2015年03月09日

NO228.想像をはるかに超えた力を得る方法

NO228.どこまで伸びるのか

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】


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英検準2級合格
かつて2歳後半からご指導をさせて頂いたお友達からご連絡がありました。現在小学校1年生です。遠方であるため現在通所はされておりませんが、言葉が遅く、自閉傾向があったお友達ですが、平仮名を覚え、数を認識し、年中の時から、漢字、英語、算盤の取組みをはじめ、漢字検定に合格したこ事をかわきりに、様々な検定に合格し、年中で英検3級合格までいっておりましたが、先般ご連絡頂き、英検準2級に合格したとのご報告を頂きました。これはお子様の力の制限を取り払った結果だと考えます。帰国子女ではありません。海外経験もありません。

公益法人 日本英語検定協会の各級の目安では、英検2級は「使える英語で世界へ」と例えられ、大学入試レベル・2級から海外留学・履歴書で評価されるとあり、準2級は高校中級程度、2級は高校卒業程度とされ、試験内容は、準2級で教育や科学などを題材とした長文の穴埋め問題が加わり、センター試験の問題形式と共通点が多く、入試対策に最適とされ、筆記試験とリスニング試験と面接があります。

今回他にも
準2級1発合格が小学校1年生2名と小学校5年生が1名
小学校6年生では2級合格者がでております。
3級以下は省略しますが一杯合格しています。

繰り返しますが、これらは全て制限をはずした結果であると考えております。どの子も帰国子女ではありません。そして得意な面を限りなく伸ばした結果得られた成果です。

得意をのばせば七難隠す
それぞれ社会性が一部欠落していたり、一般的な見地からすれば、余りにも大人びていたり、少々落ち着きがなかったりといった特性を有するお友達もおりますが、得意な面にスポットライトを当て、努力した結果マイナス面を払拭するほどの進歩を示している実例であると考えます。

出来ない事を責めるより、出来る事をのばす方が負担も少なく、成長もスムースです。出来ない事ばかりに目をやるよりも、出来る事を伸ばして一芸を身に付ければ、周りからも尊敬されたり、褒められたりして陽転していきます。問題を吹き飛ばす事が出来るのです。

嘗て柔道のオリンピック候補の指導に携わった事があります。様々な練習を行いましたが、苦手な寝技より、一本背負いを磨きに磨き、中学で個人全日本優勝をした事例も傍らで見て参りました。得意技を磨いた結果で、一芸が突出する事で他の技術も向上した好例であると考えます。

友人に野球が三度の飯よりも好きな君がおりました。天才ではありませんでしたが、毎日毎日繰り返し練習し補欠からやがてレギュラーになり甲子園へ…そして社会人野球を経験して高校の監督へ…お世辞にも勉強は得意な方ではありませんでしたが、今では立派な指導者です。おそらく読者の方々にも同じような友人や知人がいらっしゃると思います。ピアノが得意な人、バイオリンが…水泳が…お琴の名取になった君もおります。

得意に勝る原動力はないのです。

ここまでしか出来ないという制限を除外して
どうぞ制限をつけるのはお止め下さい。上記のお友達の保護者が初めて面談した時にここまで伸びるとは予想だにしない事であったとお電話でお話されておりました。指導に関わった私自身予想できておりませんでした。

宇宙が好きなNASAに入ったお友達も同様です。1万4千名のスタッフの8割がAD/HDだと笑っておりました。片づけは下手かもしれません。コミュニケーション能力は劣っているかもしれません。社会性が欠如している場合もあるかもしれませんが、能力が突出しているのです。そこで社会に必要とされ、自立する事が出来ているのです。愛する人と暮らす事が出来るのです。

少し前の記事で願うだけでは駄目だと記しました。柔道で全日本2連覇したお友達は、小さい頃から、大きなタイヤを紐で腰に縛り1周1キロ近いお城の周りを何周もしてきたのです。何万本も受け身をとり、何万回と投げを打ってきたのです。好きであっても時折泣いていたのを思い出します。進歩の前には血の出る努力は必要です。でも好きこそ物の…なのです。

制限をはずし、好きな事をとことん追求し、努力しそしてそれで身を立てる。お子様の力を信じて応援してあげて下さい。努力の先に未来があるのです。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 23:56| 14.制限を忘れて… | 更新情報をチェックする

2015年03月08日

NO227.出来ない事ばかりが気になると

NO227.心配し過ぎは制約を生む

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】

毎週沢山の方々とご面談をさせて頂いておりますが、お子様の出来ないという問題にばかり目に入り、ネガティブな雰囲気を作り上げてしまわれているような、保護者の方々と出会う事があります。

