2016年02月05日

NO315.発語の伸び…その4(加筆)

NO314.適切な指導空間…(加筆)
保護者心得  【言語】  【ダウン症】
おざなりになりがちですが、指導空間はとても大切です。

出来れば静かな落ち着いた環境が理想です。
そこで今回は、まず「音」に関してお話したいと思います。

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騒がしい環境よりも、静かな環境の方がよい事は誰しもご理解頂ける事と思います。

一例としてリビングで勉強する場合を勘案したいと思います。

リビングで勉強しているお友達は少なくないと思います。

勉強しようとしているその横で、お父さんがテレビを見ていて果たして集中出来るでしょうか?

多くのお友達は気になってできませんし、私も出来ません。

少なくとも、イヤホンを使って頂くか、家庭学習に取り組む間はテレビ禁止が望ましいと思います。

お部屋が違えばとお考えになる方もおられると思いますが、言語発達が未熟な場合、それを補完するための感覚は鋭敏で、隣の部屋で周りがくつろいで、遊んでいるのに、自分だけ頑張りなさいというのは難しい事であるとご理解頂きたいと思います。

ご兄弟等が騒がしいという問題もよく耳にします。

やはり同時間帯は、みんな頑張る時間に変更して頂く方が上手く行きます。遊びの途中で、他の弟妹が遊んでいるのに、自分だけというのも、取り組みを妨げます。

生後間もないご兄弟がおられても、いざ取り組むという時、ご両親が真剣であればあるほど、その気迫で静かになるものです。多くの事例もございます。その空気感で小さな弟妹は静かになってくれます。

勿論、極度な長時間は無理ですが、1〜2時間程度は大丈夫とお考え下さい。

小さなお友達でも、頑張らねば…という保護者の気迫は伝わります。

話聞かせる事で、騒いで走り回っていたご兄弟も、隣で静かに色塗りを始めような事が出来るようになりますので、是非試されて下さい。

多くの場合、ご兄弟は、遊んでいいから遊ぶのです。

騒いでも良いから騒ぐのです。

テレビを見ていても許されるから見るので、協力させるべき要件であるとご理解頂きたいと思います。

学齢が上の兄姉であればなおさらです。

屁理屈を振りかざす場合もあろうかと思いますが、何故それが必要なのかしっかりと話す必要性があります。いつまでも保護者が生きているわけではありません。お子様が自立できない場合は、全て兄弟の庇護に頼らなければならなくなるのです。

少しでも自立出来るように、家族全員で支援する事が大切である事をよく話聞かせて頂きたいと思います。家族の協力のもと、成長に注力しなければならないその必要性を強く説く必要性があると考えます。

出来るだけ自立して生きていく力を育む事が家族全員の目標にして頂きたいと思います。

ですから取り組む時間帯は、家族全員が静かな環境を作れるようにお取組み頂ければ、他の兄姉も弟妹も学習習慣が同時に身に付き一挙両得であるとご理解頂ければと思います。

先だって、私達も発達検査の最中致命的なミスをしてしまいました。

静かな環境の中で、検査を受けなければならなかったのに、ビデオを精査すると隣の部屋から楽しそうな遊び声が聞こえていた事に気付く事となりました。検査結果が思わしくなく実力と少々乖離していたので、私も検査の様子をビデオで確認し、音量を上げて始めて気づいた事でした。

私も同席すればよかったのですが、お友達にとって検査より、隣の楽しい雰囲気が気になってしまい、早く済ませたいから、黙ってしまう。出来ないふりをしたりと、隣に戻る気持ちが優先されてしまい正しい検査結果が得られなくなっておりました。

検査の先生にも、お友達にも申し訳ない事をしたと猛省しております。
集中出来る環境設定ができていなかったのです。

これは一例なのですが、お友達の多くは繊細です。
私達が気にしないような事が気になったり、してしまいます。
音の管理が出来るということは、上記の他の活動が抑制され1つの課題で、複数の障壁を取り除く事に繋がります。

まずは週末から試してみて下さい。

次に大切なのは、部屋の温度、明るさ、椅子のむきと、整理整頓です。
次回はこれらに関してお伝えしたいと思います。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 21:23| 36.言語獲得への道 | 更新情報をチェックする
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