2016年09月13日

NO.357 成長法則は W=V×A

NO.357 アレ・コレ型は×××

保護者心得【自閉】LD【多動】


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子ども達の支援を通じて、様々なお考えを持たれた方にお出会いします。

COMPASSにお出でになる方は、何とかしようと、良い支援者を探して、方々訪ね歩かれ、少しでも効果がある事に対して懸命に取り組まれている方が85%以上いらっしゃいます。

全体の10%近くの方が、行政が介入されているケースで、何かのきっかけから、ギャンブルに依存したり、アルコールが手放せなくなりして、育児放棄状態に陥っておられ、関係行政・児童相談所時には警察を含め、慎重に情報交換を行いながら、少しでも生活や子ども達の環境が改善されるよう、見守り、継続的な様々な支援をうけておられる方々です。

そして残りのとても残念な方々は、あれも、これも何でもとりあえず試して失敗される「アレ・コレ型」の方、折角通所する事が叶ったのに、何度かご利用されただけで、成果を感じず直ぐに諦めてしまわれる「Give up型」に大別されます。

アレ・コレ型とGive up型も決して望む成長は得られておられません。

総じて成長の機会を逸したり、途中挫折されているのが実情です。
※その後成長した…という報告は現状は皆無です。

7割近くの方達は、いったんお辞めになってから、3カ月後、半年後、1年後にまた訪ねて来られます。

戻って来られる理由は、通所当時、一緒に支援を受けていた、お友達が大幅に成長されている様子を目にされた場合がほとんどです。

アレ・コレ型の方は、言語もさせなければ、STの指導も必要かも…OTの指導もしなければ…運動もさしたいし…と毎日あれもこれもさせて、結果的に少しの成長成果しか得られずに時間を無為に過ごしてしまわれるタイプです。

アレ・コレ型の方は本当に何が必要か本質を見極めなければ何も解決出来ません。
確かに様々な支援は必要ですが、それぞれ効果的な時期がある事を忘れていらっしゃる方が殆どです。

コミュニケーション能力をあげたいのに、果たして運動が必要なのでしょうか?

運動が若干出来ても、言語能力が乏しいと、指示も理解出来ないので結果困ってしまわれます。考える力は、言語です。何が悪くて、何をどうする事がチームに必要な事かすらわかりません。

走れないより、走れる方が良いと私も思いますが、話せなければ、思考する事ができなければ、目指すステップにはすすめないのです。

そして、一部の方に限っての事なのですが、最初は持っておられる日にち全部来られるのですが、新しい施設が出来る度に徐々に通所される回数が減っていかれる方。

これらの方々の成長成果を現在調査しているのですが、通所頻度が減れば減るほど、喪失してしまう事が数字で報告されています。

半年かけて10から80になったのを安心して、支援回数が減っていくと80が70に、50にと徐々に低減し、半分以下になった事例も発生しています。

知るという事、覚えるという事。覚えたことを使う事。事例に合わせて思い出す(想起)する事は違うのです。

私達を含めて私達は使わない物からわすれてしまうという特性、能力的限界があります。

一見出来るようになったと判断しても、それは毎日支援し続けているから維持できた事であって、支援回数が減ると、記憶を維持できず、忘れてしまい、嫌になってくるのです。

よくティッシュで作った蝶々のお話をするのですが、ティッシュの蝶を私達は扇子で一生懸命仰いで飛ばしているのです。懸命にあおいでいるとお友達の能力に比例して、ある時期から落ちる事なく、蝶は浮かび続ける。これが定着という状態です。完全に覚えて忘れなくなった状態です。

多くの場合この状態を勘違いして、もう大丈夫。と思ってセンスであおぐのをやめてしまうのです。定着前の蝶は徐々に降下し、床に堕ちればもう飛べなくなってしまうのです。

一度覚えた事でも必ず忘れます、忘れかけた時にあおぎます。あおぐとまた元の位置まで浮かぶび、空中での滞留時間が長くなります。この繰り返しで浮かんだままの状態がえられるようになるのですが、直ぐに安心してあおぐのをやめて、指導をしているつもりでも、別な所に力をかけすぎて、結果的に能力を落としてしまうのです。

