2016年09月13日

NO.357 成長法則は W=V×A

NO.357 アレ・コレ型は×××

保護者心得【自閉】LD【多動】


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子ども達の支援を通じて、様々なお考えを持たれた方にお出会いします。

COMPASSにお出でになる方は、何とかしようと、良い支援者を探して、方々訪ね歩かれ、少しでも効果がある事に対して懸命に取り組まれている方が85%以上いらっしゃいます。

全体の10%近くの方が、行政が介入されているケースで、何かのきっかけから、ギャンブルに依存したり、アルコールが手放せなくなりして、育児放棄状態に陥っておられ、関係行政・児童相談所時には警察を含め、慎重に情報交換を行いながら、少しでも生活や子ども達の環境が改善されるよう、見守り、継続的な様々な支援をうけておられる方々です。

そして残りのとても残念な方々は、あれも、これも何でもとりあえず試して失敗される「アレ・コレ型」の方、折角通所する事が叶ったのに、何度かご利用されただけで、成果を感じず直ぐに諦めてしまわれる「Give up型」に大別されます。

アレ・コレ型とGive up型も決して望む成長は得られておられません。

総じて成長の機会を逸したり、途中挫折されているのが実情です。
※その後成長した…という報告は現状は皆無です。

7割近くの方達は、いったんお辞めになってから、3カ月後、半年後、1年後にまた訪ねて来られます。

戻って来られる理由は、通所当時、一緒に支援を受けていた、お友達が大幅に成長されている様子を目にされた場合がほとんどです。

アレ・コレ型の方は、言語もさせなければ、STの指導も必要かも…OTの指導もしなければ…運動もさしたいし…と毎日あれもこれもさせて、結果的に少しの成長成果しか得られずに時間を無為に過ごしてしまわれるタイプです。

アレ・コレ型の方は本当に何が必要か本質を見極めなければ何も解決出来ません。
確かに様々な支援は必要ですが、それぞれ効果的な時期がある事を忘れていらっしゃる方が殆どです。

コミュニケーション能力をあげたいのに、果たして運動が必要なのでしょうか?

運動が若干出来ても、言語能力が乏しいと、指示も理解出来ないので結果困ってしまわれます。考える力は、言語です。何が悪くて、何をどうする事がチームに必要な事かすらわかりません。

走れないより、走れる方が良いと私も思いますが、話せなければ、思考する事ができなければ、目指すステップにはすすめないのです。

そして、一部の方に限っての事なのですが、最初は持っておられる日にち全部来られるのですが、新しい施設が出来る度に徐々に通所される回数が減っていかれる方。

これらの方々の成長成果を現在調査しているのですが、通所頻度が減れば減るほど、喪失してしまう事が数字で報告されています。

半年かけて10から80になったのを安心して、支援回数が減っていくと80が70に、50にと徐々に低減し、半分以下になった事例も発生しています。

知るという事、覚えるという事。覚えたことを使う事。事例に合わせて思い出す(想起)する事は違うのです。

私達を含めて私達は使わない物からわすれてしまうという特性、能力的限界があります。

一見出来るようになったと判断しても、それは毎日支援し続けているから維持できた事であって、支援回数が減ると、記憶を維持できず、忘れてしまい、嫌になってくるのです。

よくティッシュで作った蝶々のお話をするのですが、ティッシュの蝶を私達は扇子で一生懸命仰いで飛ばしているのです。懸命にあおいでいるとお友達の能力に比例して、ある時期から落ちる事なく、蝶は浮かび続ける。これが定着という状態です。完全に覚えて忘れなくなった状態です。

多くの場合この状態を勘違いして、もう大丈夫。と思ってセンスであおぐのをやめてしまうのです。定着前の蝶は徐々に降下し、床に堕ちればもう飛べなくなってしまうのです。

一度覚えた事でも必ず忘れます、忘れかけた時にあおぎます。あおぐとまた元の位置まで浮かぶび、空中での滞留時間が長くなります。この繰り返しで浮かんだままの状態がえられるようになるのですが、直ぐに安心してあおぐのをやめて、指導をしているつもりでも、別な所に力をかけすぎて、結果的に能力を落としてしまうのです。

言語指導の途中から、体操の指導が入るのと似ています。双方とも保護者の方からすれば必要な支援なのかもしれませんが、発語と運動は支援というくくりでは同じですが、分野が全く違うので、相乗効果はえられず、結果的に発語能力を低減させてしまうという事です。アレ・コレ型の最も恐ろしい間違いなのです。

Give up型の保護者の方も、直ぐに結果を求めて、直ぐに結論を出し、別を探されるのですが、おいてきぼりにされて初めて気が付かれます。

アレ・コレ型とGive up型の方々の最大の問題は、「COMPASSでの支援回数が足りない事」なのです。

成長は支援回数に比例するのです。
これは如何なる療育支援においても同様です。

同じ学齢で、同じ力量のお友達であれば、週6日通所されている方は、週5回の方より多くの成長を獲得されています。

論理的に考えても、週6日>週5日>週4日>週3日>週2日>週1日>2週間に1日>1カ月に1日という成長成果になるのは自明の理です。

今まで多くの成長成果を発表して参りましたが、その90%の方は連日個別療育支援を受け続けておられる方々です。

遠方で、毎日来れない方の中で成長成果を得られている方は、来れない間は、しっかり自宅で課題に取り組んで成長を獲得されているのです。

毎日頑張っているから得られている成長なのです。
「COMPASSに通っているから、大丈夫。」なのではありません。

支援の繰り返しが大切なのです。
連日の指導があってこその成果です。
毎日これない方は、自宅で頑張っているのです。

何もしないで、成長は得られないのです。
毎日の取り組みが大切なのです。

言葉が1語も話せなかったお友達も毎日継続すれば、半年後には30語100語と話せるのようになっています。最初の発語まで時間がかかっても、継続した取り組みが化学変化をおこして、数か月後には話す事が出来るようになるのです。

文字が書けなかったお友達が、1年後、2年後書けるようになるのです。
私は成長は、電気工学でいう電力計算と同じだと考えます。

電力(ワット)=電圧(ボルト)×電流(アンペア)ですので、単位としてはW=V・Aで表し、

療育支援の場合は、WはWork(仕事=作業量=成長成果) V Value(価値=お子様の資質) A activity(動き=活量=支援回数と時間)だと私は考えています。

