2020年11月30日

No.1234 COMPASS高松 お友達のできること

No.1234 COMPASS高松 お友達のできること

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASS高松に通い始めて5回目の冬になりました。
保護者様が気がかりなことはお友達の言葉による表現があまりないこと。
ご希望をうかがうと「言葉数が増えて、コミュニケーションが図れるようになってほしい。」また「友達と関われるように、集団行動がとれるようになってほしい。」ともご相談を承ったといいます。

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保護者様の願いを反映し、個別支援計画では短期目標として「まずは言葉で気持ちや要求を伝えられるように。」という目標がは設定されました。
また、長期的には一つ一つの課題をこなすことで達成感と成功体験を増やして、お友達の自信になり、やがて積極的な学ぶ姿勢を培っていくことが掲げられました。

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4年半前、通い始めた頃のお友達は、送迎車の中でも大人しく座ってくれなかったといいます。
COMPASSに着いてもすぐに好きなオモチャの所へ行き、机に座るように促しても気持ちを切り替えることができません。
なんとか着座を促しても、たちまち姿勢が崩れ、集中できず、すぐ泣き始め、離席し、落ち着きなくあたりを走り回っています。
あの静かタイムも静かに振る舞えず、座ることそのものを拒否して暴れます。

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座れるようになることが何より大事なステップです。
どうすれば座っていられるのか、先生たちは工夫を凝らし、お友達と向き合います。
まずは、好きなオモチャを机で広げ、椅子に座って遊ぼうと促してみることから始めました。
好きなオモチャ遊びでも最初は数分しか取り組むことはできなかったそうですが、10分、20分と座って遊ぶことができるようになってきたところで、今度はオモチャからパズルや筆記具を持って線描や点描、ぐるぐるのなぞりなどを楽しく勧めていきました。
座って何かを行うということに慣れてきたと思えるようになると、次には口の体操や発声のトレーニングなど言葉の療育をスタートしました

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あれから4年半がすぎ、当初に比べると同じお友達だと思えないほど集中できるようになり、座ることも当たり前になってきたお友達。
何より机での課題を頑張って集中する姿を見せるようになってきたことは大きな変化です。
鉛筆で「書く」作業を当初は嫌っていたようですが、最近はプリントに向かって、それも穏やかに、静かに鉛筆を走らせる姿も見られます。

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爆発的な拒否もなくなり、先生の話に耳を傾けているお友達に、一つ一つの動作を落ち着いて行うことが増えてきています。
次第に理解して口にし始めた言葉が増え、挨拶や返事は正しく交わすことができるようになってきました。
まだまだ語彙数は足りていないものの、とてもクリアな音を発声できるので、先生もお友達も楽しく練習が進んでいるそうです。

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一朝一夕で別人になることはありませんが、決して無理をさせることなく、押し付けるのでもなく、できないが当たり前と言う状況から、そこにある可能性を開放していくCOMPASSの療育。
保護者様のご希望の域にはまだ道半ばというところですが、お友達の歩幅を大切に一歩また一歩と確かに進んでいることに信頼を寄せていただいています

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昨年まではオムツに尿や便が出ていても、伝えたりサインを示したりすることはありませんでしたが、最近はトイレに行きたいという意思表示のサインを出し始めていて、トイレで用を足すことが「お友達のできること」リストに加わりつつあるのだそうです。
また先日、先生から促されてからではありますが「〇〇先生、△△ください。」と上手にお願いできたお友達、先生は飛び上がるほど嬉しくて、またお友達の可能性が示されたことに確信と喜びを感じたといいます。

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これからも「今できないこと」を「できること」に。
日常の出来事を楽しくお話できるように、そして次に未来のお話が語り合えるように、COMPASSの関わりは続いていきます。
そう、お友達の可能性は確かに明るい未来へと広がっています。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 T 号棟
連絡先:087-864-5823
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2020年11月28日

No.1233 COMPASS高知.Jr 風水害への備え

No.1233 COMPASS高知.Jr 風水害への備え

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
先月末某日、COMPASS高知Jrでもお友達を交えて「風水害」を想定した避難訓練を実施しました。
土佐湾を挟んで弓状に広がる高知県。
台風の通過も多く、湿った気流が流れ込みやすいと言われ、全国で最も降水量が多い地域の一つです。
高知には年間2,000mm〜3,000mmを越える降水があり、このため河川の氾濫や内水氾濫などで洪水被害が起こりやすい地域と言われています。

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COMPASS高知Jrのある高知市では、山間部を中心として土砂災害が発生する危険箇所も多いと言われていますが、幸いなことにCOMPASSはどの事業所も土砂崩れによる建物の崩壊被害は起きにくい位置だと思われます。
ただ、少し離れてはいますが江ノ口川とさらに先に鏡川という河川があり、最近の九州などの大雨の事例を考えてみると油断するわけには行きません。

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この日の訓練は、まず大雨に対する知識や避難について参加するお友達と事前に学習です。
水害に備えるクイズ形式の本や、実際に発生した高知の大水害に関する記事や写真をお友達に見せたり解説しながら水害の怖さと「その時」がきたら、私たちはどう動けば良いのかなどの対応方法を一緒に学びました。
いつもと違う活動にちょっぴりソワソワした様子も見受けられますが、皆真剣に先生のお話に聞き入り、知っている防災の知識も積極的に話してくれたお友達もいたそうです。

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今回参加してくれたお友達は児童1人、放課後4人。
コロナによる飛沫感染を防ぐため、お話を聞くときは距離を一定に保つように椅子を配置、必ずマスクを装着し、不要なおしゃべりをしないお約束をしました。
そして勿論、手洗いとアルコールによる消毒を徹底して臨みます。

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今回は「避難勧告」が発令されたと想定、COMPASSから屋外に出て、安全に高台にある避難所へ避難するまでの設定です。
避難場所では点呼の上で訓示を行い、安全に配慮しながら事業所へ戻ります。

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事業所の外へ向かう際にはある程度予測していた出入り口での混乱もなく、比較的すばやく安全に避難場所まで向かうことができました。
ただ避難所では到着したことで気が緩んだのか、中には少しおどけてた様子を見せたお友達もいたのだとか。
点呼を済ませ、お友達の体や様子に異変がないかの確認を済ませ、元来た道を戻って行きました。

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こうして無事終わった避難訓練。
終了後のミーティングでは「「緊急連絡網」についてはお友達の情報など全てを更新しておくべきだった。」という反省点があり、これについては直ちに更新することで直ちに改善に入るそうです。