言語指導の途中から、体操の指導が入るのと似ています。双方とも保護者の方からすれば必要な支援なのかもしれませんが、発語と運動は支援というくくりでは同じですが、分野が全く違うので、相乗効果はえられず、結果的に発語能力を低減させてしまうという事です。アレ・コレ型の最も恐ろしい間違いなのです。

Give up型の保護者の方も、直ぐに結果を求めて、直ぐに結論を出し、別を探されるのですが、おいてきぼりにされて初めて気が付かれます。

アレ・コレ型とGive up型の方々の最大の問題は、「COMPASSでの支援回数が足りない事」なのです。

成長は支援回数に比例するのです。
これは如何なる療育支援においても同様です。

同じ学齢で、同じ力量のお友達であれば、週6日通所されている方は、週5回の方より多くの成長を獲得されています。

論理的に考えても、週6日>週5日>週4日>週3日>週2日>週1日>2週間に1日>1カ月に1日という成長成果になるのは自明の理です。

今まで多くの成長成果を発表して参りましたが、その90%の方は連日個別療育支援を受け続けておられる方々です。

遠方で、毎日来れない方の中で成長成果を得られている方は、来れない間は、しっかり自宅で課題に取り組んで成長を獲得されているのです。

毎日頑張っているから得られている成長なのです。
「COMPASSに通っているから、大丈夫。」なのではありません。

支援の繰り返しが大切なのです。
連日の指導があってこその成果です。
毎日これない方は、自宅で頑張っているのです。

何もしないで、成長は得られないのです。
毎日の取り組みが大切なのです。

言葉が1語も話せなかったお友達も毎日継続すれば、半年後には30語100語と話せるのようになっています。最初の発語まで時間がかかっても、継続した取り組みが化学変化をおこして、数か月後には話す事が出来るようになるのです。

文字が書けなかったお友達が、1年後、2年後書けるようになるのです。
私は成長は、電気工学でいう電力計算と同じだと考えます。

電力(ワット)=電圧(ボルト)×電流(アンペア)ですので、単位としてはW=V・Aで表し、

療育支援の場合は、WはWork(仕事=作業量=成長成果) V Value(価値=お子様の資質) A activity(動き=活量=支援回数と時間)だと私は考えています。

成長成果=お子様の資質×支援時間で表せるのです。

資質の高いお子様の場合、少ない支援時間で成果が得られます。逆に資質に課題を沢山抱えている場合は、沢山の支援時間を掛けなければ成果は得られません。
とても単純な理屈なのです。

こんな話もたまに伺う事があります。

療育センターで知り合ったA君は、COMPASSに来て週2回で、平仮名を覚えて、文字が書けるようになったので、うちの子も…同じでいいわけないのです。


お子様がA君と同じ資質であれば、問題ないでしょうが、発語も曖昧、記憶力もまだ乏しいその状態で、A君と同じ支援回数で結果が得られるわけはないのです。


V資質が高くA支援回数が多いと成長は高くなります。

Vの資質が低くても、Aの支援回数が圧倒的に多ければ高い成長を獲得出来る場合もあります。COMPASSでもして、食後また家で頑張って、朝早起きして幼稚園や学校に行く前にもう一度頑張る。支援回数が多ければ成果は得られます。


大切なのは、以下の5点です。
あれこれしない。

本当に必要な事に絞る。

簡単に諦めず繰り返す。

出来るだけ毎日、支援を受ける。

出来るだけ家庭でも、支援し続ける。

どうぞ、初心に戻ってもう一度取り組んで頂ければと思います。


近日今まで温めておりました新しい取り組みに関して、ご報告出来るのではと毎日ワクワクしております。びっくりするようなお話です。

年内、都内近くに新しい施設も開設予定です。今度は駅に近く、都内からも沢山お出で頂けると思います。

現在、書類作業に追われてなかなか更新できておらず申し訳なく思っております。決して病気等ではありません。療育相談のお時間も10月には取れようかとおもいますので今しばらくお待ち下さい。

もうすぐひと段落致します。申し訳ございませんが、それまでの間、今までの記事を再読頂ければ嬉しく存じます。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 01:05| 28.継続こそ力 | 更新情報をチェックする
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