2013年12月21日

NO14.制限を忘れて…

NO14.制限を忘れて…

どこまでお子様が進歩、発達出来るのか制限をはずしてみませんか?

発達障がいの事について沢山の書籍が出版されています。症例としてとても参考になるものです。それぞれの特性を様々な立場で分析されていたりして、発達障がいという特性を抱えている子ども達の保護者としてはとても気になる内容であります。

そのような症例があるという事を理解する必要はあると思います。現在確認出来なくても、将来そのような特性が顕在化する可能性を秘めていると知っておく事は大切だと思いますが、療育を行うという側面においは、記述のレベルまでしか改善されないと思い込む怖さが常に付きまとい、私どもからすると成長を制限してしまっているようで療育指導を実践する上で、大きな壁となる事例が後を絶ちません。

本に書いてあったように、うちの子は、これ以上は改善しないのだと思いこんで、家庭での実践をあきらめてしまっているケースが実に多く、多くの保護者の方とご面談させて頂く際に、まずお手持ちの書籍を本棚の一番奥になおしこんで、一旦考えをリセットして下さいとお願いしております。

知識として知っておく事は大変重要なのですが、それが全てではないのです。本に書いてある事例とお子様の特性が同じという事はまずありません。似ている部分があるだけです。少しかぶっているだけです。同じではないのです。多くの研究論文を見られればご理解頂けると思うのですが、100%同一の結果が出ることなどまずありません。〇〇するような傾向が認められるだけです。

1つの事例ですが、100名の被験者に対して、ある実験を行い、その後の改善の度合い等を長い年月をかけて調べるという事を調査されるのですが、全く改善されなかったのが、60%、一部変化があったのが、全体の30% 顕著な改善があったのが、10%といった研究結果であった場合、その実験で6割が改善されなかったので、うちの子も改善されないと諦めるのか、10%顕著な改善が認められたので、その結果を信じて取り組むのかでは大きいな差が生じます。

取り組むべき手法が山とあるのであれば、別ですが、取り組むべき療法が限られる場合、たった10%の確率であっても、それ以下であっても1%でも改善した見込みがあるのであれば、取り組むべきであると私達は考えております。

積み重ねてきた療育に無駄な事はありません。顕著な変化がなくても、問題の半分でも、数%でも改善されればプラスの獲得なのです。少しの変化を積み重ねれば、やがて大きな山のような進歩を獲得出来るとお考え下さい。

本のお友達と、お子様は違うのです。発達障がいは、ご存じのように非常に複雑な要素を多分に含んだ内容であり、決して一元的ではありません。同じではないのです。皆違うのです。改善のきっかけもまたそれぞれことなります。

対象者の実年齢の違い、家族構成の違い、家庭環境の違い、与えられている刺激の違い、認識する感覚の違い、同じように見えているのか、同じように聞こえているのか、筋肉の付き方もそれぞれ異なります。どの筋肉を発育を促せばよいのかも違います。

体が大きいのか、小さいのか、お母さんは仕事をもっているのか、通っている保育園や、幼稚園のサポートはどうなているのか、食欲があるのか、意識ははっきりしているか、投薬されているのか、生活リズムはどうなのか、都会なのか、田舎なのか、歯が生えているのか、上顎はどれほど発達しているのか、嚥下はどうか、と例を挙げれば数多ある違いの上に、脳内の特性の違いもあります。

脳内の血流はどうなのか、シナプスがどれだけ発達しているのか、神経伝達に異常はないのか、医学的見地からの判断も、獲得している語彙も、何もかも違うのです。

本の中のお友達と一緒ではないのです。一旦本はしまってください。本に書いてあった常識を一旦捨てて下さい。〇〇出来なくて当たり前という考え方を捨てて下さい。これを捨てきらなければ本質的な改善は見込めません。

お子様の進歩と成長を、保護者が信じずして誰が信じるのですか???????

