2014年06月12日

NO91.ぐるぐる回しで活性化

ぐるぐる回しで活性化

ご家庭でも出来る感覚統合的支援を幾つかご紹介します。

子どもを抱えて、ぐるぐる回しも脳内の機能を活性化させます。基本的に嫌がるお友達はまずいません。高い高いや、ブランブランするのも良いでしょう。特に小さくて、抱えやすいお友達であれば、扱いやすいと思います。

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ハンモックに揺られたり、乳児の場合であれば、ゆりかごにゆられるのも効果的です。ゆれる仲間でロッキングチェアーも楽しく快適な刺激が与えられます。事故が心配で最近使用制限があったりしますが、シーソーも活性化を促します。身体的にある一定の使用要件が必要となりますが、ブランコも効果的です。

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これは全て脳内に刺激を送る作業です。

脳はシナプスで結ばれているのですが、シナプスのシナプスの結合数をより密にする事で伝達させる力をスムースにする事が可能です。1つの結合から得られる情報より、複数のシナプスの結合から得られればそれだけ多くの情報を伝達できるという事です。

伝達出来たから処理がすぐできるわけではありませんが、基本的に情報伝達出来なければいつまでたっても問題は解決出来ません。

まず脳を活性化させる。刺激を大量に伝達出来るところまで進めてから、処理に移ります。
刺激を与えるのですから、上記以外にも沢山方法があると思います。

しないより、少しでも刺激を与えた方が得られる結果が大きいとご理解下さい。

現在の科学ではその多くは推測と、実践から得られた体験的教訓がベースになっています。ですから、牛乳を問題としているPCFCと同様に成果が得られる方と成果が少ない方がいらっしゃいますが、まずもって適時刺激を与え続ける事により得られる可能性は個人差はあるにせよ大きいとご理解頂いて良いかと思います。

刺激には音の刺激も、においの刺激も沢山あります。前回も書きましたが、まずは気持ちのよい刺激を与える関わりを増やして下さい。やり続けた時に突然成果が得られる事になると思います。

 
ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 12:00| 46.感覚統合 | 更新情報をチェックする

2014年06月11日

NO89.刺激を与えて…

刺激を与えて…

マッサージのカテゴリー名を変更し、広義な取組みの総称として「感覚統合」とさせて頂きました。感覚統合というと難解で、専門的なイメージがつきまといますので、平易な言葉をつかって、その概要を説明し、子ども達の支援に役立てて頂きたいと思います。
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身体刺激のすすめ
硬化から、マッサージの効用等をご説明致しましたが、脳科学的にも様々な刺激を与える事はとても重要で、子ども達の成長に際して大きな力となります。私達は、体じゅうの感覚器官から、刺激を受け取り、感覚神経を通じて、脊髄にその信号を伝え、それを大脳へ送り、大脳から発せられた命令を、脊髄を通して運動神経に伝え、筋肉が反応するという流で意識的な反応が起こります。これは、何かが飛んできて、思わず身をかがめるとう反射とは違います。反射は大脳を経由する行程がありません。

大脳が意識して起こった反応無意識の反応の二つが存在します。

感覚統合療法は、学習障がいは、自閉症等の発達障がいの療育治療理論として、発展してきたもので、子供の学習、行動、情緒あるいは、社会的発達を脳における感覚情報処理、つまり「身の回りにある様々な感覚情報から必要な情報を受け取り、脳の中で、情報をまとめてあげる事で環境に対して適切に反応するというプロセス」という視点で理解や援助を行うものと規定されております。

文字を書いたり、人の話を聞いたり、友達と遊んだりするときには、いろいろな感覚情報を脳が意識的に処理しています。追いかけっこをしたり、鬼ごっこをするときに、自分のスピードとお友達のスピードか距離等を感じる事が出来ないと追いかける事はできません。地面が盛り上がっていたり、逃げるお友達を目で追ったり、障害物を避けたり、飛び越えたり、その物を察知して、避けたり、乗り越えたりしなければならなくなります。これらの情報を上手に、意識せずに処理できて楽しく取り組む事ができるのですが、いくつかの情報が正確に処理しきれない場合、ぶつかったり、こけたり、とんでもない行動をとるなど他のお友達とズレが生じる事となります。

教科書を写す、写書等も、どこに書けばよいのか、なんて書いてあるのか、指先の感覚、手触り等もきちんと感じる事が必要で、感覚に歪みがあると、書き写すだけの作業がとても難解な仕事となりますので、黒板に板書された内容を写し取る事も非常に難しい事となってしまいます。

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感覚には、みなさんが通常理解しやすい
触覚 触った感じ
視覚 見る感覚
嗅覚 においを感じる事
聴覚 聞き取る事
固有感覚と言われる、身体の動きや手足の状態を感じる事
前庭感覚と言われる、体の傾きや、姿勢、早さ等を感じる事
等様々な感覚があり、それらをどのような手法で整理統合させるのかがお子様にとっての大きな課題となります。

