2016年04月27日

NO.329 就学問題に関して…


NO.329 ネガティブな助言は聞き流す

保護者心得  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】


3月21日TBSで取り上げて頂いてから、僅かな放映時間にも関わらず、引きも切らず多くの皆様からお問い合わせ頂き、福岡まで、飛行機で関東方面からおいでになったり、出張療育相談に、関西圏の方々がCOMPASS岡山まで来所されたりとこの1カ月実に多くの皆様とご面談させて頂く機会を頂きました。

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遠方から片道5時間近くかけて来て頂いたり、もっとゆっくりお話し出来ればよいのですが、何組もお出でになっておられ、時間の制限のある中で慌ただしくお話する事が少なくなく申し訳ない気持ちで一杯です。

事前に情報を伺っておりましても、2時間程度では話しつくせず、一度退出して頂いた後に、再来所頂いたりとお帰りの時間も遅くなってしまい、1時間近くお待たせしたりとこの場をお借りしてお詫び申し上げます。

この1カ月で感じた事
驚いたのは、私達から拝見し、
「何故この子が就学出来ないと言われたのか…」
と思えるお子様が実に多かった事です。

8割以上の方が、様々な機関で、ネガティブなアドバイスを受けておられました。

「勉強を教えても無駄です。忘れた方がいい…」

「普通学級への就学は困難です。諦めて下さい…」

「無理をさせず…少しでも社会適応能力を育てて…」

言葉が遅いだけかのに…

どうして無理と決めつけてしまうのでしょう。

何故諦めるように、話されるのか。

何を根拠に、その子の人生が出来ないと決めつけるのか。

僅かな検査時間で何がわかるのでしょう?

ネガティブな助言は「はねのけ」て下さい。

その話を疑って下さい。

その話しの根拠を求めて下さい。

何故そんな事が断言出来るのか懐疑的にお考え下さい。

人は万能ではないのです
診断された病院の〇〇や、検査された〇〇士の知識不足であったり、勉強不足という場合も考えられます。

担当の〇〇や〇〇士が経験不足であったり、根拠なく主観的な助言をされてる可能性も否定できないのです。

人間は皆間違えるのです。
専門家でも絶対ではないのです。

見間違い、考え違い、思い違いがある事を、どうぞお忘れにならないで下さい。

経験豊かに見えても、転科※したばかりの先生もおられます。※診療科目を変える事

そして聞き手の聞き間違い、早とちり、思い込みがある事も忘れないで下さい。

専門家を揶揄しているわけではありません。

最新の研究にふれ、新しい論文を読み、常に実践と研鑽を積み重ねておられる先生方も沢山おられます。

しかし全ての先生方がそうではないのです。

診療科目によっては、忙しすぎて診察時間も短く、先生がお考えの本意を伝えきれない場合も少なくありません。

そして全ての先生方がお話が得意なわけでもありません。

私は話し下手ですから、1組に最低でも1時間から90分お話させて頂きます。

間違いなく、しっかりと、お伝えするために出来れば2時間以上、私の考えの根拠を含めて細かにお話しておりますが、毎日数十人と診察される方の場合、私のように時間もとれないのが現実です。

飲まず食わずで8時間以上取り組まれている先生も少なくありません。
人間ですから気分のいい時も、悪い時もあり、体調が優れない時だってあります。

もっと相談したい、もっとお話しを伺いたい保護者に対して、短時間で説明しなければならない事も多く、相談半ばで終了する事もあり、疑義が生じる場合もあるように思います。

何があっても事実と根拠を見極める
何事も単純に信じない
常に例外のある事を念頭に行動する事を忘れずに

COMPASSをお訪ねになる方は、一縷の希望を持って来所されている方々です。

お話に疑問を感じていた方々です。

専門家のネガな意見に耳をかさなかった方々です。

お子様の力を潜在能力を信じた方々なのです。

何か良い方法はないのか、解決策はないのかと探し求めておられる保護者の皆様ばかりCOMPASSの療育相談に来られているのです。

私共では重篤な問題を解決する事は残念ながら出来ません。
治療行為も、投薬も出来ません。

無くした視力も聴力も取り戻す事は出来ません。
口蓋裂を治す事も出来ません。
神経断裂を治癒させる事も出来ません。
四肢の麻痺を治す事もできませんし、遺伝子的な問題を解決する手段も持ちえません。

しかし、
視力がなければ、点字を教えます。
聴力が無ければ、手話を教えます。
発語に問題があれば、話す事が出来るまで、言語一致出来るまで支援し続けます。

神経の問題があれば、様々なマッサージ等により回復を試みます。
歩く事が出来なければ、立つことが出来るように、一歩でも歩む事が出来るように、一人でトイレに行けるように支援し続け、誰にも負けない知力を養います。

支援し続ける中で、医療的処置で改善出来ない問題を軽減させる事が出来るのです。

トリソミーのお友達であっても、数を数え、ピアノを弾き、歌を歌い、本を読み、日記を書いて、ストレスなくコミュニケーション能力を獲得する支援が出来るのです。一見何の問題があるのかわからなくする程成長を促す事が出来るのです。

科学でわかっている事は実はごくごくわずかです。

私達は電気を使って物を動かしたり、明るさを手に入れたりできますが、その使い方を知っているだけで電気そのものを理解しているわけではないのです。

アリの命すら蘇らせる事は出来ないのです。

脳内の問題、心の問題も、圧倒的に未知の領域が多く、全てを断定する事は出来ないのです。

ご自身のお気持ちを信じて下さい。

お子様の成長の力を信じて下さい。

そして最後に、時間を味方につけて下さい。

焦らない事も忘れないで下さい。
2歳までに〇〇出来ないといけない。
5歳では〇〇出来なければならないという
平均思考を捨てて下さい。

2歳で出来なくても、3歳で出来れば、4歳で出来ても良いのです。

5歳で出来る事が、6歳で出来るようになっても、7歳で出来てもいいのですから…
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何を言われても、お子様の力を信じて諦めず、繰り返し適切な支援をし続ける事で成長が促せるようになるのです。

諦めず、上の写真のように、これだけ繰り返せば、何でも出来るようになるのです。


ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 00:53| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年12月26日

NO302.独り占めから、分け与える人に…

NO302.お年玉を作りましょう。

保護者心得

お年玉は子供にあげる物を思い込んでいませんか?

違います。お年玉は子ども達から頂く物なのです。(NO188.大人になっても、お年玉…)

私は毎年子ども達からお年玉をもらっています。
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お友達の中には、独占的な思考に陥り、他のお友達に、絵本や、おもちゃ等貸し与えず、何でも独り占めしてしまうお友達がおられます。

兄弟がいれば別ですが、小さい時から貰ってばかりです。兄弟がいても学齢が下小さいと特別扱いされてしまいますし、一人っ子の場合は、独り占めの状況がついつい常態化してしまいがちです。

核家庭が増えていると言われて久しいのですが、両親から貰い、祖父母からいつももらい、いつの間にか猿山のボスになった気になってしまう事も少なくありません。

出来るだけ小さな時から、人に与える事、与える喜びを体験するべきで、そこから発展して譲る、待つという事も体験的に身に付けていくのですが、食事も入浴も何でも最優先されて誤った認識を植え付け、固執する事が強い場合は、物の占有があたりまえとなり、待つ事も譲る事も困難になってしまうと考える研究者もおられます。

指導の方法は状況により様々に変化しますが、基本的には、正しいポジショニングが支援の鍵となり(NO41おしくら饅頭で勝ちましょう…)、そして(NO92.ボス猿である事…)で立ち位置を理解させてからの支援方法を行うのですがソフトランディングではまず物を分け与える事を体験させる事が有効であると信じております。

お年玉はとても効果的です。
肩たたき券や、1人で服を着ます券、小学校なら、最初に宿題します券、テレビを譲ります券や、お茶碗を並べます券、昨年の秀作は、1人で体を拭きます券。ちゃんとトイレと言います券…

どの券をもらっても、皆喜びます。

子ども達も皆に喜ばれるのは好きなのです。

またそうしたいと思わせる事が大切で、この楽しさをお正月に繰り返し体験させる事で与える喜びを実感させるのです。

与える事から、譲る事に繋げていければいう事ありません。

これは1つの支援方法ではありますが、独占するという気持ちを無理なく瓦解させる方法の一つであります。
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是非、おためしあれ…
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 23:15| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

NO301.成長が妨げられる現実…(改)

NO301.意識の障壁…(改)

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「子ども達の成長を願っているのに、どうして私達の支援では駄目なのでしょうか?」と、よくこのような療育支援に関わる方から相談メールを頂きます。

その理由は、経験と知識の不足、場合によっては、専門的な知識を何ももたれていない事例も少なくありません。短大や、大学で少し習ったけれど…というご相談が3割以上です。

知識に関しては、学習と、実践の繰り返しとなるのですが、その目標を現場で潰されているようなご相談が大半を占めます。

「〇〇すれば〇〇するのではないか…と思うのですが、上司の許可がおりません。」というご相談です。

上席の方がどうすれば良いのかわからないようで、「その為に、動きがとれない…」「正しい支援が出来ない」というご相談が実に4割を越えるのが実情です。

わからないから、しない…責任がとれないからやらせない、最悪のパターンです。

「面倒な事に手を出さないように…」とまで言われる先生もおられるようで問題の根の深さを感じます。

成長させないても良いのだそうです。そもそも成長は無理だから無駄な努力は必要ないのだそうです。

何も出来ないという思い込み、成長に限界・限度を設けているので、周りに横並びの支援を職員に求めるという悲しい現実があります。

そのような穿った考え方により、多くの熱意溢れる指導者の方々が実は全国で潰されているのが残念でなりません。

古い支援方法に縛られて、それ以上は無理、〇〇だから無理、〇〇しても無駄こんな考えで現場に立っている人がとても多い事に絶望します。

テレビを見せて、ゲームをさせて、楽しければ、その時を無事に過ごしさえすればそれで満足…見守っているだけ、オムツがとれなくても、言葉が話せなくても大丈夫。暴れる子は、部屋に閉じ込め、DVD漬け、ゲーム漬けにすれば大丈夫。

悪ければずっと来てくれる…等と施設内のケース会議で話し合うのだそうです。

パンフレットや、チラシ、ホームページには、声高に言語療育、音楽療法や、リトミック、運動療法や、ABA等をうたっていても、一切なにもしてくれないという保護者からのご相談も少なくありません。

でも他に行くところが無い、他でみてもらえない…

このような常況は数年たてばきっと改善されると思います。

きっと自然淘汰されると思います。

しかし、保護者の皆様の気持ちになれば、無為な時間は僅かでも過ごしたくない、少しでも成長を促せたいが、どうすれば…

支援者・指導に携わる方には、括目し、あるべき姿を見出して頂きたいのですが、このブログでは個人情報保護の問題等もあり、現行公表できるのはこの程度となってしまいます。

まだ、私達に力が足りないのです。

しかし、来年はその動きも変わってくると予言します。

平成28年3月には、私達の支援の様子を全国放送で放映して頂けることとなりました。
COMPASSでの支援の様子をご覧頂ける好機が訪れました。

ネット放送を活用した療育番組の制作も検討しており、多くの皆様のご協力の元で実現の目処も立ってきております。

講演の依頼も頂いていたにもかかわらず、平成27年度はその余裕もございませんでしたが、次年度は計画的に実施する事が出来ればと考えております。

半年後には、私共の療育成果を学術的に検証頂ける事も実現し、私達も各学術学会での発表を予定しております。

古い考え方を打破し、新しい療育手法をご紹介出来るようになれればと夢は膨らみます。

療育元年となる、夜明けはまじかなのかもしれません。
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ラベル:魔法の療育
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2015年11月02日

NO283.うれしいお知らせ その4

NO283.何だか丁寧語でお話してしまいます…

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】

人型ロボットPepper君ようやく充電も完了し起動する事ができました。

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現段階は使用感を確かめている所なのですが、大人には反応してくれるのですが、小さなお友達への反応は調整が必要な感じでもあり、試行錯誤しながら、反応を含めいろいろと試しています。

今日は子ども達に絵本を読んでもらいました。

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子ども達も興味深々です。
どの子も私語をやめて、静かにPepperの
一挙一動を見守ります。

私達もPepperに話しかけ、動作検証をおこなっているのですが、つい丁寧語で話してしまうのです。

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Pepper「今日もいい天気ですね…」と問われると
何故かつい、「はい」とか「そうですね。」と
答えてしまいます。

会話が「ですます調」になってしまうのです。

いたって誰しもが丁寧語になってしまうのです。
TVアニメのような会話にはなりません。
対ロボット心理というのでしょうか?
でも子ども達は楽しそうです。

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子ども達には新しい未来が、そこに見ているのでしょうか?
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2015年10月15日

NO277.伸び率の違い…

NO277.成長が止まったの?

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】

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幸せは〜という歌がありましたが、子ども達の成長もその通りで、決して歩いては来てくれません。

前回の記事で情報過多による弊害と、見極める方法(情報化の弊害)についてお話致しましたが、まず悩むより始める事が大切(時間との闘い)で、一歩踏み出す大切さは今まで何度もお伝えしきた通りです。

時間をコントロールする事も大切で、日々かける時間により、成長の度合いも変わります。1日1時間指導を受けるお友達と4時間受けるお友達ではその差は歴然です。

しかし残念ながら、毎日頑張ってお子様の療育支援に力を注いでいても、それぞれの成長には個体差が伴い、伸び率は均一ではありません。

それは前提条件としての、お子様の資質、獲得している(身についている)能力が異なるからに他なりません。

言語に関しては、その習得度合、言葉の意味の理解度にも大きな違いがありその後の成長に大きな影響を与えます。

生活年齢(生まれてから、今までの時間)も異なり、体格差も同学齢のお友達でも千差万別で、生活環境も異なり、家庭環境により、生後の刺激の度合いもそれぞれ違い、これらの違いが、成長に大きな影響を与えていると思われます。

現在調査中ではありますが、気圧や温度の変化、天候、季節の違いも成長に大きな影響を与えているのではと考えており、地域差もその要因に加わるものであると考えます。

循環器系の疾病による問題を抱えていたり、血流が何らかの影響で悪い場合も、成長成果に大変大きな差異が起こり、それぞれの伸び率にはどうしても差が生じる物である事をまずはご理解頂きたいと思います。

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Aちゃんは、同じ年齢で、半年前まではうちの子と同じくらいのレベルだったのに、どうしてこんなにちがうのでしょう…こんなご相談を頻繁に頂くのですが、上記のように前提要因が異なり、一元的に成長成果をくくる事は出来ないのです。

個人差は否めないとお考え下さい。

資質にもよりますが、理解しても、翌日その内容を想起(思いだし)し、行動に移す事が誰でも容易に出来るわけではないのです。理解するまでに時間がかかる場合もありますし、想起する事が困難な場合もあるのです。

同じ事を何度も何度も繰り返す…気が遠くなるほど繰り返してようやく成長を獲得出来る事も少なくないのです。

また成長にはJカーブ(時短はいかん)を描くと以前お知らせしましたが、その成果は右肩上がりに成長し続けるという事はありえないのです。

成長にも順番があるのです。
ハイハイしていたお友達が、つかまり立ちして、やがて立ち上がり、歩きだし、走りだすまでにはそれぞれの能力が次の段階に進むまで力を「満(みつる)」まで次の成長は得にくいのです。

立ち上がったからといって、走り出すわけではないのです。歩きだしたからといっていきなり走り出す事は絶対に出来ません。最初は1歩踏み出す事がやっとです。それが2歩、3歩となり、普通に歩けるようになってから、速足になり、そして突然走り出すのです。

