2021年02月27日

No.1304 COMPASS丸亀Link 火災想定の避難訓練

No.1304 COMPASS丸亀Link 火災想定の避難訓練

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Linkの今年最初の避難訓練は、火災を想定してのものでした。
今回は小学生から高校生までの放デイのお友達9人が参加します。
まず初めに火事について学ぶ安全学習からスタートです。

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身を守る為の大切な合言葉『お・は・し・も』。
学習はクイズ形式で行いますが、コロナ禍でもあり、大勢が興奮してわあわあ大きな声にならないよう、手を挙げ、一人ひとりが前に立って答える形式を取りました。
飛沫を防ぐと共に、人前での発表の練習をするいい機会です。

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事前に行われた座学での火事についてのクイズは、訓練の前に1度、訓練終了後にも更にもう1度行いました。
私たち人間は机上で学んだ「知識」よりも、実際の「経験」が強く印象に残り、いつまでも覚えている傾向があるのだそうです。

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また、学んだことを今度は自分が話し手になって人に教えることも「知識」を「経験」に変え、記憶の定着が増します。
その過程で、話して聞かせるだけでなく、エキサイティングな行動と共に経験すれば、それは更に脳の記憶だけでなく、心にも残る体験となるのだとか。

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さて、訓練の開始です。
初めにお友達に訓練の手順を説明します。
今回の火元の設定はストーブとされました。
「火事です!!」の声にマスクの上からでも口をふさぎ、身を低くして屋外に避難し、所定の場所で点呼、全員の無事の確認をするという流れです。
訓練ではお喋りするお友達もなく、指示に従ってテキパキと見事な行動を見せ、迅速な避難ができました。

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訓練後には、皆揃っての振り返りです。
訓練前は『お・は・し・も』の標語を悩んで答えていたお友達も、訓練後にはハッキリと答えられ、やはり知識が経験を通して記憶になっているようです。
普段口数の少ないお友達もクイズに答えようと手を挙げる様子を見せてくれたことが嬉しくて、思わず笑顔になった先生達でした。
最後に『お・は・し・も』の紙を皆で自分の連絡帳に貼り、ここでまた合言葉を確認し、冬の時期は火事が多くなることを伝え、他人事ではなく、自分のこととして身近に考えて行こうと締めくくりました。

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先生達の反省会では、室内の机と椅子が大きく、お友達によっては素早く動くのが難しいケースがあったことが問題として上がりました。
これについては、今後はまずお友達の退路を確保すべく、先生達が率先して机や椅子を動かしたり、動線を確保することとしました。
またお友達の特性から訓練を怖がり、抵抗するケースも考えられるため、今後も訓練に関しては事前にしっかりと説明していくことが決められました。
今回は予め先生の役割分担がきちんと定められ、連携が完成されていたことも迅速な避難の成功に繋がったと考えられます。

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まだまだ寒い日がしばらくは続きそうです。
火災を起こさないことが一番ですが、万一の時にどれだけ経験知識を向上させられるかが命を守る大切な鍵となるため、COMPASSでは全ての事業所で訓練を続けていきます。

所在地:〒763-0072
    香川県丸亀市山北町465-1
連絡先:0877-43-7328

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。電話番号のクリックで電話がつながります。)
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2021年02月26日

No.1303 COMPASS諫早 心で支える就学準備

No.1303 COMPASS諫早 心で支える就学準備

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS諫早に昨年秋から通っているお友達は、4月には小学生になります。
お友達は初めて会う人や、初めてのことがとても苦手なのだとか。
保護者様は人見知りのお友達が小学校に通い始めて大丈夫だろうかと心配しておられたそうです。
新しいことだらけの4月に向けて、お友達の個別支援計画での目標は「同じ年代のお友達と遊びや学習を通して年齢に合わせたコミュニケーションができるように。」とひらがな50音の読み書きができるようにと定められました。

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初めてのCOMPASSの日。
先生の指示に従ってお友達は素直に着座したものの集中が長く続かず、離席してウロウロ。
座り慣れていないこともあってか、立腰姿勢の維持は難しかったそうです。
余暇の時間には自然に同年代のお友達と遊ぶ姿を見せ、安心したと思いきや、自分の思いと勝手が違ったのか、すぐに泣いたり、乱暴な言葉を口にする様子も見られたといいます。

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保護者様がいないところで見慣れない人と一緒に過ごす。
皆と一緒に同じ時間に決められた行動をするという新しい習慣。
自由に振る舞える個々のご家庭や、これまで過ごし、慣れた園などと違う、全く新しい環境であるCOMPASS。
どれもお友達にとってなんと居心地の悪いものだったことか・・・。
ましてや4月からの小学校生活は、お友達の想像の遥か外側にある未知の生活が待っています。

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そこで、個別指導ではまず着座することを学び「ひらがなのうた」や「絵本の音読」「プリント」「ひらがな練習帳」などを使っての学習を。
集団活動においては、特に、お友達には4〜5人の小集団で行う活動を作り、そこでルールのあるゲーム、製作、読む・聞く・話すという流れを楽しく学んでもらおうと試みました。

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集団活動では、皆の前でのご挨拶、質問に答えるなど、自己表現が苦手なお友達は時折カチンコチンに固まる様子もあったそうです。
そんなとき先生はお友達に寄り添い、ご挨拶や自己紹介などを一緒に経験することで、それが当たり前の日常となっていくように導いていきました。

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自信がないことはとても消極的だったお友達。
それでも日々行われるCOMPASSの流れを掴み始めて、少しずつ変化が現れてきました。
学習面では、ひらがなの50音の読み書きはできるようになり、カタカナやたし算という新しい課題にも興味を示すようになってきています。
余暇の時間には、同年代のお友達とも遊びの中で話しかけたり、遊ぼうとして輪に入ったりとコミュニケーションを取ろうとするようになりました。
苦手な活動でも、隅で固まることもなく、声かけで気持ちを切りかえられて、少しずつ参加できるようになってきているといいます。
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何より保護者様から「COMPASSには喜んで通っています。以前は小学生になったらCOMPASSは止めると言っていたのですが、今は小学生になっても通いたいと言っています。」とお聞きしたことが、先生たちにとってとても嬉しいご報告だったそうです。

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ご家庭で初めての小学生となるお子様をお持ちのご家庭は、大なり小なり「学校に馴染むだろうか? 皆と仲良くできるだろうか? 通学中に事故に遭わないだろうか? 給食は食べてくれるのだろうか? 勉強やイベントについていけるだろうか?」などと、色々な不安が拭いきれないものだと思います。
COMPASSではこれからもお友達の就学準備に止まらず、将来を見据えて素晴らしい人生を送るために必要な学びを進めていきます。
保護者様とも子育てのお悩みを共有しながら、お互いによく理解し合い、ご相談に乗り、ご安心されるよう、ふわっと温かい気持ちになれるように対応し、共にお友達の未来へ貢献していきたいと思います。

所在地:〒854-0041
    長崎県諌早市船越町891ー2
連絡先:0957-56-9328

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2021年02月25日

No.1302 COMPASS吉富 学びのカケラが心に

No.1302 COMPASS吉富 学びのカケラが心に

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
昨年の梅雨の頃、お友達は初めてCOMPASSにやってきました。
物音や大きな声に過敏に反応することがあるというお友達。
誰かと一緒に何かをすることや、予定通りに動くことも苦手、自分の時間軸や行動範囲を外れると苛立ちを見せ、一つのことに集中できず、善悪の判断が曖昧、場面に合った言葉選びが難しく、スムーズな会話ができません。
また危険への認知が浅く、危なっかしい行動も気がかりだと保護者様は心配しておられました。

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小学校4年生のお友達、まずは学習態度を身につけ集中でき、同年代のお友達や大人との関わり方を学び、スケジュールに沿った行動ができるように導くことを目標とする個別支援計画が立てられました。
そこで課題は現在学校でしている学習の復習、かけ算九九や国語や算数の文章問題を読み解く学習を選択します。
ですが、やはり学習に集中できず離席が多く、何度も繰り返し声をかけたり、時には手を引いて机に戻すことになります。
課題の始めにカードに書かれた開始時間から終了までのスケジュールを示すのですが、その通りに動けません。


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COMPASSはこの頃のお友達にとってきっと制約の多い居心地が悪い場所だったことでしょう。
嫌なことがあればすぐに泣き叫んだり、他害行動に出たり、また学習中であってもオモチャの方向へ走り出したり・・・。
周りの同世代のお友達と遊びたい気持ちはあるようですが、振る舞い方を知らず、お互いに嫌な気持ちで遊びが終わってしまいます。

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そこで先生はお友達と関わる前に必ず「仲良く過ごします。良くないことをしたらごめんなさい、何かしてもらったらありがとうを言います。」と一緒に約束をして意識して関わるように促していきました。
それでもトラブルが発声することがあり、お友達が理解しやすい視覚でわかるもので説明をしたり、一つひとつの行動に対して良し悪しを伝え、時には別の場所でクールダウンさせることも度々行われました。

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繰り返す学びで見せる成長は、陽射しを受けてグングンと茎を伸ばすような目に見える変化を示すことはまずありません。
素直に聞き入れる日もあれば、次の日には初めの日に戻ったような様子を見せたりします。
笑顔の日もあれば、終日機嫌が悪いこともあります。

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それでも夏が来て、秋になり、冬になる頃にはお友達は随分落ち着いた様子を見せるようになってきました。
スケジュール提示だけではまだ曖昧なようで予定通りに動けなかったお友達ですが、時計とタイマーを使って開始時間と終了時間を明確にしたことでスムーズな動きになり、集中でき始め、離席が減っていきました。
日々の学習の始めには、1度できたことのあるプリントを復習として出すように試みると、瞳を輝かせ「出来る!」という達成感を何度も経験できたことで自信に繋がり、意欲に結びついていきました。

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一人ひとり違う心の形。
言葉や行動、色々な方法で何度も繰り返すうちに少しずつ学びのカケラが形の通りに収まりを見せていくのでしょう。
お友達の場合も初めは抵抗だらけでしたが、次第に納得し、腑に落ちたことには変化や指示を受け入れることができるようになりました。
特にお友達同士の関わり合いで、事前に意識づけの声掛けを繰り返していった結果、集団活動で好ましくない行動が出現しても、ひとこと促すだけで素直に受け入れてくれるようになってきました。
最近では、周りのお友達と仲良く遊ぶ光景や物の貸し借りができるようになってきているといいます。
ご家庭でも同様にスケジュールに沿った行動ができるようになり、 学習に集中する時間が増え「プリント、どこするの?」と自分から言うようになってきたと保護者様も喜ばれていました。


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春には5年生になるお友達。
じっくり考えることを伸ばす意味でも文章問題などで学習力の向上を目指し、一人でスケジュール管理が出来るようになること、そして、考えて場にあった正しい言葉遣いが出来ることを目指しながら、笑顔で通ってくるようになったお友達と初めての春に向かっていきます。

所在地:〒871-0811
    福岡県築上郡吉富町広津550-1
連絡先:0979-23-0817
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2021年02月24日

No.1301 COMPASS丸亀NEXT 壁にタッチ、笑顔にタッチ!

