2014年01月23日

NO34.救命技術習得の勧め

NO34.救命技術習得の勧め

小さな子ども達の身の周りには危険が満載です。特に発達障がいの特性の中でも、知能的な遅れがあったり事物に対しての認識がまだ不確かな場合、誤って床に落ちている物等を口に入れ、飲み込んでしまっって気道を塞いだり、食べ物を上手に飲み込む事が出来ず、喉につまって窒息する等の沢山の危険の中で生活をしているという事をご理解頂きたいと思います。

初めて見る物、位置が変わり急に気になる物を視認し、匂いを嗅ぎ、そして口い含んでしまい、嚙んだ時等い誤って飲み込んでしまったものが、尖っていたり、溶ける性質のもので、原因不明の腹痛を起こしたり、便秘になったりといった事がおこります。

生活環境を見直し、薬などは子供の手の届く所に置いたりしないようにし、洗剤等の液体も高い位置に収納し子供の手に触れないようにするのが第1段階かと思います。他には美容液、クレンジングオイル、ハンドクリーム、恐ろしい物でマニキュア、除光液、漂白剤、香水やパヒューム等も気を付けて下さい。タバコの吸い殻等も大変危険です。

生活雑貨では、押しピン、針、ビールの栓、短い鉛筆や、消しゴム、折れた鉛筆の芯も飲み込んでしまいます。口を切ったり、刺さるだけなら良いのですが、アロマオイル等の小さな瓶や、ガラス細工の小物等を飲み込み、排せつする事ができず開腹する必要性が出るなど大変な事態になる事もあるようですのでお子様の状態にもよりますが年齢、認知力に併せた十分な配慮が必要です。

誤飲だけではなく、ゼリーやお餅、飴等で気道を塞ぐケースも少なくなくちょっと目を離した隙に喉につまらせ、ぐったりとしていて呼吸が止まっていたというような事例もありますので、咀嚼能力、飲み込む力等も状態に応じてしっかりと把握したうえでの支援が必要となります。

万が一の時にどう対処するか、異物を取り除く技術を身に付けている事はとても大切で、私どものような施設スタッフだけではなく、保護者の皆様も大切なわが子の命を守る技術を身に着けて頂きたいと思います。救命技術は、各自治体の消防局、消防センター等で研修を受ける事ができますので、特に認知力が乏しく、なんでも口に入れてしまうお友達の場合はご両親で受講されることを強くお勧め致します。座学でのe-ランニングでの受講もありますので是非活用されて下さい。その上で受講すると研修時間も短縮されます。そして是非、具体的に技術を身に着けて下さい。

幼児の簡単な異物の排除は、背部こうだ法という方法で、下を向かせ、背中をしっかり叩いて吐かせる方法が一般出来です。喉に詰まると騒ぐだろうからその時に対応すればとお考えの方もおられるかとも思います。異物誤飲で一番恐ろしいのは、呼吸困難からの心停止なのです。

あるドタバタ家事に追われる夕飯時、兄弟もいて慌ただしくしている時に、一番下のお友達がたまたまおやつが喉につまって、呼吸困難になってしまいます。発語が遅くお話も上手ではありません。苦しい様子も周りの喧騒にまぎれて誰も気が付かず、保護者が気が付いた時には呼吸困難から心停停止、心肺蘇生の必要性があるが、どうしてよいからない、救急車を呼び、8分後に到着し、一命は取り留めたものの脳が破壊され残念ながら植物状態になってしまった。というようなお話も、救命技術を身に着けておけば大事故を防ぐ事ができると思います。

呼吸停止から3分もしない間に血液が脳に運ばれなくなるとどんどん致死率も高くなり、社会復帰出来る可能性もどんどん低くなってしまいます。心臓マッサージを救急隊員が到着するまでに適切にしたか否かが命の分かれ目になります。大切なわが子は自分の手で守りましょう。

救命研修を実際にうけて、異物排除のコツや、心臓マッサージの技術を身に着けて下さい。胸を押せばよいというものではないのです。どのように力を加え、どのスピードで上下させるのか、どれくらいの力で行うか、人工呼吸も力いっぱいしてしまうと肺を痛めてしまいます。AEDの使い方を学んで下さい。一分一秒でその後の人生のダメージを最小限にする事ができるのです。

是非お近くの消防局にお尋ね頂きまして、蘇生技術を学びとられて下さい。






ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 19:31| 34.異物誤飲と心肺蘇生 | 更新情報をチェックする
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