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「その時」どうするべきか、迅速に動くことができるか・・・もしも多人数がいたら? もしも他の事象も同時に起きたら? などと考えて行くと課題は尽きません。
ただ真摯に考え、訓練を繰り返し「命を守る行動」をしっかりと見据えてCOMPASSの訓練は続きます。

所在地:〒780-0925
    高知県高知市西町86-1
連絡先:088-855-9338
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2020年11月27日

No.1232 COMPASS中津Sweet 数と会話と身だしなみ

No.1232 COMPASS中津Sweet 数と会話と身だしなみ

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
お友達はCOMPASS中津に通い始めて1年と9ヶ月。
保護者様がCOMPASSに願っておられたのは、学習面の向上と、周りのお友達と楽しく関わりが持てること、そして日常生活における身の回りのことが自立できることでした。
保護者様の希望を反映した個別支援計画は、楽しく通ってもらうことが大前提ですが、まずご挨拶がきちんとできるように、そして基礎学力の向上を目指し、日常的な身の回りの整理整頓の習慣化を目指します。

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通い始めの翌月には小学校3年生になったお友達でしたが、比較的幼さが残るイメージがありました。
発する言葉にも幼さが目立ち、コミュニケーションが快活ではないためか、周りのお友達との関わりも消極的でした。
そして当然ながら勉強はどうやら大嫌いのようでした。

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さてお友達とのCOMPASSのスタートはまずは着座姿勢の矯正からでした。
綺麗な着座姿勢の意地は、学ぶために大切な体の準備だといえます。
お友達の場合、当初は着席しても準備した机では床に足が着きません。
足がぶらんとしたままで、次第に体が歪んでしまいます。
そのため低めの児童用の机を使用したり、足の下に台を置くことで改善を試みました。

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特に算数が苦手なお友達。
学校の教科書ではかけ算九九は小学2年生で、0を含むかけ算は小学3年生で習得するようになっています。
九九は計算の基本知識ですが暗記できていないため、当初は九九早見表で調べながら学習していきました。また、言葉の幼さは語彙の修得を進めることでカバーしていこうと、都度表現を伝えながら応酬話法を練習。
COMPASSの独自教材の日記や作文で文章作りにも熱心に取り組みました。

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1年半経った現在では、机も通常の高さのものでも姿勢が長時間保てるようになってきました。
修得が完全でなかった九九は、早見表を使うことなく暗記できていて、解答の時間も早くなってきているといいます。
日毎に、月を追うごとに来所してから靴をしまい、服をハンガーに掛け、カバンをしまい、学習が終わったら片付けるというルーティーンがごく自然に身についてきたお友達です。

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言葉のチョイスや会話の変化とともに気持ちを先生に伝えようとする様子を見せるようになってきたお友達。
保護者様はお友達の学習の成果が見え始めていることも、何より周囲のお友達に関心を持ち、積極的に関わろうとする様子を大変喜んでおられるそうです。

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繰り返し行われた九九をはじめとする学習でプリントが完成するたび、正しい答えが導かれる度に先生から褒められ、笑顔と自信を見せるようになってきたお友達。
これからは国語の学習でも漢字、文章の読み取りなど、次のステップへの学習の取り組みを開始していきます。

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ルーティーンで覚えた一連の流れだけでなく、身辺自立として、例えば鏡を見ての身だしなみを整えることや片付けをしっかり学んでいくように、自立した女性へと成長するようにとねがい、厳しくも温かく、優しく関わり、諦めない学びを続けていきます。

所在地:〒871-0016
    大分県中津市牛神町1-22-11
連絡先:0979-22-3078

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2020年11月26日

No.1231 COMPASS丸亀 旅立ちを誇らしく見送る

No.1231 COMPASS丸亀 旅立ちを誇らしく見送る

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
それは4年前の11月。
保護者様とやってきたお友達は、次の春に小学校へ就学する年長さんでした。

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保護者様から語られたのは「話をちゃんと聞いて行動できるようになってほしい。コミュニケーションの力を伸ばしたい。」と言うこと。
そして何より「学校の友達と仲良くして欲しい。学習でも力をつけて欲しい。」という深い愛と優しい願い。

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保護者様との話し合いの上で立てられた個別支援計画は「人との接し方や伝え方を身につけ、相手に合った言葉づかい、気持ちの切り替えや適切な言動ができるようにしていくと言うこと。」を軸に置きます。
更に「出来ることを増やして自信をつけ、学習への興味関心を広げ、自分で学習する姿勢を身につけること」を促していきます。
そのプランを達成すべく、基礎学力をつけながら集中力を高めるため「音読」「計算プリント」「社会性やマナーについての題材」「点つなぎ」「記憶力問題」などが課題として設定されました。

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通い始めた11月のお友達は、目移りしがちでした。
着座は出来るものの、ふらっと離席したり、課題と関係のない私語が目立ち、全く集中できませんでした。
集団活動や余暇の時間でも、自分の主張を何がなんでも通そうとして一切譲ることができないため、他のお友達とのトラブルになり暴言や他害行動もみられました。

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自由であることと自分勝手とは全く違います。
それが学習中であってもお友達は自分勝手に振る舞い、私語を続け、出されたプリントや課題に応じず、自分のやりたい事をやろうとします。
先生にも暴言、他害も目立ち、叱られても自分以外の何かのせいだと主張します。

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先生はそれでもお友達には正義感もあり、冷静に考えさえすれば正しい行動を導き出せる力があると信じていました。
そこで、お友達同士でトラブルになったときには自らを振り返らせてみます。
自分が間違っていたところ、相手の悪かったところは何だったと思うかなどを考え、ではどうしたら良かったか?と言うことをしっかり考えさせます。
初めは脈絡ない言い訳が出てきますが、次第に冷静に考えられるようになり、やがて答えに辿り着くまで先生は黙って静かに寄り添います。

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学習面でも数々の工夫を行ったそうです。
提示された課題への拒否を回避するため、得意な課題・好きな事と、不得意・苦手な事の二通り用意。
どちらを最初に取り組むかの選択を任せてみます。
大人でもこの選択肢がある場合、二択でも自由さを感じることができ、自分の選択には責任を持とうとする傾向を見せると言われています。
大抵お友達が選択するのは、まず苦手な事から取り組み、楽しい・得意な課題で終わるパターンでした。

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集中を導き出すためにも工夫が行われます。
負けず嫌いのお友達の特性を活かし、タイムアタックを試みます。
タイムアタックとは短い時間でクリアを目指すゲームの用語です。
タイムを測ること学習に導入すると、お友達はしっかり集中を見せたと言います。

