2014年11月26日

NO173.子ども達が先生です。

新施設開設に向けて、職員研修も行っております。私どもの職員研修は1週間みっちりと頑張ってもらっております。私どもの研修会の先生は、COMPASSに通っている沢山のお友達です。IMG_3411.jpg
子ども達は、指導者の人となりを一瞬で判断します。そして相手に合わせて、時に激しく、時に上手に甘えて新人の先生達を翻弄します。指導者研修に必要なのは机上の学習より、実際の療育経験に勝る物はございません。今回の研修でも朝から晩までへとへとになるまで子ども達と向き合ってもらいました。

また、アセスメントの取り方、モデリングの仕方、声掛けや保護者対応の問題、相談支援の先生方や、児童相談所の先生方との関わり、特別支援学級や、特別支援校の先生方との関わり、日々の記録のつけ方や、実施プログラムの総括等、事務作業も覚えなければならず、早朝から深夜まで厳しい研修が行われました。

実際の支援では、精神的にも傷付いた方が沢山こられますので、生来の優しさや、頼りになるような雰囲気作りと、人間的に安心できる包容力も必要で、話べたな人もおられますので、先生の性格により難度も変化してしまいます。若い先生は、自分よりも遥か年上のご父兄とも対峙しますので、信頼感を与える話し方や接し方も身につていなければなりません。自信を持って話すには知識武装と経験も非常に大切です。

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ですから、子どもが好きなだけというのは最低条件で、それだけではプロの指導者としては完全に半人前以下です。指導者は誰よりも障がいに関して、また療育方法に関して、一杯勉強して頂かねばなりません。プロですから、若いから、初めてだからでは現場では全く通用しない考えます。

あらゆる角度で子ども達を観察し、最も適切な指導方法を選択し、計画的に実践する能力も必要です。経験を積み重ねてから習得する部分もありますが、研修では、出来うる限り1つでも多くの指導方法を習得し実践できる力を養ってもらえるよう配慮して行われました。

繰り返しますが、書面での座学も大切なのですが、体に染み込むのは実際の指導経験です。机上の空論を展開するだけでは現場では役にたちません。

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言語学、児童心理学等の知識習得も大切ですし、何より気配りが出来るようにならなくてはなりません。そして気付きを支援活動に活かす行動力も大切です。指導スキルを身に付け、知識武装するのは当たり前の事ですが、発達障がいは指導内容が広範囲にわたりますので熟達するまでには多大な時間が通例は必要で、指導者の研修体制の確立が何より大切であると考えております。

私達コンパス発達支援センターでは、1月には運営施設も4カ所となり、広域の展開となりますので、指導者研修をより円滑に実現するために、この度研修動画の完備を行う事となりました。

残念ながら一般公開はできませんが、公的教育機関や、公的療育機関に対して無償提供される「えすぷり」に動画閲覧システムを追加する事となり、現在開発して頂いておりますので、12月初旬から動画研修も行えるようになっております。

更に、子ども達の様子をスカイプ等を通じて本部の専門家も確認出来るように現在機材等の配備も進めております。※相談も限定動画を送って頂ける方が増えておりますので、アドバイスも非常にしやすくなっております。

今回の研修も大成功で、子ども達からも先生に沢山メッセージや写真贈呈され無事終了出来、最後は涙の別れとなりました。
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ラベル:魔法の療育
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2014年02月07日

NO51.得手不得手 その10

得手不得手 決断は自分 その10

それぞれの施設によって、目指す目標レベルが違います。少なくとも退行させないよう現状維持を主目的とするのか、ちょっとよくなればOKなのか、将来は特別支援校を目指すのか、普通学級を目指すのか目標が違えば、指導方針は同じでもその頻度も、その達成度合いも異なります。

現それぞれの施設ごとに、理念も目的も達成レベルも違うのは理解頂いた事と思います。そして各施設では、その目的に併せた、スタッフの配置が行われているという事もご承知おき下さい。

多くの施設では指導者や、スタッフの資格も均一ではありません。現行では管理責任者は一定の資格の保有と経験年数が加味されますが、指導員に関してはそのキャリアも資格も千差万別です。

何を目的とした施設であるか、何を提供されようとしている施設であるのかによって、スタッフの構成も事なるという事をご理解下さい。身体に重篤な課題がある場合は、看護士の方が対応され、痰を取り除く等のような、医療的な支援を施す事も少なくありません。

指導員の保有する資格も、保育資格をもっているのか、幼稚園教諭や、小学校教諭等の資格なのか、言語聴覚士や作業療法士等の資格をもっているのかでも、その施設の療育分野が異なって参ります。つまり力を入れておられるポイントがそれぞれ異なるという事です。

指導員として何ら経験もなく、何も資格をもっておられない方でも、実際に現場にでておられる事も少なくありません。その場合、指導員の経験と資質によって、支援出来る内容も自ずと左右さてれしまうという事もご理解頂きたいと思います。指導員の人間力(指導力・指導スキル)によって結果は大違いとなります。

先生を信じる事は良い事ですが、完全にお任せしてしまって、家庭での支援を放棄するのは絶対にやめて下さい。先生にアドバイスをもらって、「自分達が直すのだ。」という気持ちがなければお子様の成長を呼び起こす事はできません。

誰もあてにしてはならないのです。保護者自信が守ってやる、導いてやる、進歩させるぞというくらいの強い気持ちが大切です。施設にお任せして、おんぶに抱っこでは伸びる物も伸びません。復習は必ず必要です。ご家庭での毎日の取り組みで、保護者の力で直すくらいの勢いが本当に必要です。

地域によって、施設が慢性的に不足していたり、希望するタイプの療育施設が無かったりすると思いますが、そこで嘆かないで、遠方でも通うのか、最大限出来る支援を上手に利用し、余裕をもってしっかりとご家庭で取り組むような考えを堅持して下さい。月に1度しかこれなくても、家庭でも取組みや、それを支援する仕組みがあれば、進歩を獲得する事は可能なのです。飛行機に乗ってでもお出でになりたいという方もおられますが、通例は無理なお話です。近隣の施設で最大限お願いして、あとの療育は自分自身で取り組むべきなのです。

伝聞にたよらず、成功事例を確認し、成功事例にならった正しい取組みを行ってください。自分の目でみて正しい判断を行い、進歩を獲得して下さい。

私共のセンターはレスパイトや見守り型の指導はしておりませんが、連日個別療育等で、降園時間にお迎えに伺い、療育支援後、自宅に送迎しておりますので、結果的に夕方の4~5時間自由なお時間を確保出来るようになった方も少なくないと思います。

お子様の成長だけでなく、日々落ち着いた生活が過ごせるようにもなって喜んでおられるケースも多々ございます。子どもの将来が見えて、家庭が明るくなった。家庭が賑やかになったというお話しも沢山お伺いしています。

お母さんがご自身を責めて、心が病んでしまった方もお子様が進歩していく様子を見て気持ちが軽くなり、家庭円満になったり、お父さんが子どもを無視するようになっていたのが、正面から向き合えるようになって家族で毎日課題に取り組めるようになった等の報告もあります。

離婚寸前だったのが、また夫婦で歩めるようになった。生活時間に余裕ができたので、ゆっくりと子どもと接する事が出来るようになったなど、お子様が成長すれば、家庭も良い方向へ好転していきます。