走り出すといってもいきなり全力疾走が出来るわけではなく、軽く短い距離をパタパタするだけです。パタパタを繰り返し、徐々に距離がのびて、バランスの問題も調整され、必要な筋力が得られてから、スピードや、距離が徐々に伸びていくのです。

言語指導において、平仮名が読めることと、単語が言える事は似て非なる物で、まして文章が読めるようになったり、書けるようになるには更に、その次の段階に移行するまでに誰であってもその子の条件にみあった時間が必要なのです。

必要な時間はお友達の資質等、上記に列挙した要因により期間が変わるのです。ですからA君が出来た事をお子様が同じように出来るという事はまれであり、成長しているA君がやがて、停滞期に入っている時に、お子様が劇的に成長される事もあり得るのです。

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ポイントは、何があっても、成長が止まったように見受けられても、諦めずに支援し続ける事でいつか成長が獲得できるようになるとお考え頂ければと思います。

成長が止まったように見えて諦めず、焦らずに支援し続ける事で未来が拓けるとご理解頂きたいと思います。

「成長が止また」のではなく、「力をためている」と認識頂きたいと希望します。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 02:19| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年10月10日

NO276.情報化の弊害

NO276.真実は事実の積み重ね

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】


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様々な事を調べる際、インターネットが劇的に発達し、有益な情報を獲得するには大変用意な時代となりました。

一昔前であれば、図書館にこもったり、学術論文を入手してようやく手に出来る情報も今では、キーワードを入力すれば優秀な検索ソフトのおかげで、簡単に重要な情報を閲覧する事が可能となりました。

しかし手に出来る情報量が余りにも膨大でありすぎて、本当に正しい情報を選別する事が重要な技術となってしまいました。

言葉の意味、商品名、会社等を検索するのはとても簡単で、ちょっとスマホで検索する事が当たり前のようになりましたが、A=Bの内容であれば、それはそれで良い事であると考えますが、私達が取り組む療育支援に関しては、事はそう簡単にはすませられないという事態に陥っています。

〇正反対の情報が多すぎる
ネットの記載は、その性質から書かれた人の思考や、その背景まで千差万別です。本当に大切で正しい情報もあれば、嘘八百を並べたもの、希望的観測で物事を述べている物、何のエビデンスもなく、実証もなく感覚で述べているもの、悪意をもって嘘の情報を垂れ流すものと様々です。

〇〇するのは有効という意見と、〇〇するのは良くないという意見に惑わされてしまうのです。相反する知識を持つことで、どちらも出来なくなってしまうのです。

正しい情報を見極める為のスキルがこれから大切になってきます。

例えば、「〇〇というサプリメントがあって、〇〇症に対して絶大な改善が見込まれているとの事なのですが、薬として認可が難しく、毎月〇万円(物によっては〇十万円)かかるのですが、飲ませ続けていますが、どう思われますか…」という意見もあれば、何もせず自然に任せる方が良いという考え方もあります。

冷静に考えるとわかるのですが、薬の開発には膨大な時間と、研究経費が必要です。症例を集めるにも、多大な時間も必要で、多くの場合は、専門の薬品メーカーや、大学との連携も不可欠で、個人や小さな1企業がなかなな出来うるものではありません。これは常識で考えればわかるお話で、有望な治療薬等は、専門誌に掲載されるなど周りもほおっておかないのが実情です。

また有効な物であれば、様々な補助金の対象となり、行政も支援を行うのが実情であり、また専門の医師の方々にも賛同者、推薦者が実名で多くいらっしゃるのが通例ではないかと思います。

開発者が有能な方であれば、学術論文等も簡単に検索できる時代であり、販売している会社の背景等もしっかりしているのではないかと考えます。

少なくとも、口にされる物を使用される場合はしっかりと吟味し、証拠を確認されるべきであると考えます。

これが調べるという事であろうと思います。

そうやって検証する中に本物もある場合も考えられるのです。


〇療育するのは可愛そう…??
私達は、子ども達の成長を促す方法を検証し、来年で創立30周年を迎えます。自ら教材を開発し、多くの失敗と見直しを繰り返りながら、ようやくたどり着いたのが現在の療育手法です。

その療育の実践の場としてCOMPASS発達支援センターを開設し、多くの子ども達の支援を実践しておりますが、それとは逆に、ただ単に、小さいのに可愛そうとか、何をしても無駄とか、自然の成長を待てば良くなるというような全く逆の考え方を提唱されている方々も山のようにおられます。

多くの方が良いと言っている事であっても、少数派が事実という事例は過去に沢山あるのはご存じの事と思います。

私達は大勢に押し流されてしまいそうになるのですが、少数派であっても、事実や証拠を山のように積み上げているのは本物の可能性もあるのです。

少数派でも、事実を確認する事でその真偽を確認する事は出来るのです。

〇へ〜検証も無く最新???
〇〇という療育手法が…というようなご相談もよくあるのですが、少し冷静な目で見られればと思う事も少なくありません。

その施設に行って、実際に他のお友達の成長の様子をみられたり、その後の成果が確認出来るか否かというのが一番簡単な見分け方であると思います。

そうでない、伝聞だけのものであればあるほど冷静な、慎重な判断が必要となります。

遠方から通所されている保護者の中には、〇〇県にある▲▲▲▲に有効な指導法を実践している〇〇〇といわれている施設に見学に行ってきたのですが、実際にその様子を見せて頂き、〇〇と感じましたというお話をよく伺います。

実際にご自身で訪れ、見聞きし判断さる事が大切です。
事実はそこにあるのですから。

そうやって確認を繰り返し、私共にたどり着かれる保護者の方達も沢山いらっしゃいます。

実際に噂の施設を訪ねると、保護者が求めている成果と、そこで見せて頂ける成果がかけ離れている報告が少なくなく、落胆して帰路につかれる方も少なくありません。

人生を分かつ取組みをされいようとしているのです。
どうぞ懐疑的になって下さい。
しっかりと吟味して頂きたいと切に願います。

偽物は、実態が見えません。
成長成果を見届ける事が出来ません。
保護者の感想しか見れません。

現在個人情報保護の問題がありますので、ネット上に成長の様子を開示する事は不可能ですが、少なくともCOMPASSに実際においでになれば、他のお友達の成長成果を見て頂く事が出来るのです。

通所される方達の指導の様子を見学して頂くことが可能なのです。来られている保護者にお話を伺う事も出来るのです。本当を見る事が出来る事が大切です。

楽しげに遊んでいる様子を見られても、しかたありません。
実際に何をしているのか、どんな成長がみられるのかが問題なのです。

現在、全国ネットのテレビ局の長期取材を受けております。COMPASSの様子や、ご家庭での様子等を撮影され、春の4時間番組で放送される予定です。楽しみにお待ち下さい。
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〇情報に惑わされない為に…
まず、お子様の成長した姿を思い描いて下さい。

それがお家の目標です。

次にその目標に沿った方法を探して下さい。

真逆の思想は排除して下さい。
耳をかさない事です。
閲覧しない事です。

また、多くの場合、楽な手法はアウトです。
成長に苦労は不可欠なのです。

方向性が決まれば、立ち止まってならないのです。
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posted by キー先生 at 01:48| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年07月24日

NO271.夏休み。スイカにプール・水遊び…

NO271.朝から晩までドタバタと…

公知  

夏休みが始まりました。

COMPASS各施設でも子ども達の生活時間に合わせての夏の療育が始りました。通例10時からのご指導ですが、夏休みは、早い施設では7時にはお迎えに伺い、平均的に8時30分から療育支援が始っており、子ども達と一緒に忙しくも楽しい日々を過ごしております。


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夏休みに向けて、指導員、ドライバーも増員し、それぞれ各施設毎にイベントを企画し、空港見学、工場見学、博物館や、水族館、消防署等に訪れたり、朝の虫取り等の課外活動、スポーツセンターでの支援や、プールの引率や、施設によっては、簡易プールでの活動等毎日様々なイベントに取り組んでおり、毎日指導員もくたくたになるまで子ども達と過ごしております。


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夏のワクワクスケジュール



その17月から一部のCOMPASSでは、日中一次支援もスタートし、土曜日等の対応もスタートし、土曜日のレスパイト体制も完備し、受給日数が少ない地域でのフォローも出来るようになりました。※小倉に加え、岡山も施設面積も倍増する事が出来ました。


その2行政からのご要請もあり、新しいCOMPASSの施設開設の申請を行い、秋口早々には8施設目の開設する事が決定致し開設準備もスタート致し、本日申請を受理頂きました。


その38月からは、四月に新設した一般社団法人 「特別支援協」の相談支援事業もスタートし、待機されている障がい児・者の皆様の支援計画の策定支援も開始する事となりました。


その4先月採択された経済産業省の療育アプリの申請も8月後半が提出期日で提出準備をすすめており、毎晩深夜遅くまで企画書整備に追われております。


その5文科省の委託研究事業の第2期調査&検証も始まり慌ただしい夏休みとなりそです。


その6並行して、某出版社から書籍出版のお話も頂いており、現在療育用の絵本の作成にとりかかっており、お盆前には、電子書籍での公開も予定致しております。また、指導用の教本も準備が始まり企画部はワクワク感がとまりません。


その7また全国放送のテレビ取材のお話も進行中で、物事をゆっくりと考える時間も少なくなってきたと、スケジュール調整のまずさを猛省致しております。



その8更に、10月には海外の最新の療育手法を学ぶべく、上席指導員の海外短期留学も計画中で、現在海外の研究機関との調整を行っており、新たな技法の向上の為の海外研修も予定しております。


その9COMPASS本部で新たに取り組んでいる、感覚運動による成長報告、音楽療法の成果発表、自律神経と子ども達の反応検証のすすめており、年内には目から鱗のご報告も出来るのではないかと考えております。


毎日がイベント満載で、今まで1人で記事を掲載しておりましたが、今のありかたも考え直す必要性が生じてきたと感じており、私以外の指導者も、皆さまの水先案内人とし、各施設の成果発表や、それぞれの取組みを掲載する事が良いのではとも考えております。


前回の集中の原理ではございませんが、私もこの分水嶺に際して、子ども達の為にも、持てる力を集中させ悔いのない夏にしたいと考えており、勝手ではございますが、本ブログは、本日より8月28日まで記事掲載を暫くお休みさせて頂こうと考えております。


9月には今まで伏せておりました様々な事案に関しても発表出来るのではないかと考えており、投稿再開を楽しみにお待ち頂ければ何よりであると考えております。


この記事で271話更新し、ブログ開設以来、頂きましたメールは応援メールを含め3000通を超える事が出来ました。300記事目前ではありますが、するべき事に集中し更なる飛躍に全力投球させて頂きたいと考えております。


メールは遅れ遅れでも対応させて頂きます。(美辞麗句を除いた要件のみとなりますので、乱文ご容赦下さいませ。)


個別の療育相談は現在のご予約までは全て予定通りに執り行えるよう準備しておりますのでご安心下さい。今後の療育相談は11月20日以降のご予約となりますのでご容赦下さい。


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それでは少し長い夏休みを頂きます。

再開は8月28日です。

盛りだくさんのご報告になる予定です。


それまでは、過去記事を再読頂きまして楽しみにお待ち頂ければ幸いです。



ラベル:魔法の療育
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2015年07月21日

NO270.集中の原理(大改定)

NO270.求める物を見極める(改訂版)

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】


本記事は、関係各所から、本文のままでは誤解を招くとのご指導を頂きました。お伝えしたい趣旨を分かり易くする為、大改訂を実施致しました。ご再読頂ければ幸甚に存じます。


療育施設を選ぶのはどんな理由でお選びになるでしょう。
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施設が綺麗だから?
送迎があるからでしょうか?
お友達が一緒だから?
沢山子ども達が通っているから?
運動があるから?
リトミックがあるから?
子どもの成長が期待できるから?

何を求めて施設を利用されるのか、利用の目的はご家庭の事情によって異なります。

今までは遠隔地か、医療型の施設との併用か、遠隔地の為に、地元の施設との併用が主な理由でありましたが、最近「1箇所だけだと心配だから…」というような理由で3カ所から多い方で4カ所の施設を併用されている事例が見受けられるようになり、子ども達に混乱を招く結果となっており大変危惧しております。

出来るだけ集中的に課題に取り組みたいのですが、様々なタイプの支援をうけられているせいで、課題の定着率が一応に低く、接し方もそれぞれの施設で異なるために、一部のお友達ではありますが様々な混乱が起こるようになりました。


例えば、せっかく「おはようございます。」と言えるようになったお友達が、「おっす」と言ってみたり、きちんと「はい」と言えるようになったお友達が、「ん」しか言わなくなったりしています。

数字も簡単にお考えですが、「いち、にい、さん、しい…」と覚えていたのが、不用意に「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ…」という言い方で指導を受けわからなくなったりしています。

数助詞をいきなり教えられ、数称力が減退し、酷い場合は計数も出来なくなったりと、様々な混乱が起こっています。

送迎ルートも毎日違うので、落ち着きをなくしてしまったり、お昼寝の対応もまちまちで、体調を壊す等の問題にまで発展しております。

人見知りのお友達の場合は、毎日出迎える先生が違うので、せっかく目が合うようになったものが、1週間後には、もとにもどってしまったり、静かに着座できていたお友達が、座位が崩れてしまったりと私共も対応に頭を抱えております。


習い事に例えてご説明させて頂くとすれば、運動を習いたいなら体操教室に通うべきで、運動能力を獲得したいのに、茶道や、音楽や、算盤をしても成果は遠のくのばかりです。

音楽の素養を身に付けたいのに、スイミングをしても直接的な成果はあがりにくいと考えます。

私見ではありますが、一流の体操選手は体操に特化しているのでああって、他の事が何でも上手いわけではありません。

文字を習いたいのに、サッカーでは方向性があっていないと感じます。

心配だから…と言われている方の多くの方は、支援に際しての考え方に一貫性がなく、いい事だから…と何でもとりいれたいのかもしれませんが、多くの場合は、大切な時間を無為にされるばかりではなく、徒労に終わられてしまわれており、理想と現実の落差を感じ、いたたまれない気持ちで一杯です。

野菜を買いたいのに、肉屋さんに行っても手に入りません。食事を作るのに、八百屋さんに行ったり、魚屋さんに行ったり、お肉屋さんに寄るというのはわからないわけではありませんが、今野菜が必要なのであれば、八百屋さんに行くべきなのではないでしょうか。

大工仕事をお願いするのは、大工さんで、魚屋さんに頼んでも希望は叶いません。

集中の原理から外れると、あと一息、力を尽くす事が出来にくくなってしまいます。もう少し、定着するまであと少し頑張れば、目標に到達するのに、途中で止めてしまうと願いは叶いにくくなります。

子ども達は、坂道を一生懸命に登っていると考えます。歩みを止めるとその場に留まれず、下に下へとずり落ちてしまいます。もう少しで頂上に手が届くのに、歩みを止めたため気が付いたら、スタートラインに押し戻されてしまう…

人は同じことを繰り返すのは誰しも苦手と考えます。最初は努力と周りの応援で、伸ばす事が出来ても、何度も元に押し戻されてしまうと、徐々に苦行となり、ともすると嫌いになったり、強いストレスと劣等感や挫折感を負ってしまうと思います。

困難を克服するためには、集中した取組みが何より必要です。

達人と言われている人の多くが平均1万時間を費やしていると言われた方がおられますが、これは過言ではないと感じます。私は僅か30年の支援経験しかありませんが、多くの成長は多大な時間を費やした結果ではないかと信じています。


あれもこれもと学ぶには、子ども達には時間が足りないのです。

保護者の皆様には、本質的な物事のとらえ方をお願いしたいと切に願います。バランスも大切なのですが、方向性を含め、端的に投網をかければ良いいう考えを思い返して頂ければと思います。

