2014年06月13日

NO92.ボス猿で在る事…

ボス猿で在る事…

前回ポジショニングの大切さとして、おしくらまんじゅう(押し競饅頭)で勝ちましょう」で、保護者や指導者の立ち位置に関してお伝え致しました所、接し方を変えてから大きな変化が見られたとの沢山のメールを頂きました。今回は、立ち位置が確保されたとしての、理想的な支援者としての在り方をお伝えしたいと思います。

ボス猿で在る事…というと何やら野蛮な感じが致しますが、実はボス猿程周りに目配せをしている存在はいないのです。ボスであり続ける事、ボスとして存在し続ける事、絶対の庇護者として在り続ける事が、支援を必要とする子ども達に最も重要な存在となります。
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ボスですから、先に食べるのはボス猿です。子育てでの間違いで最も多いのは食事の順番です。食事は、生命の根源をつかさどる重要な要素で、最も精神の根幹に浸透しやすい慣習です。あえて教えなくても、その序列が明確となります。

祖父母も一緒に暮らしているご家庭の場合、昔であれば、お爺さん、おばあさん、お父さん、お母さん、兄弟、そして本人という流で、食事が順番に出されます。基本的な序列が、お茶碗にご飯をつぐ順番であったと思います。一番力のある者から食べるというのは、自然の摂理です。

現在、生活習慣も変わり、仕事の関係で、父親不在であったりすると、まず出来た物を一番最初に食べるのがお子様からとなり、勘違いが起こるのです。そうですこれが、ポジショニングの誤解です。

誤解をするから、指示が通らないのです。保護者のいう事を聞かないのです。

動物には、基本的に言語活動はありませんから、食事を与え、世話をしてくれる親の指示に従います。言葉はいらないのです。絶対的な庇護者であるので、自分で食べ物を獲得出来るようになるまでは親の指示に従っているのです。人間も成長すれば成長するほど自我も芽生え、嗜好も異なり、独り立ちするようになりますが、自分で生活できる(食べて行く事)が出来なければ自立出来ません。親のやっかいになっているのであれば、通例は親の指示に従います。嘗て沢山のひきこもりや、家庭内暴力の支援を行って参りましたが、私の経験では、何をしても食べさせてもらえる環境を変えなければ自立の道へは進めません。いくら知性があっても進展しません。

初段、私が教室でおやつをあげる時、適切な立場の樹立が出来ていない場合は、最初に私がおやつを食べて見せます。絶対に最初に子どもへ配るような事は致しません。私が食べて、補助の先生が食べて、親子通所で保護者が同席なら、保護者にあげて、そして最後にお友達にあげるようにしています。(関係樹立出来るまで)

ボス猿は教室では私なのです。「先生がここで一番力を持っている」という事を行動で理解させています。ですから先生の指示は絶対なのです。ですから他の先生も私の指示に従ってもらっています。これが基本条件なのです。お友達の前で、私の指示を先生がきかない所を見せると子どもは混乱するので、絶対にそんな事のないようにしています。何かあったら、子ども達のいない所で話し合いをし混乱を招く様子は見せません。

ご家庭では、まず保護者、父親、母親、兄弟、そして本人、勿論祖父母がいる場合は祖父母から食事を出して頂きます。これらの順番が畏敬の念に繋がったり、目上を敬う気持ちに繋がったりもします。

モデリングでの所でもふれましたが、指示が通らないお友達に、きちんと指示が通る子ども達の様子を意図的に見せる事もしております。COMPASSは平日の指導ですので、わざわざ土曜日の幼児教室に参加して頂いてボス猿の力を見せる事によりそれまで、駄々をこねていたお友達が、きちんと先生の指示に従うように変貌しているのです。

自分よりも、年上のお友達が、きちんと椅子に座って先生の指示に従い課題に取り組む様子を何度も見せると、それが当たり前となり、先生のいう事が絶対となるのです。

ご家庭での序列をはっきりとさせて下さい。甘い甘いお父さんや、祖父母が一緒の場合もありますが、きちんと役割分担を決めて下さい。やさしく接するのと、甘やかすのは違うのです。社会に適合できる力を養うためには甘やかしていては駄目なのです。ボスはボスらしく、大人は大人の目線で、対峙して下さい。

やさしくするのと、機嫌をとるのも違います。機嫌をとっていては、指示は通りません。嫌な事がある度に泣き出します。本当にお子様が可愛いのでしたら、ご家庭でもそれぞれの役割分担を明確にして接するようにお願い致します。











ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 12:00| 38.ポジショニングの大切さ | 更新情報をチェックする
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