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今、この4年間を振り返ると、最初の快活な性格を残しながらも当初の身勝手な自由奔放さはすっかり影を潜めてきました。
実は同じエリアにある運動療育が得意なNEXT、集団活動が得意なLinkと3つのCOMPASSを併用するようになり、環境の変化にも順応して、年上のお友達とも仲良く関わるうちに小さなお友達にも優しく接することができるようになりました。

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たまにトラブルがあっても間に入った先生の話に耳を傾け、冷静に考えて納得し、素直に謝ることができるようになりました。
集団活動においても静かに話を聞き、自分の主張ばかりではなく友達の話しを聞き入れられるようになり、コミュニケーションが円滑になっていきました。

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大きな成長ぶりは学習態度でもはっきりわかります。
少しずつできることが増えて自信を得られるようになると、学習意欲が芽生えて「もっと勉強したい!」と口にする事が増えてきました。
あれほど困らせていた療育中の離席は無くなり、目の前の課題が何であれきっちり集中して取り組めるようになりました。
本当は苦手な事、やりたくない事はあるはずですが、気持ちに折り合いをつけ、頑張ろうとしているお友達です。

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警察官になりたいという将来の夢ができて、今にも増して学習に対して意欲を見せるようになったお友達。
就学時は普通級でしたが実は2年生では支援学級になり、普通学級に戻って欲しい思いが強かった保護者様。
現在では再び普通学級に戻り、学校やCOMPASS以外の活動や剣道に打ち込んでいる事を保護者様はとても喜ばれています。
妹が生まれてからは保護者様の手伝い、妹のお世話を積極的に手伝ってくれるようになっているそうです。

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今月でお友達は受給者証を返納し、COMPASSも卒業です。
折り紙が好きで壁面の制作時はいっぱい折ってくれたこと。
菜園活動では積極的に水やりや草抜きを頑張ってくれたこと。
車を洗うお手伝いもニコニコで頑張ってくれたこと。
グループワークではリーダー的存在に成長し、他のお友達の話しを聞き入れ、話し合いをリードしてまとめる姿を見せてくれるようになったこと・・・

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思い返せば止めどなく溢れてくるこの4年の交流を懐かしく思いながらも、眩しい光へと巣立っていく後ろ姿を誇らしい想いで見送る先生たち。
幸多き素晴らしい未来を心から願って・・・

所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東2丁目75-1
連絡先:0877-85-3428
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2020年11月25日

No.1230 COMPASS大村 人との距離を測ること

No.1230 COMPASS大村 人との距離を測ること

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
お友達がCOMPASS大村に通い始めたのは、昨年の3月、翌月の4月から小学生という時期でした。小学校へ我が子が就学するにあたり、保護者様は「人との距離感」が気がかりなご様子でした。
興味があちこちに飛んでしまうため、集中して学習に興味を持って欲しいこと、また年齢に合った行動ができるようになって欲しいことが願いですと話されていたそうです。

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個別支援計画は「ひらがなに興味を持つ。お友達との関わり方を学ぶ。ルールを知る、身の回りのことは自分でできる。」という3つの柱を基本として設計されました。
お友達と一緒にお頑張る教材は、あいうえおのうた、あいうえおの絵本、ひらがなのおけいこ、月齢プリントのAから、という言葉に特化したものに絞り、言葉で理解し、言葉で考えて正しい行動が取れるように導いていきます。

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当初、お友達はまず着座ができません。
座ったとしてもほんの数分が限度でした。
余暇の時間に様子を見ていると、近寄っていくというより、ぐいぐい入っていくので、周りのお友達がびっくりしてしまいます。
落ち着きがなく走り、気づくと頭を叩いたり・肌に爪を立てたり、自分を傷つけてしまうお友達。

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やはり人との距離が最難関の課題でした。
人の心理的なテリトリーをパーソナルスペースと呼びます。
人はある程度の距離であれば問題なく触れ合えますが、一定の距離以上に踏み込まれると、不愉快になったり、嫌悪感を抱いたりしてしまいます。
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このテリトリーをあっさり超えてしまうお友達に、周りは困ったり後退りしたり。
これを見て先生はお友達を呼んで、何度もどうすれば気持ちよく触れ合えるかを話して聞かせます。
その時は神妙な顔で納得するのですが、みんなのところに戻った途端、同じパーソナルスペースを無視した行動をとってしまうお友達。
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再びお友達を呼んで、同じように楽しく遊ぶための距離感を伝えていく、わかったとお友達は戻ってまた同じことをする、また話して聞かせる・・・それを何度繰り返したことでしょう。
来所するたびに相手の許さない距離は踏み越えないようにというを話して聞かせ、実践する、よくできたら褒めてあげるという学びは継続して行われます。

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数秒で立ち上がり、集中できなかった学習。
ただ、学習に対してはやらないといけないことを理解していて、着座の時間はかなり伸びました。
今では1時間くらい頑張って課題を行う姿も見られ、無意味に室内を走り回ることも少なくなりました。
自分自身を傷つけたりする場面もすっかり見られなくなったと言います。
順番やルールを少しずつ守れるようになり、きちんと人の話を聞こうとする姿も見られるようになりました。

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最大の課題だった人との距離感については、完璧とまでにはいたりませんが、意識しながら行動することができるようになってきています。
最近では学習にも意欲を示し、思い通りにならないことがあっても我慢する様子も見せるお友達。
これからは学習の精度をあげていき、自分の管理するテリトリーについても、例えば自分のすべきことや持ち物の把握をすることで忘れ物をなくし、自分の学習課題について目標を立てて達成でき、精度を上げることができるようにステップアップを目指していきます。

所在地:〒856-0832 
    長崎県大村市本町259-1-2F
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2020年11月24日

No.1229 COMPASS高松Apple 声と行動の抑制のために

No.1229 COMPASS高松Apple 声と行動の抑制のために

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
春から高松のCOMPASSに通い始め、秋にAppleがオープンしてから移ってきたお友達。

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半年前に保護者様は「力加減や距離感がわかるように。」という感覚の成長を、「手を出す前に口で言えるように。」と言う会話の力の向上を、そして「気持ちが高ぶっても落ち着いた行動を。」という行動の前に考えることができる沈着冷静な判断力を希望しておられました。
保護者様のご意向に沿い、個別支援計画には「お友達とのコミュニケーション」と「自信をつけ、ひらがなや数字に自分から興味をもつ」ことを目指します。