環境が変われば、お子様の成長も変化するのです。例えばこんな事例があります。「お父さん、お母さん」と呼ばれたいのに、「パパ、ママ」とご両親の事を呼んでいる子ども達の中で過ごす様になれば、いつの間にか、その子も「パパ、ママ」と呼ぶようになってしまいます。

最近ではめずらしいのですが「父ちゃん、母ちゃん」と言っていいる地方に住めば、いつのまにか「父ちゃん、母ちゃん」と呼ぶようになります。「お父さん、お母さん」と呼ばせたいのであれば、「お父さん、お母さん」と呼んでいるグループに入れなければ身に付きません。

広島に転勤で3年行って帰ってきたお友達が「僕から」気を抜くとつい「ワシが」というのも同じです。私学にかようようになり、「さようなら」が「ごきげんよう」になるようなものです。繰り返す環境も大切なのです。周りに同化してしまうのです。同化が本当にポイントなのです。

元気のよいお友達に中にいれば、元気をもらいます。英語でしか話さないお友達の中にはいれば、英語を獲得するようになります。健常な子ども達と一緒であれば、健常な子ども達とおなじような態度行動がとれるようになります。奇声をあげているお友達のグループにはいれば、収まっていた奇声がまたぶり返してしまいます。ここにヒントがあるのです。

幼稚園や保育園の入園許可が頂けたらならその園に就園させて頂くべきなのです。同化するのです。お子様には少しでもよい方へ同化できるチャンスを与えるべきなのです。目指す人物像があるのであれば、目指す者の傍にいるべきです。その集団に入れるべきです。お子様をどの社会で生きて行かせるのかよく考えて選択して下さい。

ダウン症のお友達も健常な子ども達と一緒に就園する方が言語獲得の状態を別にしても圧倒的にその後の社会適合能力は異なるのです。所属する組織でお子様の様子は激変するのです。双子の兄弟がわけあって別々の学校に進学した場合、家庭では一緒であってもそれぞれ独自の成長を遂げるという事例も幾つも見て参りました。

今本当に、何を目指されていらしゃいますか?
下駄を預けず、目をそむけず、今集中すれば、お子様の明るい将来を獲得する事が可能なのです。

お子様が毎日通う療育施設程大切な選択はありません。どうぞしっかり納得して通われて下さい。

閉鎖的な状況を打破して下さい。
同じ問題を抱える人と一緒になって安心するのは元気になったら卒業して下さい。
お子様を守るのは親の責任です。保護者の責任です。
お子様の将来を見据えた、取捨選択を実行して下さい。
しっかりと自己責任で取り組んで下さい。
適時状況に併せて、お子様に必要な機会を与えられるようご準備下さい。
効果がみられない物にいつまでも頼るのは止めましょう。
成長に併せてお子様と共にご両親もスキルアップして下さい。
成長に併せて、その都度、面倒がらず必要な支援を選択して下さい。

どうしてよいかわからない場合は093-475-0449までご連絡下さい。
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NO50.今 必要な事の違い その9

今 必要な事の違い その9

施設見学や、指導説明の際、「そのような取組みを行っても今は無駄です。何の役にも立ちません。」と申し上げる事がありますが、それはその支援とお子様の状態が合致していない事を意味しています。手順が大切なのです。特に言語に問題がある場合は、言語能力を獲得してから集団指導を受けて下さい。多くの場合言語能力に問題があり、自閉的傾向があるにも関わらず、集団指導を受けている事例が散見されており、コミュニケーション能力が未熟であるがため、意思疎通ができず、通えば通うほど傷つくだけで、集団療育に通所して何が獲得できたかお伺いしても返答がないのが現実です。

集団療育で発語ができないお友達が言語能力が向上する事は非常に稀で、噂には聞いたことがありますが、私自身29年の指導経験の中で、その手順で言語能力が向上したという事例を認知した事はありません。分かり合えませんから、ストレスを抱えるのです。繊細であればあるほど傷ついて立ち上がりが遅くなってしまうのです。

穴の開いた器に水を幾ら入れても溜まりは得られません。穴を塞がない限り、その器から水は飲めないのです。山のような事例の中で、その穴に何かが付着して水漏れが止まる事がありますが、それは奇跡に近い事で、万人に当てはまる事ではありません。基礎ができていないのに、棟上げをして瓦をふいても、風がふいただけで倒れてしまいます。根本的な原因の対応に合った支援をその都度選択する事が最も大切であると考えます。

物事には適切な時期があるのです。時期が違えば効果的な事であっても、早すぎたり、遅すぎたりすると効果を得られるどころか、害になってしまうとご理解下さい。

施設でであった保護者同士で、適切な療育情報を交換するのは良い事であると思いますが、伝聞をまにうけるのではなく、実際に自分の目で確認する事を忘れないでください。そして、保護者同士で一次的に寄り添いあって互いの問題を共有しても、発展的な思考が無い場合、それは一時的な心理的安定でしかなく、お子様の問題を根本的に解決しない限り、結果的に将来大きな問題に発展してしまう事になってしまうのです。前を向いて突き進んで下さい。時には立ち止まる事も大切ですが、少し休憩したらまた進み続けて下さい。歩みをとめては療育に関して解決はみられないのです。

現在間違った手順にいる事に気付いたら、迷わず正道に戻すように努めて下さい。幼稚園や保育園に通う事が許されるのであれば、出来るだけ健常なお友達との接点を増やしてあげて下さい。幼稚園や、保育園が入園許可を出してくれるというのは、一応先生の指示が理解出来るという大前提が認められての入園許可です。

先の問題で考えれば、一定のラインに到達しているとう事を認めて頂けたという喜ばしい結果です。そんな時は迷わず入園される事をお勧めいたします。サポートなしで、通園出来るというのはお子様にとって大きなチャンスにほかなりません。支援施設で療育指導を受ける事も大切ですが、降園後からの支援に切り替える事でお子様の支援の幅を広げる事が出来るとご理解下さい。

社会に出れば健常者とお子様は向き合わねばならないのです。お子様の特性により取り組み方は異なりますが、小さい頃から触れ合う機会に恵まれるチャンスは特に大事にして頂きたいと思います。療育の本質を見極めて下さい。取捨選択を間違わないで頂きたいと思います。(あくまで言語習得が出来ていると仮定してです。)

繰り返しますが、手順の間違いは百害あって一利なしになる可能性があるとご承知下さい。受けてい良い時期と受けては駄目な時期があるとご理解下さい。

その10へつづく
ラベル:魔法の療育
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NO49.手前味噌 何が大切かその8

手前味噌 何が大切か? その8

目的にあった施設を探してください。そしてお住まいの地域に必要な支援施設がなければ、足りない所はご自身で取り組む気概も必要です。私共の施設に遠隔地から通われている方も少なくありません。遠隔地で毎日通所出来無い分、ご家庭で必死に取り組んで、着実に進歩を獲得されているご家庭もあります。