子ども達は様々な課題を抱えています。

通例多くの子ども達が簡単に体得できる事でさえ、時に多大な時間を要します。

発達障がいのお友達には、通例では計り知れない忍耐力と精神力が必要なのです。

苦手な問題を克服するのは大変な事なのです。

大変な事が多い中、あれも、これもと集中する事が出来ず、どうやって必要な能力を体得する事が出来るのでしょう。

私は嘗て中学柔道全日本選手権2連覇したお友達を指導した事がありますが、あけてもくれても、柔道ばかりしていました。保護者の方がさせていたという方が正しいかとも思います。

柔道の為に役に立つ事を、人一倍の努力を積み重ね、毎日泣くほど練習をして獲得した成果でした。

尋常ならぬ集中力で、小学校、中学校、高校の多感な時期を全て柔道に捧げて手に入れた人生でした。

言語を習得したいののであれば言語に集中する必要性があるのではないでしょうか。

社会性が必要であれば、社会性獲得に繋がる支援に集中する必要性があると信じます。

どうか必要な支援に、必要な指導に集中して下さい。

余分な事に惑わされてしまうと、必要な事を身に付ける時間がなくなってしまうのです。

大切な事に集中させてあげて下さい。

子ども達の限られた時間を集中的に使わなければ得られる成果が僅かしか残らないのです。

以前、時間の問題に触れた事がありますが、子ども達の時間は有限でありません。10教えて10伸びる時期は15歳前後までではないかと体験的に考えます。

残念ですが、学齢が上がれば上がるほど、10教えも、その成果が5になり、3になりやがて1に満たなくなってしまいます。膨大な時間と労力が必要になってしまいます。

一番伸びる時に集中させてあげて下さい。

成長を獲得するには「集中の原理」を活用するほかありません。

二兎追う者は一頭も得ずにならぬよう、何が必要で、今何をするべきかお考え下さい。

前出にもございましたが、それぞれ施設には施設内ルールがあり、声掛けの仕方も、対応の仕方も、支援方法も全て異なります。お迎えのルール、送迎の道順も全て異なり、繊細なお友達にとっては、私達が感じる以上に大きなストレスに繋がっているケースも決して少なくありません。

丁寧語で話す所もあれば、方言全開で話す施設もあります。

指導者ともお友達感覚で接する施設もあれば、厳格なルールで対応している施設もあります。子ども達にとっては大きな負担で、そのルールの違いに戸惑うばかりなのです。

どうして良いかわからなくなり、折角の成長も低減したり、退行し、2次障がいに発展ケースも考えられます。

1ヶ月に1回や2回であれば、先生の顔すら覚えられないお友達もおられ、その都度、全て最初からやり直しとなってしまいます。

もう一度何をさせたいのか、何を得たいのか、何を希望されているのか良く考えてお決め頂きたいと願っております。


私は発展途上国の学校や幼稚園を訪問した事がありますが、学ぶ時間も惜しんで、子ども達はそれぞれ出来る仕事をしています。余暇等ないのです。あれもこれもする余裕はありません。でも、その中で僅かな時間を惜しんで努力を重ねた者が才を得ていたのは厳然たる事実です。

何をなすべきかの本質が見えれば、集中する事が可能ですが、子ども達に選択をする力は勿論ありません。慎重に何をなすべきかお考え下さい。何が今お友達に必要なのかもう一度将来を睨んでお考え頂きたいと思います。

発達障がいの問題を抱えているお友達は、まず生きる力を学ぶ事が大切であると信じております。それこそがお友達にとって必要な本質であると考えます。

どうぞ体得すべき事に集中して下さい。

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本質的に成長をもとめるのであれば、求める事柄に集中させて下さい。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 23:58| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年07月20日

NO269.頻度と成果…

NO269.適切な療育回数と時間は…

【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】  保護者心得  

よくあるご質問の中で、療育回数や、時間に関してのお問合せがございます。

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それらを考えるには生活年齢、精神年齢、それぞれの特性と家庭環境を加味して勘案する必要性があります。

長時間すれば良いという物ではありません。生活年齢が低く、幼い場合、体力の面も考えなければなりません。体力に合わせて、指導時間を考慮する必要性があり、何事もやりすぎると、良薬口に苦しではありませんが、プラス要因がマイナスに転じる事もありますので個別支援計画を立てるときには慎重な考察が必要です。

小学校就学前で、幼稚園や、保育園に通っていない場合朝からお出でになります。保護者のお仕事のご都合等で、お昼にお返し出来ない場合は、食事をとったあと、お昼寝をしたりと後半はレスバイト的な時間に移行していきます。

物事には適切な時間という物があります。何でもやれば良いというものではありませんが、一般的に考えられている時間とは全く違います。

学ぶという事には圧がかかりますので、適度な圧でなければ子どもの成長を阻害してしまう可能性もあります。ちょっと大変だけど、頑張れる量や時間、感じる難易度も子ども達一人一人で違います。

やりすぎれば心が折れてしまいます。
心が折れて学ぶ事を拒否するようになっては困ります。

少しづつ慣らす事が大切なのです。
この段階では性急さは失敗を招きます。

現在私が直接支援をしている年長のお友達は、年少の段階では、体力を考慮しお預かりしている時間は2時間少々でしたが、本人が感じる学ぶ時間としては1時間からスタートしていきましたが、遊びを通じてその間も支援し続けているのです。

施設に慣れ、人間関係も構築し、ポジショニングも終わって、もっと学びたいという欲求を満たし徐々に時間を増やします。

適度な応援や評価も必要です。

楽しくなければ続きません。

ダイエットに良く似ています。一般にダイエットに失敗するのは、ダイエットそのものが楽しくないからです。ましては1人で孤軍奮闘する場合は特にそうです。結果が見えてくるまで我慢できるか出来ないかで成否も変わるのではないかと思います。強い目的意識があって、獲得した未来があって我慢できる物であると思います。

生活年齢(生まれてからの実年齢)や精神年齢のより目的意識も持てない場合も少なくありませんので、得た物から喜べるような流れも大切な要因となります。

応援も不可欠ですので、ご家庭に先生が必要なわけではなく、応援する優しいお母さんや、お父さんが必要なのです。1人で頑張っているのではない環境が取り組む力に変わります。

出来ないと出来るの微妙なラインを引っ張る事が大切です。少しづつ、出来るを増やし、圧をかけるのです。

先の年長のお友達も、年中になる頃には、学ぶ時間も1時間から90分になり、遊びを通じての楽しい支援時間も増やしつづけ他のお友達と交わる事で、90分が2時間に、2時間が3時間に、気が付くと遊びもなくなり学ぶ時間が4時間を超えており、家庭でも支援時間を合わせると5時間以上となっているのです。現在年長ですがそれは不可能な事ではないのです。

この夏休みで学習指導時間も5時間を超え、前後の時間を勘案すると6時間以上の負荷をかける事となります。小さなお友達ですが、懸命に頑張っています。体力の問題もありますが、学ぶ機会を得た事で大きく成長出来ているのを本人を含め周りも喜んでいる状態です。

竹細工を想像して頂けると良いのですが、まっすぐな一本の竹を180度折り曲げるには、いきなりやっては駄目なのです。割れてしまいます。時間をかけてちょっとづつ、騙し騙し、ちょっとづつ慣れていくのです。そして気が付けば綺麗に折り曲げる事が出来るようになります。

ちょっとづつ成長を求めていくには、回数は不可欠です。しかし全国的にみますと、地域により支援日数も、1月から8日除いた全日療育を受けられる方もおられれば、行政の問題で、13日から14日までしか上限がない地域もあります。

COMPASSでは、遠隔地から来られていいらっしゃる方もおられますので、毎日通いたくても通えないお友達もおられますので、通えない日々はご家庭での指導を充実させる事が大切な要素になります。

COMPASSではどうしてそんなに成長成果がでるのかという問題にも絡みますが、一般常識的な事をしていても解決にはならないのです。通例の何倍も時間がかかるのであれば、時間を掛けて克服するほかありません。

療育に近道はないのです。

一般で言われる、子ども達の集中時間が5分だ15分だ、小学生でも45分というのは大きな間違いです。

多くの場合は、支援者の指導技術の問題で、子どもを引き付ける事が出来ないからそんな言い訳になるのです。子ども達の集中時間は膨大です。集中出来るように支援さえすれば多くの時間を味方にする事が出来るのです。

単純には仕事量と同じですので、時間と回数が多い程効果が出やすいのは自明の理です。月に1回とか、2回だけでご家庭で同様の支援が行われなければ改善は得られません。

施設に通えない時、日々ご家庭でどう取り組めるかが問題であるとお考え下さい。家庭も施設も含めての支援回数なのです。支援回数と支援時間が多いほど効果が出やすいとお考え頂いて良いと思います。

気を付けるべきは、体力に合わせる事、お仕事の都合で遅く帰ってくるので、夜遅くまで家庭で支援をされているのであれば、早朝に切り替え、出勤される前の朝の時間に取り組んで頂ければと思います。

保育園、幼稚園、学校に通っている場合は、園や学校活動で疲れているので、食事をしてお風呂に入ってしまうと子ども達の電池が切れてしまいます。そうであれば、早寝、早起きで、ご家庭では朝支援の時間を作ってください。

華々しい療育成果の裏には、ご家族のご協力が必要不可欠です。足りない時間は家庭で補うつもりで毎日御取組み頂く事を強くお勧め致します。

学ぶ事は休みはありません。
療育支援は仕事ではないのです。
食事と一緒で、必ず毎日御取組み下さい。

毎日通えるのであれば、出来る限り通って頂く方が成果を得やすいとお考え下さい。そして力を集中させて下さい。あれも、これもしてはならないのです。多くの子ども達はそれほど器用ではありません。

次回は集中の原理に関してお伝えしたいと思います。明日から夏本番です。遅い更新が更に遅くなってしまうと思いますがご容赦下さい。

遠隔地の方はこの機を逃さず早めにご予約をされて下さい。問題解決の糸口は、1日でも早く、はじめ、1日でも多く支援する事です。悩んでいるだけでは、後になってみると時間の浪費につながってしまいます。
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アクションです。

ラベル:魔法の療育
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2015年05月27日

NO251.対応出来ない無念さ…

NO251.定員問題と、送迎に関して…

保護者心得  【言語】  【ダウン症】  【自閉】  LD  【多動】  【注意欠陥】

沢山のお友達を笑顔にする為に、多くの保護者の笑顔を獲得するために日夜精勤しておりますが、私達でも出来ない事は沢山ございます。

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COMPASSには人数制限がございます。
ご支援に関しては、それぞれの事例に合わせて、出来うる限りの対応を実践いたしておりますが、私共の施設には残念ではございますが、定員という問題がございます。

開設したばかりの、COMPASS丸亀や、COMPASS岡山であれば、まだ定員に余裕がございますが、他の施設は現在10人待ち、25人待ちという状態となっております。

COMPASSが取り組む児童発達支援事業や、放課後等デイサービスは通所される前に、送迎の問題、個人支援計画等、事前説明の上ご契約頂くという流れになっております。

基本的に、私共の主観でご支援をお断りする事はございませんが、支援をスタートする前に定員を遵守しなければならないという責務がございます。

1日10名の定員であれば、それに従った支援を実施いたしますので、仮に病欠等お休みの際、事前にお約束させて頂き且つ、ご契約をして頂いている方の中で、その日通所可能な方にご連絡をさしあげて来所頂くというような流れになっております。

定員は絶対に守らなければならない問題なのです。

所されている方が、引っ越しされるか、契約を解除されるか、対象年齢から外れられるか、十分に成長と進歩を獲得されて支援が不必要な状態になった場合ようやく空きが出る状態です。

通所日数も、1ヶ月から8日を除いた20日から23日通所可能な方もおられれば、通所日数が限られており、月に4日から14日までしかご利用できない方もおられ、施設により、お友達が毎日通所されている場合は、10名しか通所されない施設もございます。

逆に30名以上の方が、間隙をぬって、かわるがわる通ておられるような地域がある事もご理解下さい。

本事業は行政のご支援があってはじめて適う支援事業なのです。申し訳ありませんが、その点ご理解頂ければと存じます。

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送迎に関しては更に問題が複雑になります。
複数のお友達が同一の学校や、園に通っておられる場合であれば、混乱は避けられますが、西のA園15時に1名、東のB校15時に1名となると送迎ルートを含め非常に難しくなります。

複数の送迎車と、ドライバーが確保できる地域であれば良いのですが、開所間もない地域では、送迎車も少なく、ドライバー等の支援員の人員も限られており送迎ルートの関係状ご要望も応える事が出来なくなる事も少なくありません。

上記のように同じ時間帯に、2方向の送迎があれば、最低2台の送迎車と2名以上のドライバーを含めた支援員が必要です。現在COMPASS中津では、最多6ルートの完備をしておりますが、送迎車を含めボランティアの方々のご支援の元になりたっている状態です。

場合によりお仕事を調整頂いてCOMPASSまでお連れ頂く事態になる事も少なくなく、皆様のご協力とご理解の元で円滑な支援を達成している状態となっております。

折角よい施設が見つかったのに、送迎の問題で通所する事が出来ない…昨日大変厳しいご連絡を頂きましたが、私達の力だけではどうしようもない事もあるのです。

特に開設したばかりの施設では送迎車も足りませんし、ドライバーの人数も限られます。

療育支援に携わるスタッフが全員普通自動車免許を持っておられれば良いのですが、実際は全員が免許を取得しているわけではありません。私どもでは40年以上障がい児保育に携わってきたベテランの職員が何名もおりますが、残念ながら彼女らはバス・タクシー派で送迎支援は出来ません。

療育を充実させるのか、送迎を充実されるのかと問われれば、療育を充実させる事が私の責務であり、その上の送迎サービスです。送迎を充実させる事は必要な事であるとは存じておりますが、療育あっての送迎であり、送迎が主ではございません。

仕事をされていて、送迎を無理な場合「仕事を辞めろというのか…」というようなお話も頂く事がございましたが、私共も送迎したいのは山々なのですが、物理的に出来ない状態である事をご理解頂きたいと存じます。

ご親族や、知人友人にお願いされるか、シッターを確保されるか、お仕事を調整される等、職場の理解を得る等、1日でも多く支援出来うる方法を模索頂く事が有効な対処法であると存じます。

1日でも早く、1日でも多くお子様の為に通所出来る方法を模索頂ければと願います。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 01:51| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年05月12日

NO240.よい子にする方法

NO240.良好な状態が続けば…
保護者心得【言語】【ダウン症】【自閉】LD【多動】【注意欠陥】
お子様の状態によりそれぞれ定義が若干異なりますが、ご家庭で一緒に過ごされていている寝ている時以外で、ふと「何て、可愛らしいんでしょう…」「この状態がずっと続けば…」「あれ、良くなったの…」と思えるような様子を見受けられる事があると思います。

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絵本を見たり、お絵かきをしたり、遊びに興じたりと何かに黙々と集中している時。

言葉は出ずとも、そっと傍に寄り添っている時。
            
ニコニコと機嫌よく指示に従っている時。

やさしい言葉を漏らした時。

手をつないで、一緒に歩いている時。

この調子がずっと続けば…と誰しも感じる機会があると思います。「ずっと続けば」そうなのです。
「ずっと続くようにしていけば良いのです。」

良い状態、良好な状態をどれだけ継続させる事が出来るかでお子様の人生は一変するのです。

良い状態を維持し続けられるように支援する事で多くの問題が解決出来るのです。

1日24時間10時間寝ているとして、残り14時間
学校に通っていたり、幼稚園の場合、朝8時から15時終わりとすれば、残り7時間朝起きて学校や幼稚園に行くまでが1時間夕食とお風呂で1時間半残りは4時間30分、保育園や施設で18時まで預かってもらっていたとすれば実質1時間半
この時間をどう過ごすか、どう過ごさせるかで変わります。
事例1 2時間静かに出来たのは…
最初は1分、3分、5分、10分とお友達の良い状態を継続させる支援を実施していきました。20分、30分、1時間、1時間半 2時間を超えるともうOKになりました。

