2015年01月25日

NO196.ハッピーワードを探す…

自閉傾向のお友達にみられる心の働きに関して

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ネガティブワード(後ろ向きな言葉がけ)に対峙する言葉として子ども達にとって最も大切な言葉がけ「ハッピーワード」があると考えます。

やる気をひき出す言葉
落ち着きを取り戻す言葉
行動を抑制する言葉
我慢という行為を導き出す言葉それが「ハッピーワード」です。

写真のお友達C君は先日2度目の療育支援を受けにこられました。お母様とお話をしながら、ネガティブワード、ハッピーワードをお伺いしようと思ったのですが、該当する言葉を探しておりましたが、首尾よく見つけ出す事もできず、フレーミングを行う為に、「ダメダメ君」と「天才君」の二択式で行動条件確定していく中で、C君のハッピーワード「天才君」を見つけました。

天才君はよそ見しません。先生をきちんと見る事ができます。
天才君は歌ったり、大声を出したり、勝手にしゃべったりせず、静かにする事ができます。
天才君は急に立ったり、走ったりせず、ゆっくり歩く事が出来ます…

こんな感じで行動を例示すると、あら不思議、ウロウロが止まり、お母さんと私の傍に来て静かに椅子に座る事ができました。ちょっとした時嬉しくて走りだしてしまったのですが、「天才君は走ったり…」というと、ピタッと止まって、ゆっくり歩いて一回りし、椅子に着座する事ができました。そうですC君にとって「天才…」がハッピーワードだったのです。

それからガラリと態度が変わり、ニコニコと指示が通るようになりました。
「天才・おりこう・かしこい…」全部C君のハッピーワードでした。

お母様のお話では、その日は帰宅しても終日ニコニコと嬉しそうに大人しくしていたそうです。そして次の日もニコニコ嬉しくて、気分良い朝がむかえられたとのご連絡を頂きました。

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どの子も良い子でいたいのです。
良い子になりたいとも思っていますし、良い子であるとも思っています。

事例的特徴として、欲しい物が欲しいと言えない、そこに居たいのに、帰りたいと言ったり、好きなのに、嫌いと言ってしまう。どうしてそう言ってしまうのか本人にも制御出来ない場合が多々あります。

そして反対の事を言ってしまい、1人悲しい思いをしたり、「しまった〜」と思って更に自分を責めるのです。壁に頭をぶつけたりと自傷行為にでたり、他傷行為にまで発展したり、指をしゃぶったり。爪を噛んだり、嚙みきったり、手をかんだりしてコブになったりといったストレスに転化する場合もあります。

お利口でいたいのに、自分自信の力では行動抑制が出来ないのですが、それを補うのが魔法の言葉ハッピーワードです。

実は私にもハッピーワードがあります。私のハッピーワードは「優しい」です。〇〇してくれて何て優しいんでしょう…といつも家内の術中にはまっています。

人によってハッピーワードは違います。「女らしい…」「男らしい…」「かっこいい…」「可愛らしい…」「美人さん…」「お利口さん…」「逞しい…」等など実は私達も実生活で多用しているのです。ポピュラーなところでは「愛してる…」「大好き…」等きっと思い当たる節もあると思います。

魔法の言葉はそのハッピーワードにちょっとのブラスアルファーの呪文を付け加えるだけで魔法をかける事が出来るのです。

その呪文はあるべき正しい姿が思い描きやすく伝える事で子ども達の行動を抑制したり、制御したりする事が出来るのです。

さあお子様のハッピーワードを探してみて下さい。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 21:00| 8.言葉の力 | 更新情報をチェックする
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