な発言がないとのことで、保護者様は「言葉で自分の気持ちを伝えられるようになること。」も願っておられました。

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Wishの最初の個別支援計画には「発語が増えて話せる言葉を増やすこと。」「集団行動を通してルールやマナーを学ぶこと。」 「生活動作を身に着けたり、基本的生活習慣を身に着けること。」そして「数への興味を引き出していくこと。」が設定され、お友達との日々が始まりました。

Wishの初日。
これまで通っていたセンターとは違う新しい場所に、お友達は泣いてなかなか建物に入れなかったそうです。
終日落ち着かず不安な様子を見せていたお友達は、着座も十分にできず、短時間で離席してしまうため、小部屋に移って療育を行なったと聞いています。

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まずはWishに慣れてもらうことからだと、様子を見ながらのスタートとなりました。
課題は色々と準備されたものの、お友達が興味を示すものから徐々に取り組んでみて、少しずつ集中できる時間を長くして行ったそうです。
暫くするとWishにも慣れてきた様子を見せて、この場所で過ごすルーティンが形成され、着座も長くなってきたようです。
「言葉」を知り、伝えるために、まず「ください。」や「出して。」など、お友達の気持ちを表す表現から始めます。
先生が掌を前で組んで「ください。」という仕草をやってみせ、言葉を添えてお友達に伝えます。
今度はお友達の番です。

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その言葉の復唱をうながし、ちゃんと言えたら先生がおもちゃを手のひらに乗せてくれます。
「ください。」と言いさえすれば、その要求がちゃんと叶います。
この経験を数多く積んで、自発的な発語を引き出せるようにと導きを継続していきました。

とはいえ、すんなりと療育の成果が出たり、素直に従ってくれることばかりではありませんでした。
指示に従ってはくれますが、お友達には特別なこだわりがあり、それを手放すことができませんでした。
例えば色の順番、好きな絵本に限って読むなどに特にこだわりが強いようでした。
また、他のお友達と一緒にと準備した同じ課題も、特にそれが初めてであれば同じように取り組むことは難しいようでした。
その度に、お友達が落ち着いてじっくり取り組めるように小部屋に移動して集中できるように試みました。

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Wishに通い始めて4ヶ月くらいが経った頃少し様子が変わってきました。
時間の経過とともにお友達の意識に起きた変化が、課題への取り組みや行動に現れてきました。
頻繁に個室を利用する時間だけでなく、他のお友達と同じ部屋で皆と同じ教材に取り組むことができるようになりました。
また学習課題ではひらがなや数字を覚え、プリントも嫌がることなく頑張れています。

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最近では苦手な新しい環境でも、馴染むまでにかかる時間が早くなってきました。
余暇の時間にも、それが当たり前のように一人で過ごしていたのですが、少しずつ周りのお友達が気になり出しているようです。
言葉は完璧というにはまだ不十分でクレーンで伝えることもあるそうですが、オウム返しでは言える言葉が多くなってきました。
「ちょうだい。」「ありがとう。」「だいじょーぶ?」等の言葉は自発的に口にできるまでになってきたそうです。
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お正月明けにWishで行われた「書き初め」。
練習を始めた頃は文字というより、ただ塗りつぶしていた「水習字」で「うし」と書けたことに、先生はびっくりして大喜びでした。
今月からお友達は通う距離などの事情で、系列の丸亀に移りましたが、Wishで最初に見せていた戸惑う様子もなく、元気に通っているそうです。
現在のお友達の様子、これまで達成した事柄とこれからの課題などを移行支援シートに記載しながら、言葉にできない、載せきれないたくさんの思い出が蘇ってきたそうです。
これから進級していくお友達の可能性を信じて、またいつか会える時に最高の笑顔を期待して見送るのでした。

所在地:〒763-0091
    香川県丸亀市川西町北2034-2
連絡先:0877-35-8328

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2021年03月27日

No.1327 COMPASS高松Apple 地震想定の避難訓練

No.1327 COMPASS高松Apple 地震想定の避難訓練

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Appleでは、今月半ばに地震想定の避難訓練を行いました。
参加人数はお友達が4人と当日出勤の先生たちです。
事前にお友達と揺れたらどう行動するのか、どこに逃げるのか、逃げるときどんなことに注意するのかなど、しっかりお話をします。

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タブレットで大きな音が鳴り響き、訓練のスタートです。
お友達は今まで座っていた机の下に素早く潜り、身を縮めて1〜2分揺れが収まるのを待ちます。
先生は手早く防災ずきんやヘルメットを用意して全員の装着を確認です。
先生の合図で皆で玄関から素早く外へ。
事業所のすぐ近くにある公園が一次避難場所です。