成長成果=お子様の資質×支援時間で表せるのです。

資質の高いお子様の場合、少ない支援時間で成果が得られます。逆に資質に課題を沢山抱えている場合は、沢山の支援時間を掛けなければ成果は得られません。
とても単純な理屈なのです。

こんな話もたまに伺う事があります。

療育センターで知り合ったA君は、COMPASSに来て週2回で、平仮名を覚えて、文字が書けるようになったので、うちの子も…同じでいいわけないのです。


お子様がA君と同じ資質であれば、問題ないでしょうが、発語も曖昧、記憶力もまだ乏しいその状態で、A君と同じ支援回数で結果が得られるわけはないのです。


V資質が高くA支援回数が多いと成長は高くなります。

Vの資質が低くても、Aの支援回数が圧倒的に多ければ高い成長を獲得出来る場合もあります。COMPASSでもして、食後また家で頑張って、朝早起きして幼稚園や学校に行く前にもう一度頑張る。支援回数が多ければ成果は得られます。


大切なのは、以下の5点です。
あれこれしない。

本当に必要な事に絞る。

簡単に諦めず繰り返す。

出来るだけ毎日、支援を受ける。

出来るだけ家庭でも、支援し続ける。

どうぞ、初心に戻ってもう一度取り組んで頂ければと思います。


近日今まで温めておりました新しい取り組みに関して、ご報告出来るのではと毎日ワクワクしております。びっくりするようなお話です。

年内、都内近くに新しい施設も開設予定です。今度は駅に近く、都内からも沢山お出で頂けると思います。

現在、書類作業に追われてなかなか更新できておらず申し訳なく思っております。決して病気等ではありません。療育相談のお時間も10月には取れようかとおもいますので今しばらくお待ち下さい。

もうすぐひと段落致します。申し訳ございませんが、それまでの間、今までの記事を再読頂ければ嬉しく存じます。
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ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 01:05| 28.継続こそ力 | 更新情報をチェックする

2015年11月15日

NO290.予行演習の効用

NO290.行動は繰り返しの訓練で
保護者心得
COMPASSでは、各施設定期的に避難訓練を実施しています。
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@火災訓練
A水害訓練
B地震の際の避難訓練
C山津波非難訓練
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施設の開設場所によって組合せは違いますが、本部は上記4つの訓練を定期的に行っています。
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集合させ、それぞれ補助員が帯同し、非常袋を持ち、子ども達と一緒に前衛、後衛を確保し移動を行います。
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最初はどう動いてよいかわからない子供達も訓練を重ねていくと騒ぐこともなく、スムースに行動できるようになってきます。

平素の行動もこれと同様です。
〇バスや、電車に乗る。
コンビニやスーパー等に買い物に行く。
料理を作る。

子ども達の中には、どう行動したら良いのかわからないお友達も少なくありません。
経験を積む事が大切なのです。

お店に行くと騒ぐからといって、行かせないで行くと1人で行動出来なくなります。
余りにも迷惑をかけるのは先方にご迷惑かもしれませんが、そこで立ち止まってしまうと何も出来なくなります。

事前にどのように行動するのが正しいのか話聞かせる。
絵や写真等で仮想体験をさせる。
模擬行動等遊びを通して練習させる。

繰り返しお店を訪れ、場所に慣れる。
指定の行動を確定し、模擬練習を繰り返す。
お金の払い方を覚える。
実際に挑戦…

この手順を踏むと一人で出来るようになるのです。
何度も練習をしていくとその内子ども達が言う一言があります。

「ひとりで できるもん。」

苦手な事も諦めず、段階を踏んで100回、200回と行っていくと出来るようになるのです。

10回よりも100回1000回練習すれば大丈夫です。
是非お試しください。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 19:52| 28.継続こそ力 | 更新情報をチェックする

2015年05月17日

NO244.二兎追う者は一兎も得ず…!?(大改訂)

NO.集中の原則。(大改訂)

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】


言葉足らずでありましたので、平易に致しました。再読お願い致します。

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未だに月に2,3回、COMPASSの成長成果は本当ですか???というご連絡を頂きます。全て本当です。


COMPASSには他府県からも多くの方々が通所されており、それぞれお住まいの地域の話をお伺いするのですが、残念ながら地域により療育の可能性を、何もご存じない地方も実際に存在するのが現実でやるせない気持ちになる事もすくなくありません。


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今までにも何度かお伝えしたのですが、NO200.ここに答えが、 NO27.百聞は一見にしかず…療育の可能性に素直な気持ちで、このブログをお読み頂き、ご家庭で実践頂ければ必ず進歩と成長が得られる事と考えます。


ご面倒でも、一度私共COMPASSにお出で頂ければ事は全てが真実である事は一目瞭然です。どうぞ私共の施設に、ご予約頂きまして、ご遠慮なくお越し下さい。


お子様の進歩を望まれるのでしたら…


私達COMPASSにはお子様の進歩や成長を求めて通所を希望される方が殆どです。誰でもそうだろうとお考えになられるかもしれませんが、そうでない保護者の方も実際おられるのが現実です。

多くの場合は、硬い決意を持ってお越しになられるので、通所日程が限られていても、ご家庭で毎日しっかりご指導頂ければ、高い成果を獲得されております。

偶然ご縁を頂いて、通所される事になる場合もございまして、◆支援する事に、ご理解が乏しかったり、◆他力本願的なお考えが強かったり◆現実を受け止められず、見て見ぬふりをされておられたりと、各ご家庭によりお考えは様々で、積極的に取り組まれる事が遅れられる場合も少なくなく、希望的観測で、「良くなればよいけど…」とお考えになるだけで、何もされずに、時を浪費してしまうケースも多々ございます。

何もされていなくても「連日個別療育」が受けられる場合は、かなりの変化を獲得出来ており、お子様の成長に保護者の方が気付かれるようになられると、ようやく、ご家庭でも熱心に支援が始まりお子様の成長に拍車をかける事に繋がっていく事例も少なくありません。

残念ながら通所者の方のごくごく一部は育児放棄をされており、児童相談所や、各担当行政と密接な連携をとって、子ども達の保護を中心とした支援を行っておりますが、支援回数が多ければ多いほど、子ども達が落ち着きを取り戻し、関係者の方々がその成長に喜んでおられる事案もございます。

一番何も得られないのは…
中途半端に通所されている方々です。平素は障がいを抱える多くのお友達が通って〇〇園に通われていて、月に1回か2回お出でになるケースで、ご家庭での支援も得られない場合で、残念ながら、高い成長が得られた事例は未だございません。