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こだわりはなく、人懐こいお友達。
新しい環境への抵抗はなく、物おじする様子を見せずニコニコです。
その反面、自身の感情だけを優先し、周囲の状況が全く見えていません。

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手を出す前に感情を人に伝えられるように語彙を増やし、スムーズに口にするために活用する教材は「あいうえおのえほん」「絵カード」「月例プリント」「みつばプリント(ひらがなや数字)」などです。
根気を育てると同時に、手先指先の感覚を育てるための教材はお友達の興味を惹き楽しいと思えるものを多く取り入れます。

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何かを取り入れるためには、感情でいっぱいの入れ物の整理整頓が必要です。
知識を入れるだけでは、習得が定着し、自分で使うまでには至りません。
正しく使いこなせるように習慣化するためには、まず落ち着いて集中できること。
集中するためには着座姿勢の維持が大前提で、そうしてやっと目の前の課題に取り組む準備ができます。

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春の時点では着座姿勢が続かず、気持ちが高ぶるとふざけ、比例して声が必要以上に大きくなるようでした。
高揚した気分になると落ち着きを失い、声も驚くほど大きくなってしまいます。
それでも通い続けるうちに次第に着座して静かに過ごせる時間が長くなっていきます。

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1つできると手放しで褒めてくれることがもう嬉しくて、キラキラの笑顔を向けてくれるようになります。
やがて、ひらがなや数字に興味を示すようになり、積極的に「頑張る!!」と言いながら取り組む姿が見られるようになりました。

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少しずつ周りの様子が意識に入ってくるようになり、余暇の時間や集団活動で手探りながら周囲のお友達との距離感が掴めるようになってきました。
まだ時折テンションが上がってしまうときに声かけは必要ですが、すぐにはっと気づき、適度な声の大きさを意識できるようになってきたそうです。

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保護者様も楽しく通ってくれていることを喜んでおられると聞いています。
誰でも幸せな気分になるニコニコのお友達の笑顔をもっと色々な場面で見たいと願い、COMPASSでは少し先の未来での就学を睨み、ひらがなや数字のステップアップや、更に正しい姿勢の維持と集中ができるように導きを続ける可能性の先への歩みは続きます

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2020年11月21日

No.1228 COMPASS熊本 不審者への対応訓練

No.1228 COMPASS熊本 不審者への対応訓練

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本では、先月半ばに「不審者」への対応をする訓練が行われました。
少し前のことになりますが、相模原の某施設に侵入があり、多数の死傷者を出したことは記憶に新しいものです。

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熊本のHPでは「最近、子どもや女性への声掛け事案など不審者情報が多く寄せられています。二次被害等防止するためにも、最新の情報を収集し、対策を講じることが大切です。 」という告知もあり、COMPASSでは先んじて対応ができるように熊本県警察の配信する「ゆっぴー安心メール」によって不審者情報等を常に入手・監視しています。
また、マニュアルの整備と周知はもちろん、本部では全ての施設がモニターできるカメラを設置し、いかなる時でも速やかな対応ができるよう対策をしています。

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この日の訓練は「不審者発見⇨対応・お友達の安全確保⇨不審者への対応」までの一連の流れです。
まず、COMPASSの敷地内に立ち入り、カメラで窓から写真を撮ろうとする人物を発見。
これに対し、男性職員がブラインドを閉め、出入り口の施錠を再度確認し、不審者から見えない奥の安全な部屋にお友達を移動させます。 
お友達の移動を確認の後、男性職員2人で対応し、立ち退きを依頼。 
不審者が戻ってこないことを確認し、お友達を療育ルームへ戻します。

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今回参加したお友達は4名、先生が6名。
不審者役の先生はCOMPASS熊本東からお手伝いして頂きました。 
訓練はお友達に知らせず行ったので、急に先生が活動をやめて移動するようにと指示を出したことに驚いた様子は見られたものの、静かに落ち着いて奥へ避難できました。
先生達も概ね不審者への対応マニュアル通りの対応や行動ができました。

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今はコロナ禍の対応として、気温が低くなってきても換気のために窓を開けて療育が行われています。
このため、どの部屋も全ての窓が空いたままになっています。
常に施錠を行なっている出入り口は当然施錠していましたが、移動した先や使用していない部屋の全ての窓を施錠すべきだったという反省の声が上がりました。

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男性の先生が2人で不審者対応を行う際に、ブラインドが完全に閉まっていない状態で対応を始めてしまったことも反省点として挙げられました。
今回は素直に退出してもらえたものの、室内が見えるということは退出の説得がこじれた場合、不審者に隙をつく情報を与えることになってしまいます。

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今回は室内に不審者が入ってくる水際で対応ができたことまでで訓練終了となりましたが、次回以降の訓練では、室内に侵入されてしまった際の対応・関係機関への通報・お友達を誘導して事業所外への避難なども行なって行く予定にしています。

COMPASS発達支援センター熊本
所在地:〒861-8074
    熊本市北区清水本町22番34号
連絡先:096-342-4458

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2020年11月20日

No.1227 COMPASSしまんと 優しい願いを

No.1227 COMPASSしまんと 優しい願いを

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金曜日のCOMPASSです。
COMPASSしまんとに3年通っているお友達。
当初うかがった保護者様のご希望は「身辺自立ができるようになってほしい。コミュニケーションがうまくとれて、思いやりのある優しい人になってほしい。」という優しい願い・・・。

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保護者様の願いを受けた当初の支援計画は、言葉に幅を持たせ、他者とのコミュニケーションが取れるようになることや、指先の力をつけ、できることを増やすことを基本とし、集団活動でも相手の気持ちが理解でき、見通しを持って行動できるように導き、また、数に対する興味を促していきたいと設定されました。

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初めの頃はCOMPASSが大嫌いだったお友達。
環境に慣れず、集団に入ることも難しいため、お友達だけ別室で個室対応でした。
着座も続かず、ひらがなは名前の3文字だけ、数字は数えられますが、1と2しか書けなかったそうです。
そもそも書くために必要な握力や指先の力が足りていないお友達。
そのせいで筆圧も弱く、書いている文字がぼんやりで、はっきりしませんでした。

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当初から続けていた指先を使う様々なトレーニングは現在も続いています。
お友達の頑張っている機能訓練は、感覚運動(手のひらを使った遊びや四つ這いで歩いたり競争をする)や、指先の巧緻性訓練(手の尺側でビーズを握り、とう側で運動を行う)などを繰り返し行っています。
お友達には気が散りやすく集中力が長続きしない傾向があるので、特に継続した繰り返しが必要な指先の訓練では、アイテムをマグネットやコインなど毎回変え、飽きないように心がけたといいます。