最後までお子様を庇護し、守ってあげられるのは保護者だけです。

当センターの目の前には、足立山という和気清麻呂が怪我した足を治したという600メートル程のお山があります。私はダイエットの為に時々登るのですが、センターからテクテクと、標高150メートル位の位置にある桜の時期にはとても美しい、安部山公園でまず一服します。

センターから僅かな距離ですが、そこは別世界で、方々見渡せて次の英気を養う事ができます。

残り450メートルを10回位休みながらテコテコ登っていきます。元気な人はどんどん私を追い抜いて行きます。途中からは、のぼりで追い越した人が下山してきたりもしますが、私はマイペースで、咲いているお花を見たり、望遠鏡で遠く見たりテレンクランしながら、慌てずゆっくり登ります。

私達が取り組んでいる療育指導もこの登山とよく似ています。少しでも進歩すれば、違う景色がみえるのです。別な取組も考えられるのです。時間をかけて少しずつ登っていけば、気が付くとかなりの高さにまで達しているのです。

前出の安部山公園まで登っただけで、センターから見る景色とは別世界なのです。辛いけどもっと登りたい衝動にもかられます。何度も何度もその繰り返しをしているといつの間にか、頂上に到着しているのです。

多くの場合、思い込みや、これ以上改善できないと諦めの気持ちで、ちょっと頑張れば、辿りつく公園でさえ、難しいと書いてあったからと歩みを止めているのと同じです。

そこまで行けないと思ってしまっているのです。

余分な知識が邪魔をしているのです。

諦める口実を知っているので、「残念ながら」と諦めてしまうのです。

私達は療育指導に関わった時、障がいに関わる書籍もあまりありませんでしたので、ここまでしか改善しないというストッパーがなかったのです。

制限を知らなかったのです。

ここまでしか成長しないという常識が全くなかったのです。
無知だからできた事かもしれません。
知っていたら途中で満足していたかもしれません。

私の性格にもよるのかもしれませんが、私はたとえ1%でもそれに掛ける事に躊躇しない性格です。きっとギャンブルにはまると大変な事になると思うくらい挑戦します。私が指導するんだから進歩出来るに決まっているという思い込みもあると思います。

でもこの思い込みが子ども達の成長に科学変化を起こすのです。1%でも可能性があると諦めないのです。

他界した私の母が病に倒れたときも、ちょっとでも良くなると言われた事に全部挑戦しました。1週間もてばと言われるほど重篤な状態でしたが、当時考え付くありとあらゆる事を行った結果1年4ヶ月延命し、一時は退院し一緒に旅行したり楽しい時間も共有し、病魔にも負けず結果静かに息を引き取ることができました。

命に関わると1%以下の可能性にだって賭けるのに、何故大切なお子様の事を諦めてしまうのでしょうか?

全部忘れて一旦リセットして下さい。

良くなると信じて取り組めば、必ず1段階段を登る事が出来るのです。
たとえ100段1000段あっても、諦めずに登り続けて下さい。

取り組む気持ちがなければ何も解決しないと心に刻んで下さい。

貴方のお子様は特別なのです。

私共の施設は
九州自動車道 小倉東インターから 車で5分
北九州都市高速 横代インターから 車で5分
JR日豊線 安部山公園駅から 徒歩4分
(新幹線でお出での場合は、小倉駅で日豊線に乗り換え約20分程度です。)
(小倉駅からタクシーを利用される場合は、2000円程度です。)
(小倉駅からバスでお出での場合は、10番台のバスで約30分早いと20分)
西鉄バス 上葛原バス停から 徒歩1分
福岡方面から高速バスで来られる場合は、三萩野で乗り換え10番台で15分程度
(三萩野からタクシーでも1200円前後です。)
北九州空港から車で20分場合により送迎致します。

必ずお電話にてご予約の上お越しください。療育指導中並びに、他の方の療育相談等で突然のご来訪にはご対応致しかねますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
療育相談は093−475−0449 北田までお願い致します。
療育中、講演会等により不在の場合はこちらからご連絡致しますので、お名前、ご連絡先等受付スタッフにお伝え下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 00:19| 14.制限を忘れて… | 更新情報をチェックする
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