No.1301 COMPASS丸亀NEXT 壁にタッチ、笑顔にタッチ!

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀NEXTにお友達が通い始めてから、もう3年と4ヶ月目になりました。
その頃のお友達はいつも何か緊張して、心も体もガチガチに強張らせているかのようでした。
何か言いたそうにしていますが、オドオドしてしまい、何も言えないでいます。
いつも一人きりでいるのを好み、一向に周りのお友達と打ち解ける様子が見られなかったといいます。

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保護者様の願いも「集団行動が上手くできるようになってほしい。自分が思っていることを相手に上手く言葉で伝えられるようになってほしい。
苦手な音読・読み書きを頑張れたら・・・。」というものでした。

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当時の個別支援計画は色々なことに興味を持ち、他者とのコミュニケーションがとれるようになることや、自分の思いを落ち着いて言葉で伝えられるようになることが目標とされました。

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COMPASS丸亀NEXTはCOMPASSグループの中でも特に運動療育が得意な事業所です。
今回もお友達のために着座しての学習も取り入れますが、飛び石、平均台、壁タッチ、雑巾ウォーク、数字カード、くま歩き、ストレッチなど運動遊びを通して体と心を解放できるようにと先生も一緒に1つ1つ「できた!」の感動を経験していきます。

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とはいえ、自信なさげな様子のお友達、集団行動では素直に指示通りに動くことが難しかったそうです。
簡単な質問であっても、会話に苦手意識があり、尋ねたことに返事が返ってきません。
想いを言葉に乗せて伝えられず、ぽつん、ぽつんと単語を口にするのがその時のお友達の精一杯だったようです。

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数々の運動療育の課題でも、特にお友達は「壁タッチ」が苦手なようでした。
COMPASSのでは、数字やマーク、イラストなどが壁に貼られています。

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「壁タッチ」の流れはとてもシンプル。
先生がどれかの色や形を指示すると、それに応えてお友達が数々の絵柄から探し出して手の届く場所で静止、そしてタッチです。
お友達は知っているはずの名前の色や形が聞こえても、壁から目を離すと、それを探すのがちょっと苦手。
合っているかな?間違えてないかな?という自信のなさも手伝って、勢いよく「パン!!」とタッチできず、おずおずと指し示すという様子だったそうです。

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お友達が、皆と一緒にいることが楽しくて、暖かくて、嬉しいことがいっぱいのとても素敵なことになるには、少し時間がかかりました。
少しずつできることが増え、何度も何度も繰り返して経験を積んでいくと、次第に機敏に動けるようになってきたお友達。

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「できた」自信がお友達の行動を変化させ、周りのお友達との輪に入ることや集団活動も笑顔いっぱいに楽しく参加できるようになりました。
苦手だった「壁タッチ」は、先生が伝えると、サッと動き、勢いよく「パン!!」と音を響かせて自信たっぷりにタッチできるようになりました。

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人に声をかけることもできず、どっちがいい?というような簡単な質問にもおずおずと答えるだけだったお友達。
今では周りのお友達にどんどん話しかけ、仲間の中で中心となって遊びを誘う姿まで見せるようになりました。
運動と同時進行で着座姿勢や課題への集中も学んだお友達は、短いものですが気持ちを文章に書くことができるようになってきました。

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これからも感覚運動・身体運動は継続して、バランス感覚・集中力を養い、しっかりした体幹へと体の調整を図ります。
そして皆と一緒に過ごせるようになった成果をさらに成長へ導き、集団活動やさまざまな交流を通してルールやマナーを身につけ、誰とでもスムーズにコミュニケーションが取れるようにと少し高めのステップへと進んでいきます。

所在地:〒763-0082 香川県丸亀市土器町東5丁目220
T E L :0877-35-7218

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2021年02月22日

No.1300 COMPASS中津Sweet ご家庭・COMPASSとの連携で

No.1300 COMPASS中津Sweet ご家庭・COMPASSとの連携で

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津Sweetのお友達は春から1年生。
昨年の梅雨の走りの頃、保護者様は「自分の事は自分で出来るようになってほしい。オムツが取れて自分でトイレに行けるようになってほしい。椅子に座って人の話が聞けるようになってほしい。」などと成長を願っておられました。
個別支援計画には「身辺自立ができるよう基本的生活習慣の確立を目指していくこと。」「小学校就学までにひらがなの読み書き、10までの数の概念を習得すること。」「小学校生活を見据え、集団での最低限のルールやマナーを習得すること。」の3分野を基本項目として設定。

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元気いっぱい!おしゃべりさん!それがお友達の印象でした。
おしゃべりが始まると止まりません。
例え先生が他のお友達と話していても一向に構わずに先生を捕まえて話しかけてしまいます。
トイレに行くように促すのですが「出ない!」「家で行った!」など言い訳して行こうとしません。
どうやら面倒臭いだけらしく、いざ行ってみるとオムツにしていることもあったそうです。
そこで、まめな声かけ、きちんとトイレで出来た時に手放しで褒め、お友達が気持ちよく行動ができ、自信を持てるよう支援します。
同じようにご自宅でもトイレのトレーニングをお願いして、声かけや褒めることを意識して実行していただき、まずはオムツを外すことを共通の目標にして協力していきました。

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基本の着座は数分ともたず、離席が多く、集中に欠けます。
おしゃべり好きに比例して話す言葉はよく知っていいるものの、読み書きがほとんどできませんでした。
苦手意識がやる気の妨げにならないよう、机に向かうこと、知ることの喜びから達成感へと繋がるように、あえて一番易しいプリントをスタート地点に選択し、その1枚を完成させることからスタートです。
ものの名前とひらがなの一致、自分の名前の文字を学び、少しずつ鉛筆を持つこと、文字を目で追って発語することに慣れていったお友達です。

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とにかくおしゃべり好きで休むことなくしゃべり続けるお友達。
活動の場面が移っていても気にならないようで、切り替えに時間がかかり、次の行動や集団活動への参加がひとり遅くなってしまいがちでした。
そこで先生はお友達としっかり約束をすることに。
  先生がお友達のお話を聞くことができるタイミングであればちゃんと聞くこと。
  でも、お友達もその時間に話していいのか、この場面で話していいのか時間や場所を考えること。
その約束をしっかりした上で、それ以降に場面を読まずに話しかけられると、都度、今の状況を分かりやすく説明しながら、今すべきことを根気よく繰り返し伝え続けます。
一方でお友達との約束はしっかり守り、時間を取れる時は必ずお友達のお話をとことん聞いてあげたのだそうです。

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当初、着座時間は10分が限界で、それ以上は集中ができず、離席やおしゃべりが始まることが多かったお友達。
ふと興味が湧き上がると、状況を顧みずまっしぐら。
それが原因でご家庭でも食事中に離席したり、妹とのトラブルが絶えなかったのだそうです。
そのため保護者様としっかり共通認識をして、お友達の状況をよく観察しながら事前に察知できることは前もって予測し、早めの抑制を心掛けるように試みていきました。
学習に向かうお友達の学習時間を伸ばすために、1枚ごと、1問ごとに褒め、励まし、細かな修正を行いながら「相手の話を聞くこと」の大切さも伝えていきました。

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COMPASSに通い始めて9ヶ月目。
現在、お友達はオムツが完全に外れることができました
離席はほとんどなく、時折集中は切れそうになりますが、それでも1時間近くは座れるようになりました。
ひらがな50音の読みは完璧、書き取りに関してもほぼできており、10までの数の概念はまだ道半ばですが理解は深まってきています。
おしゃべり好きは変わりませんが、一言先生が「今は何をする時間かな?」と問いかけるだけでちゃんと修正が効くようになりました。

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身辺自立を願われていた保護者様からも「毎回楽しくCOMPASSに通っていることが一番嬉しい。話が聞け、会話が成立するようになったことも嬉しい。オムツが外れて助かりました。」と嬉しいご報告を頂いたそうです。
ご家庭では衣服の着脱や出かける準備など自分でできるようになり、保護者様のお話も大分聞けるようになってきて、妹とのトラブルが減り、家でも少しずつ落ち着いて過ごせるようになってきたのだそうです。

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春には新1年生になるお友達、これまでより少しルールの多い生活が始まります。
学校では1日の生活を規則正しく送り、小学校生活に慣れ、お友達をたくさん作って楽しく通学できるようになってほしいと願っています。
まだ相手の話を最後まできちんと聞くことは苦手さを残していますが、周りのお友達との関わりの中で、コミュニケーションがスムーズになって行くように日々の学びを継続していきます。