2週間前か、4週間前に獲得していた事をほぼ全て忘れられてしまい、リセットされた状態からやり直しとなり進捗は得られません。


 能力が低減してしまうのは…
私共で連日個別療育を受けられ、知能指数もあがり高い成長が得られるようになられて、普通の幼稚園や、保育園に行かれるのではなく、沢山の障がいをもつお友達が通われている〇〇園に通われるようになると能力が低減してしまわれてしまわれてます。

折角言葉を覚えて、2語文、3語文とお話出来るようになっておられても、手が離れると、あっという間に言葉を失ったり、暴言や多動が再燃したり元の木阿弥になってしまう事例が複数件あり、それまで以上の成長を獲得された事例報告は未だないのが実情です。

一旦通所を取りやめ、幼な帰りされたりして、慌てて「どうしようか」とご連絡を頂くという事もございますが、一旦通所を止められますと、すぐに別の通所希望者が療育を開始されますので、定員の問題もあり、再度通所して頂く事が難しく、どうてあげられようもない…という事態に陥っているのが現実です。

皆が〇〇園に通っているから…
「横断歩道皆で渡れば怖くない。」とお考えのようですが、いくら皆とご一緒でも赤信号では大変な事になってしまいます。

皆と一緒でも問題を解決する事には繋がりません。

皆が成長され、進歩しておられるのであれば、それは非常に良い選択なのだと思います。

そうでない場合、本来望まれていた成長が、得られぬままになっておられるのが現状です。

毎日来ておらるお友達と、週に1回の違いを比較してみて下さい。

一部地域では、複数の施設を利用されるのが当たり前というような地方もあります。

例えば10日の通所日数をお持ちでも、4日間は、COMPASS、土曜日は見守りがた施設に4日使われ、残りの2日は昔から通っているA施設…

保険を掛けているとのお話なのですが、土曜日が問題であれば日中一時支援もあると思います。使い方を間違っておられる??と思ってしまう事もあります。

施設により指導方針も、環境も、ルールも違います。
いろいろ対応出来うる力があるお友達であればそれも良い方法かもしれませんが、支援に混乱を招くだけです。

例えば、週1回のトイレ指導等どこまで出来るとお考えでしょうか?私達で時間を決めて細かくチェックしていても、別な施設では面倒だからと紙おむつで放置されているのをどうお考えでしょうか。

施設が違えば、支援の仕方も全く違うのです。同じ数時間を過ごすのも、声掛けをし、やる気を促し、様々な挑戦をさせるのと、ただ遊ぶだけが同じであるとお考えでしょうか?

挨拶言葉遣いも励行しておりますが、施設によっては、「はい」と言わなくても「ありがとうございます。」と言わなくても見過ごされている施設もあり、折角の習慣も壊れてしまいます。

まるで賽の河原の石積みのようです。

同じCOMPASSの施設でも、重篤な問題を抱えていたお友達でも「連日個別療育」を受けられれば今までとは別人のような成長が獲得できているのです。

あちらこちらに通われ、1週間に1回だけお出でになる方と大きな成長の差が出てしまうのは残念でなりません。

軽いAD/HDや、軽いアスペルガー、軽い自閉で、ご家庭でも熱心にご指導頂ければ、1週間に1回の支援でも成長が得られます。ご家庭の取組み次第なのです。

何もせぬまま、1週間経って来られると多くのルールがリセットされてしまい、折角おいでになっても最初から、やり直しになって指導時間が大幅に無駄になってしまいます。

◆ルールや約束を忘れてしまうのです。
◆先生の名前すら忘れてしまう事あるのです。
◆オールリセットになってしまうのです。
◆全部忘れてしまわれます。
◆積み重ねが得られないのです。

言語遅滞や、発語に問題がある場合、前回の状態に戻すまでに、一日終わってしまいます。

〇毎日支援しなければ、
〇毎日言語訓練しなければ、
〇毎日練習しなければ
全部忘れて最初からやり直しになってしまうのです。

特に言語の問題を抱えておられる場合、小さい時から毎日いろんな言葉を覚えさせようとしてこられても出来ていないのが現状です。

冷静にお考えになれば理解頂けると思うのですが、ご家庭でも適切な支援が得られず、1週間に1回だけで、きちんと覚えられるとお考えでしょうか。

例えば、日本人の苦手とする英語を覚えるのにどうすれば良いと一般に言われているでしょう。

毎日繰り返し学ぶ事で英語が出来るようになると聞かれて事はないでしょうか?

言語遅滞の子ども達にとって普段使っている言葉は私達の英語と同じなのです。

毎日やっても難しいのに、1週間に1回でどこまで伸びるとお考えなのでしょうか?

集中の原理を活用して下さい。
能力の習得には力を掛けなければならないのです。

難解になるかもしれませんが、言語習得は、圧力の考え方と似ています。

10キロの重みの石も1000平方センチの平板に分散すれば、1平方センチあたり10グラムの圧力になります。

面積を狭め1平方センチに集約すると、1平方センチあたり10000グラムの力に変化します。これが突破力です。1点集中の原理です。

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同じ10キロでも1000倍の力になるのです。

逆に5000平方センチの平板におけば力は大きく削がれ1平方センチあたり2グラムしかかかりません。

通所施設を様々に変えるのは、力を分散させているにほかなりません。

力は1点に集中すべきなのです。

持たれている通所日数を信頼の寄せる施設に託すべきではないでしょうか?

分散されていると、何か月経っても望む結果は得られません。

COMPASSに毎日通っている子ども達の姿を見て下さい。そしてどうしなければならないかもう一度お考え頂きたいと思います。

連日個別療育が多くの問題を解決出来る糸口です。

どうぞ力を集中させ成長を獲得して下さい。



ラベル:魔法の療育
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2014年11月08日

NO168.時短は、いかん

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ご飯が早く炊ける方法、洗濯が早く出来る方法、手間をかけず時間を短く事を成し遂げる事がもてはやされておりますが、療育支援に関しこの考え方は捨ててしまって下さい。

スピードが問われる現在社会です。

早く走る車、新幹線、一分、一秒争っている時代で、何でも短時間で成功する事が評価されています。でも実は多くの大切な事には全て時間が必要なのです。

子どもを授かっても医療技術が整っている現在でも順調な生育までには10カ月かかります。果物が生育し、実をつけるようになるのにも桃栗3年、柿8年と申します。私の父は一時、錦鯉にはまっておりましたが、産卵から立派な鯉に成長するまでにはやはり何年もの月日が必要です。