私共コンパス発達支援センターでは、それぞれ個人の目標が細かに設定されています。これは私達が長きにわたって受験という結果が求めらる立場にあったからにほかなりません。曖昧な事が許されない立場にいた事が最大の要因であると思います。発達障がいの特性があっても、常に結果を導き出す為の取り組みを行う中で指導を行ってきたからだと思います。精神論を掲げ、美辞麗句を並べ立てるより、実力の養成が一番なのです。結果が出せなければ素晴らしい美辞麗句も色あせてしまうのです。口先だけで本質的な療育効果は得られないのです。

手前味噌ですが、私どもでは、どこ子がどの課題に取り組むかも決まっています。1ヶ月後に何をめざしているのかも決まっています。達成目標が決まっているからこそ、日々の取り組みも綿密に練られるのです。その取組みがあったからこそ、今年の年長さんが3名とも、全員小学校普通学級への進学が出来る事になったのです。3名の進学先の内、1名は私立小学校で、もう1名は国立大の附属小学校なのです。それぞれ発達障がいの特性あったお友達で、言語の問題やAD/HDと診断されていたお友達であっても合格できているのです。

言語遅滞のお子様も、私達に通所された日には、必ず新しい言葉を覚えて帰られます。発語がないお友達も、必ず新しい言葉を習得して頂いています。それは指導手法の違いや、技術の問題のみならず、しっかりとした指導案によりしっかりと積み上げをしている結果なのです。

ダウン症のお友達も、毎回幾つも新しい言葉を覚えてから帰宅頂いています。どのお友達も家庭での様子や態度が変わるのです。指導スタッフは、今日何をするのか目的をもって子ども達と対峙している結果です。大目標の為の、中目標、中目標の為の、小目標。この小目標を達成せずして、将来の大目標達成はあり得ないのです。指導計画・指導案なくして発達障がいの、効果的な知的療育指導はあり得ないのです。しっかりとされた取組みが行われている施設を探されて下さい。多くの施設はしっかりとした取組みをされているはずです。

私達の取り組む療育支援はあくまでも教育であり、レスパイトや見守りではないという理念の違いが大きいと思います。遊びではないのです。私達が取り組んでいるのは教育なのです。教室に慣れる為に、楽しく取り組むという事はあっても、遊びは殆どありません。遊びに来ている人は誰一人いないのです。目的が明確なのです。通所している子ども達自身何をしに来ているか感覚的にも既に理解しているのです。

お子様にとって、何が必要か、もう一度明確に保護者目線でのしっかりとした将来の指針を再確認して下さい。大切なお子様にとって何が大切ですか?何を獲得しなければなりませんか?多くの場合保護者の皆様は何が必要か知っておられるのですが、施設見学の際に、責任を投げ出してしまわれるのが一番の問題です。いつも申し上げているのですが「3つの あ」を思い出して下さい。「諦めない、焦らない、充てにしない」あてにしてはいけないのです。全ては保護者の責任であることを忘れてはなりません。預かってもらおうと責任を放棄するのと同じです。頼ってよい場合と、頼ってはならない事があるのです。保護者の責任においてしっかりと見極める必要性があるのです。

言語遅滞で言葉が殆ど話せないのに、集団指導を受けるのはナンセンスです。ほとんど徒労に終わる可能性が高くなります。発語ができない、意味一致ができない、言葉が遅いお友達がいきなり集団に入っても意思疎通ができないのでほとんどの場合失敗します。望ましい結果は得られないのです。心が傷ついてしまうのです。プライドを傷つけてしまうのです。集団に入れなくなってしまうのです。段取りを間違えると傷になるのです。人に無関心になってしまうのです。

言語の問題を抱えるお友達は、焦らずまず、しっかりと言語能力を習得し、コミュニケーション能力を養ってから集団に入る流れが理にかなっている指導順なのです。それを無視して支援を受けようとされる方がおられれば遠慮なく苦言を呈しております。最初は何事も手順が大切なのです。フライパンにいきなり肉を入れて焼き始めてから、油をいれるような物なのです。肉は焦げて、こびりつき、油が回ってせっかくのお肉も食べられなくなります。順序が少し違うだけでせっかくのお肉も台無しになるのです。

身体能力に問題があるのであれば、トレーニングを中心とした療育施設に通われるべきで、身体能力の向上がえられたいのに、絵画指導をしても身体能力の向上は絶対に得られません。こんな当たり前の事がなぜか責任を放棄した瞬間にわからなくなってしまうのです。あれもこれもあったほうが良いような気持ちになるのです。

例えば、AD/HDのお子様にどのような取り組みをするのか、指導側から具体的な説明がない場合、1年たっても、進歩の兆しは見えないのです。じっとできません。怒られてばっかりで、ともすると心がねじ曲がってしまいます。びくびくしたり、周りの様子を伺う事になります。適切な指導がない限り、奇跡が起こらない限り、改善の見込みはないと断言します。うろうろは止まりません。

お子様の為にどうするのか、今ご家庭には何が必要なのか、レスパイトか、見守りか、教育か、癒しか、身体訓練か、言語訓練か、1年後どうなっているのか、保護者としてどうしたいのか明確なビジョンが必要なのです。その目的の為の手段をどうするのか、今月どうするのか、今週はどうするのか、毎日何をするべきかしっかりともう一度よく考えて下さい。

そして冷静にもう一度よく状況判断をして下さい。自閉症の療育支援に来ている時に、英会話が果たして必要でしょうか??????スイミングをしてAD/HDが改善するでしょうか?集団療育が必要な人と、まだその域に達していない人の違いを理解して下さい。

その9につづく
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NO48.将来予測と指導案 その7

将来予測と指導案 その7

個別指導計画は本質的には将来を見越したものでなければならないと考えます。1年経ったらどうなるのか、半年後はどうなのか、3ヶ月、1ヶ月後の獲得目標は何なのか、今週の課題は何をするかが決められており、本来は、それに従った日案が作成されているようなしっかりとした施設を選ばれる事が望ましいと思います。

1つの大目標を達成するために、本来は毎月の達成目標が決まっていなければなりません。そして月別に週の達成目標が決まり、今日何をしなければならないのか、明日は何をしなければならないのかが決まるのです。
そしてそのための障がいとなる事を想定し、その対処法を考え準備するのです。これらの毎日の積み重ねで
大きな目標に到達する事が出来るのです。療育指導は子ども達の人生を変える大目標です。障がいを克服し、成長と進歩を獲得しなければならないのです。いつまでにその大目標を達成するおつもりですか??????保護者の皆様にはもっと主体的に本気で考えて頂きたいと思います。目をそらさないで頂きたいと思います。

施設において、その日何を獲得するかという目標があるなかで、それに準じた指導がなければなりません。これは学校の指導カリキュラムと同様です。カリキュラムが存在しない場当たり的な事をしていては、力の累積は難しくなるばかりです。教えたから覚えるものではありません。知っている事と出来る事は根本的に違うのです。

学習指導には決められて順序がきちんと存在します。子ども達に、いきなり二次関数は教えませんし出来ません。数字を覚え、足し算引き算を理解し、掛け算、割り算がわかって、図形や統計等少しずつ学び、経験値をあげて、繰り返し計算の練習をし、中学になり、正負の数を理解して、Xを使う式の計算等を理解してから、一次方程式を学び、比例をならってから、連立方程式を学び、一次関数を習得してのちに、二次方程式そして最後に二次関数となるのです。通例でもここまでに小学校1年生から中学3年の2学期まで、8年6か月の歳月を必要とします。約9年後に二次関数を理解するために、各学年で手順を追って、習得すべき内容を習っているわけです。