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事例2 褒められる事が無かったので…
ちょっとした事を褒めるととても頑張る力が湧いてくるお友達、最初は髪飾り、靴下、服、褒める物があれば何でも褒めていきます。すると態度が変わり、行動も変わり発言も変わり…素敵な小学生になりました。

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事例3 大好きな乗り物から…
乗り物図鑑を片手にしていたお友達、虫の図鑑、動物図鑑…今では辞書を片手に学習に取り組む事が出来るようになりました。今では漢字博士です。

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カテゴリーに★★成果報告★★がありますが、そこで紹介させて頂いている全ての事例も基本的には良好状態の継続に成功しているからご案内出来る事であるとご理解下さい。


良い状態の時、何故その状態になっているのか分析して下さい。観察して下さい。じっくりと観察して下さい。

好きなおやつを食べたからか?
学校や園で褒められたからか??
やさしい声掛けをしたからか?
好きなテレビを見たからか??
朝の目覚めがよかったからか?
頭をなでなでしたからか??
抱っこしてあげたからか?
お気に入りの服を着せたからか??
やさしく起こしたからか?
朝早く起きたからか??
沢山運動して疲れたからか?
誰かに褒めたからか??
キスしてあげたからか?
お父さんの帰りが早かったからか??
厳しい家族がいたからか?
部屋の掃除をしたからか??
物が片付いているからか?
玄関の靴を片付けたからか??
1人でトイレにいけたからか?
天気が良いからか??
風邪が強いからか?
バスに乗ったからか??
車に乗ったからか?
電車を見り、乗ったりしたからか??
白い靴下だからか?
大好きな靴だからか??
アニメのパンツだからか?
黄色の長靴だからか??
写真をとられたからか?
横断歩道をわたっかからか??
何らかの原因があるのです。

そしてその素敵な時間をどれだけ伸ばすかなのです。どうすればその楽しい時間を伸ばせるのか、どうすればずっとニコニコしているのかキーワードは何なのか、発動契機は何なのかを探って下さい。

発動契機が重複している場合もありますし、規制要件としての環境設定も大切です。じっくり観察しお子様の事をよく知る事により解決の糸口を発見する事が出来ますので、慌てず焦らず取り組んで頂ければ必ず得られる物があると確信します。

それでも、どう〜しても、わからない方は、ご遠慮なくお近くのCOMPASSを尋ねて下さい。そしてできれば、定期的に各施設を巡回しておりますので、その時をめがけてお出で頂ければ何よりです。

私は、4000名近い子ども達を見て参りましたので、数分接すると、どうすれば良いかわかります。

遠隔地療育もそのおかげで出来ているのです。

これは今もそうですが、30年の間、朝から晩まで子ども達の事を考えて、どうすればいいのか、何が良くて、何が悪影響を与えたのか、四六時中考え続けてきて身に付いた物であると考えています。

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世の中の役に立つように、神様が与えて下さった才能であると感じております。魔法の療育というタイトルになっていますのも、今までの保護者の方々や、病院や学校の先生方から「魔法をかけた…」ようだと、成長や進歩が認められて言われたタイトルなのです。

じっと悩むよりどうぞCOMPASSのドアをたたいてみて下さい。









ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 10:00| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2015年02月12日

NO211.疾風迅雷…

NO211.励ましのメールありがとうございました

先般のNO208.鬼は外…の記事の影響を懸念しておりましたが、想像以上に沢山の励ましのメールや応援メールを頂き誠にありがとうございました。

本記事を読まれていらっしゃる皆様のお子様を思う熱心さと、高い見識と、何より慈愛のお言葉に深く感動致しております。

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実は記事そのものは、節分の日には書いておりました。更新許可が得られるまでスタッフから差し止めとなっており、何度も書き直してようやく公開に至りましたので、最後は少々気が抜けてしまいましたが、周りは心配しておった次第です。

翌日メールソフトを起動させた時、怒涛のように沢山のメールをご送付頂いておりましたので、太い回線を使っておりますが、お子様の写真添付メール等も多く、読み込みにも時間がかかりドキドキ致しておりました。しかし開封しますと、どれも励ましのお言葉ばかりが綴られており、皆様から沢山の元気を頂く事ができました。ありがとうございました。

全てにご返信出来ればと存じますが、200通を超えており、まだまだ頂いている最中で本書面をもって激励メールの御礼とさせて頂ければと存じます。

本当に、あたたかいお言葉ありがとうございました。頂いたお言葉を糧に更に子ども達と向き合て参ります。感謝、感謝です。

頂きましたメールは1通1通目頭を熱くしながら全部拝読させて頂いております。併せてご相談頂いているメールに関しましては、問題の大きな物を優先させて頂きますのでよろしくお願い致します。

私達に足りない事は…
今回改変につぐ改変で1週間かかったのですが、私もその間に今回の問題を含めて、自問自答を繰り返しする事ができました。一番の問題は偏見だけではなく、私達の療育支援方法が公知出来ていない事も大きな要件ではないかに気付く事が出来ました。

ネット時代となりましたので一昔と異なり情報発信は容易くなりましたが、情報量があまりにも多すぎて、本当に必要な情報を如何に広めるかが、今後私達が極めねばならない課題の一つであると認識する事が出来ました。沢山の皆様にお読み頂いておりますが、より多くの方々に療育支援の本当を知って頂く努力をしなければならないと感じております。

顧問の先生に「出る杭は打たれるが、出過ぎた杭は打たれない。」と言われた事があるのですが、活動範囲は、まだまだ半径50キロが精一杯で、力のなさを感じます。1施設で年に30名弱、現在4施設春には6施設が開設できると思いますが、それでも成果を得られるのは200名に足りません。

沢山成果を出し続けて行く事もしなければなりませんが、広く公知を求める事が、新たな療育の潮流を作るカギとなり、支援から少し離れて、広く行政や識者を巻き込んだ活動も必要で、専門学会での報告や、研究発表を行う事も視野に入れなければと考えております。今年は論文の作成等も頑張ります。

一般周知を広める為のTwitterやFacebook等のソーシャルユーティリティサイトの活用も行わねばならず、若手のスタッフの方達に取組みをはじめてもらう必要性も強く感じる事となりました。※私は今はラインもしていません。お友達申請も苦手でストップしてしまいました。忙しくなりすぎて仕事が出来ませんでした。皆無知ですので、お詳しい方がおられたらご助成頂ければ幸いです。

「良い物が指示されるとは限らない」
ある勉強会で聞いたお話ですが、良い物でなくても、広報がうまかったり、タイミングが良かったり、価格の差があったり、デザインが良かったり、信頼できる人が使っていたりすると好感をもたれるのだそうです。何より皆が知っている物、皆が使っている物が安心で全体のスタンダードになりえるのだそうです。

新しい波を起こすのは困難で、最初は徐々に広まり、その動きが断続的、継続的に行われれば、徐々に波の高さが生まれ、あるポイントに達した時点で、成長が加速し取り巻く環境が激変するとの事で、私達は支援し続ける事でこの波を呼ばねばならないとのお話でした。

つまりCOMPASSで、子ども達の成長と進歩を獲得し続ける事で、いつかスタンダードになりえる事が可能との事で、10年20年かかってでも積み上げる事により、状況を一変させる事が可能であるとのご指導を頂きました。

1人では限界が、私達だけでは大きな波にはなりません。
実は私の事を鉄人で、老いない、死なないと思われている方とよく逢います。私は妖怪ではありませんので非常に脆弱です。3年に1度くらい入院しています。無理しすぎと言われますが、見た目ほど強靭ではありません。顔つきと体力の相関関係はありません。

最近はよく寿命を考えるようにもなりました。あと何年子ども達をみれるのか、恐らく1万日もありません。現在50名のスタッフで取り組んでおりますが、私達だけでは力がたりません。皆様の力を貸して頂ければと願います。1年でも1ヶ月でも1日でも早く最新の支援の輪で成長をもたらす事が急務なのです。

ご支援させて頂いているお友達の成果が新しい波で先駆けであると思います。新しい療育支援の結晶です。そして保護者の皆様は、お子様の成長や進歩の様子を喜び、正しく評価し、同じ悩みを持つ方々に教えてあげて頂けれる事を希求致します。どうぞ情報を共有してあげて下さい。

お子様の成長ぶりを喜んで、心から自慢して下さい。何がどう成長したか、どうやって良くなったか、困っている方と出会ったら、どうぞ導いてあげて下さい。ご面倒でしょうが、ご家庭でしている取組みを教えてあげて下さい。

将来を悲観し諦めているお母さん達に、子ども達の可能性を示してあげて下さい。何より実際に成長や進歩を獲得頂いたご家族が教え、導いてあげる事が一番です。

どうか保護者の皆様が先生になってあげて下さい。

私達の代わりに子ども達の可能性や、出来る事を教えてあげて頂けれ1人でも多くの方を笑顔に出来ると信じます。

国内48都道府県、現在3県にて4施設、春には4県にて6施設になる予定です。1カ所目の開設が2013年9月ですので、約1年半で6施設開設に18カ月かかりました。平均すれば1箇所3ヶ月です。私どもは小さな組織ですのでこのペースでも正直精一杯でした。

1県に1箇所最短3ヶ月でつくれたとしても残り44都道府県ですので単純計算で132カ月、実に国内の都道府県に1箇所開設するだけでも11年必要となります。実際は倍の20年必要かもしれません。

私が30代ならよかったのですが、余命を考えると不安もよぎります。これからも成果を出し続け、一人でも多くの笑顔を獲得するために尽力し、広報に努めたいと思いますが、どうぞ保護者の皆様はその先達としてお力をおかし頂きたいと願っております。

どうか困っている方がおられたら、教えてあげて下さい。

理解できそして、正しく導けるのは当事者だけですから…

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たくさんの優しい、愛のあるお言葉ありがとうございました。

私達は粛々と歩みを進めます。

皆の笑顔を求めて…

ラベル:魔法の療育
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2014年10月26日

NO163.自閉症に対しての大きな誤解

相談メール等で、保育園や幼稚園の先生や、他の保護者から「親の育て方が悪いから問題行動がある…」ような指摘を受けたというような相談が目立ちますので、この問題に関して今回言及したいと思います。

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大前提として
「自閉症は生まれつきの問題であり、誰の責任でもない。」という事を言明致します。

未だに
@「親の育て方が悪いから…」
「接触が少ないから」「声掛けが少ないから」「世話を怠っているから」等

A「電磁波のせいで…」
「高圧電線の」「新幹線の…」「パソコンの…」「電子レンジが…」※耳を疑うような言いがかりをつけられている事例も少なくありません。

B「テレビを見せるから…」
上記に近い言いがかりパターンです。

C「放射能のせいで…」※あり得ません。

D「食べ物のせいで…」
というような事を言われる事が散見されます。

特に一番@の相談が多いのですが、AからCも妙な言説であったり都市伝説みたいな物で全く信憑性はありません。相手の話を聞いた上で「先天的な問題」である事を相手にきちんと伝える事が本質的トラブルの原因を防ぐと思います。生まれつきの脳機能障がいなのです。

多くの場合言っている相手は、迷惑しているという事心配しているという事が言いたい場合が殆どです。勿論、迷惑をかけたのであれば、その点はきちんと詫びた上で、対応に関しての理解を求める事が大切だと考えます。

Dに関しては、それが原因というのではなく助長する可能性があるかもしれないとの見解もありますが、COMPASSでも今後療育型保育施設の設置を検討しておりますので、実際に私自身の手で多くの検証を行い公知出来ればと考えます。現在一部の子ども達でも取り組んで頂いております。第1期検証を行って頂いておりますが、対象人数がまだ少数で、せめて30名の事例を集めて報告したいと思いますので暫くお待ち下さい。

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話を戻します。

困るのが表記に使う感じが更なる誤解曲解の原因で、内向的な自分の殻に閉じこもったという文字ずらからくる印象にも問題があると思います。英語で表記すれば、Autisic Disotderなのですが、このautisicの和訳にそもそも問題があったと考えます。

自閉一種の「対人障がい」なのです。
細分化すると、
A対人関係の問題
Bコミュニケーションの問題
Cパターン(ルール化)問題
D挙動問題と考えられます。

これらの問題程度と、IQ問題で、70以下が低機能自閉症、70以上が高機能自閉症と言われており、言語能力の有無でアスペルガー等と更に分類され広い範囲の子ども達があてはめられているのが現状だと思います。

「自閉症スペクトラム」等、語彙的に理解しずらい表現がさらに多くの理解不足に拍車をかけていると考えます。何よりわかりにくいのです。

現在行われているIQ検査も言語能力が無くては検査出来ないのが現状です。また言語を理解していても、発語する事ができなかったりと表現出来ない場合等検査の対象からその能力が漏れてしまうのが現状で私の個人的意見では特に幼齢期等ほぼあてになりません。

先般も平仮名、カタカナを書いたり、音読できたお友達が、検査を受けたのですが、IQ40と診断されたのには、驚きを通り越して呆れてしまいました。その子は、意思疎通も出来ますし、4歳ですが小学校1年生の教科書も現在上巻ですが全て音読できます。読めて書けて話せて、意思疎通もできるのに、IQなんてどこまであてになりのか疑問が残る所です。

検査時の体調、感情、試験官との人間関係にも大きく影響されるのです。話すスピードタイミング等も均一ではありません。朝の検査と、昼食後でも夕方でも結果は違うのです。


自閉症は先天的な問題でその問題が発現した場合、親の責任では一切ありません。遺伝子がどうのこうのという研究ありますが、推測の域をでておらず医科学的には全く根拠のない話です。発現した事は誰の責任でもないのです。

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誰の責任でもありませんが、対応の仕方で成長は促せる事も忘れてはなりません。

上のAからDの特徴があるのですが、成長や進歩も対応次第で獲得出来るのです。
多くの場合言語能力の欠如が引き金であると考えます。

他の友達等と関われない、関わらないのはコミュニケーションが取れないからではないでしょうか?

周囲に無関心なのも、無関心でいれるのも、無関心のふりをしておれば、それ以上木津つく事がないからではないでしょうか?

表情や人の感情を読み取る事が出来ないのも、その意味理解が欠如しているからで、意味を理解し自信がつくとどうなるのでしょうか?

言葉が出なかったり、オーム返ししたり、人称がおかしかったりするのも、やはり言語能力の欠如で、理解がすすめば成長が促せると考えます。

身振り手振りが理解出来ないのではなく理解を示さなくても何とかなるからそうしているだけではないでしょうか?欲しい物の前まで連れて行くようなクレーン現象も言葉を覚えればその動作もへるのです。

ルールやパターン行動ににこだわるのも、パニックに陥るのも問題が起こる事が怖いからではないでしょうか?言語理解がすすめば進むほど、独自のルールは低減します。

体をゆすったり、ぐるぐる回ったり、手をひらひらしたり、パタパタさせるのも、言語の獲得ができておらず、思いを伝える事も、理解する事もできずそのイライラやストレスを発散する動きであると思えませんか?例えが悪いのですが、初めて園にやってきたゴリラが体をゆすったり、トラ等が檻の中をウロウロする行動をどうお考えになりますか?

ごっこ遊びが出来ないのも、おもちゃ等が適正な使われ方をしないのもは、使用の仕方等意味がわからないからの行為だと思っています。どうやって遊ぶかわからないのです。言葉が理解できないという事は、判断の基準が好きか、嫌いか、楽しいか、楽しくないかしかないからストレスが溜まるとパニックをおこしたりするとはかんがえられませんか?

