2020年05月16日

No.1072 COMPASS諫早 ひらがなという道具を得て

No.1072 COMPASS諫早 ひらがなという道具を得て

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS諫早の5歳のお友達、もうすぐ2年になります。
お友達は発語がなく、気がかりな保護者様は「自分の気持ちを少しずつでもいいので表現できるようになってほしい。」と願い、COMPASSへ通うことを決められたそうです。

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実際にお友達は声をかけても、何も言葉を返してくれません。
それだけでなく当時3歳と言う幼さも手伝ってか、衝動的に走り出したり、勝手に棚を開けたりと、指示もなかなか伝わりませんでした。

楽しくお喋りができることをイメージして、日常生活でよく使う簡単な言葉の発語ができるように、そして先生のお話を聞き行動できるようになることを当面の目標にしてCOMPASSの日々がスタート。
発語のためには多くの音を体験し、自分のものにする必要があります。
そこで、口に出せないまでもしっかりと「あいうえお表唱和」や「ひらがなのうた」に参加すること。
シールでの文字マッチング、ひらがなカード並べ、ひらがなのなぞり書きから課題を進めました。

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お友達がイヤイヤではなく、楽しく学びを進められることが何より大事です。
お友達の場合は、色ぬり、シール貼り等の大好きな課題では長時間着座できるようになってきました。
苦手な課題ももちろんありますが、頑張って終わらせられたら、最後に好きな課題をご褒美としてできるように図ってみます。

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こういったご褒美は「強化」と呼ばれ、基本的には「好ましい結果」そのものが強化子となります。
望ましい成果が上がると、例えば先生から褒められる、仲間から称賛される、お菓子やお小遣いがもらえる、ゲームができる、遊日ができる、休憩時間が伸びる、達成感が得られるなど、プラスに働くものが強化子です。
逆にネガティブになる働きかけは弱化と言われます。

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お友達とCOMPASSの2年間の道のりは少しずつですが変化を見せながら続いています。
現時点ではまだお喋りできるところまでは至ってはいません。

ですが、最近は言葉はまだ出ないものの、こちらが言っていることは理解できているようです。
毎日の学習の習慣が定着してきて、落ち着いて取り組めるようになってきています。

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次第にひらがなへの興味が湧いて生きている様で、あいうえお表唱和の際には、じいっと表の文字や先生の口元を見入っているお友達。
先生が文字を書いていると、身を乗り出して覗き込んだり、自由時間にひらがなの50音カードを持ち出して、部屋の隅から「あ・い・う・え・お」と順番に並べている場面もありました。

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以前は鉛筆を持たせると紙を塗り潰してしまいましたが、なぞり書きは線の上をなぞるんだと分かってきて、手をそえると嫌がらずに取り組むようになり、自分の名前や簡単なひらがなのなぞり書きは先生がいなくても今はできる様になりました。

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全く関心のなかった頃に比べて、ご家庭でもひらがなに興味を示す様になってきたと、保護者様もお喜びなのだそうです。
「ひらがな」の世界を手に入れたお友達。
これからは自分の気持ちを表すための道具として使うことをマスターし、同時に発語へと繋げて行けるよう、温かく、優しく支援を続けていきます。

所在地:〒854-0041
    長崎県諌早市船越町891ー2
連絡先:0957-56-9328

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posted by キー先生 at 10:00| COMPASSだより | 更新情報をチェックする
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