皆様のお子様も上記と同様に生き物です。成長に時短はないのです。療育支援も同様です。〇〇をしたからと時間を短縮して結果を得る事は出来ないのです。

電子レンジでチンではないのです。

物事には時間の熟成が必要な物がいっぱいあるのです。味噌も醤油も、古酒もワインも時間が必要なのです。

全ての経済活動は、生産効率で考えるせいか、短時間で利益が出る事がとても素晴らしいように考えられがちですが、療育支援に関して本当の答えはそこにあるのではないのです。

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植物を育てるとよくわかりますが、毎日水やりをしていてその成長ぶりがどれ程が確認出来ない事は一杯あります。種を植えても芽が出てこなければ直ぐに諦めたり、飽きてしまう人がおりますが、芽を出す前に、実は地中でしっかりと根をはって発芽の準備をおこなっているのです。ニョキッと芽がでて、雙葉を付けて、茎が伸びて、つぼみを付けて花が咲くのは楽しく嬉しいのですが、途中の成長を視認するのはよくよく観察しなければかなり困難です。

私共の施設では言語習得や、多動行動を抑える為の支援希望者が多いのですが、お子様の状態にもよるのですが、すぐに芽が出るとは限りません。口の開け方、呼吸の仕方、姿勢の保ち方、口蓋や表情筋の筋力アップ、歯並びの去勢等ほかにもいろいろありますが、植物が根をはるような成長への下地の整備が必要です。

時間がかかるのです。

ちょっと指導したからすぐに結果が出るわけではないのです。

時間短縮ではいかん(駄目)のです。

じっくりと時間を掛けて育成する事により得られる能力も沢山あるのです。

毎日繰り返し、繰り返し支援してあげて下さい。

人間の成長は斜め45度の成長線をえがくのではなく、突然跳ね上がる半放物線を描きます。英語のJに似ているからJカーブと呼ばれます。
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本来は貿易収支と時間経過に関しての曲線なのですが、一度力を注いだ時、一旦その時点よりも悪くなってしまってから、突如上昇曲線を描く様子をさします。

運動を始めた時最初は、筋肉痛等で力は減衰しますが、筋肉痛がおさまり、筋肉がみについてくると、爆発的な力を発揮する事が出来るようになるのです。

ダイエットをしようとして、走ってみたが、体重は減るどころか筋肉がついてしまって逆に体重が増えるのですが、一定の時期を過ぎた段階から体重が落ち始めるというとご理解して頂き易いかとも思います。

療育支援も多くの場合はこのJカーブを刻みます。

どうぞ性急に結果を求めないで下さい。

療育の結果は薄紙を重ねる努力で突如発現します。

時短はいかんのです。

ラベル:魔法の療育
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2014年11月07日

NO167.時間の制約とは…時間を味方につける事

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前回は時間のコントロールについて記述致しましのたで今度は、時間の制約に関してお話したいと思います。

時間は無尽蔵であるかのように感じますが実はそうではありません。2014年度の日本人の平均寿命は男性は世界4位で80.21歳。女性は第1位で86.61歳です。男女の平均寿命を更に平均化すると83.41歳となります。日数で換算すると3万444日です。

現在年金が頂けるのが65歳で、年金生活に入って少なくとも5年は元気で暮らしていたとして70歳と考えると2万5550日に相当します。高校を18歳で卒業したとすると、特別支援学校を出た後52年間は自力で、あるいは誰かの保護の中で暮らしていかなければならなくなります。

52年間は実に1万8980日1日8時間寝ていたして、人生の活動時間を1日16時間とすると30万3680時間を楽しく過ごす事ができるのか、辛い人生を歩まなければならないのか充実した人生になりえるのかを決定するのはその前の18年間である程度方向性が決められてしまうのではないかとお考え頂けるのではないかと思います。

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時間とは何でしょうか?
哲学的なお話にはしたくないのですが、実は時間とは人が決めたルールだと考えます。月の満ち欠け、季節の移り変わり、地球の自転、日の出、日の入り、潮の満ちひき、様々な事物、植物を観察し、それらをルール化して構築したシステムが時間であると考えます。

私達は一日の始まりも、終わりも時間の流れに従って生活するようになり、長い年月をかえて生活をしてきており、時間に合わせた行動、効率的な行動こそが美徳であると幼い時から教え込まれ体にその習慣が染みついているのです。

4月は入学式と思っているのは、一部の国だけで、欧米では9月です。全てが当たり前ではないのです。今日が11月8日だと思うのは社会生活をする為の利便性からで、未開の地で今日が〇月〇日、西暦〇年というのは生活の中でさほど意味をもちません。

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私は山籠もりを時々します。山に入って携帯も持たず1人で、1週間も過ごすと曜日や時間の感覚が壊れてしまいます。1人山小屋で過ごすと朝日と共に起床し、暗くなる前に夕食を済まし、暗くなる頃には寝てしまいます。山小屋で書き物等をしていると時間の感覚すら怪しくなります。

実は、時間の制約は人間が作った幻影なのです。

6歳になったら小学校へ入学する、12歳になったら中学へ、15歳で高校へ、というのは沢山の人を管理するための1つの手法、管理スキル・管理システムなのです。

時間のタガをはずして下さい。

時間は年齢に、対応する物ですが、年齢に拘るのを止めてみて下さい。

毎年2月、3月生まれのお友達が、成長が遅れていると相談にこられるのですが、それは実に当たり前の現象なのです。4月生まれと3月生まれでは既に生後の月齢が11カ月以上も違うのです。

生まれた年齢で学齢をくくると指導が大変だから4月2日生まれから翌年の4月1日生まれを同学年としているだけなのです。便宜的な選別方法で、子ども達の育成年齢を勘案した対応でなないのです。

社会にしくみをとやかく申し上げるつもりは一切ございませんが、何らかの重篤な発達障がいで悩まれている場合、この時間の制約をはずしてしまえば、焦る事も、諦める事も格段に少なくなります。

4歳で出来なかった事も6歳で出来るようになれば良いと考えられない事が問題なのです。成長の激しい幼齢期に決められた時間軸の成長にお子様がついていけなくても焦る事はないのです。

怖いのは、5歳で平均的に出来るであろうと考えられる事が出来ないままで、諦めてしまう事が怖い事なのです。ここで諦めてしまうと、その後の成長が大幅に遅れるか、成長が止まってしまいます。

5歳で出来なくても、6歳でも7歳でも出来るようになれば良いのです。子ども達の成長は階段と同じです。一段づつしか上る事は通例できません。二段跳び、三段跳びはかなり稀で非常にレアな現象です。

5歳で平均的に出来るであろうと言われている事が8歳でできるようになり、その後の指導で10歳の事は15歳で、15歳の事は18歳であっても出来るようになればお子様の可能性は格段に拡がります。

成人した大人が出来るであろうと思われる事が、仮に25歳で出来るようになれば、出来ないよりずっとその後の人生を楽しむ事が出来るのです。

現実を直視する言い回しとなり、歯に衣をきせませんが、30歳の子どもでいるよりも、35歳でも通例の社会習慣を身に付け、社会適応する力を獲得できれば、その後の長い人生を謳歌する事ができるのです。70歳までと考えれば残りの35年間を自由に描く事が出来ると思われませんか?