所在地:〒871-0016
    大分県中津市牛神町1-22-11
連絡先:0979-22-3078

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2021年02月20日

No.1299 COMPASS井堀 ずっと笑顔でいられるように

No.1299 COMPASS井堀 ずっと笑顔でいられるように

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS井堀のお友達、本部教室から移ってきて5ヶ月目です。
昨年10月に保護者様からお聞きしたご希望は「他の人の気持ちを考えられるようになってほしい。」というものでした。
お友達の発語の不明瞭さ、手先が器用ではないことも、やはり気がかりだといいます。

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その10月、本部教室から移ったばかりの頃、先生への試し行動と言われる様子が見られました。
着座してもすぐに離席したり、注目を集めたくて悪戯をしてみたり・・・
また、コミュニケーションが上手くいかず、伝えたい思いが届かず、悔しい思いを他のお友達にぶつけてしまう様子がありました。

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まず取っ掛かりとして、馴染みやすい指先を使った遊びを通してボタン付けや、チャックの開閉などの課題から始めます。
試し行動で困らせたり、指示された課題に素直に従えない様子も見られます。
そんなときは善悪の判断を考えられるよう、お友達に分かりやすい言葉と表情でできるだけシンプルに伝えていきました。

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聞く、話す、書く、文章を作るという過程の中で、話すための言葉を明瞭化にするためにはたくさん聞くことから。
そこで、絵本やカードなど興味のあるものを通してたくさんの言葉を知り、語彙数を増やし、1音1音から正しい発音を目指します。
また、まだ完成されていなかった身の回りのこと(=トイレ・身支度等)が自立できるように目指します。
トイレトレーニングでは、都度、声掛けをして誘導に努めます。

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お友達がCOMPASSに到着すると始まる1:1の学習課題。
月プリ・ひらがなパズル・絵本で発語練習・絵合わせ・マッチング・ボタン付け・シール貼り・プットイン・・・
そして時折の先生との対話。
声を荒げることなく、お友達に伝わるように、わかるまで、何度も優しいけれど毅然とした口調で「気づき」を導くように諭します。
そしてそれは殆ど毎日続き、お友達は次第に少しずつ集中や頑張りを見せるようになりました。

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年が明け、お正月のご挨拶ができる頃には、お友達は順番を待つことができるようになっていました。
周りのお友達への目線が変わり、イライラしても手をあげることなく、言葉で伝えようとするようになってきました。
何よりもCOMPASSでは終日笑顔で過ごせるようになってくれました。

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ボタン付けが上手になり、声を掛けなくても、一人でトイレに行けるようになりました。
そして、言葉の輪郭がはっきり聞き取れるようになり、曖昧だった形の理解も少しずつマッチングができるようになってきています。
保護者様も「自分の思いを頑張って言葉で伝えてくれるようになってきて・・・。」と、お友達の成長を喜んでおられるようでした。

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着座して、じっくり目の前の課題をこなすこと、時間の流れを一緒に過ごすことができるようになってきて、いよいよ次は学習を頑張るステージに突入します。
ひらがなの読み書きの習得に向けて、色・形などのマッチングを続け、もっとたくさん身辺自立ができるように成長を願い、そして時と場合を考えて善悪の判断が自分でできるよう、日々の経験の中で判断する力を伸ばし、定着を目指します。
それはずっと笑顔でいられるようにという願いです。

所在地:〒803-0835
    北九州市小倉北区井堀2丁目4−13
連絡先:093-967-7738
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2021年02月19日

No.1298 COMPASS観音寺 その先に広がる未来の扉へと

No.1298 COMPASS観音寺 その先に広がる未来の扉へと

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

COMPASS観音寺に通い始めて3年半のお友達。
保護者様は、身辺自立や、気持ちの切り替え、自分の意思を伝られるようになって欲しいというご希望を話しておられました。

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個別支援計画ではお友達ができることを増やし、達成感や自信がもてるようになることや、集団の中でルールやマナーを守って楽しく過ごせるようになることを目指し、療育がスタートします。

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着座はできますが、一つの活動に集中して取り組むことが苦手なお友達。
すぐに席を立ったり、手遊びや、他のことを始めたり・・・
思いを言葉で伝えることができず、伝わらないもどかしさが苛立ちを呼び、たまらなくなって手が出てしまうこともありました。
身辺自立では、COMPASSで衣服を着替えるのですが、かなりの時間がかかり、前後が逆で着用したりという状況だったそうです。

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お友達の様子から選択された教材は「シール貼り」「ボタン留め外し」「色合わせ」「絵カード」「当番活動(挨拶、台拭き等)」などです。
選択の理由にはシンプルで繰り返す作業課題でお友達の根気強さや集中を育て、COMPASSの一員としての役割を果たすということや、共鳴・共感を育てる意味もありました。

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まずはお友達自信が好きなこと、興味のあることから活動をやってみることに。
楽しいと感じることで活動時間を徐々に伸ばし、その集中力を学習課題に繋げる試みです。
また集団での関わりの中で、思いをうまく伝えられず、手が出てしまうときは、一度活動を中断し、先生と一対一で対話したり、相手の行動を分かりやすく代弁したり、お友達の揺れる気持ちを汲み取って代弁したり、正しい関わりを見せることで伝えていきました。

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何かにぶつかったとき、理解し、納得し、切り替えて行動するまでにはかなりの時間がかかりました。
それでもつまづいたときには先生と対話を重ね、少しずつ、少しずつ経験が増え、理解したことが腑に落ちるようになっていきました。
お友達は、次第にやるべきこと、正しく振る舞うことが明確化されていく過程をゆっくりですが、真っ直ぐに進むようでした。

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最近では、自分のしたいことをする前に、必ず先にやるべきことを済ませることができるようになってきました。
次に移る前に、前に使ったものを片付けてから取り組むような習慣が身についてきています。
イライラと興奮することも殆ど見られず、落ち着いて活動できるようになってきています。
言語による自発的なコミュニケーションは難しいのですが、先生の話をよく聞き、理解して素直に行動することができています。

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お友達の言葉は言葉ではなく、仕草などによる非言語コミュニケーションですが、自分なりの伝え方で以前よりも意思が伝えられるように表現力は上がっています。
自分の伝えたいことが伝わるようになったことでストレスを感じることも減り、優しい笑顔を見せ、穏やかに過ごせるようになりました。
集中する時間も増え、課題の選り好みも見られなくなり、色々なことに興味を持って活動することが増えてきています。
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観音寺で行われている当番の制度も、気持ちよく受け入れ、自分から雑巾掛けや自己紹介も笑顔で参加できています。
時間がかかっていた着替えもスムーズで、前後の間違いもなくなり、今では衣服を畳んで片付ける練習へと発展してきています。

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現在お友達は中学3年生。
もうすぐ卒業し、同じ系列の高校へ進学します。
その先に広がる未来の扉へと、本格的な社会人としての自立に向けて、楽しい活動や学びを通して成長できるように支援を続けていきます。

所在地:〒768-0022
    香川県観音寺市本大町1673-3 本大マンション202
連絡先:0875-23-7328
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2021年02月18日

No.1297 COMPASS高松.Jr 正しい姿勢で座れると・・・

No.1297 COMPASS高松.Jr 正しい姿勢で座れると・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Jrのお友達は5歳、昨年春から通っています。
保護者様が気がかりだったこと、それは言葉によるコミュニケーションが未熟だったことです。
また身辺自立も難しく未完成な部分の成長と、落ち着いて行動出来るようになって欲しいと願っておられました。

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高松.Jrで最初に決めた個別支援計画は保護者様の願いを受けた「言葉を増やすこと。」「できる事を増やすこと。」「身辺自立」そして「気持ちのコントロールができるようになること。」でした。

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COMPASSの基本は「着座姿勢」での活動です。
どのお友達も最初学ぶのは、着座の指導です。

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腰骨は人間の身体の中心で、腰骨を立てた状態で座ると綺麗な姿勢で着座できます。
立腰姿勢で座ることで全身の神経回路が繋がり、その状態の維持が「やる気」に繋がり、集中できるようになります。
最初は綺麗な立腰姿勢を保つことは、慣れていないお友達には苦痛であることが多いようです。

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お友達はその立腰姿勢が維持できず、離席したり、落ち着かず机の引き出しを開けたり締めたり・・・
そこで先生は今何をする時間かを伝え、「これは今してはいけないことです。」と、集中が途切れてしまう度に根気よく話しかけます。
何度も名前を呼ばれてやっと振り向くお友達ですが、注意を受けてからは先生の言うことを聞こうとする姿勢は見られたそうです。

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会話のチェックで、どこまで話せるか試してみると、言葉の発語はありますが、会話は一方通行、またおうむ返しが見られました。
そこで語彙を増やす課題の傍ら、意味を理解してもらうために、分かりやすいように言葉に言い変えて質問や会話をすすめるように努めました。
また、課題をお友達と一緒にやることでコミュニケーションを取れるようにしていきました。

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当初は靴下がすんなり履けず、イライラして放り投げてしまっていたお友達ですが、COMPASSに慣れてきた頃から少しずつ変化を見せるようになり、最近では靴下や自分の鞄など片付けや準備が声掛けに応じてできるようになってきました。
着座にも慣れてきて、離席が減り、声かけに応じてすぐに戻ることができてきて、比例して集中力も増し、語彙が増え、会話も成立するようにと成長の兆しが見られます。

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気がかりだった「身辺自立」は、ご自宅でも大分できるようになってきたと保護者様が喜んでおられると報告を受けたそうです。
また、言葉もだいぶ出始めているため、今度は「相手とのコミュニケーション」や「目を見て話せたら・・・」と希望が広がっておられるようです。