親の視線を追わないのも、じっと目が見れないのは、怖いからではないでしょうか?急に声をかけられてり、大きな音がしたりしたとき、パニックを起こすか、隠れるか、逃げるか、動けないかなのですが、これって不安だからだと思いませんか?言葉が理解出来ないのですから状況を理解できる能力はその段階では欠落していると考えられないでしょうか?

多くの自閉症といわれるお友達と関わってきましたが、言語理解が成長の鍵になると実感しています。ともすると途中であきらめてしまうのですが、どれだけ時間がかかってでも言語習得が出来るようになると劇的に変化を示す事ができるのです。

お友達と遊ぶのは得意にはすぐにはなりませんが、ある程度は出来るようになるのです。
※1人で遊ぶのが悪いとは思いません。同じ趣があるお友達といっしょに出来る日は言語理解ができて、コミュニケーションがとれればその能力に応じて解決できると信じています。

お話が出来るようになるので、自然と目を合わす機会も増えてきます。増えてくるといつのまにか目を合わす時間も増えてきます。人と交わり、関わる事が増えますから、様々な経験を得て行けばいくほど、大きな音や突然の環境変化にも徐々に対応出来る力がやしなえるのです。つまり、言語能力があると、あった経験を記憶として留め置く事ができるのです。経験値に変える事が出来るのです。言語能力乏しい場合、生存に関わる問題にだけ
反応するのと同じなのです。

猫と同じような勝手気ままな態度を取るのは、言語理解が不足している間で、徐々に犬のように人と交われる時もくるのです。

嬉しさを態度や、ジャンプや、手を叩いたりする行動で示すお友達もいますが、嬉しさや楽しさを言葉で表す技術が身に付けば、抑制する事も無理ではないと考えます。ジャンプしても良いからジャンプしてしまうので、手を叩いたり、跳んだり跳ねたりする行動も条件や環境で抑制できるのは、言語による状況理解が伴った段階で、多くの場合抑制出来ると思っています。嬉しさを別な表現手段に置き換える事が出来るようになると考えます。

つまり、保護者として「アレ」と思ったら、兎に角時間の許す限り言葉を教える事なのです。直ぐに覚えられないかとも思いますが、繰り返し、繰り返し何度も何度も教える事で進歩させる事が出来るのです。

お友達と遊べない子も何をされるか怖いという印象が亡くなれば、一緒に遊んだり、園バスに乗れたりするのです。考えてみて下さい。園バスの中にトラや、ライオンがいるとしたらあなたならどうしますか?何をするかわからない動物です。ブタや、猿でも怖いかもしれません。言葉がつうじませんから何をされるかわからないから怖いのです。バスに乗れなかったのです。一緒に遊べないのです。※1人で遊ぶ事が悪い事とは思いません。人に迷惑をかけないのであれば、好き嫌いはあって当然です。成人した大人でさえ、人とのかかわりをウザったいと思う人も少なくないはずです。まして嚙みつかれたり、叩かれるかもしれない相手であれば一緒に遊んだり、バスに乗ったり出来る訳ないのです。

自閉症のお子様の障がいの壁を溶かすのは、言語活動です。

何か言われた場合、まず先方のお話を聞いてあげて下さい。繰り返しますが、迷惑を掛けたりしていたら、きちんと誤ってください。そして何より先天的な問題がある事を伝え、保護者としてどんな対応や支援を行っているか伝えて下さい。その上で相手にも対応の仕方を伝えられれば、問題はぐっと回避できるようになると思います。

意味がわからないから関心がないのです。見ても何かわからないから関心がないのです。よく視覚的な認識が強いと言われますが、見て理解出来るのであれば、見た絵や写真の意味を知っているという事なのです。意味を知っているという事は写真と意味理解が出来ているという事で、情報入力のシステムが絵や写真なのです。絵でわかるのであれば、字でもわかると思えませんか?

言葉を諦めず毎日繰り返しご指導下さい。高機能にまず成長させる事を目指して下さい。
症状が改善され、成長を感じられるようになると、悩みは消えてしまいます。

チチンプイプイ…
言語を鍛えて、悩みが全部なくなるようになあれ…

ラベル:魔法の療育
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2014年10月25日

NO162.待てるかな?(文末改定)時間を味方に

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一般的に早く出来る事に評価が集まりがちなのが世の中の常です。知能検査はそのさいたるもので、基本的には、「量あるものは測られる」というギルフォードの考え方そのもので、生産性を追求する現代社会においては、仕事量で考えられます。

つまり、どのくらいの時間で仕事を完了したかに着目しています。この場合は、仕事を時間で割った仕事率という物理量を用います。仕事 W [J]を時間 t [s]で割ったものが仕事率 P [W]です。

因みにP は Power から、Wはスコットランドのエンジニア、ジェームス・ワット James Watt から。W は仕事を表す量記号となっています。)

周知の事ですが、近代社会、いや生存競争が生まれた有史以来、早く作業をする事に早く生産をあげる事に評価が集まって参りました。

しかしこれは、
発達障がいの支援においては大きな誤りであると考えます。

事例をもってお話したいと思います。

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現代においては、早く沢山出来る事が生産的なので、何事にも短時間で出来る事が良いという固定観念が生まれております。

多くの場合、小学校から大学まで、問題を解くにしても全て短時間での達成率に賞賛が集まります。

学習において同じ100点であれば、1時間かかって解いた生徒より、30分で解いた方が上とみなされるのです。

早ければよいのか???、もう一度疑問を持って下さい。

早ければ良い、短時間で結果が出せる事が良い事ばかりではないのです。

じっくりと時間を掛けて熟成すれば得られる事も多いのです。

身近な例で考えてみて下さい。
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ワインも良い例です。ボジョレーヌーボーが悪いとはもうしませんが、ボジョレーヌーボーもよりさらに若いものは、葡萄ジュースです。時間をかけないと本当に美味しい物は作れないのです。良いワインはしっかりと時間をかけて熟成された中で芳醇な香りを作りだすのです。人間も同じではないでしょうか?


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京都の南禅寺の山門(三門)ですが、果たしてこれを作り上げるのに何十年をようしたでしょうか?

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京都の鴨川の桜ですが、三十年も四十年もかかってこのような美しさを見せるのです。

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お肉だってそうです。同じお肉でもじっくりと時間をかけて熟成させたお肉はその旨みが倍増するのです。新鮮な物が良いばかりではないのです。お魚だって「あら」等は、熟成させた方がやはり甘味が増すのです。

時間を掛けなければ旨みや、美しさ等の素晴らしさは得られないのです。

頭でわかってはいてもこの理屈を体感するまでに時間がかかるのです。
直ぐに結果がでない事は悪い事、駄目な事と判断していしまうのです。

ダイエットもそうです。ちょっとやったくらいで結果がでるわけないに、少しの努力で大きな結果を得ようとしてそれが叶わぬ時に、止めたり、挫折するのです。

療育支援も熟成が大切で時間が必要です。

私達コンパス発達支援センターでは通例より早く結果が確認出来るときが多いのですが、全部が全部すぐに結果がでるわけでないのです。薄紙を何枚も何枚も重ねて行けばいつの間にか高く積み重ねる事が出来る事と同じです。

お子様が出来るようになるまでしっかり待ってあげて下さい。毎日教えてあげて下さい。
出来るまで、待ってあげる事が大切なのです。
直ぐに結果を求めないで下さい。
待って得られる事の方が多いのです。

多くの保護者の方々は非常にせっかちです。

療育支援において時間をコントロール出来た者が頂きに登る事が出来るのです。3分待って食べられるカップヌードルでは駄目なのです。急いではお子様の真の進歩を勝ち取る事は出来ないのです。

繰り返し、繰り返し導きそして出来るまで待つ事。そうする間に神様が祈りを聞き届けてくれるのです。突如変容が起こるのです。成長曲線は右斜め45度ではないのです。急激な変化なのです。急な変化が得られるまではひたすら待つ事、お子様の力を信じて待てば得られる成果がいっぱいあるのです。

ご両親はお子様の時間を操る事ができる唯一の権限者です。

小学校になったからといって、勉強出来ないからと将来を悲観して全てを捨ててしまったり、諦めてしまい、何も教えず、何も出来なくなってしまう事例や山とあります。

実年齢は3年で1年の事しか出来ないけれど、4年生になるまでに2年、3年の事が出来るようになるという可能性の方が大切です。成長が追いつくまで待って良いのです。

よく4月生まれと3月生まれを比べる事がありますが、ほぼ1年違うので体力差、能力差があって当たり前なのです。本来であれば、月齢に合わせた教育が出来るのが理想ですが、合理性を得る為に年度でまとめているだけなのです。

社会に出ると良くわかりますが、4年生大学を卒業したと仮定すれば、22歳で普通ですが、23歳で卒業しても、25歳で卒業しても、30歳で卒業してもその年齢差は大きな問題にはなりません。

社会に出て、もう一度頑張って大学に戻ったりしてスキルアップする方が成功事例は多いと思います。この人達は時間をコントロールしているのです。時間の規制概念にとらわれていなのです。

時間に縛られなかったら到達できる山は沢山あるのです。霧に隠れて見えなくなっているだけです。繰り返しますが、時間をコントロールできれば、お子様の可能性は圧倒的に広がるのです。5歳になっても何も話せないよりも、2歳の言語能力がある方がうれしくありませんか、放置すると何もえられませんが、経験を積み重ね学齢が上がる段階で能力も上げる事が出来るのです。

10歳だから10歳のレベルに到達できていなくても、12歳になったときに10歳のレベルになっていれば良いと思えるかどうかです。周りに合わせる事はないのです。成長に時間がかかっているだけなのです。

皆が10年でしたことでも20年かかっても良いのです。時間がコントロールできれば、時間を味方にすれば、何だって出来るのです。

社会に流されないで下さい。

現在忙繁期で療育相談は11月17日までお休みさせて頂きます。

さあ読者の皆様も魔法使いになってお子様の時間をコントロールして下さい。


ラベル:魔法の療育
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2014年10月19日

NO161.わくわくドキドキ

わくわくドキドキ楽しいeveryday ♪ …とCMソングが聞こえてきそうですが、療育支援においても、マンネリは禁物です。ともすると私達の指導もマンネリ化してしまいそうで、気付いた時に少し取組み方を検討する必要があります。

こんな記事を書くのも、実は先般大阪に出張する要件があり、予てから欲しかったハリーポッターの光る魔法の杖をゲットするためUFJにちょこっと寄って参りました。二十数年前アメリカのユニバーサルスタジオに行っておりましたので、今まで興味ありませんでしたが、光る杖は子ども達の指導に使える何とも素晴らしい一品で、子どもじみていますが、欲しくて欲しくて今回光る魔法の杖を見事ゲットして参りました。
※杖の詳細や使い方は後日アップします。

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事のついでに幾つかアトラクションを回ったのですが、恥ずかしながら久しぶりにワクワクドキドキ楽しいひと時を過ごしました。いい年ではありますが問答無用に楽しかったのです。通例であれは、大阪の知人と食事をして決まった行動パターンをとるか、京都に宿泊してお寺巡りをするか…この決まった行動パターンを逸脱した今回の一日は実に楽しく魅力的な一日となりました。

何があるか、今度は何が起こるのか、ドキドキするような楽しさが、行きたいという気持ちにさせる事が大切かと思います。何を教えてもらえるのか、新しいどんな取組みがあるのか、療育指導にとってとても大切な要素の1つだと思います。イベントばかりでは困りますが、カンフル剤としてのイベントは新な刺激となり通例の指導をより効果的に、魅力的にするのではないかと思います。

楽しいCOMPASSの取組みをご覧ください。

ある時はお花を見に行って
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季節感を育み、美しいという気持ちを育て
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あるときは、手話を習い、コミュニケーション能力を磨き
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ある時は、エプロンをつけて 小さなお母さんになり
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お米をといで、
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炊飯器を使って、
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お米を炊いて、
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おにぎりを作って、
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お家で食べてもらって、達成感を味わったり
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ある時は書道に取組み
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表彰状を頂き、自負心を育て
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表彰状をデコレートし、賞賛を反芻したり
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お手製算盤で、数の合成を習ったり
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珠算教室の先生に来て頂いて個別指導を受けたり
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紐遠しや、ビーズ通しをして、規則性を学んだり
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シャボン玉を吹いたり、笛を吹いて呼吸法の練習をしたり、
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大きな積木で指示行動を学んだり
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畑で植え付けをし、自然を学び
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共同作業の大切さを学んだり
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家族を観客に、ご自宅での1人発表会で成果を見て頂いたり
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雑巾絞りを習って、お掃除の手伝いをしたり
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元気に公園を走り回ったり、
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毎日様々な経験を通じての取組みが子ども達の心の中で化学変化を生むのです。1つ1つの取組みが、積み重ねる事でやがて大きな力となるのです。机上ばかりではなく様々な体験が人間力を育てます。気持ちの良い日が続いています。ちょっと外出されるのも一考かと思います。

新たな施設の開設準備等に忙殺され更新が困難な状態です。研究事業に参画したり、新しい言語能力検査シートを作ったり、成長記録を動画にまとめたりと慌ただしくしております。日本珠算協会のご協力を仰いだり、遠隔地におけるえすぷりによる指導や、特別支援学校等に対してのダウンロード教材の提供等皆様へご報告する内容も山のようにございますが、慌てず1つ1つご案内したいと思います。

11月中旬までゆっくりとした更新ペースになろうかと思いますがご容赦下さい。体調が悪いのかと、ご心配頂いたメールを沢山頂きましたが至って元気でございます。とても励みになりました。お気遣い誠にありがとうございました。

皆様が「え〜」と驚かれるようなご報告事案が幾つもございます。楽しみにお待ちください。

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2014年10月02日

NO159.指導体系に関する考察

指導の形態には、1対1の個別指導から、少数指導そして集団での一斉指導に大別されます。国内に現存する療育施設での指導はその殆どが一斉指導が中心であると言えると思います。また個別の指導であっても、1ヶ月に1回とか継続性に乏しく成果を得られにくいという問題があるのもまた現実も問題と考えております。

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私共は、個別連日療育指導と、少数指導、集団での一斉指導と子ども達の状態に合わせて適時変更しており、それぞれの優位性を最大限に活かした指導方法を導入しております。個別には個別の優位性、少数には少数なりの良い面と悪い面があるのです。これは一斉指導も同様で薬にも毒にもなってしまいます。

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子ども達から離れて、一般の学習指導で置き換えて考えて頂くと理解しやすいのですが、中学2年生レベルの英語のクラスに、アルファベットすら覚えていないお友達Aさんを加えると、Aさんに手をとられ、全体の指導が不十分になってしまいます。授業進度も遅くなり、向学心が高ければ高いほど全体に不満が起こります。Aさんも自信を喪失し、勉強嫌いになり本来の向学心の芽を枯らせてしまう事となります。Aさんに合わせて、指導スピードを落とすと、全体の中から下に流される下位レベルを生む事にもつながります。双方に不満とストレスが溜まる状態となってしまいます。

本来上記の場合であれば、Aさんは、個別で指導を受け、全体のレベルに近づくまで、せめて指導内容の半分は理解できるまで待ってからクラスに入るべきなのです。理想的にはそのレベルは出来るだけ高く熟成するまで個別で指導を受ければAさんもクラスも共に成長させる事ができるであろうとご推察頂けるのではないかと思います。

1つの課題をその子のレベルに合わせて指導出来るのが個別指導です。これが最大の利点であり指導者はそれを理解しなければなりません。しかし個別指導では競争心は養えません。集団でのルール、社会認知性を育むのは困難で、個人指導の限界が出てしまいます。ですから私達は個別指導だけではなく、集団指導を併用する必要性があるのです。