時間の制約捨てれば、時間を味方に付ける事が出来るのです。

時間がかかっても、出来る方が良いのです。

しゃべれないより、一般的な適正年齢ではなくても、話す力を持つ事に本当の意味があるのです。

〇歳になれば、平均的に〇〇出来る。というトラウマを捨て去ってください。それは平均です。あなたのお子様は特別なのです。スペシャルなのです。

平均的に〇〇出来るのは道しるべで、次はこんな事が出来るようになるんだという指針であるとお考え下さい。3歳で出来なくても、4歳で出来ればよいのです。5歳でも6歳でも大丈夫です。だって時間が味方なのですから。

私には3歳年上の同級生がおります。彼は病気で長い間入退院を繰り返しようやく高校に入りました。今では立派な3児の父親です。

高校を卒業し、一旦社会人として就職し、学ぶ必要性を感じて、28歳で大学1年生になった友人もおります。大学に入って7年かけて卒業した知り合いもおります。不思議なもので、高校大学に入って何年留年しても別に普通の事と感じるのは私だけなのでしょうか?
時間を味方につけて下さい。

大学入試の際、力が足りないから一浪、二浪するのと変わりません。これはその子の資質を見極めた手法であると考えます。目指す学校に一浪しても、二浪しても、三浪しても合格する事に意味があると考えます。
何故幼齢期は駄目なのでしょうか?

平均という幻影に惑わされないで下さい。

今出来なくても、後で出来るようになれ良いのです。

どうぞ時間を味方につけて下さい。

ラベル:魔法の療育
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2014年11月06日

NO166.時間をコントロールする。

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時間をコントロールする。

通例は時間管理をさします。如何に1日を有益に過ごすか、無駄な時間を無くし、如何に時間管理をし効率的な一日を過ごすのかが問題とされますが、今回は、療育支援には時間を制御できるか否かで子ども達の人生を大きく変容させる事が可能という事をお伝えしたいと考えます。

私は30年にわたって子ども達に
「勉強に休みはありません。
ご飯と一緒で、毎日頑張るものです。」
と言い続けて来ました。

勉強というと訝しがる方もおられるかと思いますが、「勉強」という言葉を「仕事」に置き換えて考えて頂くとご理解頂き易いのではないかと思います。

仕事と捉えれば、1時間に同じ仕事量をこなすと仮定すれば、時間を掛ければ掛けるほど作業効率が高まります。

つまり1時間に10個の商品を作り出せると仮定すれば、2時間で20個、5時間で50個作る事が出来ます。時間を掛ければかけるほど沢山の商品を作り出す事が可能です。仮に毎日1時間でも3650個、1日5時間だと18250個作りだす事が出来るのです。

1年は12カ月という考え方が普通です。では、同じ活動をしていた同じ能力のある2人の子ども達のうち、一人だけ毎日1時間余分に学習に取り組むとどうなるでしょうか?

1年間で365時間もう一人のお友達より余分に勉強した事となるのですが、それぞれ1日の学習時間を2人とも毎日6時間行っていたと仮定します。365時間を1日分の6時間で割れば60.8日に該当します。

毎日の1時間は60日分の学習時間に相当するのです。

つまり毎日1時間余分に学習に取り組んでいたお友達は1年間を14カ月として過ごした事となるのです。

私共の療育成果を「奇跡」と言われる専門の先生方もおられますが、実は通例以上に努力を積み重ねている結果なのです。

毎日6時間取り組んでいる子は、1年間を24カ月として過ごしているのです。

これが本当の意味で時間をコントロールするという事です。

普通の人の1年を2倍使うのです。これを2年、3年、5年、10年と続けたら果たしてどうなるでしょうか?仮に今、健常な子どもの力を100とします。仮に読者のお子様が現在30の力しかなかったとしても、この時間コントロール法を実行し続ければ、30は50に、70に100にそしてついには120になる事だって可能なのです。

子ども達の集中力が5分とか15分とかいう定説もありますがこれも大きな思い違いです。療育支援の必要な年長のお友達が毎年この時期8時間以上の指導を受けています。

AD/HDやアスペルガー等の高機能自閉症と診断されていた子ども達が全員普通学級へ進学しているのです。その子達と子ども達のご両親は時間をコントロールし続け問題行動を抑え、成長と進歩を獲得し続けているのです。

「小さな子供にそこまで…」と無責任な事をおっしゃる方がいらっしゃいますが、お子様の将来の責任は誰もとってくれません。これほど無責任で出鱈目な放言はないのです。

どうぞ無視して下さい。こんな言葉に惑わされないで下さい。

そんな時私は、「勉強して病気になる子はおりません。」ときっぱりお応えします。

極論的な言い回しをすれば「勉強して死ぬ子はいないのです。」

勉強出来る時にしなければ獲得出来ない成果が山のようにあるのです。誰も助けてくれません。「可愛そう」なんて無責任な放言に付き合う必要はないのです。

何も獲得しないまま大きくなったらどうするのでしょうか?
それこそ可愛そうな結果となるのは自明の理です。

毎日出来うる限りの支援時間を確保する事が大切です。どんなに忙しくてもお子様の為の時間を作ってあげて下さい。私達COMPASS発達支援センターは忙しいご両親の代わりに支援し続ける者なのです。私共のような療育専門施設が近隣にない場合は、ご両親の努力次第となります。

お子様に時間をあげられるのは保護者の力であり責任です。

取り組もうとするご両親の決断がお子様の可能性を切り拓く事ができるのです。

ご一緒に時間をコントロールしてみませんか。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 23:55| 28.継続こそ力 | 更新情報をチェックする