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始めてCOMPASSに来てから11ヶ月目。
お友達は、今、着いたらとてもニコニコの笑顔で元気に挨拶をしてくれるようになりました。
何度も名前を呼ぶ必要もなく、名前を呼ぶとすぐに反応してくれるようになりました。

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言葉の学びはこれからも継続する課題ではありますが、春には年長さんになるお友達、ひらがなや数字にも力を入れていきます。
また、たくさんのお友達同士の関わりの中でコミュニケーションの力をつけてもらいたいと願い、集団活動にも積極的に取り組んで行きます。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 U 号棟
連絡先:087-864-5328

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2021年02月17日

No.1296 COMPASS川崎 優しい言葉で話せるように

No.1296 COMPASS川崎 優しい言葉で話せるように

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS川崎でもうすぐ2度目の春を迎えるお友達がいます。
初めてCOMPASSにきた時のお友達は語彙が少なく「あれ」「それ」と指で指し示す様子を見せていました。
保護者様は、言葉を上手に使って説明やお話ができるようになってほしいと願われていました。
語彙の少なさで伝えたい想いが相手に通じず、癇癪を起し暴言を吐いたり、手が出てしまうトラブルがあったのだそうです。
学力面ではひらがなは読めるようでしたが、絵本などを読むことは難しいとのことでした。

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お友達の個別支援計画では、短期目標として「自分の気持ちや感情の移り変わりに気づくこと」を目指すことにしました。
また「言葉で気持ちを伝える練習」「文字や数字の読み書きの練習」を行ない、練習の過程を経て長期的な目標には「乱暴な言葉や行動を減らしていくこと」や「簡単な絵本が読めるようになること」が設定されました。
2年前の9月、通い初めのお友達はひらがなは「は行」以降は混乱があり、正しく読むことは難しかったといいます。
しかしながらお友達の学びの意欲は高く、ノリノリで楽しく課題を頑張っていました。
ただ時折、筆順や鉛筆の持ち方等で修正しようとするのですが、自分のやりたいようにしかやりたがらず、聞き入れない頑固さを見せます。

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また、乱暴な言葉遣いが目立ち、すかさず先生は注意しますが、叱られても逆にふざけてしまい、乱暴な言葉を止めようとしませんでした。
目標は自分で考えて襟を正すことができるまで...という目標へ向けたお友達との関わりは長い時間がかかりそうでした。
先生たちは飽きずに繰り返し、また繰り返し、何度も同じような場面でのやり取りを継続し、お友達の中にある成長の種を育んでいきます。

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例えば⭕️❌クイズ…道徳判断の課題です。
「どこが❌で、どうしたらよかったでしょう?」そんな課題を一緒に考えます。
この課題ではゲーム感覚なので「注意された」「ダメ出しされた」と感じることはありません。
自分自身で「良いこと」「悪いこと」を選択しながら辿り着けるように試みます。
語彙を増やす取り組みの「絵本」や「絵カード」「学習プリント」に取り組みながら言葉に触れる機会を作ります。
その言葉からイメージするもの「小さい」という言葉だったら「あり」と答えるなど、意味一致を深めていきました。

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療育の場面では、学習意欲もあり正しく行動しようと意識するようになってきましたが、余暇の時間に周りのお友達とでは乱暴な言葉遣いや、相手を傷つける言動、自分のやりたいように何がなんでも振る舞おうとする様子が見られました。
感情を表現する言葉を学ぶ機会をたくさん作ります。
その感情を「言葉で伝える」練習に取り組み、伝わらないことで癇癪に繋がらないように努めました。

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療育場面ではどう話せば先生に褒められたか?認められたか?お友達が嬉しかったか?を体験していきます。
その成功体験から余暇時間での言動について先生が「どうすれば良かったか」を一緒に考えていきます。
やがて「これはダメだったかな?」と自分で感じた時に先生を見たり、はっとした表情を見せたりと自身の言動を振り返る様子を見せたとき、先生は指導員として手ごたえを感じた瞬間だったと話します。
その後も継続して「やりたくないこと」「苦手なこと」も「どうしてCOMPASSでこれをやるのか?」を一つひとつ根気強く説明します。
やがて段々とお友達は好き放題に振る舞うことが当然と言った様子を見せなくなりました。

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COMPASSでは目の前の課題をしっかり頑張ること、その習慣が次第にお友達を変えていきました。
やがて、文字認知が向上し、絵本や短文の音読も堂々とできるようになり、ひらがなの書字も正しい書き順で書けるようにと変化が見られます。

いきなり暴言はないものの、今でもお友達にとって「嫌なこと」はあります。
ですが「嫌だ」という気持ちや「やりたいこと」「今の気持ち」を言葉で伝える様子が多く見られ、COMPASSでは癇癪を起す様子は見られなくなりました。
ご自宅では時折まだ癇癪はあるものの、ご家族に言葉で伝える様子が増えてきているとのだそうです。
また音読や「ひらがな」で名前を書けるようになってきて嬉しいとうかがいました。

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春、お友達はピカピカの1年生になります。
これから4月までの就学準備は盛りだくさん。
「良いこと」「悪いこと」の判断をもっと素早く的確に、まだ苦手な文字が書けるように克服できるよう、そして語彙の増加や言葉による会話のやりとりをたくさん経験して、新しい環境でも先生や周りの人に助けを求めるお話がきちんとできるように、優しい言葉で話せるようにと根気よく繰り返しの学びを継続していきます。

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2021年02月16日

No.1295 COMPASS松山 切り替えが上手になって・・・

No.1295 COMPASS松山 切り替えが上手になって・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS松山のお友達、一昨年の2月から通ってきています。
保護者様から伺った困りごとは気持ちの切り替えが難しいことでした。
悪いことをしてしまったとき「どうしてしてはいけないのか?」を説明するのですが、泣いてしまい、素直に切り替えが出来るまでにかなりの時間がかかるのだそうです。
言葉による会話も、生活で必要な食事や排泄などもまだ未開拓の分野だった様です。

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保護者様の想いに添えるよう考えた個別支援計画は「まずは自分の思いを言葉で相手に伝えることが出来るようになりましょう。」そして「自分で出来ることを増やし、生活習慣を身につけましょう。」という目標でした。
さてお友達と初めて向き合い、お友達との二人三脚の日々がスタートします。
まずはお友達がどんなことができるのか、確認してみます。
着座は出来ましたが、体幹が弱く姿勢の維持は難しく、また、指の力も弱く、つまむ、握る動作が難しいようでした。
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コップからお茶を飲む事に抵抗があり、ストロー形の水筒でしかお茶を飲むことができません。
トイレで排泄が出来ないので紙パンツを使用するのですが、家に帰るまで一度も排尿できなかったそうです。

お友達のために選択した課題は「ビー玉おとし」「洗濯ばさみ」「 ひも通し」といった巧緻性を高めるものから、「絵カード」「あいうえお表」「数字表の唱和」「みつばプリントA1〜A7」です。
ここから取り組みが始まります。

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手や指の力が弱いお友達、例えば水筒の蓋の開け閉めができません。
洗濯ばさみを使った「開いて・留めて」という療育もスムーズに行えません
出来ないことはすぐに諦めてしまい、先生に頼ってしまいます。
お友達はとてもマイペースで、一つ一つの行動がとてもゆっくりゆっくりでした。

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日ごとにお友達はしっかり座れるようになり、手先指先を使った活動も少しずつ上手に、素早くできる様になってきました。
「絵カード」に熱心に取り組み、次第に語彙が増え、自分が経験したことや出来事等を積極的に話してくれるようになりました。
COMPASSでの大まかな流れが飲み込めて、細かい指示を伝えなくても身支度を整えたり、活動に参加出来るようになってきています。
トイレでの排尿が自立し、紙パンツも早い段階で卒業できました。

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家庭では思い通りにならないと、まだ泣いて言い分を通そうとする事があるようですが、COMPASSではそんな姿は影を潜め、気持ちの切り替えも以前に比べるとスムーズに行う事が出来るようになってきています。
きっと遠からずご自宅でも聞き分けて切り替えができるようになっていくことでしょう。

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COMPASSに来ると「誰とお勉強するの?」と担当の先生を尋ねたりと、療育を楽しみにしている様子が見られます。
逆に先生から「お勉強する?」と尋ねると、「うん!する!」と嬉しそうに答えてくれ、「これと、これがしたい!」と自分の好きな教材を選び、意欲的に取り組む様子がみられます。

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まだ体幹が弱く、体力もないお友達。
これからは療育や遊びの中で体幹を鍛えて行きたいと思います。
また、日常生活に必要な習慣を学び、自立に向けて「出来ること」を増やし、強化して行きたいと願い明るい春に向けてまたスタートです。
所在地:〒791-8034
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2021年02月15日

No.1294 COMPASS熊本東 その声、耳に心地よく・・・

No.1294 COMPASS熊本東 その声、耳に心地よく・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
2年前の夏、保護者様が気がかりだったのは「言葉の発音が不明瞭であること。またコミュニケーションが上手く取れないこと」だったそうです。
当時まだ年中さんだったお友達は、思うようにできないと癇癪をおこす傾向もあったのだとか。
COMPASSが考えた個別支援形かうは、箸や鉛筆の持ち方、衣服の着脱、はっきりとした言葉を発すること、そして気持ちの切り替えがスムーズにできるようにということでした。

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その夏のお友達は、人見知りで、園にお迎えに行くのですが、ずっと泣いてばかり。
着座はできても、すぐ周囲の目につくことが気になるようで、目の前の課題に意識が向きません。
言葉もあまりなく、発する言葉も「さ行」が「しゃ、しゅ、しょ…」になったり、使える言葉も稚拙さが目立っていました。
また、集団活動では前に立って「自己紹介」をするのですが、お友達はできないままでした。