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やがてお友達の時間軸にCOMPASSで過ごすという習慣が定着してきた頃、お友達に大きな変化が現れるようになりました。
ビーズを握ってコイン落としをする課題では、最初は1つしかビーズを握れなかったのですが、現在は3つ握ってできるようになりました。

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ご覧の通り、これも続けている日記でも筆圧が強くなり、はっきりした文字に。
そして何よりも大きな変化は、以前は嫌いなCOMPASSでイヤイヤやっていた訓練ですが、近頃は意欲を表すようになり、今日ビーズは?」などとキラキラした瞳で積極的な頑張りを見せるようになったこと。
最近保護者様からご相談があった箸の持ち方について、どう持つのか、どう動かすのかを始めたところだそうです。
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「筆圧が強くなり、文字を丁寧に書くようになりました。」と嬉しい感想を伝えてくださった保護者様。
話し合いの結果、何度目かの見直し・更新が行われた現在の個別支援計画では、文字を丁寧に書く、文章が書けるように、また会話や文章の正しく伝わる表現方法を身につけることを目指しています。
苦手だった数字への取り組みでは、10までの足し算が解けるようになること、落ち着いて計算することも設定されています。

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お箸の訓練では小さなものまでしっかり綺麗な持ち方で掴めるように、手の訓練では「はさみ」などもうまく使えるように頑張っています。
豆粒を掴むことから伝わる文章に至るまで、今のお友達の頑張りは全て実りとなってお友達の人生に大きな火を灯すことでしょう。
その日をしっかり見据え、優しい目を向けるようになったお友達の側で、COMPASSはつかず離れずともに歩みを進めていきます。

所在地:〒787-0013
    高知県四万十市右山天神町4-31
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2020年11月19日

No.1226 COMPASS中津 機会を捉えて

No.1226 COMPASS中津 機会を捉えて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS中津に2年前の秋から通い始めたお友達。
「初めてのこと、見慣れない場所」にはいつも気持ちが落ち着かず抵抗を示していました。
保護者様は、公共の場などでも落ち着いて行動できるようになってほしいとご希望で、コミュニケーションにも課題があるため、語彙力や対応力の向上も願っておられました。

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個別支援計画では学習や遊びの場面でも切り替えができ、落ち着いた行動が取れるように、また周囲へ自分の言葉で要求を伝えられるようにと設定されます。
座って意識を目の前の学習課題に向けることがまずは大事。
そこで選択された教材は、着座して行う「みつばプリントA-1」「ひらがなのうた」「絵カード」「シール貼り」「ひらがな型はめ」「ひらがなカタカナ漢字練習」「アルファベット」などです。

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通い始めたのはちょうど小学校への就学まで半年を残す頃でしたが、お友達は着座ができませんでした。
一旦座れたとしても、落ち着かない様子ですぐに離席です。
話しかけたことには、大抵オウム返しが返ってくる状況だったそうです。

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集中にはムラがあり、その日の気持ちや体の疲れ具合によっては一切先生の促しを聞き入れないこともあったのだそうです。
色々と創意工夫を行った結果、お友達が興味を持った学習教材からその日の療育をスタートすると、指示を受け入れやすいことが判明。
一人一人違う形の適した学習方法を見つけることも大切です。

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月日は流れ、COMPASSに通うことや座って学習課題を行うことは、もうお友達の中で普通のことになっていきました。
会話の上達については、あらゆる機会を逃さず答えかたを学ぶ機会をどんどん作りました。
今日よりも明日、明日よりも明後日、半年後と次第におうむ返しだけではなく聞かれたことには少しずつ答え始めています。
以前は黙って教材を持ち出していたのですが、こちらが問うと「ください」「貸して」が言えるようになっています。

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「これ要りますか?」と先生
「・・・ください。」とお友達。
「はいどうぞ!」と渡す先生。
「ありがとう。」とお礼まで言えるようになりました。

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ひらがなをマスターし、今は漢字で自分の名前を書けるようになりました。
歌うことが大好きなお友達、好きなアルファベットの歌がきっかけになり、自分からアルファベットに興味を持ち始めたといいます。
自分から「学びたい」という意欲を見せ始めたお友達。

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お友達の頑張って得た知識や経験は誰にも奪えない宝物です。
新しいことを知る喜び・・・楽しい、嬉しい、大好きという素敵な感覚を、まだ未発達なコミュニケーションで確かに感じているお友達。
この機械を逃さず、学ぶ機会を増やし、よりスムーズな会話を通して気持ちの交流ができるよう願い、より良い未来への支援は続きます。

所在地:〒879-0123
    大分県中津市大字田尻1164-1
連絡先:0979-64-7108

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2020年11月18日

No.1225 COMPASS中讃センター イライラの特効薬は・・・

No.1225 COMPASS中讃センター イライラの特効薬は・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
中讃センターにお友達が通い始めたのは今年の4月。
保護者様いわく、ご家庭では特に兄とケンカになりがちで、思い通りにならない場面では泣き喚くなど感情のコントロールが難しいというお友達、保護者様は毎日毎日の対応に困惑されていた様子です。
そんなお友達が我慢を覚え、集中力が身につき、スムーズな会話ができるようにと願いを語っておられました。
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利用開始の春の個別支援計画には、基本的な生活習慣を身につけ、集団の中で友だちと一緒に仲良く過ごせるように、また、発声練習に取り組み、話せる言葉を増やしていくことが目標とされました。
お友達は落ち着きがなく、思い通りにならないと度々怒りを表します。
発語は少なく不明瞭さも相まって、言いたいことが伝わりづらいようでした。

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発語がスムーズになり、語彙を得てコミュニケーションができれば、次第に癇癪を起こす必要がないと理解でき、次第に怒りの爆発が鳴りを潜めていくに違いありません。
そのためには、座って集中できるように教育課題には着座練習からです。
そして発声の練習、絵本読み聞かせ、絵カードなどの言葉へのトレーニングや、高知性を高めるためにスナップ・ボタンの付け外し、パズル、スプーン・補助ばしの練習、棒通しなどの緻密な運動の訓練が行われました。

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とはいえまだ3才。
なぜ?どうして?面白くないこともやらなくちゃいけないのか?そんな理屈は難しくて・・・好きな課題以外は集中が続きません。
好きじゃない課題が出ると、癇癪を起こしたり、時には着座すらしなかったそうです。
振り下ろした手をあげるのは大人にとっても難しいもので、お友達も嫌だという態度を軟化させることはありません。