2014年09月03日

NO142.手を抜くと…

通例であれば週に最低1回から2回は足を運んでいたのですが、このところの雨でついつい子ども達の農園のお世話が出来なくなっておりました。ようやく好天に恵まれ農園に行ったところこの畑がなんと

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こんな状態になってしまいました。
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畑の中はこんな様子で…


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一日雑草を取り除く事になり、せっかくなったスイカも落としてしまいました。
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成長のチャンスの芽を潰してしまったのです。
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もとの状態に戻すまで、恐らくかなりの時間が必要になると思われます。

療育支援も途中で手を抜くとこの畑の惨状と同じです。成長が少し伺えるようになった時、どなたも喜ばれるのですが、ここから状況は上の畑のように2極化してしまいます。そのまま支援を継続しより高みの成長を獲得される方と、安心してしまって上の畑のように手を抜いてせっかくの機会を潰してしまい、上のスイカのようにその芽を成長させる事もないまま枯らせてしまったり、大きくなるチャンスを逃してしまう事になるのです。

手を抜かないで下さい。
安心しないで下さい。

まだまだ安心しては駄目なのです。
継続こそが力なのです。

求め続けなければならないのです。
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2014年05月21日

NO75.続ける力と止める勇気

続ける力と止める勇気

止める勇気
30年余り、子ども達と接する中で見えてくることがあります。子ども達との関わりが増えれば増えるほど、問題を解決し、見事希望の進歩や成長等を勝ち取られる方と、そうでない方との大きな違いが見えてきます。

つまり問題定義した時、子ども達への接し方、ご家庭での指導の仕方を積極的に改善される方は進歩を獲得されるのですが、何度お願いしても、一向に改善がみられないご家庭は、望まれる成果はまず得られません。

止める勇気が本当に大切なのです。

私の体験で、例えば「ダイエットしなければ」と考えているのに、
「間食するのは駄目な事は知っていて…」
「良く噛めば良いを知っていて…」
「運動すれば良いのに」
「歩けば良いのに」
「腹八分目が良いのに」
「甘いものを止めれば良いのに」
「油ものを食べなければ良いのに」
「痩せた方が、健康に良いのは知っているのに」
判っていてもやめられないという悲しい現実がそこらじゅうに満ち溢れています。

問題がわかっていても、「明日から頑張ろう」「これを最後に」禁煙や、ギャンブル等に嵌ってしまったり、お酒に溺れていたりするケースとよく似ています。アルコール中毒になった方も、肺がんになった方も、ギャンブルで離婚したり、資産を無くした方も知っております。それでも止められない。何故なのでしょう…

私も婚約するまでは、紅顔の美青年でしたが、婚約披露をしたあたりから、暴飲暴食を重ね始め、体重が増え続けて、とうとう大病しても抜け出せず、最後には「命がけで食べてるんだから文句言わないで…」と開き直った時期もありました。家族も心配した事と思います。また学生の時に、一度太ったのですが、きっちり痩せる事ができたので、「いつでも痩せられる」と妙な自信も邪魔をして誰のいう事も聞きませんでした。

わかっていても「やめられない、とまらない…」ではありませんが、何だかんだ言い訳してダイエット出来ませんでした。婚約時75キロの体重は何と、最高118キロに、半年に1回、背広もシャツも作り直し生死に関わるところまで来ても開き直り生活態度を一向に改善しようとしませんでした。

私の場合は、幸い玄米食と中心とされた西福江先生が実践されている食育との出会いや、家内から薦められた「はなちゃんの味噌汁」等身近な方々の体験から、子ども達に勧める前に自分がしなければと、一歩踏み出す事ができましたが、それでも数年かかってやっと21キロのダイエットに成功したに他なりません。まだまだ太っています。毎月病院に検査に行っておりますが、来月までの目標は95キロ夏が終わるまでに80キロ台を目指すように言われています。おそらくあと1年でようやく元の体重に戻れるかと考えられるようになったのですが、食事制限を始めるのは大変でした。

受験指導も永年関わっており、生活時間から、指導時間、接し方まで細かなご提案をさしあげますが、直ぐに取り掛かる方は、早い改善をされるのですが、何度言っても生活習慣を改めて下さらない方は、最後までもつれこみ、結果的に改善して頂くのですが、入試最後までハラハラする事となります。これは毎年経験する事案であり成績下位層の特徴です。

以前、船井総研様や、他の教育業界、幼稚園の繋がり等で、何度か経営指導をさせて頂いた事もありますが、やはりここでもお願いした事を実践して頂ける組織は立ち直りも早く、現在も隆盛をほこっておられますが、いつまで経っても改善がみられないような組織は破産されたり、解散されたりと継続した活動はどちらもされておられません。

療育支援は特にこの問題が大きく、ともすればお子様の一生を左右する事となります。

夜が遅く、必然的に朝も遅くなり、生活リズムもガタガタであれば、ストレスが軽減される事も無く、いつまでもイライラした生活環境の中におられますので、結果的に同じように取り組まれても望む進歩は得られません。

現在口蓋訓練器具を使用しての言語指導も行っておりますが、毎日使われている方とそうでない方はやはり一目瞭然なのです。結果がついてこないのです。幾らアドバイスしても水泡に帰す感じで、アドバイスしている私も焦燥感に苛まれてしまいます。

保護者へのお願いの中で多いのが、計画的に叱るのと、気分にまかせて怒るのは全く意味が違うので、ご家庭で指導している時には、「出来なくても怒らないで下さい。」とよく申し上げますが、何度お願いしても怒ってばかりで、私達がすっと手を挙げただけで「ビック」とするような場面にも出会う事があります。

わからないのに、怒って出来るようになるのであれば、日本中の先生は、朝から晩まで怒りっぱなしのはずです。わからない事はわかるように支援する事が大切で、出来る所ま戻ってあげる事が指導する者の責務だと考えます。

私は子どもにも、いくら考えてもわからない時は、「わかりません」と告げる事、わかるまで教えてもらうように指導しております。「ん~といくら考えても、出るのはお○らくらいです。」(下品ですいません。)わからない事、出来ない事は悪い事ではないのです。わからない事をわかった振りをする事、出来ない事を隠す事が問題につながるのです。