手順のある指導を受けていますか?その場の雰囲気や行き当たりばったりになっていないでしょうか?本日の取組みを先生が説明できなければならないのです。「今日何をするんですか?」と質問してきちんとご返事を頂けないのであれば高い療育効果を期待するのは難しいと思います。

では施設でのそれぞれの取組みに関して考えてみましょう。

「うちの施設では毎日本を読ませます。」耳障りのよいお話で、読書というと悪い気がしないのですが、何歳が、何年生がといってどのような本を読んでいるのかよく聞いてみて下さい。さも全体の子ども達が読んでいるような説明であっても、実際は一部の限られた子供だけであるケースが相談の中で多くありました。読む時間を与えるのであって、指導があるわけではないのです。聞き手の勘違いとなります。読ませるだけですので、中身は辞典だったり、絵だけみていたり様々です。

そもそも言語習得が出来ていない子ども達に、読書はまず無理です。読めない子は見ているだけですか?意味がわからない子はどうするのでしょうか?小学何年生が絵本を読んでいるのでしょうか?そのお友達が、伝記を読んでいるのか、文科省推薦図書を読んでいるのかでも、その意味は全くが違います。どんな取組みなのか、どのような特性を持ったお友達がどのように取り組んで、どのように変化しているのか具体的にお伺いして下さい。この説明がしっかりできる施設や本当に読んでいる様子を確認出来れば安心してよいと思います。

時間があったら、そこにいるお友達に読んでもらうとその習得率が良くわかります。読書指導をしているというのであれば、3か月後、半年後、1年後にはその内容が進歩していなければなりません。実際はそこまでのご指導を確立されておられる先生は非常に稀な存在です。読んでいるという意味が情報発信している施設側とと受け手の保護者の間に差がありすぎてクレームに発展しているのです。

「私達は毎日絵画指導を行っています。」これも誤解を呼ぶ表現です。絵画指導というと、きちんとした美術関係の先生が、きちんと絵画指導をしているような錯覚を起こしてしまいますが、ただの「お絵かき」であったりして途中でクレームとなってしまうケースもあります。絵画指導と言われる場合は、子ども達の絵を掲示してあったりお願いすると見せて頂けると思います。構成や、色遣い等児童心理学に基づいた指導を実践されている施設もあります。施設見学の際に実際にその活動の様子を見せて頂く事が誤解を避ける有効手段です。

実際に、素晴らしい取組みをされている施設は沢山あるのです。音楽療法や、動物療法等そこで獲得出来る事ははかりしれないのです。支援して頂く療法で何を獲得したいのか、お子様の現状をよく考えて必要な支援が得られる施設を探されて下さい。説明をしっかり聞いて思い込まないようにして頂ければクレームになる事はありません。

その8につづく
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2014年02月06日

NO47.個別支援計画の差 その6

個別支援計画の差 その6

学習指導に指導案があるように、療育支援にも、個別支援計画という物があり、それにのっとって、療育支援がなされる事となるのですが、ご相談にこられる皆様のお話しをお伺いする限りでは、施設によりその内容にも大きな差異があるように思われます。実際に拝見しているわけではありませんので、伝聞による推測となりますが、非常にアバウトな考え方を持って作成されたようなお話しも多くお伺いしており、具体的療育支援を得られないというご相談の多くは、非常にアバウトな支援計画しか存在しないという特徴が見受けられております。

レスパイトや見守り型を除外して、子供達の進歩と発展を目指す療育であれば、個別支援計画がペラ1枚等という事はありえない事であると断言致します。本来その子の問題はどんな事で、何が出来、何が不足しており、今まで〇〇な治療を受けてきたが、今後〇〇を目指す。保護者の希望は〇〇で、そのために何をどのようにするか詳細に計画し記載されていなければならないと思います。

ペラペラコピーを持参された方がおられましたが、現状認識であり、具体的手法の記載は皆無といったもので、職務怠慢ではないかと感じるような計画書の写しを何度が見た事があります。個別支援計画書には現在正式な型式はありませんが、少なくともA4表1枚ガラガラとういようなお粗末なものでは何も出来ませんと宣言しているのと同じです。そんな物しか出せない支援者に希望される療育支援を得るのは非常に難しいと言わざるを得ません。

あきれ果てた、指導計画には、具体的な支援手法の記載がなく、ぼやっとした表現が中心で、その指導内容は具体性が欠けており、「○○を目指す。」とされているだけで、どのようにして目指すのかは伺い知る事が出来ないというような共通点があるようです。指導技術が欠落しているのか、知らないのか、やる気がないのか、怠けているのか、半年たっても1年たっても得られる結果は稚拙な物になってしまうと推察致します。症状の違うA君とB君の指導計画が同じ等という事は本来あるはずがないのです。

○○を目指すのであれば、どのように目指すのか具体策があるはずなのです。それが出来なかったとき、その評価方法、対策から具体的手法があってよいのではないでしょうか?目指すだけであれば、誰でも目指せます。
どう目指すかが問題なのです。どの手法が、やり方が取組み方が保護者の皆様にとっては一番大切な事であり、それらの記載がないのは出来ないと同一の意味を持つと思います。

学校の指導では通例カリキュラムに従った、指導案を作成するのですが、1コマの授業におても、非常に細かく指導内容が作成される事となります。国内の学校教育の根幹はカリキュラムと指導案にあるといっても過言ではありません。指導計画とはそれほど大切な物であるとご理解頂きたいと思います。

例えば小学校の国語の指導であれば、単元の目標、評価基準として、(関心・意欲・態度)(話す・聞く能力)(読む能力)(言葉についての知識・理解・技能)使用教材 主な学習活動として1次計画 2次計画それぞれに指導上の留意点が付加されます。これを事細かく考え、教材準備をして教壇に立たれているのです。そして更に板書計画等細かな準備の上に授業がなりたっているのが実情です。

施設によって非常に細かく勘案されている所もあれば、個人支援計画はあっても数か月見直されず、日々の指導案すら存在しない施設も少なくなさそうです。最初の施設見学の時に、しっかりとこのあたりの確認をされる事をお勧め致します。私が園長を行った幼稚園では、各担当教諭の一番大切な仕事の1つとして日案(日々の指導案)の作成を義務付けておりました。

適切な指導計画なくして、求める成果は得られないというのは教育現場の常識です。教員研修で最も大変なのは、指導案の作成です。初めて教壇に立つ先生にとって大切な命綱です。どこで笑わせるのか、何を例示するのか、どのように集中させるのか、詳細であればあるほど安心して授業ができるのです。特性が一定しない子ども達の指導であれば、なおさら準備が必要となるのです。

よほどのベテランになれば、腹案(何も準備しない事)でも指導できるかもしれませんが、徐々に指導精度は落ち最終的に行き当たりばったりになってしまいます。ベテランであっても、クラスの構成を考え、教材を研究し、どのように指導するとより効果が得られるのか最新の指導方法を取り入れて、如何に子ども達の力を養うか、一流と言われている先生方はみな周到な準備をして授業に臨んでいるのです。腹案では一流の座は守れないのです。素晴らしい授業や指導に準備は不可欠なのです。

