2010年12月18日

NO11.治ると言えませんが、特性が消えます。

治ると言えませんが、特性が消えます。

「消えます。消えます。」故坂上二郎氏ではありませんが、子ども達の抱える特性が判らなくなってしまう事例が沢山あります。私達はお医者様ではないので「治った」といっては駄目だそうで、私もその昔は、「治るものは治るのに何が悪いの?」と考えておりましたが、完治したと勘違い頂いても困るので、「進歩と成長」「変化と抑制」という言葉を使うよう心掛けております。

子ども達をご指導する流れは大きく2つ存在し、1つは問題のある行動を制御・抑制してしまう手法であり、もう一つはその子の持つ長所を最大限に引き伸ばし、それと共に全体の能力の向上を図る手法です。

上記どちらもその本質は変容しているわけではなく、病理学的な立場から言えば、決して治ってはいないのです。1の場合は特性を抑えているので、当会ではフレームワークと呼んでおり、継続中の場合は、フレーミングと呼称しております。(11月にフレームワークの講演会を致しましたが、別途後記します。※今までの講演内容は某画像配信システムに既にアップしており、来年度、順次公開する予定としております。)

2の場合は、対象児童によって手法が異なりますが、他の子ども達に対して大きくその素養が突出している場合に用いる手法であり、個々の事例に併せて課題準備が必要であり、通例の場合非常に療育難度の高い支援となります。

繰り返しますが、それぞれ2つの手法は一見見極める事が出来なくなるという事で、それぞれ一定の達成目標を越えた段階から、よりその出現を抑え、さらに縮小化させるために、お子様の精神年齢に合わせた接し方、言葉掛けの仕方、取組み課題の選出とタイミングを計画的に実施し、特性を個性へと変容させるように努めております。

もうすぐですが、現在当センターで療育指導を受けているお友達の何人かは、医療機関による正式な検査・診断で発達しょう害として検知できなくなるような、事例が出てくるものと期待し、保護者と共に職員総出で指導実践を行っております。

当コンパス発達支援センターの前身で、私達が使用している、全ての教材教具を開発、制作し、長年の間、研究実践を重ねてきたのは、「みつば会」で、今年の私学受験でも前出のように、発達障がいの特性の所在を医療的検知からも診断されているお友達が、数名例年通りに合格致しております。(実は発達障がいの特性があるお友達で、県内受験に於いて、不合格者は未だ1名も出しておりません。)

現在平成25年12月中旬ですから、3週間もしない間の平成26年1月10日にも、国立小学校である 福岡教育大学附属小学校の入学試験がございますが、今度はコンパスからも数名受験する予定となっております。みつば会からもコンパス開設前から通われている、発達遅滞等の特性を持っていたお友達や、多動や、自閉の特性を持ったお友達も今回全員受験する事となっており嬉しい結果が導き出せるよう各自努力を重ねて頂いております。(※学力的な問題は認められませんが、行動規範がまだまだ課題となっており、正しい価値観を身に付ける事が出来るのかが、結果を左右するのではと考えております。)

教育の専門家が子ども達をじっくりと観察しても、検知する事が出来ないほどに、問題行動もなく、実際の入試でもわからなくなってしまうのです。「わからなくなる」=「消えちゃう」と思ってしまうのは子供に寄り添い過ぎだからかと自問自答しておりますが、多くの場合、それらの子供達が一般の知能検査を受けても問題を発見することはかなり難しくなっていると思われます。因みに私は田中ビネーの個別検査を例年100名以上の検査を行っており20年以上のキャリアがございますので、それなりに理解しているつもりでございますが、手前味噌ですが特性が逓減してしまったかもと思ってしまう事もよくあります。

コンパスでは受験の空気感を演出するのは多分に難しいのですが、長年のみつば会の指導において、体感的に、「これくらいの症状であれば、これくらい努力すると合格する。」という指針が持てるようになっております。達成目標を立てやすいという面もありますし、保護者も取り組み易いという点もあろうかと思います。みつば会での多くの成功事例は、フレームワークと家庭での学力強化の両輪で多くの成功事例をあげているともいえます。

結果、子ども達の持つ特性が「消滅する」とまでは私も言うことは出来ませんが、「わからなくなる」のは紛れもない事実であるとご理解下さい。そして私達はこの事実をこれからどれだけ積み上げるか、世の中に公知させて頂く事ができるかが今後の使命であると考えております。

専門の学会での発表も必要ではないかと考え、論文の準備等の必要性も感じているのです。

どのような指導を行ったので進歩できたのか。どのような手順で指導すれば成長が促せるのか。今後コンパスの活動と共に、これらの内容を広く世に公知したいと思っております。多くの皆様のご支援を頂き、私共が取り組んできた療育手法を日本中に広めて行きたいと願っております。

小学校入試等で、合格しているという事は、問題を検知できなかったという事です。指示を守り、協調性があり、お友達と行動でき、学内でも問題行動はおこさないであろうといお墨付きを頂いているのであり、実際に大きな問題行動は発生しておりません。

家庭では面倒を見てくれる姉妹が、外に出た時一歩離れてしまっていたのが、何処にでも手を繋いで仲良く外出出来るように変わるのです。希望する学校に進学し、恋人を私に紹介しに来るのです。就職し結婚の仲人を頼みに来るのです。

問題に立ち向かいましょう。何でもどうにかしますとは申し上げられません、上記のような成長と進歩はご家族のご協力と多くの先生のご指導の賜物なのです。私達は最初の一歩をどうやって踏み出すか、背中を押してあげているだけなのです。

お子様の力を信じて一歩前に出れば、見えなかった物が沢山見えてきます。一人ではありません。私達がついています。

私共の施設は
九州自動車道 小倉東インターから 車で5分
北九州都市高速 横代インターから 車で5分
JR日豊線 安部山公園駅から 徒歩4分
(新幹線でお出での場合は、小倉駅で日豊線に乗り換え約20分程度です。)
(小倉駅からタクシーを利用される場合は、2000円程度です。)
(小倉駅からバスでお出での場合は、10番台のバスで約30分早いと20分)
西鉄バス 上葛原バス停から 徒歩1分
福岡方面から高速バスで来られる場合は、三萩野で乗り換え10番台で15分程度
(三萩野からタクシーでも1200円前後です。)
北九州空港から車で20分場合により送迎致します。

必ずお電話にてご予約の上お越しください。療育指導中並びに、他の方の療育相談等で突然のご来訪にはご対応致しかねますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
療育相談は093−475−0449 北田までお願い致します。
療育中、講演会等により不在の場合はこちらからご連絡致しますので、お名前、ご連絡先等受付スタッフにお伝え下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 03:16| 11.治ると言えませんが、特性が | 更新情報をチェックする
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