私達が叱るのは、行動の問題です。立ち上がったり、きちんと座らなかったり、挨拶をしなかったり、人に迷惑をかける行為をしたり、意地悪をしたりした時に促す叱り方です。

因みな話で、怖いのと、厳しいのも違います。何かあると手を出したり、無用に怒鳴り散らすのは誰しも怖い事であると思います。やさしくても、駄目なものは駄目だと諭す事が厳しさで、即時対応しなければならない事もあれば、状況を見計らって叱る事が有効な事例もあるのです。
楽しいのと、騒ぐのは違うとも教えています。楽しいから大声で騒いだり奇声をあげるのは良くないと理解する事が大切で、何度も指導を繰り返すうちに、意味理解が出来るようになれば、必ずその意図を解するようになりるのです。私が指導室に入ると、ぐずっていた子がきちんと椅子に座って他の指導者の指示にしたがうのも、その行為が悪いと知っているから出来る事で、ぐずっていたのは、甘えであったり、指導者の力不足が招いている行動でもあると解釈できます。話が横道にそれましたので、元に戻しましょう。

まず専門家の意見に耳を傾けて下さい。
多くの場合お子様の為を思ってのご提案ばかりのはずです。懇意にしているお医者様がよくいわれるのですが、「重篤な糖尿病で来られても、絶対に直すと心に誓い、提案を実践されるとその後も天寿を全うされるのですが、処方した薬をのまず、酒を飲み、喫煙し、食事制限を無視して合併症が出たり、脳梗塞や大動脈瘤等になって初めて後悔されても手の下しようがなくなる事が殆どで残念でならない…」というお話しを伺います。

重篤な状態になってからでは遅いのです。まずは提案に耳を傾けそしてお子様の為に実践されて下さい。

それから何があっても継続してあげて下さい。禁煙等で、「つい吸ってしまったもういいか」となるのではなく、「よしまた禁煙しよう」と取り組み事が必ずプラスに繋がります。

一度や二度の失敗でくじけないで下さい。

ちょっと躓いてもまた立ち上がる事が大切です。


明日からではなく、今から始める気概をお子様の為に持ってください。そしてそれを出来るだけ長期間維持する事で初めてその提案の真価が見極められます。

皆さまが取り組まれているのは、療育支援です。ちょっとやったから直ぐに結果が出せる物ではそもそもないのです。このブログタイトルを「魔法の療育」としていますが、出せない結果が出せているから「魔法なのです。」だって私達はプロですから…

継続は、スタートより簡単です。立ち止まっても、また進みだす事が出来るのです。そして継続は「弾みが付きます」勢いが出れば、結果が見えてくると止まらなくなります。既報の成功事例でも申し上げておりますが、療育結果が見えてくると俄然頑張る保護者の方がおられるのですが、子どもも楽しいのです。

「継続は力」です。一日でも多く、一日でも早く、一日でも多く取り組んで下さい。

日計カレンダー
最後に、私はトイレに私専用のカレンダーを張っており、今月の大目標、体重の目標、仕事の目標、家庭の目標等6項目を書き出し、そしてジュースを飲まない記録、玄米食継続記録とか、○○しない記録を付けています。今日で何日目と毎日トイレでニコニコしながら書き込んでいます。

「今日で何日出来た。」「あと何日で解禁」と付けるのが楽しくてなりません。どうか試してみて下さい。何語話したかを記録するのも良いでしょう。家庭での支援時間を累積していかれるのも良いと思います。

私の残り時下は療育支援に関しては残り1万時間と以前表記した事があります。時間は無尽蔵ではないのです。睡眠時間、家族との時間、趣味の時間、お子様との時間果たしてどれ程かけられるか、いつまで時間をかける事が出来るのか、それまでに何を獲得しなければならないのか良く考えて下さい。

私の友人に、知的障がいのある息子さんがおられ、「死ぬときには、この子も一緒に連れて行く。」と言われ、返す言葉が見つからなかった事があります。少しでも改善の希望が持てるのであれば、一歩前に歩き出して下さい。辛くて立ち止まっても、また積み重ねて下さい。障がいを乗越える力を少しでも与えてあげて下さい。それが本当に出来るのは保護者だけなのです。

どうしようかと立ち止まってしまったら093-475-0449までお電話下さい。
ラベル:魔法の療育
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2014年01月15日

NO28.継続こそ力

NO28.継続こそ力

継続は力なりとは、正しく療育現場にとって金言だと思います。常日頃から療育現場に身を置く者として最も大切であると考えております。

そして何より、お子様の可能性を信じ、私共の療育支援の成果を確信して頂き、日々の生活の中に私共の療育方法を取り入れ、来る日もくる日も真摯に取り組んだその先には、必ず進歩と成長というご褒美が待っております。

努力した者だけが得られる成長は、継続的療育支援を続けた者だけが到達する境地なのです。諦めずに黙々と信じて疑わず、取り組んだ結果得る事が出来るとご承知おき下さい。

お仕事の都合や、距離の問題で、毎日通所出来ない方も沢山おられますが、そのような方は皆、指導方法を理解し、次に来れるまでの間ご家庭で一生懸命取り組んだ上で、華々しい進歩という結果を獲得しているのです。

既出にもありますが、午前中は親子クラスがメインです。全て個別療育ですので、週3回から2回の方が主力ですが、正直2回よりも3回 、3回よりも4回通所されている方の進歩が高くなっております。

午後からのアフタークラスのお友達は、毎日通所されている方が主力ですので全員一様に進歩成長の度合いも高く、短期間にみるみる進歩しているのが現状です。既出の、年少や年長のお友達のほとんどが連日療育で、長時間のそれまでは考えられなかった程に進歩成長しております。

お勧めするのは、やはり連日療育です。できうる限り通所頂くと進歩の顕在化も早く目標にも早く到達できております。親子関係でどうしても互いに甘えが出るなど、指導の量も質も一定しません。

指導時間も大切で、朝したり、昼にしてみたり、夕方、或いは夕食後取り組んだりと指導開始時間が一定しないのもしないよりは良いのですが問題です。

本来は、極力週のイベントも少なくして、起床時間、朝食の時間、朝の取り組み、通所時間、昼食時間、昼の取り組み、降園時間、夕方の取り組み、夕食時間、お風呂の時間、就寝時間を一定に保つべきです。

日曜日だからと言って遅寝するのもよくありません。正しい生活リズも重要です。毎日規則正しく、これが一番重要です。大人のように、外食したり、外に出て行かなくても良いのです。規則正しい生活が基本とお考え下さい。

