2015年01月26日

NO197.見紛う(みまがう)言動…自閉傾向から

思いと、言動の違い

誰であっても、何か困難な事にぶつかると男女問わず
「このくそババ〜」と言ってしまうお友達…
「そんな事は言いません…」と言われると絶妙のタイミングで
「笑い事じゃないのよ。」と屈託のない笑顔
お友達の状態をよく知らないと、思わずイラっとしてしまうほどで、健常に見えるためその言動に周囲も困惑してしまいます。

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でもこれは園や、テレビ等で覚えたお友達の得意で好きなフレーズなのです。悪意はないのです。つい思わず困った時等に口走ってしまうのです、困難な事にぶつかった時、困った時、制止された時、叱られた時、注意された時…

本人が望んでいない仮面をつけてしまっただけなのです。
そしてその周囲の対応から「しまった〜」と思うのです。
本意ではないのです。

そしてそれがお友達のストレスに繋がります。
私達はその様子を観察しなければならないのです。

どんな時にどんな反応をするのか

嬉しいと電気のスイッチを切るお友達もいます。嬉しい気持ちになると切りたくなるのです。切る事に意味があるわけではなく、そうやって気持ちを表現しているだけなのです。

嬉しいと床をダンダンと踏み鳴らすお友達もいます。これも表現方法なのですが、気付くまでに時間がかかります。

床に寝そべってしまう…一般的には、駄々を捏ねている時の動作ですが、嬉しい時に床に寝そべりたいお友達もいらっしゃいます。

喜びがジャンプという行為に繋がるお友達もおられます。
嬉しいとクルクル回転するお友達も…

発動契機は何なのか、どんな言葉に反応しているのか見極めて下さい。

床をダンダンするお友達、ダンダン踏みしめられないと、キックする事もあります。反射に近い行動だと理解すれば良いかと思います。

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かわいい猫を思い出して下さい。我が家にも愛猫がおりますがしっぽでおしゃべりをしてくれます。嬉しかったり、気持ちよかったりするとしっぽをパターン・パターンとゆっくりやさしく振ってくれます。でも私が強引に引き寄せたり、ぎゅっとするとパタパタパタと合図をしてくれます。最後はグーと鳴きだしてしまいます。

猫と一緒にしないで…と叱られそうですが、一連の言動は一種の生体反射ではないかと考えています。我が家の愛猫は生まれて数時間後には私が世話をしていましたからこれは親猫から教わった行動原理ではないのです。
これは生まれ持っての本能からの行動反射か、遺伝子に組み入れられた動きではないかと考えられます。そして上記一連の言動は、その行動反射に繋がった先の言動がそれぞれ何らかの原因でお友達の反射結果として結びついてしまったのではないかと推測しております。

私達はその行動反射を本来繋がるべき言動に繋ぎなおす手助けを行う事で多くの問題を解決出来るのではと考えております。

床を踏みしめるお友達も、「私は良い子です。嬉しい時はうれしい〜って言えます。」とその都度優しく促す事を実践しているのですが、ドンドンしなくても感情表現できるようになってきています。

電源スイッチを切ってしまうお友達も、ちょっと魔法をかけると、気持ちを自制する事が出来るようになりました。
汚い言葉だって出なくなるのです。ハッピーワードと組み合わせれば相乗効果も得られ改善が望めるのです。

代償行動をスイッチング(切り替え)出来るように促すのです。行動抑制とスイッチングそしてフレーミングを駆使し、時間をかけて取り組めば望むべき姿を実現する事が出来るのです。

さあまずは、しっかりと観察から始めましょう。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 21:00| 8.言葉の力 | 更新情報をチェックする
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