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お友達は皆先生の指示通りにマスクを外さず行動し、大きな声を出す様子もありませんでした。
訓練前にお約束していた「走らない」「押さない」「先生と必ず手を繋ぐ」「道路を渡るときに安全かどうか確認する」なども全て守れていたそうです。
点呼で全員の無事を確認し、事業所へ戻りました。

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こうして無事に終わった地震想定の避難訓練ですが、やってみて初めてわかる気づきもたくさんあったようです。
例えば玄関付近で人間雪崩の状態にならないように、速やかに外に出ることを第一優先として、靴をまとめて持っていけるものが必要だと感じたことや、持ち出し袋の内容の充実を図りたいと思ったことなど活発に意見が出されました。

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南海地震は過去1,000年余り過去の地震活動の記録が残されている世界的にも例をみない地震データのあるものなのだそうです。

最近では平成7年1月17日午前5時46分頃、M7.2の地震が起き、高松でも震度4の阪神大震災の発生が記憶に新しいところです。
この地震では、高松ではビルの窓ガラスなどの一部に損傷があった程度でした。
周期的に起きる確率が高いとされている南海トラフ地震。

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この被害想定によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来も想定されています。

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耐震構造の確認や、非常時の避難のみならず、保護者様にどう連絡するか、一時避難先と避難所への移動はどの程度の状況で行うべきか・・・
考えることはたくさんあります。

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その日が来ないことを願いながらも、万一の最悪を想定し、最善の対策を目指して、命を守る行動を迅速に的確に行えるよう、今後も訓練を継続していきます。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2157-5
連絡先:087-899-6328

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2021年03月26日

No.1326 COMPASS高松 君と過ごした6年分の・・・

No.1326 COMPASS高松 君と過ごした6年分の・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松のお友達は6年間の歩みを終え、今月卒業となりました。
利用開始当時のお友達は時間の感覚が曖昧でした。

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時間や予定の変更に対応することが難しいため、臨機応変に対応できるように成長を促し、時間の感覚を身につけ、社会で必要になる生活面での自立を目指すことが目標とされました。
通い始めた頃は中学生になったばかり。
お友達はとても恥ずかしがり屋で、挨拶の声もか細く、うつむきがちだったそうです。

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やがて、学校が終わってから毎週数回COMPASSへ通うことがお友達の日常となっていきました。
まず、買い物を想定してお金のやりとりの練習をします。
最初はお金の選択と支払いやお釣りの計算を自力で計算してみますが、苦手意識がブレーキとなり、度々パニックになる様子を見せていました。
できないと思うと、ひどく落胆する様子を見せるお友達です。

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そこでCOMPASSでは、計算力ではなく自立した生活が目的であることに立ち帰ります。
数量の把握が苦手なお友達は、時間やお金に対しても数字がつくものにちょっとアレルギーな感じです。
そこで計算力の向上は無理強いをせず、電卓を使って正しい記号や数字を入力することに切り替えました。

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時計、お金はなかなか理解が難しく、数の増減はお友達を混乱させるものだったようです。
楽しく取り組めるようにと5段とびの数え方を習得したり、実際に学校からもらってきたプリントを活用して実践的な学びを行います。

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それらのプリントは、遠足や実習について、予定時間や費用が記載されていたものでした。
手触りを確かめながら手のひらに経験を載せるというような感じでしょうか?
実際に体験する予定が遅くなったら? 何時間かかる? 費用が全部でいくら? といった、イメージしやすい例題は、お友達にほっこり笑顔を誘います

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お友達と過ごす6度の四季の間には、たくさんの人々との触れ合いがありました。
たくさんの学びの場と、楽しいイベントがありました。
春、COMPASSが初めてという小さなお友達が入ってくると、優しく話しかけてコミュニケーションを取る姿に、年長者としての意識の成長がみられます

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楽しく学ぶこと、きちんと身につくように導くことを目指したCOMPASSの日々は、繰り返し繰り返し、何度も何度も「できた!」「できたね!」と言葉を交わしながら喜びの体験が積み重ねられ、優しく流れていきました

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今では時計を正確に読めて、時間の感覚を掴んだお友達は1日の流れを把握しながら生活を送れるようになったお友達。
また学校であったことを話したり、年下のお友達を気遣う成長を見せ、下を向いて恥ずかしそうに挨拶をしていた頃を思い出せない程、、イベントにも積極的に参加したり、お世話をしたり、お手伝いしてくれたりと楽しい思い出がたくさん増えました

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卒業にあたり保護者様からもCOMPASSへ感謝のお手紙をいただきました。
「この6年間、中学から高校まで1つ1つステップアップし、人との関わりや年下のお友達への関わりなど、家では経験できない大きな宝を手にしました。スタッフのみなさまありがとうございました。」