一般の学習塾では20年前から個別指導が徐々に主流となってきましたが、これは個の力をピンポイントで指導する事を多くの保護者や子ども達が求めた結果にほかなりません。

しかし個別の指導であるため人件費がかかり指導費用がどうしても高額になってしまうという難点もあります。人でがかかるのです。この点を克服しなければ個別療育は困難を極めます。

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少数指導は個別指導で躓きを一蹴出来ない時に効果的なのです。同じくらいの年齢や、力量が望ましいのですが、Aさんが出来ない事が、Bさんは、出来る。Aさんは、Bさんだって出来るのだから自分も出来るという達成欲求を持つことが出来ます。互いが出来ない時、Aさんが先に出来るようになると、諦めていたBさんが奮起し頑張る事が出来るようになるのです。指導者の力量にも関わりますが、適切な指導が出来れば、子ども達を良い方へ誘導させる事が出来るのです。

共に励まし合い頑張る力が得られるのが少数指導の優れた点です。大人数の全体指導よりも小回りが利きますし、個別に近い指導も不可能ではありません。主任指導者と副がつけば、個別、少数の双方の利点最大限に活かす事も可能なのです。

少数指導は2名から3名までが理想です。それは恐怖の2:6:2の法則に嵌らず指導する事ができるからです。

2:6:2の法則を簡単に説明すると100名の生徒がいると20名が成績上位者、60名が中庸者 残りの20名が下位層にセグメント(分別)されてしまうという会社や組織論でも実証されている法則です。

 不思議な事に、スポーツや、様々な諸活動に適応され、生物学的にも多くの実証例が検証されている法則です。より身近な事例として、実際の30人クラスで例示します。

 30名クラスであれば、20%の6名の生徒がクラスをリードする成績優秀者となります。
中堅層の18名はその場のムードで上に流れたり、下に流されたりと浮遊し安定しません。 中位層は、指導者によって優劣をわけてしまいますが、通常では、トップ層にも下位層にも入れません。そして残りの6人は、ミスが多く、やる気もなくなり、諸所の問題が頻発しやすいグループとなります。一見、子供達の姿は同じように見えても、例外として逃れる事は非常に難しくなります。
 
構成人数を意図的に変えない限り大きな変容は起こりえません。

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 通常の会社で考えますと、20名規模の営業部門で考えれば、リーダーが4名 それに引っ張られる中位層12名 戦力外対象者4名となります。戦力外対象者4名を配置転換して16名の部門にるすと全体の2%にあたる3名が戦力外適合者へと堕落してしまいます。 不思議ですが、必ず起こる現象です。

 また、何かの作用で、前の20名の組織が分断され、トップの4名と戦力外適合者がグループから外されると、残った12人は中庸な社員であったにも関わらず、この中で、20%の2から3人がトップ社員に変身します。

スポーツで、看板選手が抜けたあと、新しい選手が育ってくるのと同じ現象です。また、真面目だった人の中から2名から3名がやる気を失い戦力外適合者へと転落していきます。

 過去のご経験を思い起こして頂くとすれば、小グループでの変容があげられます。
頭のよい仲良し5組で図書館行って勉強会をしていると、1名がダントツで、3名がそこそこで、1名がビリになってしまいます。

 思い出してください。4名グループだと1名がダントツで2名がそこそこで、1名がビリという構図に当てはまります。それぞれ思い当たる節があるのではないでしょうか?

2:6:2の問題は、一斉指導最大の課題でありますが、ちょっと魔法をかけると全体を優秀グループに大変身させる事が出来るのです。

有名な進学校、進学塾等もこの魔法を知っているから毎年高い実績を誇る事が出来るのです。一過性のものではないのです。運が良いわけでもないのです。理由があるのです。
一斉指導には意識の集中により本来持っている以上の力の発動が可能なのです。支援者の誘導の仕方1つで個では発揮出来ない潜在能力を爆発させる事が出来ます。集団が勢いを持つと強烈な力となりえるのです。

社会認知性、協調性、互いに共同歩調を取る事にも抑制と制限をかける事が出来るのです。行動規範等明確なルール化を遵守出来る集団に変身させる事も出来るのです。仲良く、人に迷惑を掛けない、正しい行動がとれるように導く事も容易なのです。皆ができて1人が出来ないという事が許されない空気感と勢いは個別指導では得られない効果なのです。

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縦割りと、モデリング、一斉指導の効用で激変する子ども達

ある施設の先生が、個別で指導する時間的な余裕があれば、自分でも出来る…のようなメールを頂いた事がありますが、指導者の力量や経験、実績は別にしても、少なくとも個別指導の優位性も適切なカリキュラムと教材がなければ成果は得られません。

遠隔地での指導も始まりましたので、もうじき特別支援学校や、公的施設に対して私共のダウンロード教材「えすぷり」の提供も出来るようになろうかと思います。実現すれば子ども達の成長を促す可能性が更に膨らむものと考えております。

多くの施設では人員の問題もあり個別指導は難しくとも、ご家庭では別です。子ども達と一緒にいる時間はご両親が一番多いのです。愛情をもってコツコツとお子様の力量に合わせて、誰とも比較せず指導する事が出来るのです。ご家庭でしっかりと個別支援が出来れば、施設との両立で子ども達の成長を促進させる事も夢ではありません。

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実は私共COMPASS発達支援センターでは1対1を超えて、2対3等の特別体制での指導も行っており高い成果をあげております。指導方法は無限大なのです。

何をおいても子供達の状態に合わせて考察が一番大切です。指導者の都合や、施設の都合で捻じ曲げられてはならないのです。私達がお預かり出来る子ども達の定員数は10名です。10名の子ども達に対して、本来の指導者の人員配置は、加配を付けても通例4名までですが、COMPASSでは倍の指導者数を確保しております。本部では午前、午後と療育時間も分かれておりますが、指導者は常に8名以上の体制を確立しており、指導スペースも個別、少数、一斉の指導が出来る教場を確保しているからこそ出来る支援であり、獲得出来る成長が得られているとご理解下さい。


ラベル:魔法の療育
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2014年08月27日

NO141.観察する大切さ

子どもの成長は静かにコツコツと薄紙が折り重なるように変化します。いつのまにか進歩するのです。成果報告では華々しい感じが致しますが、実際は非常に地味な活動の繰り返しが多くの成果を獲得する原動力となります。


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全ての成長は、オリンピックの輪のようにそれぞれが影響しあいながら、大きな成長に結びつきます。その成長の速度は、子ども達の資質によって左右されるので、劇的な変化も伺えれば、微細な変化でしか確認できないといった違いがあります。

お子様をしっかりと観察して下さい。

何が出来て、何が出来ないのか、どのような時に出来て、どのような精神状態や、環境の場合出来たり、出来なかったりするのか。どんな言葉が話せて、どんな言葉の意味を知っているのか。人に対してどのような接し方をしているのか。人によってどのような態度を示すのか。運動はできるのか。細かな作業はどの程度できるのか。どれほどの集中時間をもっているのか。どんな嗜好があるのか。どんな音が苦手なのか。どのような状態でパニックになるのか。

細かく細かく見て下さい。細かく見る事によってお子様の事をよく理解して下さい。

お子様の事をよく理解できれば、その対処の方法も、成長への過程も見えて来ます。それは驚くほど見えてきます。
高跳びを例えにお話をさせて頂きます。身長120センチ、股下が50センチであれば、少なくとも、10センチのバーは飛び越える事が可能です。またぐだけなら50センチ近くは可能です。跳ぶという動きを理解できれば、もっと高く跳ぶことができます。

バーが怖ければ、ゴムにすれば怖くありません。跳んだ時の怪我が怖ければ、クッションを沢山おいてあげれば安心です。ちょっと補助があれば、跳べるのであれば、補助の程度にもよりますが、跳べるという事を容認し、バーの高さを少しずつ上げる事により、出来るだけ高く跳ぶ事につなげていきます。

多くの場合は、学齢的に70センチが跳べるからと70センチを目標にしてしまいます。そしてチャレンジに失敗して出来ない、出来ないと悩んでしまいます。

出来る高さ、10センチでも20センチでも最低のラインを模索できても、三段跳びに、70センチに近づけようとするとまた失敗してしまいます。いきなり高くするのではなく徐々に徐々に通例の何倍も時間を掛けて指導すれば、2ヶ月後、3カ月後、あるいは半年、1年後には70センチに到達する事が出来るようになります。

70センチ跳べると、跳んだと認識しますが、30センチだと跳んだと思わない方もいらっしゃいます。ベクトルを下げてみる事が大切で、その中に成長を伺えることが出来るのです。

ついつい出来ない事にばかり目が行きますが、出来る事に視点を合わせると可能性が見えて来ます。

よくこの子は理解が出来なくて…と言っている横で、仮面ライダーの変身ポーズをしていたり、この子は話せないといっている横で、「あ〜、あ」といっていたり、変身ポーズができるのであれば、真似が出来るという事です。「あ」の母音がでるのであれば、他の母音も出せる可能性があるのです。

言語理解が出来ないといって「妖怪ウオッチ」の主題歌を歌えるのであれば、リズムに合わせれば、言葉を覚える事が出来るのです。

観察して下さい。観察こそ、正しい支援に繋がります。

お子様の行動が他のどの行為に結びつくか考えて下さい。一杯出来る事が出てきます。
変化が見抜ければ、次の対応、次の支援策が生まれます。

出来ないとばかり嘆くのはやめてしっかりと変化を観察して下さい。


ラベル:魔法の療育
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2014年05月15日

NO70.加筆「バリア」は無用です。

加筆「バリア」は無用です。

一部加筆して再投稿させて頂きました、宜しければご再読お願い致します。
沢山の保護者の方とお会いする中で、どうしても現状を認める事が出来ない方にお会いする事があります。多くの場合本当は、何かがおかしいとは感じておられるのですが、残念ながら、多くの場合それらの兆候を一切お認めにならず、ほぼ全否定されます。本当はわかっていらっしゃるのでしょうが、お子様の問題に目をつぶられ、見て見ぬふりをされ、問題を先送りされたままで、何とかしたいとご来所される心のバリアを張り巡らされた保護者の方が、時折ご来所になります。

今回は、発達障がいをお認めにならない保護者のお気持ちが「何故そうなったか」そして、その思いが「どれほどお子様にとって不利益か」等これに付随する問題を包括的にお話したいと思います。

ご存じの通り、私ども三葉グループは、複数の事業部門によって構成された教育ボランティア団体で、大きくは以下5つの事業部門に分かれております。
@ 児童発達支援事業や放課後等デイサービス等の療育支援を行う療育部門である「COMPASS発達支援センター」
A 国内をはじめ、全世界の日本人学校並びに、補習校300校に学校教材並びにあらゆる設備備品をお届けしている学校教材部門の「教材のみつば」
B 書籍の出版、各種デザイン、プリント教材、デジタル教材の開発等を行う出版デザイン部門を統括している「えすぷり」
C 小学校から高校生までの不登校から、学習指導まで行ってきた就学後の指導を行う教育支援部門の「創秀館」
D そして幼児期の能力開発とFC運営並びに、幼稚園・小学校受験に特化した幼児教育部門の「みつば会」がございます。

バリアを巡らされた方がよくお出でになるのはDの「みつば会」です。手前味噌でございますが、「みつば会」は高い合格者数と高い合格率を誇っている幼児教室で、昨年だけでもKBC九州朝日放送様、FBS福岡放送様のニュース番組等でもお取り上げ頂く程の幼児教室で、毎週沢山の方々と入会面談や、子ども達の知能検査を実施させて頂いており、何処かに受験させたいと「強烈なバリア」を張られている保護者の方々とご面談させて頂く事が多々ございます。多くの場合は、「全ては強い個性」として捉えられことさら問題視されません。

「動き周るのも個性」「奇声をあげるのも個性」「みんなと同じように行動出来ないで何が悪い」と開き直られ、私達のお話しに耳を傾けて頂けるようになる前の、初段の面談は非常に激昂されてしまわれます。そうなると私共の職員でもご対応出来るのは僅か数名で、ともすると最悪支援の機会を失くしてしまわれるという結果となってしまわれます。

既報の通り、小学校受験や、幼稚園受験においても例年5%から10%の子ども達は何等かの特性をもっておられ、その事実をご理解された上で、私共の会員のご紹介等で来られる場合は、耳を傾け適切な対応を目指して頂けるのですが、単純に来所され激昂されたまま帰られると、(※後述致します)本当に残念な結果となってしまわれます。

私共の社会貢献事業である、「子育てひろば」の無料教育相談にお申込みされる中でも、状態を認識できない「バリア」を張られた保護者の方とのお出会いがございますが、教育相談においでになった根底の要因に目を向けて頂けるように、お話しをさしあげるとまず耳を傾けて頂け良い結果を得られる事となります。

COMPASS発達支援センターに直接お問合せ頂く方は、お子様の特性を理解されておられ、1歳6カ月検診や、3歳児検診等で医療機関からの指導があったり、幼稚園様、保育園様からのご指摘があって、既に療育センター等の専門機関に通所されているケースも少なくございませんので、支援内容や方法に関してのご理解も早く、円滑に療育支援を進める事が可能で、ご承知の通り、様々な進歩と成長を日々獲得致しております。

「訴えてやる」
強い心のバリアを巡らされたまま来所され、私共がお子様の特性に関して、「多動性の兆候が…」或いは「自閉的傾向が…」と所見を申し上げただけでも、裁判で訴えてやるくらいの剣幕で激昂されるケースが見受けられます。

「このままでは、普通学級への進学は難しいと思います。」と申し上げると「普通とはどんな様子をさすのか???」「学校は個性を認めないのか???」「あんたは専門家なのか!!」「お前に判断する資格があるのか…」「主人は(〇〇教授OR〇〇科医)で、この子は主人の小さい時と同じと祖父母からも言われていて…」と、全ての特性を否定され、あらゆる事にクレームをつけられる事となります。激怒されている場合は、いっときは全く話にすらなりません。話の矛先も滅茶苦茶となり、非常に攻撃的になられてしまわれます。

「今までそんな事は言われたことがない」
言える訳ないのです。冷静にお考え頂くとおわかり頂けるのですが、ちょっと助言をさしあげただけで、非常に攻撃的になられるので、通っておられる幼稚園の先生も、保育園の先生も、小児科の先生も、知人もお友達もご親戚も誰もアドバイスしてくれないのです。「君子危うきに近寄らず」「さわらぬ神にたたりなし」なのです。

保護者の方が怖いのです。それで誰も本当をお話しにならないのです。誰もその事に触れる事が出来なかったのです。つまり「言えなかった」のです。ご自身が怖がられている事も薄々気付いてはおられるのですが、感情が先でお話しを理解されようとはしないのです。だから「今まで誰にも言われた事がない」というお話しになってしまっているのです。

「バリア」を張っている保護者の方はどなたも非常に教育熱心です。そして多くの場合お子様を溺愛されているケースが非常に多く、家族一丸となってお子様を守っておられます。

多くの保護者の方々は、高い人間力を備えておられ、知識的にも学識的にも非常に高く、更にコミュニケーション能力にも非常に長けておられます。人格的にも素敵な人が多いのですが、あらんことか禁句に触れると豹変され、何とも残念な限りではありますが、理性を失われて、暴発されてしまわれます。お子様に対しての思いが強ければ強い程、激しく反応される事となってしまいます。

発達障がい等の知識も、非常に豊かでいらっしゃる方が多く、それらの知識をもってしてお子様を全力で擁護されるので、しっかりとした学識が無ければ対処できない事となってしまいます。時には指摘した者の心や人間性までを粉砕する勢いで攻撃され、別な意味で畏怖される存在になられてしまいます。

怖くて誰もその問題に触れる事ができなくなってしまいます。別な言い方をすれば、問題に触れさせないようにされてしまっているのです。進歩と成長を得られるチャンスを捨ててしまっているように感じられ、本当に残念でなりません。