評価が高い教育機関ほど精度の高いカリキュラムと指導案が準備されており、指導者に対しても、高い指導技術の習得を要求されているとご理解頂きたいと思います。

その7につづく
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NO46.運営の特性 餅は餅屋その5

運営の特性 餅は餅屋 その5

心配のあまり、体調をくずされたり、心がくじけそうになったりして、お子様と正面から対峙できないような場合もあります。このような場合、まずレスパイトを中心とされる施設や、暴れるお子様の支援をしっかりと見守って頂ける施設にお願いし、まずは、ご家庭の体制や、心身の健康を取り戻す事に力点を置かれる事が大切であると言明致します。

保護者がまず元気にならなければ、何も解決しません。保護者が倒れたら、子ども達も一緒に倒れるしかないのです。助けて頂く事が何よりも賢明な判断です。子育てに取り組める気持ちを奮い立たせる事が大切なのです。お子様を預かって頂いている間に、鋭気を養い、掃除をし、洗濯等の家事をこなし、綺麗にお化粧できるような精神的な余裕をもって、しっかりとお子様と向き合う事が出来るような気持ちと環境を建て直してお子様の問題に立ち向かう事が大切なのです。

あるべき姿を取り戻されてから、今度はどのように取り組むべきかしっかりとお子様の療育計画を勘案し、お子様の様子にあった、ご両親の希望にあった療育支援がなされている施設にご指導をお願いする事が賢明ではないかと考えます。

子ども達の療育支援は、家を建てるような分業の集積の産物とよく似ています。基礎を作り、棟上げをして、屋根をふき、壁を塗って、内装に取り掛かる、建具を入れたり途中で電気工事もあれば、ガスや水道の工事だってあります。家作りは、様々なプロが分業し、力を合わせて作り上げた物なのです。

療育も分業的な側面があると考えます。大きな施設であれば、それらを全てホールインワンでご支援頂ける施設もありますし、熟達した先生も沢山いらっしゃいます。小さな施設であれば、オールラウンドに対応される所もありますが、多くの場合は、それぞれ得意な専門分野があるのです。その専門分野をよく理解して頂きたいのです。よく理解して頂ければ出来る出来ないの問題は起こりえないのです。通われたい施設の特徴をよく把握して頂きたいのです。

電気工事をお願いしたのに、大工さんでは対応できません。餅は餅屋なのです。電機工事は電気屋さんにお願いしなければ問題は解決できないのです。どの施設にも素晴らしい先生が沢山いらっしゃいますが、目指す方向性があっていなければ、望む結果は得られないのです。眼科に行って、体調が悪いと訴えても内科や外科のようにMRIもなければ、CTだってないのです。それで文句を並べるのはお門違いであるとご理解下さい。

話を戻しますが、連日通所の意味は、連続した継続的支援による効果を目的と考える場合と、保護者に指導能力や気力、体力がなく、ご家庭での定期的な指導が困難であり、その代わりに支援させて頂くという事が、本本来改善を求める療育手法の基本スタンスではないかと考えております。

私達 コンパス発達支援センターでは、連日療育に関しては、上記の基本スタンスを持って子ども達の療育支援に取り組んでおり、お子様の状態だけではなく、ご家庭の事情をよくお伺いさせて頂き、指導日数を決定しております事をご理解下さい。

30名以上通所されている大型の施設と、定員10名程の施設の差はいったいなんでしょう。施設規模が異なりますが、レスパイトや見守り支援を希望される場合においては、特段の差異はないと思います。

大型の施設の場合は、まず環境に恵まれているという点が一番のポイントであると思います。広い園舎、広い運動場、場合によっては小型の体育館を有している施設もあり本当にうらやましい限りです。また人員配置の関係で、指導員が多く、熟達した職員を多く雇用する事が可能であります。大型の送迎バスがあったりと施設設備そして、多くの人員を配しておられ、給食等も充実されておられ何ともうらやましい限りの環境です。

嘗て、私も複数の海外日本人幼稚園の園長の任についておりましたので良くわかりますが、施設が大きくなり、沢山の園児を預かる事になりますと、少人数の園児に対しての教育を行う場合であれば、園児それぞれの力量を考えて指導する事が可能ですが、大人数の園児をお預かりするようになりますと、園児全体の力量に合わせた平均的な取り組みが必要となり、個別のニーズにお応えしずらくなってしまいます。

大人数での指導では、平均的な、全体のレベルに合わせた指導が必要不可欠となって参ります。学校等の指導でよく言われますが、トップに合わせるのか、中位層にあわせるのか、下位層に合わせて指導を行うのかでも得られる結果は異なります。

クラス運営を考えれば、一番人数の多いレベルでの指導を余儀なくされるのが全体指導の限界です。トップに合わせるのであれば、特別クラスをつくらなければトップ層は満足しませんし、下位層は上位中位層に合わせると理解する事が困難となるのは体験的にご理解頂ける事であると思います。通例の園活動でもこのような問題を抱える事となりますので、療育支援になればなおさらレベルの設定が非常に難しいものとなります。

私は29年に渡って3000名を超える沢山の子ども達と直接向き合って参りましたが、個々の問題を克服する最も効果的な指導方法や、教材は生徒毎に事なり、力の並列化が成立するまで最も効果的な指導法は、個別指導であると断言致します。

私共が個別連日療育を実施しているのはその為で、力が一定せず、個々の獲得するべき課題が一定でない場合最も効果的な指導法を実施しているとご理解頂ければと思います。個別指導では、その子の為に課題を準備し、その子の為の課題や訓練事項を丁寧に、その子のレベルに合わせて指導する事が出来るのは個別の優位性であり、高い効果を現認する事が出来ます。

但し個別指導だけでは競争力や、スピード、共に頑張ろうとする気持ちを育む事は出来ません。力の並列化が可能になった段階では、一斉指導(集団指導)が有効で、園児の力、クラスの実力が一定のレベルに達する事が出来た場合は、互いに競い合う事で、化学変化を起こす事が出来ます。一緒に課題に取り組む友人の存在はとても大切なものとなりますが、意思疎通すら出来ない状態であれば、この理論は成立致しません。一斉授業の優位性を実感するには、クラスの子ども達がある一定ラインにそろい、自力で取り組むべき力が養え、向上心という本来の価値観を満たす事が出来た場合に限られます。

進学校に進むために、入試が存在しているのはこの為です。教えるのが楽だからではありません。一定レベルの生徒でクラス運営をする事で、より高い競争力や達成欲求を獲得する事が出来るようになるからです。逆にいうと、レベルが整ってなければ、指導レベルに合わない子供はついてこれません。

療育支援において、子ども達の特性が均一でありませんから、クラス全員のレベルを整えるのは大変難しい事となります。バラバラのレベルでの支援になると、どうしても指導スタッフの人数が必要になるのです。大型施設において指導員が1人でクラス運営出来るようになるには、子ども達に指示が簡単に通るまで、レベルを引き上げなければその運営は大変危うい物となると考えております。