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思い通りに自由に動くことができない学習の時間。
当然お友達は気に入らないようで、不満そうな表情で課題をやらないと抵抗します。
課題はやり始めると楽しいはずの「絵カード」「プットイン」「絵本」それから学ぶ楽しさを知ることができる「ひらがな唱和」「集団活動」手先の巧緻性につながるための「洗濯バサミ」皆と活動するための「自己紹介」や「静かタイム」などなど・・・

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周囲が気になって仕方なかったお友達に、先生はまず声かけで目の前の課題に向き合うように何度も何度も繰り返します。
また衝立で囲み、周囲を気にしないで目の前の課題と先生に向き合える環境を作ってみます。
座って課題に取り組めるようにと、先生は来る日も来る日も意識が集中できるように、時間をかけて関わり、課題に取り組めるように注力します。
1つプリントをやってみると、プットインが上手にできると、先生は満面の笑顔で褒めてくれます。
「すごいね!上手だね!頑張ったね!!」
次第にお友達は褒められることが嬉しくなり、周りのことより目の前の絵本が面白くなり、お迎えに行っても笑顔で乗車できるようになっていきました。

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「できる」が増えてくると、お友達はひらがなが読めるようになり、自分からたくさんお話をするようになり、段々と聞き取りにくかった発音も聞く側の耳に心地よくなっていきました。
文字に興味を持つ様になり、今は表を見ながらひらがなを書けるようにもなりました。

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保護者様からも、自分の言葉で気持ちを伝えられる様になって来ると、家庭での兄弟喧嘩や、イライラした時に時折見せていた自傷行為も殆ど見られなくなったと嬉しいご報告を頂いています。
お友達に自分の希望や意思を伝えられるようにきたことで、園でもサッカーを一緒にしたり、ドッヂボールを楽しんだりと、集団の中でも楽しめる様子が見られる様になってきたのだそうです。

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1年と8ヶ月を経て、泣きながら通ってきたお友達は、今笑顔で毎日を送っています。
春にはもう小学生。
入学までにやるべき色々な準備も、学習も、しっかり積極的な姿勢で取り組み、皆と楽しく活動に参加し、考えて優しい行動ができる様にと導いていきます。

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2021年02月13日

No.1293 COMPASSオレンジ ひとりで大丈夫!

No.1293 COMPASSオレンジ ひとりで大丈夫!

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASSオレンジのお友達は5歳、昨年12月から通ってきています。
新しい環境や出来事、場所、見知らぬ人を怖いと感じるお友達。

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保護者様は、そのためにパニックになり、ぐったりと疲れてしまう様子がご心配だと言われていたそうです。
色々なことに挑戦したり、見慣れない場所でも、初めてのお友達とも楽しく過ごせる様にとCOMPASSへの願いを語っておられました。

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COMPASSでは、まず場の雰囲気に慣れ先生たちに親しんでくれるように、また、伝えてわかってもらえることが安心感に繋がる様にと、語彙を増やし、気持ちを伝えられる様にと願います。

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まずは安心できる環境のために先生との関係づくりが第一の課題で、次いでCOMPASSの過ごし方を理解すること、そこから進むと、今度は指示理解ができるよう・見通しが持てるように導き、最終的には語彙を増やし言葉でのコミュニケーションを目指すまでが選択されました。

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COMPASSは基本母子分離でお友達だけが入室できるのですが、保護者様から離れられず仕方なくそのまま保護者様と入室します。
保護者様の膝から1ミリも離れず、それもずっと保護者様に向いたまま、机を挟んで先生には背中を向けたまま・・・。
少しでも不安を感じると泣いてしまうお友達、最初はそんなスタートだったといいます。


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COMPASSでは、まずは先生がお母さんと楽しそうに話をすることで安心感に繋がるよう働きかけました。
やがてお友達とのやりとりも少しずつ増やしていきました。
親子を無理に引き離すとその反動で自宅に帰ってからフラッシュバックが度々起き、泣いたり、ぐったりしてしまうとのことでした。

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これではCOMPASSが辛い場所になってしまい、尚一層、保護者様も胸を痛めることになってしまいます。
そこでしばらくは一緒に過ごしてもらい、療育の雰囲気や流れを保護者様にもお友達にも理解してもらえる様に努めたそうです。

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年が明け、利用開始からひと月たってもこの状況が続きました。
そして今日、素晴らしい瞬間が訪れます。
お友達は、初めて保護者様が一緒に居なくてもひとりで入室し、着座もして、楽しく活動することができました!!
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ご心配で同席しておられた保護者様は、お友達が泣かなかっただけでなく、ちゃんと療育も受けられたことに驚き、大喜びでした。
これまでも幼稚園や習い事、他の療育の施設等、どこにいっても母子分離が難しく、保護者様は大変苦労されたそうです。
保護者様にとってもCOMPASSは安心して預けて頂ける場所となりそうです。

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これからはお友達ひとりでもどんどん新しいことを吸収して、周りのお友達との交流も広がってくれたら…と思うと、ワクワクが止まりません。

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お友達のCOMPASSでの学びはまだ始まったばかり。
これからも環境に慣れ、リラックスして過ごせる時間を増やしてあげたいと思います。

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たくさんの「できた」を経験して自信がつき、文字や数にも興味が広がり楽しく学習へと繋がるようにと願い、今日もドアをあけたお友達が元気な笑顔を見せてくれるのを楽しみに待つ先生でした。

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2021年02月12日

No.1293 COMPASS高松 春へ向けて・・・

No.1293 COMPASS高松 春へ向けて・・・

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お友達が通い始めて2月で2年と3ヶ月目になります。
一昨年の11月、保護者様は発語がなく、会話が成り立たないことや、生活面の自立が難しいことが気がかりだと話しておられました。
お友達と歩むCOMPASSの目標は「食事、排泄、衣類の着脱など、自分でできる身の回りの事を増やすこと。」そして「自分の意思を言葉で発信できるように目指すこと。」を基本に設定されました。

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当時のお友達はまだ就学前。
ニコニコとかわいい笑顔で屈託なく笑い、目につくものは何でも触りたがります。

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身体的には、歩行はできるものの、筋力が弱く足元がおぼつかない様子で、こけてしまいます。
着座は一旦座れますが、数秒ですぐに離席し、じっとしていられません。
食事は手掴み、まだオムツが外れていませんでした。

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「いけないこと」の理解が難しかったお友達。
止められても、とにかく手当たり次第いろんなものを触ります。
学習では課題を始めはするものの、すぐに飽きて離席し、自由勝手に歩き回ります。
お友達の一番気になったいけない行動は、小さな児童に対して乱暴に振る舞うことでした。
もちろんキッパリと叱りますが、ずっと笑っているので感情が読めずに先生たちも困惑してしまったそうです。
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以前は数秒で離席していたお友達ですが、着席時間が数十秒ほど長く、先生が教具を取りに行くときも手をひざに置いて待っていられるようになりました。
しっかりした足取りになり、階段も一人で登れるようになりました。
最初はおはじきをつまむことも難しかったのに、小さめのビーズのひも通しもできるようになり、通したビーズを指差しで数える仕草をするお友達です。
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オムツはまだ取れておらず、トイレは定期的に誘導しているのですが、成功は少ないそうです。
手先がとても器用になってきて、時間がかかるものの靴下や靴が自分で履けるようになり、
わしづかみですが、フォーク、スプーンを使ってグサッと刺して食事ができるようになってきました。

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ほぼ毎日通ってくるお友達ですが、連絡帳に保護者様から「これができるようになった。こんなことに興味が出てきた。」などと、よく嬉しいご報告を頂いているのだそうです。

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雪解けを見るように笑顔も華やいで未来へ歩み出したお友達。
これからは引き続き手先のトレーニングを通じてボタンのつけ外しなど生活動作へのアプローチを続け、更に発声練習を続け、言語でのコミニュケーションへと繋がる道へ、花開く春へと歩みを続けていきます。

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2021年02月10日

No.1292 COMPASS本部教室 帰りたくないと言うほどに・・・

No.1292 COMPASS本部教室 帰りたくないと言うほどに・・・

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水曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室で昨年春から仲間入りしたのは4歳のお友達。
元気いっぱいのお友達ですが、言葉で気持ちを伝えることが苦手です。
思い通りにしたい気持ちが強くて、他のお友達と上手に関われません。
保護者様はまた「こだわりを減らし、スムーズに切り替えられるように。」と願い、生活面での自立や学習面の補完も希望しておられました。

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利用当初は、排泄の自立、着座時間の維持、語彙数の確保、把握、数量3までの把握を目標に設定しスタートしたCOMPASSです。
ニコニコ顔のお友達でしたが、トイレでは行きたいと意思を示すものの失敗もありました。
しかし、その後で着替えのパンツを嫌がって履こうとせず、大泣きです。
何とか一度履いてはみるのですが、どうやら嫌だったようでしばらく泣く事もあったのだとか。

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納得がいかないと癇癪を起こし、落ち着くまで切り替えに時間が必要でした。
切り替えられないお友達が納得して次の行動へ移るまで、先生達は時間をかけてじっくりと対話します。
苦手な静かタイムも、いつも傍に先生がついて声かけをしながらなんとか参加・・・と言う状況でした。
じっと座っていろだなんて、お友達はCOMPASSが嫌いだったに違いありません。