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卒業するお友達、実は、お友達がCOMPASS高松での卒業生第一号です。
最後の利用日に、お友達は「寂しい・・・」と大号泣でした。
ご家庭では先生たちから寄せられた寄せ書きをずっと見てくれているのだそうです。

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穏やかで優しいお友達と別れるのは先生も耐えがたく、とても寂しい思いで胸がいっぱいです。
ですが、光り輝く新しい世界に旅立つ力を得たお友達を優しく迎えようと未来の扉が開かれています。
名残惜しい気持ちはそっと胸にしまい、先生たちは去りゆくお友達の背中を誇らしく最後までしっかりと見届けたのでした。

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2021年03月25日

No.1325 COMPASS高知.Jr もうすぐ1年生の君と

No.1325 COMPASS高知.Jr もうすぐ1年生の君と

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS高知.Jrの昨年夏から通い始めたお友達は、もうすぐ新1年生になります。

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保護者様は、不意に飛び出したり突発的な行動が見られるお友達を心配しておられたそうです。
また、座れることや学ぶ姿勢の就学準備はもちろん、言葉によるコミュニケーション能力の向上を願っておられました。
年長さんのお友達、園で昼食を済ませた後にCOMPASSにやってきます。
お腹がいっぱいで程よくリラックスした気持ちいい感じなのはいいのですが、さあこれから活動という場面でも「疲れたぁ。」「眠たい。」と言いがちです。
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もちろん集中して頑張るぞ!という状態からはかなりかけ離れた様子でした。
数時間で保護者様のお迎えとなるのですが、保護者様の姿を見つけると「やったー!!」とばかりにテンションマックスで走りまわり、おどけて部屋の隅に隠れたりと、落ち着かず、きちんと帰る支度を促しても切り替えが難しかったそうです。

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9ヶ月後には就学という大切な時期でしたが、当時のお友達はひらがなやカタカナは全く読めない状態でした。
そこで興味関心を持ち、積極性を養ってもらおうと個別活動の「絵カード」「ひらがなのなぞり書き」「絵本」、集団活動の「あいうえお表唱和」「静かタイム」などが選択されました。

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文字は読めないお友達でしたが、絵本の「ミッケ」が大好きだったため、座って絵本を読み聞かせことから導入することにしたそうです。
そこから少しずつ興味の枠を広げるように「絵カード」で言葉を覚えたり、「絵本」の中から興味を持った言葉を一緒に見つけ「ひらがな」への興味を促します。

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クレヨンや色鉛筆を握ってみて、真っ白い神に描かれる色々な形。
色板を組み合わせ、色々な形で広がる興味へと誘いますが、描くとなると三角形がどうやら苦手な様子です。
お友達の紙にはちょっと変わった形の「三角形」。
また色板を使いながら、三角の形を色々使ってロケットなどを作りながら三角形というものを意識していくようにと導きました。

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とはいえ週1の利用であったことや、平日は「眠たい」ことが妨げになり、なかなか学習が進みません。
トランプやドミノなど、ゲーム性のある教材で眠気が覚めるように工夫をしてみますが、すぐに改善は見られませんでした。
そこで保護者様にもご協力をいただき、文字が大きく、文字数の少ない0〜2歳児向けの絵本をご家庭でも読んでもらい、文字や言葉への興味を育てていきました。

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やがて半年が過ぎた年が明ける頃、少しずつ成長のキラッとした輝きを垣間見るようになります。
もうすぐ1年生になるという自覚が芽生えてきたことも手伝ってか、眠さに負けていた来所時の様子にも変化が見られ、

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読めるひらがなやカタカナが増え、ひらがなカードの中から自分の名前をとり並べることができるようになってきました。
語彙の増加に伴って、自分の気持ちを素直に言葉で伝えようとする様子を見せるようになりました。
COMPASSにも慣れ、登所時、降所時の切り替えがスムーズになり、終日笑顔で過ごすことができるようになりました。
最近のお気に入りは、1年生になるからと買ってもらった真新しい筆箱。
礼儀正しい挨拶の練習も身を入れて頑張り、ひらがなをなぞる練習にも力が入ってきたようです。

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ご家庭でのご協力もあり、保護者様も周囲から落ち着いたとよく言われると、嬉しそうに話されていたのだとか。
突発的な行動が少なくなり、安心して一緒に買い物も行けるようになったと喜ばれていたそうです。

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もうひと月も残っていませんが、入学までの間、就学に向けラストスパートです。
言葉遣いやマナーなどを習得し、ひらがなをなぞったり、書いてみて、文字に親しみ、読み書きができるようになるように。
増えてくる人との関わりも楽しめるように、相手の気持ちを考えて行動したり、協力して達成する喜びを感じてもらえるようにと願い、ピカピカの1年生を目指して関わりを続けます。

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