〇〇が出来ないんです。
標準的な成長から遅れているんです。

多くの場合は言葉に関してのご相談が多いのですが、「標準」という呪縛にとらわれてしまい出来うる空気感をわざわざ自ら壊してしまい、子ども達の成長に制限を掛けてしまっているような事例に良く直面します。

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例えば、年少といっても生まれつきの差は実に12カ月あるのですが、「標準的」というおおまかな目安を信じ込んでしまい、第3者からみても些細な事と思えるような問題を大きくとらえてしまい、自信を無くしてしまうような雰囲気を醸し出してしまう保護者の方がおられます。

例えば同年代とされるお友達の誕生日は、4月2日から翌年の3月31日までが同一学年となり、その差はきっちり12カ月365日あるのです。※4月1日は前の学齢となります。

雑誌等に掲載されている標準的というのはあくまでも、平均値ですが、その平均値も指導者等の感覚で記載されていたり、調査された被験者数も大よそで、非常に不確かな物であることをまずご理解頂きたいと思います。

4歳1ヶ月で出来る事と、4歳11カ月で出来る事は抜本的に違うのです。まずこの点をご理解頂きたいと思います。

身体的にも、同じ生まれ月であっても、身長も体重も違うように、全ての面において異なる存在である事と十二分に理解した上でお子様を暖かな目で見つめて頂きたいと思います。

「〇歳〇ヶ月になったので、〇〇出来なければいけないのに、駄目なんです。」ご相談の8割近くはまあまあ、そう神経質にならずにと思えるような内容が殆どです。

ちょっと待つと出来る事は沢山あるのです。
ちょっと後押ししてあげれば獲得出来る能力は沢山あるのです。

多くの方々が性急過ぎなのです。
一般的認識として言われているのが「個性が大事」とか、「人それぞれ」とか言っている割にわが子の事になると話が別になってしまわれます。

物事を性急に求めすぎており、じっと待つ事や、見守る事、促す事が出来なかったりされているのです。今出来なくても2ヶ月後、4ヶ月後、1年後にはきちんとできていれば良い事なのに、今出来ない事に悩み、頑張ろうという芽を潰してしまわれている事がよくあります。

〇歳〇ヶ月だから〇〇出来なければいけない…と考えるのではなくて、〇〇出来るようにどうするかを考え取り組む事が大切なのです。

心配し過ぎていると、暗くなります。ちょっとした事でも微笑む事が出来なくなります。環境が大切と一般で言われているのは正しい事で、同じ努力も、怒られながらするのか、応援されながらするのか、ひとりでトボトボするのかで達成度もスピードも異なってきます。

会社等を再生しようとするとき、暗〜く、どんよりとした空気の中で取り組むのと、明るく元気に取り組むのでは自ずと結果が異なるのはどなたでも理解できると思います。

コーチングの仕方でも同じなのですが、出来ない事ばかり、ネチネチいわれるのと、出来る事をドンドン伸ばしながら、問題に挑戦するのとでは、全く違った結果が導き出されます。

そして何より物事には勢いが大切で、出来ない事を掘り下げるとそこで動けなくなってしまいますが、あれも出来る、これも出来る、あっちも出来るようになったから、抱えていた課題もクリアー出来ると思って取り組むと、あっさり出来たりするのです。

暗い雰囲気より、明るい空気。
出来ないを断定するより、出来ると予測する。
希望的観測は大切なのです。

何とかなるさと思う事も時には重要なファクターであるとご理解頂きたいと思います。

トロッコ列車と新幹線
A地点からB地点、同じ移動をするのであれば、金額の問題もなく、設定に違いがなければ、遅いより、早い方がいいに決まっています。私達は小さい時から競争社会の中で成長してきたので、感覚的にそう思ってしまいます。

早い方が凄い、遅いのは悪いという概念も療育支援には問題なのです。

そして新幹線のような移動速度が見込めない場合、多くの方がトロッコ列車から降りてしまうのです。

トロッコ列車でも、時間はかかりますが、目的地に到着する事が出来るのです。目的地に到着してしまえば、開花する能力は更に広がるのです。

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JRに青春18きっぷという物があるのですが、昔のイメージで書きますが、福岡・東京間が新幹線で往復4万円位のとき、時間はかかるのですが7000円程度で往復できる切符があったのです。勿論在来線を使っての移動で、早朝から深夜まで2日近くかかったのではないかと記憶しているのですが、2日かければ東京に行くことができたのです。

トロッコ列車は上記の在来線のローカル電車としてお考え頂ければと思いますが、時間と、乗り継ぎの手間はかかります。体力も消耗するのですが、遅くても着実に目的地に達成できるのです。