言語が苦手なお友達で、意味一致もできず、発語も難しい子ども達に指示を通すのは非常に困難で、常に混乱をきたします。言葉が通じてないので、ルール認識もできず、体験的な日々の習慣から、「椅子にすわるのかな?」「おこられるかな。」「こうすると褒められるかな。」と推理し、本質的に理解をして動くのではなく
習慣として動く事が出来るようになるため、一歩外に出た時に、対応出来る事と、出来ない事が出て参ります。でも本質的いその子の能力を開花させるためには、お友達とのクラス活動では大変難しい事であるという事をご理解下さい。

施設の規模により、出来る事と出来ない事が違うという事をしっかり認識して下さい。それぞれ得意分野が違うのです。

その6へつづく

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NO45.毎日の取組みの差 その4

毎日の取組みの差 その4

連日通所しているからさぞやしっかりと支援して頂けているだろうと思い込むのは全くの早計であるとご理解下さい。毎日通っているから大丈夫等と考えるのは大間違いです。冷静に学生時代を思い出して下さい。

学校に毎日通うからといって、みんな良い子(秀才・高得点者)になりますか?毎日通っているから、もう大丈夫と考えるのは大きな誤解です。何故そう思い込むのか私には不思議でなりません。何の根拠があってそう思うのか、何を見ているのでしょう?何を求めているのかもう一度よく考えて下さい。

バスケットボール大好き少年を例に例えますと、バスケ部に入って毎日練習、毎日練習していたA君とB君
C君は、毎日3人とも同じように一生懸命に練習したおかげで、3カ月もすると同年代のお友達と比べてずっと上手になる事ができました。そこで満足したA君は毎日の部活動に励みました。

才能的に劣っていたB君ですが、部活が終わった後も、自宅に帰って1人で走り込みをし、近くの公園で夜もそして早朝も毎日懸命に練習をし続けました。結果半年もするとB君とC君はA君に追いつき、1年経ったときには、B君とC君は部活動の誰よりも上手くなり、2年後には地域1番と言われるようになりました。毎日やれば、しないより上達しますが、やはり課題を毎日コツコツと積み上げたお友達の方が圧倒的な力を育む事が出来るという課題の効果を示す好例です。

父親の転勤で、別な学校に通う事になったC君は、地域でもバスケットで有名な学校へ入る事ができました。
素晴らしい監督とコーチのもとで、懸命に努力したC君は、その才能をさらに開花させ、結果3年後には推薦で大学へ特待生入学する事ができました。C君の事例は素晴らしい先生に師事したかの違いを示すもので、施設による取組み方の精度の違いにより大きくその後の成果が変わるという事例にほかなりません。

通所出来る事で満足してはいけません。一緒に通所されているお友達が、どのように進歩成長しているのかを冷静に見極めて下さい。どこまで引っ張って頂けるのか、詳しく先生からお話しをお伺いして頂く事が大切です。今までにどのような成果を上げておられるかも大切な要因であるとご理解頂きたいと思います。施設の選択は、過大な希望的観測だけで決める事ではありません。論理的な冷静な判断と懸命な取組みがお子様の療育には必要不可欠であるとご理解頂きたいと思います。

「横断歩道、皆で渡れば怖くない」私達は、ついつい人に流されてしまいがちですが、このような大切な決断を人任せにしては、お子様の療育支援に限っては絶対に駄目なのです。多くの場合沢山のお友達の療育支援をされてきておられる施設の場合、お子様と同じような子ども達が、通所を開始してからどのように進歩されていくか、沢山の成功事例を持っておられますのでよくそれをお伺いして下さい。そしてその為にどんな支援を行っているのか、どのように家庭で取り組めばよいのか、どのように子ども達の進歩と成長を促されているのか詳細にお伺いされた上で決定されるのが、一番よい方法だと思います。

一般的においしいお店や、人気店、進学率の高い学校や、合格率の高い予備校や学習塾等実力が高ければ、高い程、人が集まるという法則がありますが、療育に関しては、その法則はあてはまらないとご理解頂きたいと思います。成り立ちが違いすぎるのです。どのような成果をあげておられるのかしっかりと把握して下さい。
そして全てを把握した上でベストチョイスをされる事です。

保護者の方が希望される将来のお子様の姿を、その施設で見出す事ができるのかが大切なポイントになるのではないかと、沢山のご相談を頂く中で見出した現在の私の見解です。3歳までの方は、そこの年少の子ども達の様子をしっかり観察して下さい。何が出来ているのか、何を獲得されているのか、どのように進歩しているのか施設見学の際によくお伺いされる事が大切です。年少のお子様であれば、年中の子ども達のご様子を見ればある程度将来の姿が見えてきます。年中のお子様であれば、年長の子ども達の様子が参考になります。その施設にどれだけ通所されているのか、その結果がそこにあるのです。

何を目指しているのか、どのような進歩と成長を願っているか再度熟考して下さい。

その5につづく
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NO44. NO44. NO44.日々の取組みの違いその3

日々の取組みの違い その3

施設によって、療育支援において、何等かの訓練をする場合、ご家庭での取組み方の指導があったり、全くなかったり、課題(宿題)があったり、全くなかったりという違いもあります。

私共では、獲得した進歩の度合いに従って、課題をお願いするようになりますし、毎回どのように家庭で支援するかの説明を必ず行っておりますが、全く何もされないような施設も少なくありませんので、その点もお子様の状態に合わせ、療育支援をお願いする施設に対して大切な検討すべきポイントとなります。(これは、訓練が主体の施設での問題で、レスパイトや見守り主体の支援は除外した考え方です。)

心因的要因から出来るだけプレッシャーをかけない方が良いという考え方もありますし、課題の難易度が高すぎて、専門的な支援がなければ実施出来ないという事も考えられます。対応する保護者の方の心因的な要件で何もして頂かない方が良いケースもありますが、訓練が主体の施設であれは、それはあくまでも各ご家庭とご本人の抱える要因によるものでなければならないと考えております。

学校の勉強でも復習(課題訓練)は不可欠であるとご存じの事と思うのですが、何故療育では復習(課題訓練)を行わないのか私は不思議でなりません。ピアノでも書道でも、珠算でも、家でしっかりと練習している君は、めきめき伸びて行きますが、ろくに家で取り組みもしない場合は、一部の天才を除いてまず上達する事はありません。これは多くの人が体験的に知り得ている事実の一つであると思います。

私は平泳ぎで、金メダルをとられたオリンピック選手の毎日の練習風景を身近で見聞きする機会があったのですが、才能というよりも、毎日毎日365日血の出るような練習をして獲得した金メダルであると断言致します。

教え子で、柔道で全国制覇2連覇した選手も小さい時から知っていますが、想像を絶するような毎日の練習の積み重ねから獲得したタイトルです。バレリーナをめざしていたお友達は、通例では考えられないような遠方まで毎日レッスンに通って今のポジションを得ています。

みなさんの身近でも沢山よい事例があると思いますが、野球やサッカー、柔道、ピアノやバイオリン、書道等で評価をうけるお友達はみな毎日の取り組みがあってこその成果です。勉強で素晴らしい成果を出している者は天才を除いて、みな努力の人で予習復習は当たり前です。では何故、発達障がいの療育指導ではそれらがないのでしょうか?