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それでも月日が経つにつれ、先生の話に耳を傾けられるようになってきました。
座るように促し、怒りが鎮まるまで待ち、やるべきことがわかるまで話しかけ、ひと言を、1音を発するだけで大喜びで褒める先生。
次第にCOMPASSの日々に慣れて行くにつれ、先生の言葉から伝わる想いが優しくお友達に浸透していき、促されると素直に切り替えられるようになっていきました。 

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そして迎えた3つ目の季節。
座れるようになると、わかることが増え、褒められることが増え、次第に学習課題が面白くなってきたようで、離席せずに待てたり、集中して取り組んだりできるようになってきています。
発音に不明瞭さはまだ残るものの、語彙が増え、少しずつ簡単なやりとりができるようになってきました。

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お友達にとってイライラの特効薬は、諦めない声かけと促し、繰り返しできるまで粘り強く関わることでした。
肌寒い季節になり、お友達の癇癪や、何が何でも我を通そうとする姿は、周りのお友達と一緒に言葉を交わしながら笑顔でおもちゃで遊ぶ様子を見せてくれるようになりました。

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これからはもっと活動を通じて興味や関心を広げられるよう、経験を積み重ねることで成長できるように成長を促し続けます。
集団生活を通してルールやマナーを身につけ、スムーズなコミュニケーションを目指して2度目の春へと向かいます。

所在地:〒763-0082
    香川県丸亀市土器町東4丁目780
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2020年11月17日

No.1224 COMPASS丸亀Wish こだわりが緩やかに解け・・・

No.1224 COMPASS丸亀Wish こだわりが緩やかに解け・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASSに通い初めて2年め、小学生になった4月からはWishに通い始めたお友達。
保護者様は「環境の変化に順応でき、大きな集団で過ごせるようになってほしい。」と話されていました。
また、言葉で自分の気持ちを伝えられるようになってくれたら・・・とも希望しておられたそうです

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通い初めの頃は、なかなかCOMPASSという新しい環境に馴染まなかったといいます。
初日は、泣いて泣いて・・・なかなか入室すらできませんでした。
トイレへ誘ったのですが、促されたときには行けず、その場でいきなり脱いで部屋の床にしてしまうお友達。
場所にも人にも馴染まず、周りに人がいると集中できない為、別室で1対1での療育です。
素直に着座はするものの、興味のある教材での5分程度の頑張りがその時のお友達の限界のようでした。

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お友達の個別支援計画では総合的な成長を目指し、発語が増えて話せる言葉を増やすこと、集団行動を通してルールやマナーを学ぶこと、生活動作を身に着けたり基本的生活習慣を身に着けること、そして数への興味を引き出していくことが目標に設定されました。

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とにかく「初めてのもの」に対する抵抗がひどく強いお友達。
初めて提示される教材については勿論、教材の順番、色の順番、席の位置に至るまで少しでも変わると難色を示します。
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そこで、馴染みの教材からスタートし、気分が乗ってきた頃からは、新しい教材にもさほど抵抗をしなくなることがわかり、状況を見ながら新規教材を挟んで学習を進めるよう工夫しました。
また、COMPASSでは学習の始めと終わりのご挨拶から始まりますが、お友達のご挨拶は「お願いします!」が語尾の「・・・す。」や「・・・ます。」だけしか出てきませんでした。

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春から秋へ、そして冬になり、人がいない所でしか集中できず、個室学習だったお友達は、皆と同じ部屋で学習できるようになりました。
その学習も好みの課題でやっと5分だったのが、10分、15分と伸びていき、今では40分集中できるようになりました。
きちんとトイレに行って用を足せるようにもなりました。

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発語や語彙の獲得は頑張っているものの、要求はまだクレーンで伝えています。
しかしながら変化は見られ、先生のあとに続いて「だして!」など復唱できる言葉は増えおり、「ちょうだい」「ありがとう」なども場にあった発言は見られ、学習の始めと終わりにも「お願いします。」「ありがとうございます。」と、ハキハキとご挨拶ができるようになりました。
ひらがなにも興味を持ちはじめ、自分の名前が書けるようになりました。

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通い始めてしばらくは周りと馴染めず、一人遊びばかりだったお友達。
今は療育後の余暇の時間に他のお友達が行っている遊びに興味を持ち、次第に一緒に遊ぶ姿を見せるようになってきました。

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集中してアイロンビーズを完成させられるようになったお友達。
以前、他のお友達が取り組んでいたアイロンビーズを机から払い落としていた同じ人物とは思えません。

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今芽生えた「知りたい!」という成長のカケラ。
通うたびに少しずつ剥がれていったこだわりの甲羅の代わりに柔らかな順応の兆しを身につけ、気持ちも緩やかになるように、まだ知らないものへの興味・関心が生まれるように、そして何よりもみんなで活動するキラキラした幸せな達成感を得られるようにと集団活動への促しを続け、お友達の世界を広げていきます。

所在地:〒763-0091
    香川県丸亀市川西町北2034-2
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2020年11月16日

No.1223 COMPASS武蔵新城 抱っこから歩行へ、会話へと

No.1223 COMPASS武蔵新城 抱っこから歩行へ、会話へと

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
それは2年前、保護者様はお友達への深い想いを武蔵新城で語られていました。

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2歳になろうかという時期でしたが、お友達は服の着脱をやろうとしません。
決して譲ろうとせず、誰かとおもちゃの貸し借りもできません。
叱っても本人はケロッとしていて笑っていて、保護者様は『ダメ』の理解が出来ているのかを不安に思われているのだそうです。

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個別支援計画には語彙を増やし言葉を発達させること、衣類の着脱ができるようになること、 トイレトレーニング 、そして周りのお友達と楽しく関われるようにという保護者様の願いに沿ったものが設定されました。
お馴染みの「あいうえおの絵本」「絵カード」「指先を使う機能訓練(ひも通しなど)」「生活訓練(着替え練習、スプーン、コップ)」などの教材を使い、楽しみながら成長できるよう支えていきます。
トイレに行くにも自分でズボンを履けるようにと衣服の脱着を教えてみますが、合点が行かない様子。
そこで、衣類の着脱のやり方をお人形と一緒に頑張ってみるように工夫してみました。

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週に2回通うことになったお友達、保護者様と別れるのが辛くて毎回泣き始めてしまうので、泣き止むまで抱っこするしかありませんでした。
歩くことができずハイハイをするのですが、少しの距離しか移動できません。