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保護者様によれば、入園前は名前を呼んでも返事も反応もあまりなく、幼稚園に入園できるか心配されていたそうです。
利用当初は「いただきます。」「ごちそうさま。」が言える程度。
そこで語彙数の獲得を目指し、絵本や絵カード、指なぞりカードを使ったり、関わりの中で沢山話しかけ、少しずつ語彙数を伸ばして行きました。
悪いと分かっててもいたずらをする事があり、その都度人の気持ちを考えるように促し、自分がされたらどんな気持ちになるか考えさせ、「自分がされて嫌な事は人もいやなんだよ。」と教えて行きました。
最初は「ごめんなさい」がなかなか言えませんでしたが、しばらくすると随分素直になり、素直に謝る姿を見せるようになりました。
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50音、ひらがなのうた唱和で文字に興味を持ち、なぞり書きにも積極的に挑戦するようになったお友達。
ですが、鉛筆を正しく持つことができず、また筆圧も弱く不安定でした。
保護者様に持ちやすい鉛筆を準備して頂くようご提案すると、次第にしっかりとした字も書けるようになって行きました。
やがて名前が書けるようになり、ひらがなの読み書きもスラスラと出来るようになって、ご家庭でも自分から絵本を読みたがるのだそうです。
数の認識も向上してきて、数と数量の把握が1~10までは数えられて、書く事もできています。

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言葉や文字に沢山触れ、沢山声かけを行なったことで語彙数も増え、お友達の言葉は楽しい会話となって行きました。
言いたいことを言えるようになって来るにつれ、癇癪もなくなり、少し時間はかかるものの先生がしっかり話をすると納得し、次の行動に移ることができるようになりました。
トイレも今はバッチリです。
保護者様からはお友達の成長に「言葉も増え、生活面、学習面も伸びていて、楽しく通所できている事が嬉しい。」と言っていただけたそうです。

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人懐っこくて、元気いっぱいのお友達は、最近では帰る時間が来ても「帰りたくない!」と言う程COMPASSが大好きです。
今度は帰るように言い聞かせることが大変な先生達ですが、本当はそれほど好きになってくれたことが小躍りするほど嬉しいのだとか。
これからは誰とでも意思疎通が行えるようにコミュニケーション能力の向上を目指し、また自分から切り替えていけるようにと願い、関わりを続けて参ります。

所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1-2-35
連絡先:093-475-0449 
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2021年02月09日

No.1291 COMPASS樟葉 8ヶ月余りの月日で・・・

No.1291 COMPASS樟葉 8ヶ月余りの月日で・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS樟葉のお友達は4歳、昨年6月から通っています。
保護者様は特にお友達に発語がないことを心配しておられました。
またお友達は保育園に通っていますが、先生が皆の前でお話ししていても集中できていないことや、すぐに口に物を入れてしまうクセも気がかりだと話されていました。

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そこで樟葉では「母音の発達、語彙の増加」を最初の個別支援計画の基本に設定することにして、発声練習、絵合わせカード、手指訓練(ビーズ通し、洗濯ばさみ、積み木、リングつなぎ)、スプーンの練習、数の理解を進めるように計画されました。

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当初のお友達は、気が散りがちで、興味があるものが目に入るとたちまち離席してしまい、着座が続きません。
一方、自分が興味がない教材やプリントが机に並んでいると、手で払って落とそうとしてしまいます。
大抵の児童が好む絵にもお友達はあまり興味を示さず、周りが気になるばかりのようでした。
手に取ったものを何でも口に入れたり、マスクも付けていられませんでした。

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初めから綺麗な姿勢で着座して課題に取り組むことができるお友達はまずいません。
また、お友達にとって見慣れない場所、馴染みのない大人の先生、見知らぬ同年代のお友達に囲まれて、そわそわしてしまうのは当然のことです。
ですが、着座姿勢で落ち着いて目の前の課題に取り組んでこそ集中できて、学んだことが身についていくものです。

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まわりの音や様子が気になって立ち上がるお友達に、その都度「戻ってきて。」と声をかけ、最初の頃はそれでも渋々従っていたお友達。
またお友達が離席する、何度も声をかけて戻す、離席する、もう一度声をかけて戻るように促す・・・。
やがて、離席してしまった、「〇〇くん、戻って」の一度の声かけで戻るようになりました。
机から払い落とした教材も、落とされては先生が拾って戻し、また落とされては戻しを繰り返すうちに、落したものを申し訳なさそうに拾うお友達の姿がありました。

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少し着座姿勢が保てるようになっていくと、ひらがなは1文字ずつ発語ができるようになりました。
挨拶は先生が毎回一緒にやってみせているうちに、挨拶の言葉を口にできないまでも、先生と一緒に頭を下げられるようになってきました。
活動の始めと終わりのご挨拶も、「はーい」と手をあげて答えられるようになり、身振りで、どうもありがとうができるようになりました。

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発語の練習で言葉への興味を覚え、それがお友達に絵本への興味を誘ったのか、この頃にお友達が見つけたお気に入りの絵本では、読み終わっても何度も見返すほど興味が続き、集中していられるようになりました。
次第に数字も理解が進み、不明瞭な音を残すものの言えるようになってきたそうです。
会話を楽しむにはまだ道の途中ですが、「ママ」と言う姿が時々見られるようになり、一度ですが「パパ」と口にしたこともあったのだとか。
嫌がって付けてはすぐ外していたマスクも、今では長時間付けていられるようになり、気になっていた口に物を入れることは殆ど見られなくなりました。

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写真はイメージです

溢れるほどの音を聞き、耳が捉え、記憶され、一致が進んだ音から自分で発することができるようになると言います。
これまで毎日のようにお友達と真正面から向き合い、お友達の中に眠る発語を精一杯引き出すことに努めた8ヶ月あまりの月日でした。
これからは母音の発音を明瞭になるように促し、更に語彙数を増やし、楽しい会話を目指して行きます。

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2021年02月08日

No.1290 COMPASSしまんと 楽しく学び、声を出すこと

No.1290 COMPASSしまんと 楽しく学び、声を出すこと

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとの小2のお友達。

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就学前のご相談では「喋れるようになり、意思疎通が出来るようになってほしい。」と話されていた保護者様です。
修学を目前に控えて、着座に慣れて、楽しい学校生活が送れるよう、そして得意分野を見つけて欲しいと願っておられました。
時折見せる激しい感情もコントロールが出来るようになってくれたら・・・と希望を語られていた2年前の春でした。

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就学に際し「言葉に触れる機会を多く持ち、発語への意欲を刺激すること。お友達との関わりを増やすこと。数に興味を持つこと」が最初の個別支援計画として設定されました。
まだ幼さを残すお友達は、その当時は着座が難しく、気持ちが揺れやすく、急に泣きたくなったりすることがありました。
COMPASSに到着してすぐなのに、家に帰りたい気持ちが強く、お迎えに行っても車に乗りたがらない様子も見せていました。

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気もそぞろな様子ですが、とにかく座ってみたお友達なのですが、棒通しやコイン落としに興味はあるものの、手のひらに乗ったコインを全部バラバラと落としてしまいます。
そこで、コイン落としには都度先生が1枚ずつ渡すようにして取り組みました。

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発語を促すための発声練習では、一文字ずつの発声は出来ていました。
ただ、実際の物の名前と結びついて理解しているかどうかが不明で、絵や写真を使い、物の名前を告げて、その絵を示す活動も同時進行で行われます。

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自分からは関わる様子が見られないため、他のお友達との関わりを増やそうと先生が関わり、1つのパズルを交代で行うよう促してみました。

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物の名前と絵や写真の一致は、繰り返す学びで日ごとに理解が進み、次第に1文字ずつではなく単語で発語ができるようになって行きました。
発語ができるようになってからは、段々ひらがなに興味を持ち始め、50音パズルで遊んだり、絵本の文字を見てわかる文字の「あ・わ・お・に・ま」などは、自分から指さして発語する様子を見せるようになりました。

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数は、カード、もの、指で「3」までは一致出来るまでになり、現在は「4・5」を練習中とのことで、10までのゴールに向けて挑戦中です。
コイン落としなども上手になって、着座も集中が続くようになり、40分程頑張っていられるようになってきました。

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前回更新された個別支援計画では「日常で使う言葉や単語を増やせるようになること。数の一致が出来るようになること。他者との関わりを楽しめるようになること。」へと駒を進めるよう設定されました。

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お友達は現在、まだ自分からの発語は多くないものの、ご挨拶もしっかり復唱する様子を見せています。
できることが増えるにつれて、自信がついてきたのか、不安な様子もすっかり影を潜め、帰りたくて泣くといった姿を最近見ることはありません。

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保護者様がCOMPASSに来られた時、お友達が笑顔で着座して学習課題に取り組めている様子や、「はじめましょう。」との促しで、「よろしくお願いします。」と挨拶を返すなど、言葉の応酬につながる言葉が少しずつ増えてきた様子をご覧頂いたことや、保護者様もご自宅で「お菓子を2個とってきて。」とお願いしてみると、お友達がすぐにとってきてくれ「言葉による意思疎通ができ始めたことがとても嬉しかった。」とご報告がありました。

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春には3年生になるお友達、家庭から学校、そして地域での生活で必要な使いこなせる言葉を増やし、場面に合わせて表現出来るようになるようにステップアップを目指し、また先生が仲立ちをして、今以上にお友達と関われる遊びを提供し、集団での活動へと繋げられるように図って行きます。

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2021年02月06日

No.1289 COMPASS神崎 一緒に遊ぶ楽しさを・・・

No.1289 COMPASS神崎 一緒に遊ぶ楽しさを・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS神崎の年少さんのお友達、昨年末から通い始めて2ヶ月経ちました。
保護者様は幼稚園でお友達と仲良く遊んだり、集団活動を好まず、活動に参加できないことや、園で何かあっても素直に謝れないお友達を心配しておられました。
また基礎学力面も集中が続かないことも気がかりで、数字やひらがなのを伸ばしてあげたいと希望しておられました。

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個別支援計画は、新しい環境、関係に慣れ、楽しい活動を見付けお友達と一緒に遊び、休まずに通い過ごし方を身に付けることが基本目標とされ、周りのお友達と関わりながら、お友達の真似をして色々なことを理解し、行動できるように促すことを設定しました。