私は長いボランティア活動の中で、子ども達の差別問題、不登校児や、児童虐待等のネグレクトの問題、非行に走った子ども達の支援や、保護者の生活指導、果ては反社会的活動に加わっている人達等とも何度も何度も対峙して参りました。本職と言われる方に取り囲まれた事も、押しかけられた事も何度かございます。齢を重ね、指導した直接指導した子ども達も3000名を超え、ありとあらゆる職域の方も存じており、今ではあらゆる方々のご理解を頂いておりますせいか、また生来の性格からか、少々脅されようが、恫喝されても、子ども達の為であると考えれば、誰であっても相手を諫め、本当に子ども達の事を考えて頂けるようになるまでお話出来るのですが、普通の職員は怖くて対応出来ないのが現実で、一般の施設ではまず投げ出してしまわれると思います。

全て受け入れてあげて下さい。
お子様の全てを、いったん全て受け入れる事から解決策が見えて来ます。いい事も悪い事も全部受け入れる気持ちが大切です。そして絡まった問題の糸を解きほぐす事が何よりも大切だとご理解下さい。冷静に考えればわかりきった事ですが、どなたであっても、一生お子様の面倒が見れるわけではないのです。一生庇護する事は出来ないのです。自立の道を探さぬ限り保護者の心の安寧は得られません。お子様に何等かの障がいがあっても、乗り越える為の取り組みを続けられれば、必ず得られるものがあるのです。

嘲る者はいないのです。
認めたくない要因の1つに、「我が家の家系にこのような…」とお考えになっておられたり、「白い目で見られるのではないか…」「弱みを見せる事になるのではないか…」「親戚の目が…」「周りの目が…」「近所の目が…」「他の兄弟姉妹が同じようにみられるのでは…」といったご心配もその心の背景に見え隠れ致します。誰もご家族を笑う者はいないのです。もしもそんな戯け者がおりましたらそれこそ全力で叩き潰して下さい。そんな心ない者などは、相手にしなくてよいのです。人間のベクトルが違うのです。私達は全力でお子様の進歩を勝ち取ろうとする者です。どうぞ安心して心をひらいて下さい。

そして一日でも早く…
1年でも半年でも1ヶ月でも1日でも早く適切な療育支援が受けられる事が最善の方法です。守っていられるのは幼い時だけなのです。10年経ち、大きく成長し、力が制御できず暴れるようになってしまったらどう対処されるのでしょうか?いつまでも保護者が壮健なわけではないのです。今取り組む事が重要なのです。今からでも始める事がお子様の未来を少しでも明るくする道なのです。

冷静になられる事が一番です。今から何をすべきかもう一度お考え頂く事が最も大切です。本当は答えの殆どを知っておられるケースが殆どです。それをお認めになるのが御辛いのです。しかしお子様にとって一日でも早く適切な療育支援が受けられれば、お子様の持つ問題を1つでも早く解決する事が不可能ではなくなるのです。療育支援を始めたその時から、お子様の可能性は大きく膨らむのです。

周りの声に耳を傾けて
本記事をお読みになっている方の中でも、該当される保護者の方も少なくないと思います。どうぞ周りの意見に聞く耳を持たれて下さい。そして頑なに閉じられた心を開いて下さい。認める事で楽になる事もあるのです。

お近くの専門家の意見や指導を仰いで下さい。それがお子様の成長の第一歩なのです。怒りは何も解決しません。怒りにまかせた言動は、お子様にとっても、保護者の方々にとっても何らプラスはないのです。冷静なご対応が大切なお子様の未来を切り拓きます。解決策を全力でお探しになって下さい。適切な療育方法は必ずあるのです。努力を重ねられれば、少しずつでも改善する事ができるのです。「千里の道も一歩から」今からでも決して遅くないのです。頑なな態度は、お子様の未来を潰しているという事にどうぞお気付きになって下さい。

私共が提唱している療育支援は、教育的支援です。成果主義というスタンスをとっております。常にお子様の進歩と成長を目指すものであり、言語が問題であれば、必ず語彙を獲得して帰って頂いております。多動が問題で1分とじっとしておれなかった子ども達が5分、10分、15分最後には、2時間以上静かに着座して課題に取り組む事が出来るようになるのです。自閉症でお友達と接する事が出来なかったお友達も、数週間でお友達に声掛けし、協調して取り組む事が出来るようになるのです。進歩と成長が得られるにはその特性の問題や、学齢の違いもあり若干異なりますが、正しい取組みがあれば必ず成長します。私達は見守り支援等は一切おこなっていないのです。

今回取り上げております「バリア」を張っておられる保護者の皆様が本来希望しておられるのは、お子様の進歩と成長です。従いましてレスパイトや見守り、レクレーション中心の療育支援ではまず望まれる結果は得られない事をご理解下さい。どうぞ成果主義に徹して下さい。私どもでは、言語B1で、2年以上も他府県の療育センターに通われて3語程度しか話せなかったお友達でも、初日に新しい言葉を話す事ができております。今では単文を読み、300語以上の単語を話します。どうぞその知識を活かして力のある療育支援者を探されて下さい。適切な質問する等してお探しになる術は持たれていると思います。諦めずお子様にとって適切な支援が出来る施設を探されて下さい。

近隣であれば、幾らでもご支援さしあげるのですが、遠方で通所が難しい方は、どうぞ支援方法をご自宅で実践されるおつもりで月に1回でもご来所下さい。今回私共は遠方でのサポートシステムの構築も致しておりご家庭での支援可能となって参りました。遠くても現在通所に1時間以上かけて通所されている方も複数名おられますが、それぞれ高い成果を獲得されておられます。どうぞ悩むのは止めて、勇気を出してお問い合わせ頂ければと思います。お子様の為に、門をたたく事、一歩踏み出す勇気を持たれて下さい。私達は心からお子様の成長と保護者の皆様の安寧を願っております。※残念な結果のお話しは最下部に記載しております。

脅すのは程ほどに
最後に、「訴えてやる」と簡単に口にされる方がおられます。これは、本当に裁判をされた事がないから言えるお言葉であると理解しています。争い事からは得る物はございません。私は約30年の団体運営を通じて、子ども達の権利や、職員の利益を守る為に、民事・刑事の裁判を何度も経験しておりますが、一般の施設や指導者は通例免疫はありません。そんな事を言われたら萎縮してしまいます。

裁判、裁判と簡単に言われるのですが、裁判はタダでは出来ません。訴訟内容によりますが、弁護士への着手金も最低でも数十万、長引くと数百万の費用がかかります。賠償請求金額が大きくなればなるほど着手金の金額は跳ね上がります。良い弁護士先生ばかりではありませんので、無理だな…敗訴するな…と思っていても、負けても関係ないので良い先生でなければ、ニコニコして相談を受け付けて下さいますが、着手金等は残念ながらまずかえってきません。

和解ならまだしも、敗訴した場合は相手側の費用も含め全額個人負担です。最悪は損害賠償請求までされる事となります。また何度も何度も裁判所から呼び出しがあり、ご自身も出廷しなければなりません。近隣ですと相手と常に対峙する事となります。呼び出しも基本的に個人の都合等関係ありません。お仕事を持たれている場合業務も滞ります。労多く得るものはありません。怒りも裁判が終わるころには忘れてしまっています。

職員の名誉を守る為に名誉棄損で係争した事がございましたが、判決が出るころには無駄な事をしたな~というのが率直な感想でした。名誉棄損された当該職員も「めんどくさい…」というのが本音で勝訴致しましたが、誰も嬉しくもなんともありませんでした。私は何度も経験がありますが、一般の施設や指導者はまずこんな経験も無いと思いますし、「訴える」と言われているご本人自体まずそのような経験はお持ちでないと思います。
このような問題をとりあげての裁判は本人も相手も疲弊する無駄な行為であると断言致します。

本当に訴訟問題を経験していたら、余程の事が無い限り話し合いで済ませようとされるはずです。基本このような事での係争るのは愚行としか言いようがありません。話し合いこそ大人の対応であり、最も効率的であると承知しております。最近はネットを駆使した裁判もありますが兎に角面倒の一言です。精神的に大人であれば、こんな事で裁判など本来口にしないのです。

私共は過去一度たりとも敗訴した事はございません。それは私共のボランタリティー精神に、ご賛同頂いている先生方が、顧問弁護士を務めて頂いておりますお蔭であります。そして私共の活動に関して、係争事案のみならず様々な問題のアドバイス頂いております。

法務に詳しい者も職員に数名おりますので、少々の問題に直面致しましても私どもはまず困る事はございません。しかし、一般の施設や指導者(教職員)は違うのです。私は「訴えてやる」と言われても全く意に介しません。驚きません。夜も熟睡出来ますしその事に悩んで業務が疎かになる事もございません。気にもしませんおで、ストレスで心が病む事もございません。しかし、一般の施設や指導者はそんなわけにはいきません。一般の指導者に対してはまさに「言葉の暴力」と同様ではないかと考えます。

非常に酷い対応です。普通の人であれば大騒ぎです。心配で夜も寝られません。仕事にも家庭にも影響がでます。極度のストレスから心の病気になったという事案も耳にした事がございます。業務中に事故にあったような事案も知っております。人間はそんなに強くないのです。心はともすると直ぐに折れてしまうのです。

お子様や、ご自身、ご家族を庇護しての一言であっても言い方1つで、激烈に相手を傷つけます。どうぞそのような子供じみた発言はおやめになって下さい。繰り返しますが裁判は、基本的に勝訴しても、和解してもプラスになる事はまずございません。何もいい事はないのです。何より「訴えてやる」というのも状況によれば状況により法に抵触する可能性も無きにしもあらずとご承知おき頂きたいと思います。一種の脅し、脅迫行為と同様であるとご理解下さい。場合によっては、偽計業務妨害に問われる事すらあるのです。

私達は、子ども達を支援し、ご家族の皆様に笑顔を取り戻す為に約30年に渡って取り組んで参りました。人生の大部分を子ども達の未来に捧げきた組織です。かかる火の粉を払いのけるため顧問弁護士の先生方もお願い致しておりますが、決して争いを肯定しているわけではございません。私も鬼瓦のような顔をしていますが、本質的には平和主義者です。

怒りは何も生みません。そのパワーをどうぞお子様の支援に傾けて下さい。どうぞ信頼できる療育支援者をお探し下さい。心を開けば必ず見つかります。専門機関や行政の窓口に行かれるのも良いと思います。様々な相談機関もありますので、ありのままをご相談下さい。それが何より解決の方法であるとご理解下さい。

バリアを開放して下さい。
バリアは不要です。バリアはお子様の為になりません。障がいを認める事は非常に御辛い事であると重々承知しておりますが、どうぞ心を開いて下さい。妙な見栄は捨て去って下さい。そしてご家族でお子様の為に立ち上がって下さい。本当の支援者は保護者しかいないのです。守るべきは体面や見栄ではなく、お子様の未来なのです。お子様の特性が少しでも緩和され、進歩がみられ、良くなれば、あんな事もあったねと、問題を忘れてしまえるような事でもあるのです。

お子様の全てを愛して下さい。お子様の全てを認めて下さい。進歩と成長を願い、その為に必要なアクションを起こして下さい。待っていても何も解決しないのです。目をつぶっていても変化は得られません。成長と共に解決するような事はないのです。未来は勝ち取るものです。道端にころがってはおりません。どうぞお子様の為に、ご一緒に頑張りましょう。私達も心から応援させて頂きます。

※残念な事案 一生の不覚
嘗て、面談させて頂き、お子様の問題を指摘した結果、激昂され暴言を吐いて席を立たれた方がおられました。その時は年少さんで、正しい取組みを行えば、小学校就学までには多くの問題は解決出来ると確信致しておりましたが、ご両親はどうしても納得されず激昂された上に、捨て台詞を吐いて帰ってしまわれました。

その時は受験の相談でお出でになったのですた、それから10年後ご両親も離婚され、他害行為も途中から出始めた結果、家庭内暴力も酷く、家中バットで殴って壁もドアも穴だらけで、お母さんが前日前歯をへし折られ、顔面に青あざを作って泣きながらお出でになるという事案がございました。

その時ほど立ち去ろうしていたご両親をおとめすれば良かったと悔いた事はございません。小さい時はお子様の特性はあったもののまだご両親でも制御出来たので、傍から見れば幸せ絶頂のご家庭に見えた事であろうと思います。

10年後のご家庭はまさに地獄となっておりました。既に中学生になっており、不登校で、悪い仲間にも良いように使われ、家からお金を持ち出し、揚句に母親や祖母にも暴力をふるい、シンナーを覚え、自分の拳で壁を殴っても痛みを感じないので、両手を骨折するまで殴って血だらけでも判らない、親を殴っても覚えてない…この地獄は止められたはずでしたが、私もまだ30代と、全てにおいて未熟で保護者を御する事ができませんでした。

そのご家庭のご支援には数年の時間が必要となり、成人となるまで保護者の心の安寧はございませんでした。繰り返し申し上げたいのは、適切な支援なくして望む未来は得られません。このような経験もあったからこそ、心を鬼にしてでも、子ども達の為に何があっても向き合っているのです。本気で対峙しているのです。生半可な気持ちで子ども達と接しているわけではありません。お金の為でも、名誉の為でもありません。1人でも多くの子どもを救う事に私は人生を掛けているのです。覚悟が違います。

最後に
子ども達の人権、保護者の人権全て大切ですが、支援者(指導者)にも人権があるのです。辛辣な言葉は全てを喪失させます。やる気を削ぎます。得られる物も得られなくなってしまいます。支援者も人間です。支援者も間違います。完璧ではないのです。泣きますし、悲しみます。何を言われても平気ではないのです。支援者も人間ですので壊れてしまう事をどうぞご承知おき下さい。

私共の三葉グループの「三葉」は「愛」「希望」「信頼」をもって、保護者とご一緒に私達指導者の持ちうる技術を駆使して子ども達と向き合う意味で命名いたしております。どうぞお子様の為に、その力をお貸し頂ければ何よりです。

大分、福岡でお子様の支援でお悩みの保護者の方は093-475-0449までご連絡下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 07:00| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

NO65.能力遅滞に関しての考察

能力遅滞に関しての考察
最近よくあるご相談のトップは
「ある程度は話せるが5歳なのに、検診で3歳程度の知能と診断された。」
「言葉は話せるのに何を教えても理解が遅い。理解出来ない。」
というお悩みを抱えておられるご両親です。

発話能力を有している事が条件となりますが、このような状態をもって「能力遅滞」と私共ではとらえております。

身長になぞらえてお考え頂くとわかりやすいのですが、小学校まで一番前で身長が低かったお友達が、中学や、高校になって急に身長が伸びるという方をご存じの事と思います。

同じ種をまいても、すぐに目が出る物もあれば、なかなか目がでず、目が出ても、根が張らずなかなか大きくならない。でも、毎日水を与え、適時栄養を与えていると、ある時急激な発育を見せるようになります。

5歳だからといって、全てが均一に成長しているわけではありません。時間が必要な時も多々ありますので、継続的な支援を施す事で多くの場合、その成長を加速させることが出来るようになります。

成長の時期はお子様によって異なりますが、ある日急激な変化がみられるようになります。顔つきが変わり、自信にあふれ、何にでも取り組めるようになる変化が起こるのです。

言語的な意味把握があいまいで考える力が乏しい場合は、また対応が異なります。但し知能検査が受けられるほどの言語能力があるのであれば、取組みの仕方で大幅に改善出来る可能性があると考えられます。

徹底した言語的意味把握の取組みが必要となるのです。該当するお友達は日常会話にはまず不自由はしていませんが、自身に必要のない情報等は覚えようとは致しません。時には思考を停止している場合もあります。考えていないのです。