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発語はなく『あー、あー・・・』としか発することはできません。
コップから水も飲めず、スプーンも使えず、席についても姿勢が崩れ、着座姿勢が保てないという状況が日々続き、悪いとわかっていて悪いことをしてしまい、先生が叱っても笑ってふざけてしまいます。
それでもお友達と先生との諦めない挑戦は、続きます。

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あれから2年が経ち、泣き顔はすっかり封印され、COMPASSに笑顔で来れるようになったお友達。
ハイハイから自力で歩けるようになり、着座して課題に取り組めるようになりました。
自発的な発語がみられるようになり、少しずつ語彙も増え、会話のやりとりができるようになり、叱られた時は反省の様子で「ごめんね。」と言えるようにもなりました。
次第に言葉が溢れるように出てきて、2語文も話せるようになりました。

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「イルカさんどこで見たの?」 と先生。
「水族館でパパとママと見たの。」とお友達。
「花火見たことある? 」と先生。
「パパとママと見たの。怖かったの。」とお友達。
こんな嬉しい会話が先生たちを笑顔に誘います。

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お人形での着脱を頑張って、ただいま絶賛トレーニング中。
先生が少し補助をしますが、自ら着替えようとするようになり、ズボンや靴下を引き上げる時に親指を上手に使うようになってきました。 
みんなで楽しく遊べるようにという課題には、例えばおもちゃの貸し借りは先生が橋渡し。
『順番に使うよ?』と声をかけると、素直に貸せるようになってきました。

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2年前にできなかったことが、少しずつ嫌いでなくなり、楽しくなって、できるようになってきたお友達。
挑戦し続けている指先の機能訓練を継続し、ひとりで衣服着脱や食事が完全にできるように目指しています。

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言葉はお友達の武器になる大事なものです。
もっと多彩な表現ができるように語彙を増やし、気持ちを伝えられるようにと願い、経験と言葉を紡いで行く支援を続けます。

所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
連絡先:044-948-8481
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2020年11月14日

No.1222 COMPASS高松 地震への備えでは

No.1222 COMPASS高松 地震への備えでは

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松で行われた今回の訓練は地震から命を守ることでした。

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訓練にあたり、持ち出し用品の確認、ハザードマップ の確認、避難経路の確認などを始めとして、お友達みんなに地震のことや避難するときの注意事項などをしっかり打ち合わせを行いました。

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今回参加したお友達は放課後デイから4名。
事前学習は ⭕️ ❌ クイズ形式で、地震のこと、訓練について大切なことや理解度を確認します。

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訓練がスタートすると、スマホの緊急地震速報アラームがけたたましく地震を知らせます。
先生はすぐに机の下に潜るよう指示、ドアを開け、安全を確認しながら動線の確保。

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かなりの激しい揺れを想定し、机の脚を掴み、体を縮めて揺れが収まるまで待ちます。
揺れが収まったことを確認し、速やかに施設から退出です。

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このとき事前学習した「おさない、はしらない、しゃべらない、もどらない」を意識して施設外へ。
先生たちはヘルメットをかぶり、担当者は予め用意されていた「持ち出しリュック」を持って避難。
お友達皆は、めいめい防災頭巾を着用し、先生の指示に従い、駐車場で待機です。

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今回もコロナ禍での訓練です。
室内では窓を全開にし、マスクを着用、できるだけ三密を避け、大声で喋らないなどルールを守ることをしっかりお約束。
また屋外に避難をするので、訓練終了後は手洗い・うがいとアルコール消毒を行いました。

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一通り訓練は無事終わり、終了後のミーティングへ。
訓練ということで気分が高揚したお友達、スマホから聞こえた地震を知らせる音にふざけてしまいます。
声をかけて静かに速やかにと指導をすると、おふざけは治まりその後は速やかに避難ができました。

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この反省を踏まえて、次回からは通常の療育活動でいきなり慣らすようにして、緊張感のある訓練にすべきではないかとの意見がありました。
室内から出る時の靴について、今回の訓練では各自履くことはできましたが、実際の地震でそんな余裕があるのかどうか疑問です。
前の道路を渡って駐車場に行くので、日中は裸足で過ごしていることを考え、ビニールシートや、スリッパなどの準備も必要かもしれないと感じたそうです。

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また、今回参加したお友達はアラーム音や防災頭巾を被ることでトラブルは起きませんでしたが、中には音に敏感な他のお友達やマスクや帽子を極端に嫌がるお友達もいるため、全てのお友達でどうなのかを知っておく必要があるのではないかという意見も出たそうです。

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たくさんのCOMPASSがある香川県では、地震・津波を「正しく知り」、「正しく判断」、「正しく行動する」ために、平成25年3月から平成26年3月までの間に、4次にわたり、南海トラフ地震等の被害想定を策定・公表しています。

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常に情報を更新し、今後もいつ起きるかわからない自然の脅威に対して、命を守るために考えられる最善の対策で備えていきたいと思います。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 T 号棟
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2020年11月13日

No.1221 COMPASS.Jr 今日はCOMPASSの日!

No.1221 COMPASS.Jr 今日はCOMPASSの日!

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
児童発達を経て、COMPASS.Jrには1年生になった4月から通い始めて8ヶ月目です。

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保護者様の願いはコミュニケーション能力を高めること、善悪の判断ができるように、ひらがなを書けるように、そして数やお金の計算の力の向上でした。

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保護者様のご希望に沿って、お友達の将来のために立てた計画。
それは、時間を見ながら声掛けを行い排泄の自立を促すこと、着座する時間と姿勢の維持を促すこと、日常
会話を正しい発音でできるようになること、鉛筆の持ち方に気を付けながら平仮名の読み書きができる様になること、そして数量はまず5までの数の認識や数量把握があげられました。

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通い始めた頃は着座が難しく、足を椅子の上に上げたり、離席が目立ったり。
先生が言っていることは理解している様ですが、お友達の言葉は不明瞭で、明確に言いたいことが伝わりづらかったそうです。
思っている様にならないと、大声を出したり、衝動的にものを投げたり、壁や机を叩いたりと怒りをぶつけていました。

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COMPASSの児童発達からJr.多機能に移ってきたお友達ですが、児童の時から関わってきた先生を見つけるとすぐに落ち着き、スムーズに活動に入れたそうです。
ですが、静かタイムが始まると、速やかに着座することも、静かに座っていることも難しく、気に入らないことがあれば、手元にあるものを投げ、机や壁に落書きが始まります。