私達コンパス発達支援センターでは、今までに出産時に起こった無呼吸等の問題や、分娩異常あるいは、発育やホルモンの問題から脳内の伝達がスムースに行われていないという状態のお友達に対して、様々な刺激を与える事によって繋ぎ合わせていくという考え方に基づき、感覚運動や、実際の身体刺激による療育支援を今まで取り組んで参りました。

感覚が抜け落ちている場合等、トイレにいくという感覚から教えなければならない事もありました。吹くという感覚がつかめないお友達もおられました。説明しても判らない所なのです、口腔内の感覚が無かったり、逆に、刺激が強すぎて年齢があがるまで水分しかとる事ができないといったお友達もおられました。

それらを払拭するのは、継続的な刺激と支援なのです。

マッサージ等もその一環で、適度な刺激を与える事で、脳内を活性化させております。現在口蓋訓練にも取り組んでおりますが、これも同様に脳血流を増加させている事も、MRIの検査で実証されており、刺激を与える事から、脳の神経細胞を繋ぎ合わせる援助が出来ると確信しております。

刺激の種類も様々ですので、次回はご家庭でも取組み易い刺激の与え方をお伝えさせて頂きます。気持ちの良い事から始めて頂くのが効果的です。

マッサージもご家庭でされた皆様から感謝のメールを沢山頂きました。知っていても実践されなければ何にもなりません。まずは、行動です。頑張って下さい。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 13:28| 46.感覚統合 | 更新情報をチェックする

2014年05月12日

NO67.表情筋トレーニング@

表情筋トレーニング@
表情筋は、上から前頭筋・鼻根筋・超眉筋・眼輪筋上部の筋肉名称で、笑ったりするのは必要な筋肉ですが、言語的な側面から勘案しますと上唇挙筋・上唇鼻翼挙筋・小頬筋・大頬筋が硬化しており、更に、口輪筋・笑筋。口角下制筋・下唇下制筋と続き、最後が顎先端のオトガイ筋に続きます。

※図はまた用意しますが、「表情筋でググって頂くと良いかと思います。」

これらを筋肉の流に従ってパッティングしたりマッサージするとお顔の硬さが徐々に緩和されてきます。
ひょっとこのように口を前に突き出したりすると「口輪筋」を刺激します。口笛を吹いたり、笛を吹かせても刺激を与える事が可能です。複合的な要素も加わりますがコップに水を入れてストローでぶくぶくして頂いても楽しく指導できます。今100円ショップに行くと安価に縦笛もありますので少々うるさいですが良い訓練になります。吹くとピロピロと飛び出すおもちゃもありますが、これもよいです。どんどん出来るようになると紙風船を膨らましたりして遊ぶのも効果的です。ゴム風船は難度がぐっとあがりますので慌てず指導して下さい。口を前方に押し出させる働きを持つのが口輪筋です。実際は4つの筋肉の集合体なのですが、強く収縮出来る様ご指導頂くとよいと思います。

マッサージは筋肉にそって優しくクルクル人差し指で押してあげて下さい。

よく泣く子がとてもよく発達しているのが、頬筋です。口角を外側に引いて泣いているのですが、他の筋肉と共同で働いています。全く泣いたりしないしない子ども達は硬化しています。唇を上に引きあがる為の上唇挙筋も泣く表情に必要で、不満を示す唇下の下唇下制筋もよく動きません。能面のような状態にもなりがちで、手の平をつかってのマッサージが良いと思われます。頬のラインに従って下から上、上からした(本来はしわになりうるかともいわれますが)そんな事は今は気にせずしっかりとやさしくマッサージしてあげて下さい。

笑筋は、大頬骨筋と同様に笑いの筋肉と呼ばれているもので、収縮により笑窪(えくぼ)を作ったりしますが、ここもクリクリしてあげて下さい。フグのように空気を口に含んで回るのが個人的には効果的な気がしております。

フェイスマッサージをするときは、施術者が正座するか、胡坐をかいて足の間にクッションを置きます。蒸しタオル等でやさしく顔を覆ってあげると静かになります。少しアロマオイルやお母さんの香水を一滴入れてあげると更にリラックスします。(私は男性ですが、グレープフルーツのオードトアレや、ロクシタンのローズ)でしてあげるととても喜んでくれます。

そして優しく話しかけながらマッサージするのですが、今日は幼稚園でどんなことがあったの?お昼の給食はどうだった?日曜日はどこかにおでかけした?等小さな声で話しながら取り組んでいます。

石の上にも…とも申します。これらの取組みは劇的な変化がすぐに期待できるものではありませんが、千里の道も1歩からと出来ればご自宅で毎日御取組み頂ければと思います。

前回、ドタバタしており少々乱雑な記事となってしまい、落ち着いて読んで赤面した次第です。
他のマッサージ方法等もいろいろな取組みがなされており、特に四肢に関してのマッサージ等も取り上げて参りたいと考えておりますのでお楽しみにお待ち下さい。

最後に、毎朝鍼灸の治療に取り組まれていらっしゃるご父兄もおられます。その甲斐あってか表情も豊かで、高い効果をあげておられる素晴らしい事例もあります。どなたも最初は初めての事で戸惑われるのですがお子様の為にと一歩前に踏み出す気概が大切であると感じております。無駄な取組みはございません。継続的な取組みは必ず進歩と成長という素晴らしい結果を神様が与えてくれます。お子様の可能性を信じてどうぞ継続的な御取組みに邁進されて下さい。