たまに英会話があるので…等と言われる方がおられますが、はっきり申しまして本末転倒です。言葉も怪しいのに英会話など言語道断です。(因みに海外の日本人幼稚園の園長をしていた経緯もあり、私は英語推進派で小学校の英語教諭の資格は福岡県でもいち早く取得しております。)言語は、日本語の基礎が出来上がってから行うべきで、単語量が少ない間は弊害にしかなりません。

運動はして頂いて良いのですが何を優先しなければならないかよく考えて頂きたいと思います。知能が高くなれば、運動能力もそれに従って向上し、その逆もありえるのですが、発達障がいの問題がある場合は、まず社会適応する必要性もありますので、静かに過ごす事が出来る力を養うためにも、言語指導が優先されます。

言語指導により社会ルール等がきちんとわかるようになってから、運動に取り組むべき、そうでなければ、怖い先生の時だけいう事をきくような悪癖をつけかねません。オリンピック選手を目指すわけではないのですから、言語能力が安定するまではあまりお勧め致しません。

情緒育成のために絵画指導も悪くはありませんが、善悪判断も曖昧な状態で、これまた本末転倒なお話です。珠算しかり多くのお稽古事は一旦お休み頂く方がベストです。言語習得の為に●●式を勉強していますと言われる方がおられるのですが、どのような先生がご指導されておられるかも問題となります。

ある●●式の先生が誤った療育指導や、その後の情報を保護者に与えて問題になったケースも少なくありません。きちんと専門の先生に支援して頂いてもバラつきが起こるのに、教育資格も、保育資格も、福祉経験もなく指導されている方も少なくなく、思いつきでは本質的な進歩と発展は難しいと思います。

短い期間に行うわけですので、本来重要な指導に専念するべきなのです。余分な指導はプラスになりにくいとご承知おき下さい。

これは、上記の記事通りイベントを制限し、一番必要な療育指導に重点を置いて頂く為です。本質的な問題を解決せずして、何を成すというのでしょうか????何も成樹出来ません。中途半端が一番だめです。多くの場合言語能力を獲得すれば解決出来る事が一杯あるのに、余分な事をしている暇は本来ないはずです。現状を分析し何をなすべきかよく理解頂きたいと思います。

いつも申し上げる事ですが、今は柔らかい粘土と同じで、今なら本来の姿に成長させる事が出来るのですが、それにも時間制限があります。学齢を重ねれば重ねる程、進歩させる事が困難になるのです。

私共の施設が小学校就学前に限定しているのも幼児期だから出来る事が一杯あるからです。現在年中のお友達であれば、残り14ヶ月しか私どもでは指導できません。現在年長のお友達の保護者の皆様から、小学校進学後も指導をとのお話も頂くのですが、小学校から高校生までお引き受けしなければならなくなってしまいます。

14ヶ月の年中の方を例に考えますと、長期のお休みなどもありますが、1ヶ月を4週と考えますと年間48周、14ヶ月で56週指導させて頂けることとなります。遠方で週1回通所される場合56回の支援となり、週3回来られると168回、毎日ですと280回来られる事となり、必然的に280回来られれば、圧倒的な、変化が得られると考えられないでしょうか?これは必然であり、自明の理なのです。

逆に数か月1年と指導を頂いても進歩がないのは、その子の能力に対して支援している療育方法が合っていないかもしれないとお考え頂く必要性があります。

現在このHPの記事として取り上げているのは、昨年の平成25年10月中旬からの成果報告ですが、劇的な進歩と成長が認められる子ども達は、連日個別療育で、10月、11月、12月、1月の間の50日間程度で獲得した能力です。

50日でも劇的に進歩し、年長児は全員普通学級へ進学可能な状態となっています。年少のお友達も認定がはずれるのではと保護者の皆様も感じておられる程に成長しているのです。これらのお友達は、余分なイベントを排除し、朝早く起き、朝の取り組みを行って、園に向かい、降園後、コンパスでそれぞれ様々な課題に取り組み、夕方決まった時間に夕食を頂き、絵本を読んだり、日記を書くなどし、早い時間に就寝する生活を送って頂いております。

余分なイベントはありません。言語遅滞、AD/HD、自閉症であっても逸れらを払拭する力を育みことが出来たのです。短期間んでここまで効果が出ているのは連日療育の上に保護者の取り組みも毎日真剣だからです。

人任せではないのです。意味を知り、正しい価値観を獲得すれば、お友達と話せなかった子どもが、仲良く触れ合うことが出来るのです。ー衝動行動を抑えて、静かに待つことが出来るのです。上手くコミュニケーションすることが出来るのです。

ですから、仕事や距離の問題で毎日来れない方には、今どのように取り組むべきか、どのように接するべきか、どう褒めるべきか、毎回指導の度にお伝えしているのです。宿題もお願いしているのです。一週間ほったらかしで成長するわけありません。しないよりはマシですが大きな進歩は望めません。他力本願では無理です。

あと、今までいくら取り組んでも無駄だった支援に関しては考え直す必要性があります。休止し、私達と一緒に目一杯取り組むべきです。過ちはさっさと改めるべきであると思います。何故無駄な時間を使っているのか、私にはわかりません。

施設により支援の仕方も、先生のスタンスや、接し方もバラバラです。声掛けも休憩時間も、課題に対しての取り組み方も私たちとは違い混乱させるだけで、一定の能力を獲得するまでは、私達の支援方法に絞るべきです。

今回も連日療育の子供達は10日間お休みを頂きましたが、後退したお友達はおられませんでしたが、親子クラスで、更に2週間間があいたお友達は残念ながら後退が見られる方もおられました。

多くの場合は、三歳児検診あたりでの発見ですから、長くて3年の支援期間しかありません。基本的には送迎しておりますので、幼稚園や保育園の指導を通し、送迎を活用して連日療育に取り組んで頂くのが一番と考えます。集中して取り組み、一早く進歩と成長を獲得し、連日から徐々に回数を減らし、最後は認定取り消し、手帳返上して頂くようお取り組み下さることが本来の目的です。

週1回しか通所出来ない方は、来れない日々をどう過ごすか、どのようにお子様と向き合い支援するかが大命題です。余分なものを排除し、厳選して臨んで下さい。あれもこれも手を出すのはやめて下さい。そしてしっかりとお子様が成長した様子を想像しそれに向かって努力して下さい。余分な物は必要ないのです。

継続は力です。継続こそお子様の能力を開花させる最大のアイテムであるとご承知おき下さい。

何が余分で何が必要かわからない場合は、093-475-0449までお問い合わせ下さい。
ラベル:魔法の療育
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