大怪我をして3ヶ月入院し、1年近くリハビリをした事がありますが、退院してからは、毎日どれだけ歩行訓練をした事でしょうか?来る日も来る日も取り組んだ結果今では普通に生活をする事が出来るようになったのです。

骨折や、腰痛、肩こりの治療であれば、改善する体操等を作業療法の先生が、詳しく家庭での取組み方をご指導下さるのはごく普通にある事だと思いますが、何故療育支援ではそれが欠けているのでしょうか?不思議に思われませんか?

結果の先送りなのでしょうか、もう進歩は無理と諦めていらっしゃるのでしょうか、学校や、塾等で適切な宿題がないと熱心な保護者から直ぐに問題となるのに、発達障がいの支援では何故その点が希薄なのでしょうか?しっかりと指導しておられる先生であれば、適切な家庭での取り組みについての指導があるはずだと思います。

発達障がいの療育支援は特別なのでしょうか?否これほど取り組み方が大切な支援はないのです。家庭での支援方法等、適切な指導があるのとないのでは、獲得する進歩や成長に大きな違いが出る事は論破出来ない真実であると確信しております。まして、家庭での取り組み方接し方の説明がないなどは職務怠慢か進歩させる技術がないのかの何れかであると断言してしまいそうになりますが、読者の方は如何思われますか????

毎日の取組みで進歩する子ども達に何も与えないのは残念な限りであると言わざるを得ません。

その4に続く
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NO43.認識の違い(言語) その2

認識の違い(言語指導を事例として) その2

施設により、障がいに対しての認識や、支援方法、目指す到達レベルも全く考え方が異なっているという事をご理解下さい。子ども達をよくしたいという方向性は同じなのですが、仏教とキリスト教のように、理念も取り組み方も全く違うのです。

仏教の中にも、浄土真宗や、日蓮宗があったり、キリスト教にもカトリックがあったり、プロテスタントがあったりするのと似ています。良くしよう、正しい道に進もうという根幹は同じでも、信じる対象が違ったり、考え方が事なるという事と似ていると思います。(信仰により道徳心と正しい価値観の上での違いで事例として記載しましたが、それ以上の他意はございませんのでご容赦下さい。)

療育に携わる多くの方々は、どなたも子ども達のよりよい未来、保護者の笑顔を求めて取り組んでいると信じております。ただ目指す方向や、取り組み方、到達点にそれぞれ際があるという事をご理解頂きたいと思います。

身体能力の向上が第1義と考えておられる施設もありますし、社会性を獲得する事が第1義と考えられている施設もあります。私どものように、言語習得が第1義ととらえている施設もあれば、何をさしおいても子供の意向を大切に見守る事が第1義とお考えの施設もあるという事です。

そしてその目標に対して、どのような取組み方を行うのかも大きな違いがあります。風邪を治すという目的は一緒でも、ワクチンで治すのか、投薬で治すのか、発汗を促して治すのか、食事療法で治すのか、自然治癒で治すのか、鍼灸で治すのかそれぞれ手法が異なるのです。

状態認知の差異も大きな差となってしまいます。お子様の症状をどのように解釈するかの違いで、大丈夫と感じるのか、大変な状態であると考えるのか同じ手法をとっていても、状態認知の違いは取り組み方の違いにつながります。転んで怪我をして、泣いている子供を見て、「それくらい唾をつければ治るから大丈夫。」と認識するのか、「赤チンをつけるなどすぐ手当しましょう。」と認識するのか、「すぐに消毒して止血しよう。」と認識するのか、「頭を打ってないか、ほかに怪我をしていないか、すぐに病院に連れて行って検査しよう。」と認識するのか、「大丈夫かもしれないけれど、わからないからしばらく様子を見よう。」と認識するのか、「面倒だから、とりあえずあやして泣きやまそう。」と認識するのか、「すぐに保護者に連絡をして指示を仰ごう。」と認識するのか、「転んだ原因をすぐに究明しよう。」と認識するのかくらいの差があるとご理解下さい。

状態認知の段階でも既に差がありますので、実際の対応には更に大きな差異が生まれる事となります。症状に対してだけでもこれだけの違いがありますので、実際の対応には更に大きな違いがあるとご理解頂きたいと思います。

言語遅滞を事例としてご説明しますと、発語が少なく、意思疎通ができなかったりで、知能検査も言語理解が出来ない為に非常に低い数値しか得られないような場合、対象となるお友達は、動き回りながら、1人で遊ぶか、1人でボーっと周りの様子を静観するか、お友達とはなじめず、大人とばかりと過ごす等というような事がみられたとします。

そのような状況を指導にあたる先生に相談された場合、「●●の訓練をしましょう。」と考えるのか、「細かに検査しましょう。」とすぐに具体的な対応手段を講じるのか、後者として経過観察として、「しばらく様子を見ましょう。」とか「無理をせず頑張りましょう。」とか言われる事があります。

前者は何をするべきか判断がすぐに出来るケースで、骨折したから、ギブスを付けましょう。レントゲンを撮りましょうという具体的対処方法を明確にもっておられる場合で、後者のように経過観察をされる場合は、どのような対処法がよいのか判別がついてない場合、一時的で自然治癒する可能性が少しでもある場合と、どうしてよいか対応手段を持ち合わされていない場合であると考えられます。盲腸であると診断がついても、離島で手術設備がない場合は、状態が落ち着くのを願って経過をみるか、救援を待つか、移送させるしか方法がないのと同様です。

上記の事例を更に考えれば、年齢が上がれば、心身の発達と共に何とかなるであろうという希望的観測である場合か、何かのきっかけで理解が出来るようになったり、その内発語できるかもと楽観的思考である場合か、これ以上はその子には出来ないと諦めておられるか、具体的対応手段を持たれていないか、就学後、特別支援校で何とかして頂けるのではとお考えであるような事も推察できます。

言語遅滞に対して、具体的取組みとして、そのレベルに対して、適切な言語指導をしようとされれば、自ずと接し方も、課題の在り方も、指導の仕方も違う種類であるとご理解頂けると思います。手段があれば、少しでも発語が獲得出来るような取り組みがなされるはずであると認識して下さい。その場合は、1ヶ月後、3ヶ月後、半年後、1年後どのように進歩させる事を目指すのかお話し頂けるのではないかと思います。問題の障がいに対してはっきりとした取り組みの指針が明示されるはずです。

骨折をして病院に行くと、ボルトを入れる手術をして、2か月位するとギブスがとれるので、それからリハビリすれば、半年もすると全快できますよ…のようなアドバイスが頂けます。具体的な取組みが行われる場合は、その後の予定がおおよそ推測できるのが通例です。たまに、この手術をして成功は五分五分等というような事を言われるようなシーンが実生活でもテレビ等でもありますが。成功した場合はこれくらいの期間でこうなるという予想が明言されるのと同じ事です。

言語の場合は、お子様の素養により直ぐに出来る事もあれば、定着したり、理解するまでに、予定より大幅に時間を必要とする事もありますが、指導を続けていけば一歩づつであっても確実に進歩と成長を獲得する事が出来るのです。一番怖いのは、治る可能性があったのに、経過観察が長くなって、癌が転移して重篤になるような事は絶対に避けなければならない

誤った治療をしたら、体に悪いので、投薬を控えるというのは理解できますが、言語トレーニングを行っても毒にはなりません。悪影響は出ないはずなのに何故経過観察する必要性があるのかも理解が難しい所となります。現段階でトレーニングさればいのは、何故でしょう?プラスにはなってもマイナスにならない活動であれば問題ないはずなのです。読者の皆様はどうお考えになりますか?

