2015年10月17日

NO278.特性を伸ばせば…天才となる

NO278.才能を潰さず伸ばせるか…

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】

アメリカのお友達のお話です。

彼女は、1歳になる前から見つめ続けて来たお友達で、才能を認められ、この度全米の1%と言われる天才児として正式に認定され、全米の特別プログラムに参加する事となりました。
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そもそもの出会いは…
私達は教育支援のボランティア団体として昭和61年に創立致しました。最初の活動拠点は市の児童館をおかりしてのものでしたが、ボランティアの概念も希薄な時代で、不登校や、家庭内暴力、学習遅滞の為の支援であっても、施設費も毎回支払が必要な状態でした。

NPOも一般社団法人もない時代で、社福にするわけにもいかず、学生だった私達は、会社組織としての運営が始り、収益を確保する傍ら、教育支援を行う団体として活動する事となりました。

私共に、教育部門があったり、教材事業部で、全世界の日本人学校に学校教材の提供を行わせて頂いているのも、ボランティア活動を行うための収益事業の一貫であり、私共は独自の成長を遂げる事となりました。(苦労話っぽいので詳細は割愛します。)

教育部門でも無償、有償にて4000名を超える子ども達の教育支援を行い、そんな中で、20年前に出会った中学生が、その後も努力を重ね、大学から渡米し、努力を重ね欧米の大学を卒業し、そして母として彼女を神様から頂きました。

異能の資質は問題か、それとも天才なのか…
小さい時は、ごく普通のお友達でしたが、成長するに従って異能の才を発揮する事となりました。集中力は凄まじく、大人を圧倒する力を持っていると思えば、ふとした事には全く興味を示さず、母も専業し彼女の成長を見守る事となりました。

4歳になる頃には、日本語、英語、そしてフランス語を自由に操れるようになり…というと華々しい感じがするのですが、通例の生活には様々な問題もあり保護者を悩ます事となりました。

今回はそれらの問題には言及致しませんが、日本国内であれば、受け入れる事が難しい問題も、欧米の取組み方、教育環境の違い、スタンスの違い、良い意味での個人主義、才能を伸ばそうとする教育環境もあり、彼女の良い資質を伸ばす事となりました。

周りが彼女を受け入れたのです。

彼女の資質を認めたのです。

保護者も支援し続けたのです。

詳しくは来年彼女の取材にテレビ局が渡米する事となったので、全国ネットの春のスペシャル番組で、その様子や抱える課題をご覧頂ける事になると思います。

今、彼女の興味は音楽です。
世界中の音大の教授を務める、バイオリンで有名なロバートダビドビッチ(Robert Davidovici)の最年少の内弟子になりました。明けても暮れてもバイオリンを離しません。僅か数カ月で何十年分のプロの技術を凌駕出来ているそうです。

受け入れる事、認める事から全てが始まるという良例です。

何が大切なのかを見極める事
究極に大切なのは、生きる力だと思います。

生きる力とは自立できる事であり、一般生活が普通に送れる事だと思います。

人を傷つけず、盗む事をせず、ルールを守り社会に順応する能力です。

きちんと職につき、結婚し、家庭が築く事が出来る事が多くの保護者の願いです。

現在の日本では、万一就労する事が出来なくても、社会保障制度の中で生きていく事が可能です。贅沢をしなければ、餓死したり、路頭にまよう事はありません。

職につくといっても、軽作業から、複雑な知識の必要な物の違いで収入に差が出来るので一般的にはより良い職業に就くために、知識を獲得し、中学よりも、高校へ、高校よりも専門学校へ、専門学校よりも短大へ、短大よりも大学へ、大学よりも大学院へと難度の高いスキルを求めてしまいますが、長い年月子ども達の成長を見続けていると何が幸せなのか考え込んでしまう事も少なくありません。

今は大学を卒業しても就職がない時代です。教え子の中には上の学校には行かず中学から就職した子ども達も少なくないのですが、不幸なのかと言えばそんなことはないのです。

陶芸家になったお友達は、自分の窯を持って第1線で活躍しています。

大工さんになったお友達は、技術を磨き、今では立派な棟梁になった子もおります。

農家を継いだお友達も、何反も田畑を耕し額に汗しながらも幸せな家庭を築いています。

皆勉強は苦手でしたが、生きる術を早くから磨いてきた結果です。
幸せに導く結果は一様ではないのです。

障がいという問題を抱えたお友達が、就職するという能力まで手が届かなくても年金の受給もあり、社会生活が送れれば、自分で買い物をしたり、食事を作ったりと社会に適応する事も出来ると考えます。

あるお友達は、学校が大嫌いで中学を卒業するまで1ヶ月も学校に行きませんでしたが、ネットを活用し自立した生活が出来ている子もおります。

お風呂が嫌いで、清潔観念が乏しくても、土作りが上手で立派な農業家になる事も夢ではないのです。

お友達の名前が覚えられなくても、時計が読めなくても、別な才能を伸ばす事で生きる力を得ることが出来るのです。

臭いに敏感なお友達は、香料師になりました。
手先の器用なお友達は、何度も何度も国家試験を受けてとうとう美容師の免許を取る事が出来ました。数字は苦手でも、漢字は覚えられなくても、出来うることはあるのです。

才能を見つけてあげる事も一つの支援です。

平均的な能力ばかり見つめてしまいがちですが、お子様の特性を逆手にとって将来の道に繋げる事も出来るとお考え下さい。

幸せには様々な形があるのです。
能力も伸ばし方でその子の未来が変わります。

COMPASSで使用している問題の8割以上を作成した上席指導者が彼女に逢いに渡米し欧米の最新の療育を学ぶ為に留学する事となりました。

海外ではダウン症のお友達が、トップの成績で大学を卒業したり、議員として活躍しているという事例もあります。才能を開花させた成果であると思います。

世界は広いのです。
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受け入れる事、才能を伸ばす事、支援し続ける事で未来を変えることが出来るのです。


ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 01:21| 49.環境設定に関して | 更新情報をチェックする
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