達成出来る事が大切で、今出来ない事を嘆くのはお止め頂く方が良いのです。

私共の法務顧問は、中学まで体が弱くて学校にも行けず、高校もいけぬままでしたが、30歳まえに大学に進学し、弁護士になられた方がおられます。

ご指導頂いた教授は小学校まで昔の養護学級に行かれておりましたが、読んだら忘れないという才能に気付き、今では国立大学の名誉教授をされています。

今出来ないより、出来た方が良いのはわかりますが、後で出来ても良いのです。

ご主人が病気になり、初めて癌と対峙され、35歳過ぎて大学に進学されて女医として活躍されている方もおられます。

私の申し上げている到着とは、このような意味です。

言葉の習得が今遅くても、諦めずに支援し続け、何年か経ってでも結果的に獲得できれば、お友達の世界を拡げる事が出来るのです。自立出来る事が可能なのです。

今を嘆くのを止め、決して立ち止まらず、前に向けて到着を目指せばそこに未来があるのです。標準という言葉は捨てて下さい。今を悲しむのではなく、未来を見続けましょう。

心配しても良い事はありません。努力し続ける事こそ未来を切り開く鍵です。


ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 10:00| 14.制限を忘れて… | 更新情報をチェックする

2013年12月21日

NO14.制限を忘れて…

NO14.制限を忘れて…

どこまでお子様が進歩、発達出来るのか制限をはずしてみませんか?

発達障がいの事について沢山の書籍が出版されています。症例としてとても参考になるものです。それぞれの特性を様々な立場で分析されていたりして、発達障がいという特性を抱えている子ども達の保護者としてはとても気になる内容であります。

そのような症例があるという事を理解する必要はあると思います。現在確認出来なくても、将来そのような特性が顕在化する可能性を秘めていると知っておく事は大切だと思いますが、療育を行うという側面においは、記述のレベルまでしか改善されないと思い込む怖さが常に付きまとい、私どもからすると成長を制限してしまっているようで療育指導を実践する上で、大きな壁となる事例が後を絶ちません。

本に書いてあったように、うちの子は、これ以上は改善しないのだと思いこんで、家庭での実践をあきらめてしまっているケースが実に多く、多くの保護者の方とご面談させて頂く際に、まずお手持ちの書籍を本棚の一番奥になおしこんで、一旦考えをリセットして下さいとお願いしております。

知識として知っておく事は大変重要なのですが、それが全てではないのです。本に書いてある事例とお子様の特性が同じという事はまずありません。似ている部分があるだけです。少しかぶっているだけです。同じではないのです。多くの研究論文を見られればご理解頂けると思うのですが、100%同一の結果が出ることなどまずありません。〇〇するような傾向が認められるだけです。

1つの事例ですが、100名の被験者に対して、ある実験を行い、その後の改善の度合い等を長い年月をかけて調べるという事を調査されるのですが、全く改善されなかったのが、60%、一部変化があったのが、全体の30% 顕著な改善があったのが、10%といった研究結果であった場合、その実験で6割が改善されなかったので、うちの子も改善されないと諦めるのか、10%顕著な改善が認められたので、その結果を信じて取り組むのかでは大きいな差が生じます。

取り組むべき手法が山とあるのであれば、別ですが、取り組むべき療法が限られる場合、たった10%の確率であっても、それ以下であっても1%でも改善した見込みがあるのであれば、取り組むべきであると私達は考えております。

積み重ねてきた療育に無駄な事はありません。顕著な変化がなくても、問題の半分でも、数%でも改善されればプラスの獲得なのです。少しの変化を積み重ねれば、やがて大きな山のような進歩を獲得出来るとお考え下さい。

本のお友達と、お子様は違うのです。発達障がいは、ご存じのように非常に複雑な要素を多分に含んだ内容であり、決して一元的ではありません。同じではないのです。皆違うのです。改善のきっかけもまたそれぞれことなります。

対象者の実年齢の違い、家族構成の違い、家庭環境の違い、与えられている刺激の違い、認識する感覚の違い、同じように見えているのか、同じように聞こえているのか、筋肉の付き方もそれぞれ異なります。どの筋肉を発育を促せばよいのかも違います。

体が大きいのか、小さいのか、お母さんは仕事をもっているのか、通っている保育園や、幼稚園のサポートはどうなているのか、食欲があるのか、意識ははっきりしているか、投薬されているのか、生活リズムはどうなのか、都会なのか、田舎なのか、歯が生えているのか、上顎はどれほど発達しているのか、嚥下はどうか、と例を挙げれば数多ある違いの上に、脳内の特性の違いもあります。

脳内の血流はどうなのか、シナプスがどれだけ発達しているのか、神経伝達に異常はないのか、医学的見地からの判断も、獲得している語彙も、何もかも違うのです。

本の中のお友達と一緒ではないのです。一旦本はしまってください。本に書いてあった常識を一旦捨てて下さい。〇〇出来なくて当たり前という考え方を捨てて下さい。これを捨てきらなければ本質的な改善は見込めません。

お子様の進歩と成長を、保護者が信じずして誰が信じるのですか???????

