2014年01月10日

NO23.カード指導の難しさ

NO23.カード指導の難しさ

カードというと、ついフラッシュカードを連想される方が多いのではないかと思われますが、私自身は大変懐疑的に思っております。もともとフィラデルフィア研究所で取り組みがはじまったとの事で、私も実際に小学校就学前の子供達に使用していた時期もありますが、その効果に関しては如何な物かと考えております。

右脳教育がはやった時期に、早いスピードで「猫・犬・トラ…」とめくりながら読み上げて行くと、集中力を欠いている子供が一瞬カードに釘づけになり集中して見ているように見受けられ多くの可能性を秘めているのかと思いこんでおり、空港の掲示案内を活用した、フラッシュカード回転機等も実際に作った事もあります。

長い期間指導の中で活用し、気が付いたのは、名称等を覚える為のツールとして使用する場合、特に療育指導においては、犬の絵を犬と認識する事が大切で、きちんと理解を深めるためには、早いスピードでカードをきっていくフラッシュカード的使用法に疑問を持つようになりました。

特に言語に問題があっる場合、じっくりとした取り組みが大切であり定着をめざすのであれば、早いカード操作より、現在は、その絵から連想される物を導き出したり、動物であれば、どうやって生まれるのか、何を食べるのか、何処に住んでいるのかといった事を関連付けて指導する事の方がより重要であるとおもっております。

ドッツカードのように一瞬で●が幾つあるのかわかるからといって何になるのか、麒麟の感じが読めても、書けないのにどうするのかと考えるようになり、名称確認等の指導以外には使用する事はなくなりました。

例えば曜日等を覚えさせるのに、指導の度に繰り返し、月曜日、火曜日…と行っていくことでいつのまにやら言えるようになるのは、計画的な指導でも同様の成果を収める事が可能であり、別に壁に掲示してあったり、黒板に板書された物を一緒に声に出して読む事と効果は同様であり、その子のペースに合わせた指導ができますので早いカード操作の必要はないと思っております。

よくCMを覚えるように、リズミカルに指導すれば…と言われますが、掲示された物であっても同様です。

一番危惧するのは、一般生活にはそのような慌ただしい展開はなくAD/HD等の場合小学校に就学しても周りに併せる事が出来ずうろうろと歩き出したりしてしまう原因にもなるのではと考えております。

一般生活にないスピードではなく、きちんと椅子に座って指導を受けるような所作も含めて身に着ける事が大切で、既出の記事にも列挙しておりますが、既に年少でも数時間課題に取り組み、現在年長の子ども達は、この冬休みは8時間の指導にも耐えうる力を有しており、フラッシュカードではそのような力を養う事はできません。

言語指導において、少なくともカードはじっくりとご指導頂く事をお勧めいたします。また高い集中力を身に着けるのは外部刺激によって抑制するのではなく、自らの意思で自制する事を身につければければ学校生活にはなじめません。

その点を十分ご注意頂きましてご指導頂いたらと願っております。
どうやって上記のような集中力をみにつけたら良いかわからない時は、093-475-0449にご連絡頂き、ご予約の上無料教育相談にお出で頂ければと思います。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 19:28| 23.カードの考え方 | 更新情報をチェックする
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