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COMPASSに通い始めのお友達は、初めての場所や人に対して動けずに固まってしまい、おずおずと周りの様子をうかがうばかり。
着座することは出来るものの、すぐに周囲の物音が気になり始め、気が散ったり、姿勢保持が難しかったそうです。

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準備されたお友達の学習課題は「えすぷり」と言うCOMPASSのプリント、「塗り絵」、好きな物をテーマに他のみんなへ伝える練習のために「乗り物図鑑などお友達が好みの活動を取り入れ、また、小集団での活動として制作、絵本の読み聞かせ等を選択しました。

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一瞬目の前の課題に意識を向けますが、次の瞬間にはもう周りの音や様子が気になり始め、集中がぷっつり切れてしまうお友達。
そこで、まずはお友達が大好きな電車のシールを活用し、目の前の課題に気持ちを向けてくれるよう工夫。
どうにか1枚プリントが完成したり、上手く行った時は学習したことを心から誉め、次の取り組みへの意欲へ繋げる試みを継続していきました。
本当に乗り物、特に大好きな電車の話題は、お友達の表情をパッと明るくしてくれるので、それを話題に他のお友達にお話をしてみようとコミュニケーションを促し続けていきました。

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お正月を挟んで2ヶ月目に差し掛かる頃には次第に小集団での活動に抵抗感が薄れて、お友達や先生に馴染んだ様子を見せるように。
笑顔が増えてきたある日、一緒に遊んでいた他のお友達がブロックの箱を「重い!」と言いながら運び辛そうにしていると、近寄っていき、自ら手助けして一緒に運んでいるではありませんか。
それから一緒にブロック遊びに興じ、自作のブロックの剣を「使っていいよ!」と手渡す様子には、本当に関わりを楽しむ姿がありました。
周りのお友達をよく観察するようになり、お友達がブロックやスライムで作る様子を真似して自分も作ようになってきたそうです。

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同じ頃から学習課題に向かう姿勢にも変化を見せるようになり、数字や数量のプリントを積極的に挑戦する姿も見られるようになりました。
時折自分の世界に入ったり、周りの雑音で集中が遮られることもありますが、最近は声をかけられると課題に戻れているようです。
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そして保護者様も気にかけておられた「謝る」ことへの学び。
その場面でのお友達は、呆然とした様子で、どうすればいいんだろうとでも言いたげに固まっていました。
そこで少しだけ先生が手助けに入り、謝り方を教え、一緒にやって見せ、謝られたらどんな気持ちか話して聞かせます。
すると、お友達は「ごめんなさい」と言う代わりに、相手を撫でて謝罪の意を伝えることができたと言います。

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日毎に笑顔が増え、先生にも「見てみて!」と作品やプリントをアピールしたり、笑顔で甘える姿が見られるようになってきました。
周りのお友達と仲良く楽しそうに一緒に遊び、自分から関わりを持とうとしています。

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一人きりを好み、ソワソワ気持ちが落ち着かない様子から笑顔で関わる姿を見せるまで、わずか2ヶ月。
これからはCOMPASSのお友達同士の交流をもっと素晴らしく、楽しくてたまらないものにするために、語彙数をもっと増やし、活発な会話となるように導いていきたいと思います。

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2021年02月05日

No.1288 COMPASS中津 明るい未来へ迎えるように

No.1288 COMPASS中津 明るい未来へ迎えるように

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津に元気に通ってくる1年生のお友達。
保護者様は「友達やまわりの人たちと関わりをもってほしい。困ったときや手助けがほしいときに自分から困っていることを言えるようになってほしい。」と心配されていたのだそうです。

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個別支援計画では「色々な集団活動を経験して、自分の気持ちの表し方や伝え方を学び、また相手の気持ちへの理解を示すこと。そして、学校とCOMPASSに毎日元気に通うこと。」が設定されました。

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昨年の春、お友達は学習活動には着座して集中する様子を見せていました。
学習レベルでもひらがなの読み書きや、簡単な計算は問題なく出来ています。
ですが国語の文章の課題はかなり苦手らしく、たくさんの文章の洪水にパニックです。
興味があるものだけに集中する傾向があり、想定外のことが起こると対応できない様子が見られました。
お友達との会話に難しさは感じられなかったのですが、ほとんど自分から発することはありませんでした。

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学校に上がるまでは「月例プリント、絵カード、ひらがなのうた、お箸の練習」などの課題、就学後は「学校の内容と連動して、計算、ひらがな、カタカナ、漢字等のプリント、みつば日記」が設定されました。ルーティンの学習課題はサクサク取り組みますが、お友達にとって想定外のことになると、指示が聞き入れられず切り替えはかなり難しいものに。

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そこで、先生たちは日常と違う予定があるときや、変更が生じるような場合は、事前に説明してお友達が理解できるよう試みます。
また集団活動には先生がお友達を誘って付き添ったり、簡単なゲームも一緒にやることで参加できるように試みます。
集団活動のゲームは「できる」と思っていることにはさほど抵抗はありませんが、自分で苦手・出来ないと思い込んでいることには決して挑戦することはなく、拒否して一人で過ごしたがっていたそうです。

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「なんでも言ってね。」先生はお友達に都度声をかけて気持ちを図ろうとします。
次第にお友達から嫌だったこと、面白かったことなどの話を自分から話してくれるようになりました。
変わらず出来ないと思い込みで参加できない活動があるものの、好きな事に関しては周りのお友達との会話が弾むこともみられるようになりました。

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国語の文章問題で、以前はパニックになったお友達。
COMPASSの「日記」を使い、週明けにはお休みの日に何をやったか書くという訓練を行います。
文章の読解についても繰り返し、何度も取り組み長い文章のボリュームにも慣れたようで、だんだんスムーズに行えるようになってきました。

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今でも苦手だと決めていることは誘われても参加するまでに至っていません。
もうすぐ通い始めて1年、それでも大分周りのお友達や先生との関わりに笑顔を見せるようになってきました。

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春には小学2年生になるお友達、上手にできなくても、失敗しても、皆と仲良く何かを行うことそのものが楽しいと思える集団活動ができるようにと願い、温かい励ましと関わりの中でお友達がもう少し心のドアを開き、明るい未来へ向かっていけるように歩みを続けていきます。

所在地:〒879-0123
    大分県中津市大字田尻1164-1
連絡先:0979-64-7108

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2021年02月04日

No.1287 COMPASS三豊 「できる」自信から強い意志へ

No.1287 COMPASS三豊 「できる」自信から強い意志へ

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASSの仲間になったのは、就学への準備が本格的に視野に入った昨年夏のことでした。
保護者様は「落ち着いて座っていられるようになってほしい。発音が不明瞭なので自信を持って会話できるようになってほしい。」というご希望でした。

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その保護者様のご希望を汲み取り、個別支援計画は、着座時間を伸ばすこと、発音の明瞭化、集団活動、排泄の自立、身辺自立、ひらがなの読み書き、数の認識が基本目標として設定されました。

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お友達にとって馴染みのないCOMPASSという環境に慣れるのに時間を要しました。
正しい姿勢で綺麗に座ることができたものの、座れる時間は短く、飽きると席を立ってしまいます。
会話では、どうやら言いたいことが相手が聞き取れないと見ると伝えること自体を諦めてしまいます。
排泄の失敗も当初はよく見られたようです。

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COMPASSにまだ馴染まない頃は集団に入ることを嫌がり、室内の隅でポツンと過ごすお友達。
皆と仲良く遊んでもらいたいと先生が間に入りながら、好きな活動を探りながら誘ってみたりと工夫を重ねました。

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皆と行うあいうえお表の唱和も大きな声を出せるように促したり、個別でもひらがなの表や絵カードで明瞭な発音を聞かせ、真似をさせて上手にできたら満面の笑顔を見せて褒めて、また褒めて、根気よく促していきます。

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特に個別指導では着座の時間を伸ばすことを意識しながらオリジナルのプリント「ひらがな」「かずのおけいこ」を活用して一緒に頑張ります。

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根気よく関わりを続けて7ヶ月目の現在、お友達は着座姿勢でずっと長い時間課題に取り組めるようになりました。

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できることが増えてきたことが明らかにお友達の自信を育て、意欲的に学習課題にも取り組めるように成長を見せています。
トイレトレーニングも欠かさず日々行ってきたことで、排泄の失敗も減り、排泄の自立はほぼOK。

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発音の不明瞭さについては訓練は継続中ですが、以前のように要求が伝わらなくても途中で諦めず、聞き返されても再度伝えようとする様子に強い意志の成長を感じら、とても嬉しい成長です。

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就学まであと2ヶ月。
これからは就学に向けて身辺のことや基礎学習でできることを増やしていきながら、皆と関わる楽しさを学び、集団で活動できるよう少し先の目標へ向かい日々関わりを続けます。

所在地:〒769-1502
    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
連絡先:0875-23-6088

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2021年02月03日

No.1286 COMPASS高松Apple 繰り返しの魔法で

No.1286 COMPASS高松Apple 繰り返しの魔法で

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
昨年の6月から高松Appleに通っているお友達は4歳、年少さんです。
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保護者様はお友達の筆圧が弱く、お箸の持ち方や、鉛筆を持ってしっかりと字が書けるようになってほしいと希望されていたそうです。
また身の回りのことを自分でできるようになり、相手の言葉に耳を傾け理解して楽しい会話に繋げたいと願っておられました。
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保護者様のご意向に添い、個別支援計画ではお友達が「ひらがな」や「数字」に興味を持つこと、鉛筆やお箸を正しく持ち、筆圧を強化すること、トイレのトレーニングなどが設定されました。
苦手なことに取り組めるように、嫌いなこともできれば好きに、そしてできることをどんどん増やし、得意なことへと変えていく魔法は、何度でも繰り返して、決して投げ出さないないこと。

