2021年02月09日

No.1291 COMPASS樟葉 8ヶ月余りの月日で・・・

No.1291 COMPASS樟葉 8ヶ月余りの月日で・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS樟葉のお友達は4歳、昨年6月から通っています。
保護者様は特にお友達に発語がないことを心配しておられました。
またお友達は保育園に通っていますが、先生が皆の前でお話ししていても集中できていないことや、すぐに口に物を入れてしまうクセも気がかりだと話されていました。

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そこで樟葉では「母音の発達、語彙の増加」を最初の個別支援計画の基本に設定することにして、発声練習、絵合わせカード、手指訓練(ビーズ通し、洗濯ばさみ、積み木、リングつなぎ)、スプーンの練習、数の理解を進めるように計画されました。

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当初のお友達は、気が散りがちで、興味があるものが目に入るとたちまち離席してしまい、着座が続きません。
一方、自分が興味がない教材やプリントが机に並んでいると、手で払って落とそうとしてしまいます。
大抵の児童が好む絵にもお友達はあまり興味を示さず、周りが気になるばかりのようでした。
手に取ったものを何でも口に入れたり、マスクも付けていられませんでした。

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初めから綺麗な姿勢で着座して課題に取り組むことができるお友達はまずいません。
また、お友達にとって見慣れない場所、馴染みのない大人の先生、見知らぬ同年代のお友達に囲まれて、そわそわしてしまうのは当然のことです。
ですが、着座姿勢で落ち着いて目の前の課題に取り組んでこそ集中できて、学んだことが身についていくものです。

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まわりの音や様子が気になって立ち上がるお友達に、その都度「戻ってきて。」と声をかけ、最初の頃はそれでも渋々従っていたお友達。
またお友達が離席する、何度も声をかけて戻す、離席する、もう一度声をかけて戻るように促す・・・。
やがて、離席してしまった、「〇〇くん、戻って」の一度の声かけで戻るようになりました。
机から払い落とした教材も、落とされては先生が拾って戻し、また落とされては戻しを繰り返すうちに、落したものを申し訳なさそうに拾うお友達の姿がありました。

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少し着座姿勢が保てるようになっていくと、ひらがなは1文字ずつ発語ができるようになりました。
挨拶は先生が毎回一緒にやってみせているうちに、挨拶の言葉を口にできないまでも、先生と一緒に頭を下げられるようになってきました。
活動の始めと終わりのご挨拶も、「はーい」と手をあげて答えられるようになり、身振りで、どうもありがとうができるようになりました。

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発語の練習で言葉への興味を覚え、それがお友達に絵本への興味を誘ったのか、この頃にお友達が見つけたお気に入りの絵本では、読み終わっても何度も見返すほど興味が続き、集中していられるようになりました。
次第に数字も理解が進み、不明瞭な音を残すものの言えるようになってきたそうです。
会話を楽しむにはまだ道の途中ですが、「ママ」と言う姿が時々見られるようになり、一度ですが「パパ」と口にしたこともあったのだとか。
嫌がって付けてはすぐ外していたマスクも、今では長時間付けていられるようになり、気になっていた口に物を入れることは殆ど見られなくなりました。

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写真はイメージです

溢れるほどの音を聞き、耳が捉え、記憶され、一致が進んだ音から自分で発することができるようになると言います。
これまで毎日のようにお友達と真正面から向き合い、お友達の中に眠る発語を精一杯引き出すことに努めた8ヶ月あまりの月日でした。
これからは母音の発音を明瞭になるように促し、更に語彙数を増やし、楽しい会話を目指して行きます。

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posted by キー先生 at 10:00| COMPASSだより | 更新情報をチェックする
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