言語指導が必要であるのに、お友達と遊んでばかりいては解決出来る問題であっても、解決する可能性が限りなく小さくなってしまうのであるとご理解下さい。結果の先送り、根拠のない支援成果に対しての見通しかは担当の先生から詳しくご説明を伺って判断頂く事が大切であると思います。

その3に続きます。
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2014年02月04日

NO42.取組みの違いを知る

施設ごとの取組みの違いを知る

遠方からの療育相談も増える中、特に感じるのは、何か月も通っているが、何も変化がないというようなご相談が非常に多く、保護者の方が期待されていた支援と実際に通所されている療育施設の支援内容の誤差を相談に来られる事案が非常に多く、今回は療育支援のスタイルの違いを知る事をお伝えしたいと思います。

つまり通所をお考えになっている施設は、どのような療育スタイルで、何を目指しておられる施設に通われているか正確に理解する必要があるという事です。

幾つか施設を周られるとお気付きになると思いますが、一言で療育支援といってもそのスタイルは様々です。支援出来る内容も、取り組み方も、スタッフ構成も異なる為、支援出来る内容もサービスも同じではありません。

ご相談に来られる方にいつもお伝えしておりますのは、お子様をお願いする施設の提供内容は初めから決まっており、選び、契約を結んだのは保護者の自己責任である事を、お伝えするようにしております。支援の内容をよく確認して下さい。多くの場合保護者の皆様の勘違い、思い込みから生じた疑義である事をお伝えさせて頂いております。

それぞれの施設は、支援出来る内容も、それぞれ独自の療育方針と、子ども達の特性に対しての見解も支援方法も、スタッフの技術水準もキャリアも資格も全く異なります。

レスパイトを中心に考えておられる施設では、子ども達を預かる事で、保護者の方に休憩、休息して頂く事が第1目的となっておられますので、指導をするというよりはお預かりをするという託児的な要素が強くなられていると思います。まず保護者に余裕を持って頂くための施設であるという事をご理解頂きたいと思います。指導スタッフに求められる技術も自ずと異なります。

よくご相談にこられた方から、「いくら質問をしても答えてくれない、」というのは、残念ながら専門外でご存じないからであると思われます。脳外科の先生に耳鼻咽喉科の質問をされてもアバウトな返答しか返って来ないのと同じです。多くの場合は、サービスが悪いのではなく、専門性の違いであるとご理解頂ければ誤解が解けるのではないかと思います。

でも、「子ども達の資質を伸ばす為に、絵画指導があったり、リトミックや運動が在ったり、能力を伸ばす取り組みをすると説明があったのですが、一応あるけど効果が…」と言われるケースも多いのですが、一部の先生は本物であると存じておりますが、子ども達の支援の為に、専門でなくても、見よう見まねで取り組んでいる事も沢山あるように伝え聞いております。大学院等で、専門的な技術を修め、子ども達に接している方は非常に少ないのが現実です。

教育原理等、指導に関わる基本的な知識をお持ちか、児童心理学等の知識があるのか、何を狙っての指導であるのか、時間つぶしなのか、「その指導の目的は何か」が明確ではなく、アバウトな視点で取り組みがなされている事も少なくないようです。逆に、詳細に状態管理を行いご指導されている施設もあり、一口に○○の指導をしているといっても、指導方法も、指導技術も異なるので、子ども達が得られる成果も異なってしまうという事をご理解頂きたいと思います。

どのレベルで指導をされているのか、どのレベルを目指しているのか、どのようなカリキュラムで能力の獲得を考えているのか、日々の取り組みで何を目的としての支援であるか担当の先生にお尋ねになれば簡単に判断頂ける事であると思います。

美大で絵画の勉強をしていても、心理学的対応や声掛けが欠けていたり、技術レベルが高過ぎて、子どもの実力にフィットしていなければ、効果が出にくくなってしまうという事もあるとご理解下さい。

そして重要なのは、指導して頂く方の資質です。実社会に出ればよく理解出来ると思うのですが、「○○大学卒です。」と有名大学を名乗っていっても全く役に立たないような事は山ほどあると思います。

お子様の様子に気付いてくれるのか、どれ程の配慮があるのか、これはその先生の人間力に関わるという事も沢山あるとご理解下さい。知識も必要ですが、その知識をお子様の特性に合わせて対応頂けるような、素地があるのかでもその成果は全く異なるという事を理解頂きたいと思います。

「○○をします、△△もします。□□もあります。」と見学の際にご説明頂ける事と思いますが、○○をして何を目指すのか、どのような方法で取り組むのか、どのような進歩を遂げる可能性があるのかをお伺いになれば、その意味を理解する事が出来ると思います。

例えるなら、保護者の方が目指す所は、大学入試が目的なのに、高校入試までの指導技術しかない補習塾では対応が出来ないのと同じです。通例、大学入試は予備校に通うべきで、地域の補習塾等では対応出来ません。中学入試をするのに、珠算教室に通っても、ピアノの習ってもどうしようもありません。必要に応じた支援の提供が大切なのです。うどん屋に入って、ステーキを注文するようなものです。

見守り支援であれば、何か課題をこなすというよりも、怪我をせず楽しく過ごす事に力点を置いておられる施設が沢山あるように感じておりますが、その場合、お子様の興味がある事に集中させるように配慮されますから、これも通っているからといって、言語が習得出来た等というような進歩を見る事は非常に稀な事となります。言葉を覚えさせたいのに、積み木で遊んでいてはなかなか結果が伴わないという事です。

見守り型ですので、好きなDVDをずっと見せ続けるというような事もあるでしょうし、孤立しがちなお友達にとって、他のお友達となんとか楽しく遊ぶ事を目指しての取り組みをめざされるかもしれませんが、コミュニケーション能力が獲得出来ない限り非常に難しい課題になると言わざるをえません。

好きな事を中心にさせて頂けますので、節度がどれほど保てるのかも施設の基本方針と、指導者の技量に係って参ります。泣かさない事に重点をおいているのか、とりあえず迷惑が係らなければ何でも良いとされている施設か、行儀に厳しいのか、挨拶出来なくても静かに入室出来ればそれで良いのかも施設の基本理念によって対応が異なります。

例えば、レディネス状態が整っておらず、トイレが自分で出来ないお友達に、トイレ指導をさせて、少しでも自立を促す事を中心にされているケースもありますし、オムツをして出来るだけ手がかからないように見守っておられるケースもあり、保護者の皆様も、クレームを言われる前に、何を獲得しに通所を始めたか、もう一度しっかりとお考え頂きたいと思うばかりです。

私共の施設でたとえれば、言語の専門家に、トイレ指導をお願いすると、意味理解からスタートし、実際のトレーニングは、保育担当にお願いするような事となり、オールラウンドに指導出来る職員もおりますが、それはどこの施設でも一部の熟達者であり、通例で考えれば、得意不得意があるという事もご理解頂きたいと思います。

この続きはその2へ続きます。
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