COMPASS発達支援センター 本部事務局 093-475-0449



環境は勿論静かな場所で目の上には水にぬらした化粧パフ等を置くと動きません。
是非挑戦してみて下さい。

ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 18:27| 46.感覚統合 | 更新情報をチェックする

2014年05月10日

NO66.硬さを払拭する!心のマッサージ

硬さを払拭する!心のマッサージ

発達障がいを含めて、様々な特性を持つ子ども達と対峙する中で、「硬さ」を感じる事がよくあります。これは身体的な硬さだけでなく、「表情の硬さ」と抱える問題に相関関係があるのではと体験的に感じてしまう事があります。

自閉的問題を抱えていたり、言語習得に問題があって、コミュニケーション能力が生活年齢と比べて大きく下回る場合、どうしても「表情の硬さ」を感じてしまいます。無表情からくる硬さや、心の動揺を抑えようとする作用が常態化してしまった事が一つの原因になって、無表情になってしまっているのかとも考えております。俗にいうポーカーフェイスに似ておりますが、これは意図的に抑えられた表情を指し、発達障がいの現場で、散見され、これには適切な支援が必要となり、表情を取り戻す取組みが大切であると考えます。

表情を取り戻す まず笑わせる事
笑う事、これが最初のステップです。
障がいが起因している場合もありますが、幼齢期忙しくて刺激が少なかったお友達や、泣いても誰もあやす事なく放置された期間が長かったりしても表情が消えがちであると考えます。昔の事を悔やんでもしかたありません。生まれたばかりの時に忙しくて…とかお気持ちはわかりますが、それよりも今から沢山の関わりを持つ事で状況が変わる可能性が出てきますので、現状に立ち向かってください。

意味把握ができるのであれば、くだらない事を言っても笑ってくれます。
下品ですが「ウンチ」等の汚い系のお話はよく笑います。
語呂合わせ等でもよく反応します。
ダジャレも好きで「布団が吹っ飛んだ」とこんなレベルで喜んでくれます。
のってきて、本人も面白い事を話し出します。
一緒に笑ってあげて下さい。
但し、お友達を卑下する話、自分の卑しめる話、誰かを傷つける話はNGです。
それは駄目としっかり指導して下さい。
面白いのと、馬鹿にするのは違う事もしっかりと教えて下さい。

楽しい歌も効果的です。移動するときに「タッタラッタラ〜」とするだけでもニコニコになります。
私はよく替え歌を歌いますが、一緒に楽しそうに過ごす事が出来ます。

何か頑張った時は、「喜びの踊り」応援しなければならない時は、「ウサギの応援団」これらは
与えた課題に取り組んでいる時ですが、やっぱりニコニコになります。

見守られている事を感じるだけでも安心します。私達大人でも嬉しい事があるとついニコニコしてしまうのと一緒です。楽しいのです。満足させる事によって得られる物は山のようにあります。

体をくすぐるなどの身体接触から生まれる笑いも幼児期の子ども達には大変有効です。
くすぐったがり屋のお友達であれば、楽なのですが、そうでない場合しつこくしても嫌がりますので、まずはそっと寄り添ったり、抱きしめてあげながら子どもの様子をしっかりと観察して頂きたいと思います。

無表情で、全く関心を示さない場合もありますが、やさしい声掛けをしながら、絵本を読んであげたりするだけでも表情は変化します。

車等に興味をしめすのであれば、車が乗っている絵本等を一緒に読んだりして関係性の樹立をはかって下さい。大人でも趣味の会に入ったりします。自分の興味のある事であれば話も弾みます。私の義母は、フラダンスにはまっており、ハワイや、フラの話には食いつきますが、車の話には興味を示さないのと同じです。

話材も良く考えて頂くのが良いと思います。


基本的にスキンシップは重要です。

頭をなでる
手をつなぐ
握手をする
ブランブランする。(ほぼ喜びます。)
抱き上げる
手を洗う
頭を洗う
歯磨きを補助する
体を洗う
一緒にお風呂に入る
体を拭く
ぐるぐる回す(大好きなパターンです。)
トランポリンの介助をする(多くの場合好きです。)
おんぶする等は、全て有効は笑顔を取り戻す有効なスキンシップであるとお考え下さい。

様々な書籍に事例もありますが、それぞれ特性が違います。お子様の嗜好も異なりますので、興味にあった接触のしかたを見つけて下さい。お母さん流、お父さん流、お家流が必ず見つかります。焦らず取組みを続ければそれだけ刺激も与えられ突然笑い出す等の報告事例も沢山ありますので、嫌がらないように配慮しながら取組みを続けて頂ければと思います。

療育支援に関して、何かお困りの事がございましたら093-475-0449までご連絡下さい。




ラベル:魔法の療育
posted by キー先生 at 19:53| 46.感覚統合 | 更新情報をチェックする
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