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お友達も皆と同様、カードや絵本、そしてプリントでひらがなや数字を覚えていきます。
覚えたはずなのに戸惑ったり忘れてしまうとき「もうやだよ!わからんよ!」と投げ出しそうになるお友達。
「トイレにいきましょう。」との促しにも抵抗を示して嫌がり、お箸の練習も拒否したい1つでした。
どうやら最初の頃のCOMPASSは、お友達にとって思い通りにならず、嫌なことをやらさせる場所でしかなかったようです。
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難しい課題にぶつかると「はぁ、無理・・・。」と、心が折れてしまうお友達です。
そこで先生は、易しいものから始め、線を一本引けたら褒め、曲線をなぞれたら凄い!と褒めていきます。
お友達にとって褒められることは気持ちよく気分ノリノリで取り組むための鍵でした。
頑張りを認められると、次第にスモールステップながらも「できる!」という成功体験となっていきます。
それでも難しいものが現れたとき、そこには手助けしてくれる先生がいます。
先生は「どうすればできるか」をお友達と一緒に一生懸命考えてくれました。

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そんな二人三脚の学びは、次第にお友達から「嫌だ、無理。」という言葉を遠ざけ、挑戦する姿勢へと変化させます。
トイレは「でないよぉ。」と行きたがらないこともありますが「行ってみようよ。」と声掛けには従い、素直にトイレへ行き、成功すると、とても誇らしそうな嬉しそうな表情を見せてくれます。
豆つかみなどのお箸の課題も頑張り、お弁当でもまだ少し苦手なお箸を素直に使っているのだとか。
「握る、つかむ、正しく持つ」を繰り返したお友達は、鉛筆も力強くしっかり使えるようになってきました。日常動作の「衣類の着脱」「手洗い」そして「食事」など身の回りのことも、上達し、得意そうにやっているのだとか。

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繰り返し何度も何度も練習している会話もとても素晴らしい成長が見られます。
最初はあなた、次は私の番、しっかりよく聞いて、お返事で答える・・・というやりとりマスターしようと頑張っています。
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その成果で、少しずつ相手の言葉を聞こうとする姿勢が育ち、質問を理解して、考えて答えるられるようになってきたそうです。
名前をフルネームで言いがちだった癖も、繰り返しの魔法で「ぼく」と言えるようになってきています。

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これからは会話の力をもっと磨いて行き、先生がゆっくりと丁寧に指示を出し、理解度を確認しながら「聞く力」「理解する力」を高めて行きます。
日々活動を続け、運筆練習や力強く絵を描くなど、楽しんで指先を動かす練習を繰り返して筆圧や巧緻性の向上を目指します。

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あれほど嫌だったCOMPASSですが、とても楽しく過ごせる場所となるように、そしてお友達の成長に役立つ場所であるようにと願い、今日もまた、繰り返しのリズムで成長の波に乗っていきます。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2157-5
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2021年02月02日

No.1285 COMPASS中讃センター かっこいい1年生を目指して

No.1285 COMPASS中讃センター かっこいい1年生を目指して

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
センターに一昨年の春から通っている年長さんの男の子。
保護者様は就学までに言葉の意味の理解やスムーズな会話になる様にと願っておられました。
その想いを受けて、個別支援計画は「積極的に学習に取り組め、達成感や向上心を持つこと。集団の中で色々な事に興味・関心をもち、簡単な言葉で他者とのコミュニケーションがとれるようになること。」とされ、COMPASSの活動がスタートしました。

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そのお友達、自発的に誰かに話しかけるわけではなく、自分の言いたい単語をただポツリポツリと口にするだけでした。
着座はすぐにできたのですが、離席が多く、集中が続きません。
「教具を出すまで待ちましょうね。」と言葉を掛けるのですが、我慢できずに籠の中に手を入れて取ろうとします。
お友達を療育の部屋に移動するとき、さっと席を立つ切り替えまではできますが、部屋に入って着席すると、すぐに籠の中身を覗きこんだりとソワソワが続き、常に落ち着かず、時にはイライラしから癇癪を起こす場面もありました。

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お友達のために選択した課題は絵カード、ひらがなの50音表、絵本などの言葉に関するもの、洗濯ばさみ、ボタン、スナップボタンの付け外し、トング・ピンセット・お箸など指先の強化につながること、そしてCOMPASSのプリントです。
絵カードは好きなようで、自発的な復唱できるのですが、それは気に入ったカードに限ってのことだったとか。

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ひらがなを書く練習で書き順の間違いを指摘すると、どうして消されたり、書き直さなければならないのか理解が難しく「キー!」と奇声をあげて怒りが爆発。
そんなお友達の悔しくてたまらないであろう気持ちに寄り添い、慰めながら、優しく促しながら、何度も何度も話しかけ、書く練習に戻るのでした。
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とはいえ指示を聞き入れないときは勿論先生に注意されるのですが、お友達はとぼけてわからないフリをしてしまったり、気持ちがクルクル変わり、その時の気分でノリノリに頑張れるときと、一向に気乗りしないときがあったそうです。
その度に先生たちは声かけの仕方や、提示する療育内容を変更したりすることになったそうです。

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そんな繰り返しの日々がすぎ、COMPASSの過ごし方に次第に慣れていったお友達。
少しずつ変化を見せ、言葉はまだ単語だけ、ご挨拶も1部だけですが、質問には大抵オウム返しを口にするまでになってきました。
ひらがなのなぞり書きはとても上手になり、お手本からはみ出すことなく書けますし、お手本を見ながら大きさやバランス良く視写もできる様になってきました。
まだ時折イライラが抑えられない時もありますが、当初に比べると驚くほどの落ち着きで課題に取り組む姿を見せています。

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あれから1年と10ヶ月が経ち、たくさんのコミュニケーションを経験しました。
最近では、質問されるとおうむ返しだけでなく、最簡単な会話のやり取りができるように。
「次の教具を出すまで待ちましょう。」という声かけで、手を膝に置いて待てる様になりました。
その成果で、少しずつですが言葉の意味を理解できる様になり、それが簡単な会話に繋がり、文字が上達し、その変化がお友達に大きな変化をもたらしました。
好きな課題でないときも、意欲的を見せ集中して取り組むことができるようになってきたのです。

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COMPASSに通い始めて2年目になる今年の春には、お友達も小学生。
最高にかっこいい1年生になるために、これからはひらがなの読み書きや数字のマスターだけでなく、集団での適応や力を合わせることを覚え皆と楽しく過ごせるように、これまでと同様、何度でも繰り返しながら1つ1つのテーマをクリアしてゴールを目指します。

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    香川県丸亀市土器町東4丁目780
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2021年02月01日

No.1284 COMPASS中津Sweert 2度目の春からは・・・

No.1284 COMPASS中津Sweert 2度目の春からは・・・

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月曜日のCOMPASSです。
昨年春から通い始めたお友達は中学1年生。
集団では仲間に入れず、苛立ちから言葉がきついものになる傾向があったそうです。
周りに合わせたり、気持ちの切り替えができません。

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お友達のために保護者様の気がかりが解消できることを目指して、個別支援計画には、通常の学校で行われる教科の補完として計算、漢字の読み書きの向上から自信へと繋げていくことや、時計を意識して切り替え行動ができるようなトレーニングが設定されました。

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当初のお友達はお聞きしていた通りで、先生の指示に素直に従えず、返事もありません。
集団に入れず、何かと舌打ちをする様子が見られました。
気持ちの切り替えができず、やっていたことをやめられず、座り込み、動かなくなってしまいます。
読書が好きで、学習が終わってからの自由時間には本を読んで過ごしていたのですが、帰る時間になってもやめられず、帰りの支度をする様にと言われても従えませんでした。

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お友達の反発心ある行動は、どこから来るのだろう?そう先生たちは考えます。
そして、まず見通しをたてて、始まりと終わりを理解してもらうことから始め、課題を始める前に、必ず先生とお友達一緒に時間やスケジュールを確認、そして1つ1つ約束することでケジメを意識するように努めていきました。

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春が過ぎ、夏になり、秋を見送る頃になると、COMPASSでの過ごし方も慣れてきて、お友達なりに余裕が見られる様になりました。
少しずつ変化が見られ、先生の言葉を素直に聞き入れ、以前に比べて1つの行動から次の行動への切り替えもできる様になりました。
手間取っていた帰りの支度も、声掛けだけで取り掛かれる様になったそうです。
その頃からでしょうか。
周りのお友達にも関心を示す様になり、関わろうとする姿が見られる様になりました。

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同じ学びでも、自分で選択し、受け入れ、気持ちよく取り組むことで結果は全く異なります。
お友達は気づかないうちに、自分から自分のためになる行動を選択する様になってきました。
ふざけたり、約束を守らない周りのお友達に注意する場面も見せる様になり、癖だった舌打ちをしそうになる前に手で口を押さえて我慢をする仕草も見せています。

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実は、COMPASSでも仲の良いお友達ができて、先生たちもとても喜ばしく思っているのですが、いつもべったりな様子で、少し自主性に欠ける様み見えるのだそうです。
仲の良さがお友達にとって自主性や思考を奪うことになったり負担にならない様に、邪魔することなく温かく見守りたいと思います。

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2度目の春からは、中学2年生になるお友達と社会性を高めるべくステップアップを目指します。
切り替えがスパッとできる工夫として取り入れていた時計の時間管理。
さらに時計の知識を増やし、時計を見て自分で見通しをたて、自主的に次の行動を起こせるような判断力と行動力を育てたいと思います。
生活実践では、お金の読み方、数え方やりとりを少しずつ課題に取り入れ、社会に出ても困ることのないように学びを続けていきます。

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posted by キー先生 at 10:00| COMPASSだより | 更新情報をチェックする
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