心ここに在らず状態になってしまう事も頻繁に目にします。今取り組んでいる事と全く違う事を考えている事も少なくありません。でもこれは他の事を考えうる力があるという事であり、本質的な能力遅滞とは異なっていると考える事が可能です。重要なのは、考える必然性がなければ、考えないお友達もいるという事をご理解頂きたいと思います。
私共大人でも眠いときに無理やり何か言われても、判断できなかったりするような現象にも良く似ています。考える習慣をつける事、その為の会話がとても重要になるという事をご理解頂きたいと思います。

言語能力の不足であれば、何より言葉の意味把握に時間を掛ければ、知能遅滞を克服する事が可能です。また様々な内容について、例示し説明する事も大変効果的です。

場面設定も曖昧なケースもありますので、どう対処してよいか繰り返し説明する事によって定着がはかれます。「財布をひろったら交番に届ける」繰り返し伝え聞いた事は必ず定着し行動に移せます。

また行動規範を見せる事も大切で、本来あるべき姿を見せる事によって理解を促す手法も有効です。身体能力が同じで、対象の子どもよりも力の上の優秀な子ども達の中に入れると、「あの子ができるのに、私が出来ないわけがない」「出来て当然」という心の作用が働いて、出来ない事にも取組み出来るようになります。

逆に考えると、悪い状態の中で過ごせば、良くなりにくいという事も言えると思います。挨拶をしないグループに挨拶が出来るようになった子を居れれば、直ぐに同化し挨拶しなくなります。逆に丁寧に挨拶をするグループに放り込めば、同じように丁寧な挨拶をするようになるのです。

良い方へ同化させる事も大切です。

行儀が悪い子に、「駄目よ」と言ってもコントロールできなかったのに、周りがきちんとしている集団に入れてしまうと、「そうしなければならない」という空気に気圧されて規範が身に付くという事例も沢山あります

毎日諦めずに取り組めば、多くの場合大抵の課題は克服できるようになります。そしてこの成功体験の積み重ねが、自信の創出となり、知能的な遅れを取り戻すきっかけとなるのです。

何度もお話ししておりますが、諦めず続ける事、やる気を削がない事、正当な評価を与える事、叱らず応援する事、焦らず待つ事が出来れば必ず知能遅滞(能力遅滞)は改善します。

でもどうしてよいか判らない方は093-475-0449までご連絡下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 10:00| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする

2014年05月09日

NO64.出来る事&出来ない事

出来る事&出来ない事
連休前後、何通も私共の事を誤認されてのメールがございましたので、今後の事も考え、事例に合わせてお伝え致します。

「保育園の代用とし預かって欲しい」というご連絡が開所以来数件ございました。まず私共の施設は、行政より受給者証の発給された方しかご利用できませんので、保育園の空きがないのでその代りというような施設ではそもそもございません。発達障がいの特性を持つ子ども達の療育支援の場であるとご理解下さい。託児は託児の専門施設をお尋ね頂ければと思います。

「重症心身障がい」のご支援に関して
設備の関係上現在は、残念ながら「重症心身障がい」のお友達のご支援体制は確立できておりません。
重症心身障がいの方をご支援させて頂く為には、レスピレーター(人口呼吸器)等専門の設備が必要であり
まだまだ力不足の状態でございます。送迎車、トイレ等様々な整備の改善が必要で、私共も態勢が整い次第ご支援させて頂きたいと痛切にねがっており、将来受け入れ態勢を整えられる様準備致しておりますので今しばらくお待ち頂きたいと思います。

「小学校受験したいんですけど…」というご連絡も最近多くなりましたが、COMPASS発達支援センターは受験指導を行う施設ではございません。言語指導を中心とした療育支援をおこなっておりますが、あくまでも発達障がいの特性を持たれる方の支援施設で、健常な方は通所できません。受験に関しましては、系列の「みつば会」にお申込み下さい。

「発達障がいがあって、受験できるのか?」というご質問が一番多いのですが、率直に申し上げますと重篤な事例を除き、適切な指導期間があれば、「合格が可能」なほどに進歩致します。しかしながら、COMPASS発達支援センターの主たる目的は発達障がいの特性を持つお友達の療育支援施設であり、本質的に
、受験指導の場ではございません。

わかりやすい言い方をすれば、「受験に対応出来うるだけの実力を育む事が出来る」程の療育成果が得られている施設であるとお考え下さい。進歩と成長の比率が各段に違うとご理解頂ければ良いかと思います。10人の人がみて、「いい子だね」と実感頂けるような成長を遂げる事が出来る施設であると自負しております。

「いい子だね」にはいろいろな意味があって、
@きちんと挨拶が出来る。
A人の目を見て話す事が出来る。
B状況を察した行動がとれる。
C自分の意見を述べる事が出来る。
D整理して物事を考える事が出来る。
E物事の関係性を類推できる。
F相手の気持ちを察する事が出来る。
Gやさしく、規律を持った行動規範を身に付けている。
H指導者の指示を理解し実行する事が出来る。
I静かに長時間待つ事が出来る。
J沢山の本を読む事ができる。
K注意力を持って行動する事が出来る。
L理解が早く、定着させる事が出来る。
M協調性を持って物事に取り組める。
N積極的に物事に取り組む事が出来る。
等のようにな力を有する事が出来るように成りえる事が可能であるという事であり、理想的な生育状態を目指す支援であるとご理解頂きたいと思います。


「発達障がいなのに受験して…」と何とも差別的なメールも頂く事もあり悲しい気持ちになります。先日休養先の温泉で見かけた「足が悪いので温泉に入るなんて、周りの迷惑を考えろ。」と言い放った人がいる場面に出くわしましたが、まさに「障害者のくせに〇〇するな」「障がい者だから〇〇するなんて贅沢だ」という悲しい考えからに似ているかと考えますので、ちょっと視点を変えてお話したいと思います。

平成26年度6月に開所致します「COMPASS発達支援センター中津」は多機能型の施設で、本部のように児童発達支援事業(小学校前のお子様が対象)だけでなく、放課後等デイサービス(小学校から高校生)までの支援施設となります。放課後等デイサービスの取り組みの中では、レスパイトも必要かとは考えておりますが、主たる療育目的は、「学校の勉強について行けるように、学習支援を行う」事を主眼として考えております。

10か月後には、「十分な学力が身について、高校入試に合格する事も可能になった。」という結果が得られるだろう予測しております。これは「公立中学の特別支援教室に通われるお友達が、私共の療育支援を通じて、必要な学力を身に付けて、獲得した結果」であり、多くの方が願う喜ばしい姿であると考えます。

療育支援(学習支援)の結果もたらされた成果で、それらの支援方法等は一部は学校のご指導と、そして一部は家庭教師や、学習塾の指導内容に酷似してしまうと考えられます。高校入試と小学校入試出現する結果は同様ですが、スタンスや、その意味合いは、小学校就学前と中学生の学齢が異なる為に、支援に対しての認識と評価が変わってくるのではないかと受け止めております。

つまり高校進学率の高さに比べ、小学校入試率が極めて低い事からの評価の違いが顕在化されるのではないかと考えております。残念ですが、障害を克服して、高校、大学へ進学出来ると賞賛の的になり、言語理解が乏しく、集団生活になじめなかったお友達が、普通の幼稚園や、保育園に入園できるようになっても周りから褒められ評価頂くのですが、小学校入試に対しての印象は全くの別ものであり、長年の経験をもとに私共も痛感しておりますので、あらぬ誤解を受けないように、関係行政からのご指導もありまして、「みつば会」と「コンパス」は一線を引いた別々の対応をさせて頂いております。認識が異なるのです。

COMPASS発達支援センターの目的は、「保護者の心配を払拭し、子ども達の将来を切り拓く事」であり、「年齢に応じた必要な能力を獲得し、生活規範を通じて社会的に自立できるように支援する事」であります。

ただ私共が療育支援をした結果、通例では想像できない程成長してしまい「難易度の高い受験でさえも克服出来るだけの能力の開花が得られる。」事になっているという事をご理解頂きたいと思います。COMPASS発達支援センターの児童発達支援事業は、受験する事や、受験指導を目的としたものではないとご理解頂きたいと思います。

特に、小学校就学前の場合、特別支援学校や、特別支援教室へ進学しなければならないと診断され、ご両親も「何とか普通学級に通わせたい」という痛切な願いをもって来所されており、最初はどなたも受験どころではないのです。適切な支援を私共で受けられ、言語の意味理解を克服出来るようになられますと
@まず検査の結果「知能指数が追いついた」というご報告を頂きます。
A次に「生活年齢に精神年齢が追いついた」とのご連絡を頂き、
B数か月後「普通学級へ進学が可能であると言われた」
とお知らせ頂く事がパターンとなっております。

とまらぬ成長
「普通学級へ進学が可能」となられてきた頃には更に、本人にも高い向学心が芽生えており、「もっと頑張りたい。」「もっと賢くなりたい。」「もっと褒められたい。」「もっと喜ばせたい。」と殆どの場合、その能力開発に拍車がかかってしまいます。学ぶ事が面白しくて、面白くてしかたがなくなるのです。

言語が遅れていたお友達が言語能力獲得して、「おしゃべりが止まらない」と言う現象によく似ています。楽しくて止められないのです。成長が未熟で走れなかったお友達が、脚力がついて嬉しくて走りまわるのとも似ています。「かっぱえびせん状態」になってしまうのです。

ご家族も手を抜かれなくなり、ぐんぐん力を付けて行かれる事となります。「学校に入って困らないように」という強い思いが更に子ども達の力を押し上げていくというのが1つの流れであると言えます。

「学校で困らないように」という事で、算数を教え、漢字を覚えさせ、英語を習わせ、スイミングに通いピアノを習いとさながらちびっこアイドルと同じような過密スケジュールに突入される事例も少なくありませんが、これがまた、保護者が手を脱かなり限り得意になってしまうのです。

そしているうちに、受験が…というお気持ちになられ「みつば会」の門をたたかれるのです。

受験を希望されるようになられるのは、普通学級へ進学が決まられた後で、
@更に成長し続け、この子は将来すごい事になるかもという期待。
A環境も良く、万が一この子の障がいの特性が出ても「いじめ」等から避けられるのでは

という考えに至られて検討される方がほとんどです。

しかるに、「障がいがあるのに、受験なんて」と考えるのは早計で、いろんな人がいる中でもまれて育った方が良い子もおりますが、一定の教育環境の方がのびやかに育つ事例も沢山あるとご理解頂きたいと思います。地域性もありますが、障がいがあるからこそ安心して通わせたいという親の思いがそこにはあるとご承知おき頂きたいと思います。

私共の幼児教育部門である「みつば会」では、支援事業として20余年前から様々な発達障がいの問題を抱えるお友達に対しても指導を行って参りました。お預かりした多くはその後、順調に小学校、中学、高校へと進み、ほぼ全員が大学等に進学され、その後希望の職種に就職し、幸せな結婚をして、子供が出来たというご連絡を頂く事も実際少なくございません。職域も工学系、医療系が目立ちドロップアウトは皆無です。中には私共の職員の主治医になるなど、多岐にわたって社会に貢献できるまでに成長しております。

既出にもございますが「みつば会」会員の5~10%は発達障がいの特性を持った子ども達です。療育支援のスタート当時は、見守りが主力であり、既存の指導法では解決が難しく対応ができませんでしたので、私共は「三葉メソッド」として個々の問題に合わせた教育手法を考案し、実践指導を繰り返す中で、独自の現在の療育手法を完成致しました。みつば会では、その上で、更に受験指導をおこなっているのです。

三葉メソッドは、普通学級、就園、就学を実現するための療育手法で、建築でいう土台です。
みつば会の受験指導は土台の上に建てる柱や屋根や壁であり、基礎的部分の構築ではありません。

三葉メソッドでは、言語に関しての習得を第1義としておりますが、みつば会の受験指導には、そのような項目はありません。理解していて当然してとらえており、難易度が全く異なり指導項目は多岐に及びます。

もうすぐ設立30周年となりますが、その殆どをそれぞれのニーズに合わせた指導法の考案と実践検証、必要な教材の独自開発に費やして参りました。その中でも「三葉メソッド」は熟慮に熟慮を重ねた療育手法であり、受験指導とはその性質も内容も全く異なります。

三葉メソッドは、言語を中心とした療育指導の事を指しております。

既出事項ではありますが、言葉の理解なくして、社会適合性は得られないという考えが根底で、社会適合能力を育むために言葉の理解を深める事に長年取り組んで参りました。

教育ボランティアとして、永年、不登校等を含め、多くの発達障がいの特性を抱える子ども達の療育支援も行って参りましたが、発達障がいの子ども達の療育支援は、実際の支援時間よりも、療育支援させて頂く為の事前準備に膨大な時間と手間を要し、お子様一人一人に独自の教材準備が必要で、ボランティア活動としてご指導させて頂く人数もどうしても限られてしまうのが実情でございました。

沢山の子ども達の支援に限度があったのです。学校の教育現場に出入りさせて頂く中で、特別支援に取り組まれる先生方のお悩みも同様でございました。

そこで、私共は、一人でも多くの子ども達の支援が実現し、教育現場の一助になるべく、私共の療育手法である「三葉メソッド」をベースとして、新たにシステム構築致しましたのが、経営革新事業として、福岡県の認定を頂き開発致しました、特別支援教材「えすぷり」ダウンロードサービスなのです。

そして「えすぷり」を活用し、「三葉メソッド」を実践し、少しでも多くの子ども達の未来を切り拓く為に開設致しましたのが、COMPASS発達支援センターです。

何度も申し上げますが、みつば会では、受験指導を行いますが、COMPASS発達支援センターでは、受験指導等はございません。COMPASSは、様々な発達障がいの特性を、進歩と成長により改善する事が目的で、最終目標は普通学級への進学であったり、普通に就園出来る事を目的としております。どうぞくれぐれもお間違いのないようお願い致します。

小学校受験対策は「みつば会」で行う「受験指導」であり、療育支援を目的としている「三葉メソッド」とはテキストも指導方法も、指導場所も指導時間も異なります。また「みつば会」は、私共のボランティア活動を支える大切な収益部門ですので、授業料も有償であり、都心ほどではありませんがけっしてお安くもありません。

公立の延長線に位置する国立小学校入試に関しては、リーマンショックの後から、特待生制度やご家庭資金的な問題を援助する為の奨学生制度を完備しております。しかし私学に進学を考えておられる方は、それだけの資力をお持ちでらっしゃいますので、基本的に全て有償です。みつば会へのご入会にはも、厳しい制限と規約があり、合格率を堅持するため、ご入会をお断りする事例も少なくございません。通所要件を満たしておられれば、通所可能なコンパスとはあらゆる面において異なります。

就園や、高校入試等とのはざかいであり、それゆえ療育支援と受検指導は分離しております事をご理解下さい。ただ私共の療育成果を最もわかりやすく表現できる指針としてあげているのが、「普通学級への進学」と「小学校受験での合格」なのです。

小学校受験に合格するのは、通常健常なお友達でも難しい事で、福岡教育大学附属小学校の普通学級への進学の為には、学力のみならず、長時間静かに待って指示を守れる等の合格要件があり、発達障がいを感じさせないほどの成長がみられるとう指針として成果報告させて頂いており、合格を目的とした指導を行っているわけではありません。あくまでも成長にともなって得られた成果として第三者がわかりやすいであろうと思われる尺度として事例報告させて頂いております。

様々なご意見を頂いておりますが、何をおいても、自立出来うる力を有する事を忘れず今後も取り組んで参りたいと考えます。

どうしてよいかわからない時は093-475-0449までご連絡下さい。
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 21:54| 45.指導雑感 | 更新情報をチェックする
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