最後までお子様を庇護し、守ってあげられるのは保護者だけです。

当センターの目の前には、足立山という和気清麻呂が怪我した足を治したという600メートル程のお山があります。私はダイエットの為に時々登るのですが、センターからテクテクと、標高150メートル位の位置にある桜の時期にはとても美しい、安部山公園でまず一服します。

センターから僅かな距離ですが、そこは別世界で、方々見渡せて次の英気を養う事ができます。

残り450メートルを10回位休みながらテコテコ登っていきます。元気な人はどんどん私を追い抜いて行きます。途中からは、のぼりで追い越した人が下山してきたりもしますが、私はマイペースで、咲いているお花を見たり、望遠鏡で遠く見たりテレンクランしながら、慌てずゆっくり登ります。

私達が取り組んでいる療育指導もこの登山とよく似ています。少しでも進歩すれば、違う景色がみえるのです。別な取組も考えられるのです。時間をかけて少しずつ登っていけば、気が付くとかなりの高さにまで達しているのです。

前出の安部山公園まで登っただけで、センターから見る景色とは別世界なのです。辛いけどもっと登りたい衝動にもかられます。何度も何度もその繰り返しをしているといつの間にか、頂上に到着しているのです。

多くの場合、思い込みや、これ以上改善できないと諦めの気持ちで、ちょっと頑張れば、辿りつく公園でさえ、難しいと書いてあったからと歩みを止めているのと同じです。

そこまで行けないと思ってしまっているのです。

余分な知識が邪魔をしているのです。

諦める口実を知っているので、「残念ながら」と諦めてしまうのです。

私達は療育指導に関わった時、障がいに関わる書籍もあまりありませんでしたので、ここまでしか改善しないというストッパーがなかったのです。

制限を知らなかったのです。

ここまでしか成長しないという常識が全くなかったのです。
無知だからできた事かもしれません。
知っていたら途中で満足していたかもしれません。

私の性格にもよるのかもしれませんが、私はたとえ1%でもそれに掛ける事に躊躇しない性格です。きっとギャンブルにはまると大変な事になると思うくらい挑戦します。私が指導するんだから進歩出来るに決まっているという思い込みもあると思います。

でもこの思い込みが子ども達の成長に科学変化を起こすのです。1%でも可能性があると諦めないのです。

他界した私の母が病に倒れたときも、ちょっとでも良くなると言われた事に全部挑戦しました。1週間もてばと言われるほど重篤な状態でしたが、当時考え付くありとあらゆる事を行った結果1年4ヶ月延命し、一時は退院し一緒に旅行したり楽しい時間も共有し、病魔にも負けず結果静かに息を引き取ることができました。

命に関わると1%以下の可能性にだって賭けるのに、何故大切なお子様の事を諦めてしまうのでしょうか?

全部忘れて一旦リセットして下さい。

良くなると信じて取り組めば、必ず1段階段を登る事が出来るのです。
たとえ100段1000段あっても、諦めずに登り続けて下さい。

取り組む気持ちがなければ何も解決しないと心に刻んで下さい。

貴方のお子様は特別なのです。

私共の施設は
九州自動車道 小倉東インターから 車で5分
北九州都市高速 横代インターから 車で5分
JR日豊線 安部山公園駅から 徒歩4分
(新幹線でお出での場合は、小倉駅で日豊線に乗り換え約20分程度です。)
(小倉駅からタクシーを利用される場合は、2000円程度です。)
(小倉駅からバスでお出での場合は、10番台のバスで約30分早いと20分)
西鉄バス 上葛原バス停から 徒歩1分
福岡方面から高速バスで来られる場合は、三萩野で乗り換え10番台で15分程度
(三萩野からタクシーでも1200円前後です。)
北九州空港から車で20分場合により送迎致します。

必ずお電話にてご予約の上お越しください。療育指導中並びに、他の方の療育相談等で突然のご来訪にはご対応致しかねますので、くれぐれもよろしくお願い申し上げます。
療育相談は093−475−0449 北田までお願い致します。
療育中、講演会等により不在の場合はこちらからご連絡致しますので、お名前、ご連絡先等受付スタッフにお伝え下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 00:19| 14.制限を忘れて… | 更新情報をチェックする
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