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そんな中始まった言葉を育てるトレーニング。
正しい口の開け方、音の出しかたを学び、口唇を使って一音ずつ発音していきます。
その結果、綺麗な発音に近づいてきて、伝わりやすくなってきたと言います。
生活面も少しずつ習慣が定着していき、到着後、それが当たり前の様に声掛けをしなくてもトイレに行く様になりました。
月日がお友達を変えていき、座ることもそこで課題も嫌がらなくなってきました。

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先生やお友達の名前を覚え、仲良くコミュニケーションが取れるようになってきました。
以前はプリント1枚終えることも難しかったそうですが、今では4〜5枚は取り組める程しっかり集中しているお友達の姿が見られます。
ひらがなも上手になぞれる様になり、自分の名前もひとりで書ける様になりました。
苦手だった数の認識がすすみ、数字を書ける様になり、1〜10までの数字は理解して、数量と数字をしっかり言える様になりました。

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ご自宅でも「今日はコンパスの日!と、笑顔で通所しています。」と、保護者様からお友達がCOMPASSを楽しみにしている様子をお聞きしたことが、先生達にとってお友達の成長とともに、とても嬉しかったといいます。

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これからは文字を完全に読んだり書いたりできる様になり、語彙を増やし、会話も、文章を書くことも、もっともっとレベルアップして広がりを見せる様に導い行ける様に関わりを継続していきます。
幸せな明日へと続く道を、ご家庭とお友達とCOMPASSの二人三脚で、一段ずつステップを踏みしめ、もう一歩、もう一歩と進んでいきます。

所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288
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2020年11月12日

No.1220 COMPASS小倉北 笑顔までの根比べ

No.1220 COMPASS小倉北 笑顔までの根比べ

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS小倉北に昨年の春から通っていた現在年長さんのお友達。
お友達は、じっとするのが苦手。
時折奇声をあげたり、落ち着かない様子でソワソワ、うろうろ・・・ちっともじっとしていません。
待っててとお願いしても待てず、意に沿わないと怒って物を投げたりと、保護者様を困らせていました。

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保護者様の困りごとを解決し、お友達の素晴らしい未来のためにと考えられた個別支援計画。
語彙力を育み、発語を増やし、他のお友達との触れ合いを楽しむことを目指し、次いで気持ちを言葉で表現することで衝動的な行動を抑えていこうと、会話のやり取りをしっかり学んでいきます。
確かにお友達のこだわりは強く、自分の容認したこと以外断固拒否。
ウロウロして落ち着いて座っていられません。
ほんの少し座る位置が変わったり、ドアが開くとすかさずバタン!とドアを閉めてしまったり・・・自分のやり方やルールがずれると納得せず何回もやりなおします。

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お友達が発する言葉は気に入っている幾つかの単語だけ。
プランに沿って選択した絵カード、スケジュール表、あいうえお唱和、ひらがなおけいこ、月例プリント、数のおけいこなどの教材を目の前に置いても興味がないことには取り組めません。
機嫌よく課題を頑張っている様子に先生が褒めると、褒められたことも気に入らず、怒り出してしまいます。
学習で気に入らない課題であったり、余暇の時間に遊んでいたおもちゃに他のお友達が触ろうとしたり、好みのおやつが出なかっただけでも機嫌が悪くなり、奇声を発し、物を投げたり、癇癪を起こして大声で泣き出すお友達。

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そうなると切り替えが出来ず、クールダウンにだいぶ時間がかかります。
誰かのルールを受け入れられる様になると、お友達の成長もスピードが増すはずだと考えて、投げられたものを拾い、座る様に促し、穏やかに叱り、優しく振る舞う様に何度でも何度でもお手本を見せて伝えました。
こうして毎週、毎週、お友達のCOMPASSは、いわば根比べの日々が続いたと言います。

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お友達と学び始めてから1年過ぎた頃、COMPASSの全ての席は、どれもお友達の指定席になりました。
静かに着座して、ひらがなおけいこ等、読み書きにスムーズに取り組む姿を見せています。
お友達みんなをよく見ていて、集団活動でも他のお友達の参加を待てる姿、笑顔でおもちゃの貸し借りができる姿がみられます。
それ以上に、一緒に行動をしないお友達に注意する姿までも見せる様になっているのだとか。

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COMPASSに通い始めて1年と7ヶ月目。
信頼関係がお友達を変えていき、あれほど見せていた自分ルールへのこだわりがほとんど鳴りを潜め、気持ちを伝える喜びが発語を増やし、成長を後押ししてくれています。
お友達は、先月から新しく開所したCOMPASS井堀に通うことになりました。
新しいCOMPASSでも継続した言葉と会話への取り組みと、いよいよ迫ってきた就学に向けてしっかりと手を取り合って成長への歩みを進めます。

所在地:〒802-0062
    北九州市小倉北区片野新町1丁目3-53 おかたビル1F
連絡先:093-931-8438
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2020年11月11日

No.1219 COMPASS唐津 笑顔から会話への道を

No.1219 COMPASS唐津 笑顔から会話への道を

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS唐津に通い始めたお友達、今月の半ばで4ヶ月目に入ろうとしています。
保護者様からうかがったお友達の困りごとは、発語がなく、指しゃぶりや服の噛み癖、ひとりでトイレができないこと、そして、興奮すると大きな奇声を上げてしまうことなどでした。

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言葉を得て、会話につながるように導くこと、人との関わり方を知り、自分の気持ちを言葉で相手に伝えることができるようになるように目指した個別支援計画が立てられました。

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始めの頃は、気持ちよく参加できる活動の許容範囲は極端に限られていました。
落ち着いて集中ができるようにとまずは着座を促すのですが、机に着くまでにかなりの時間を要します。

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普段、COMPASSに着いたらどのお友達もご挨拶、検温、カバンをしまってからトイレに行きます。
ところが、お友達はトイレを極端に嫌がっていました。
オムツを見ただけで、この上なく不快な表情で顔を歪め、全力で嫌がります。
また、生活面だけでなく学習にしても相当なこだわりがあり、前回と同じ内容・同じ教材でないと受け付けてくれませんでした。

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スムーズな発語のためにはいくつかの要素と過程があり、例えば口腔の形、耳の聞こえ、息を吸ったり吐いたりする力、口輪筋の未発達と並行して沢山の言葉のシャワーを充分経験することが必要です。
お友達には吸ったり吐いたりする力を付ける遊びとして、吹き戻しが選択されています。
座って行うプリントも、点描、線を引く、シールを貼るなどから始め、だんだんとひらがなのプリント、絵カード、数字カードに移行していきました。

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当初は、口頭だけでの指示は入りにくいため、トイレまでの道順を床にテープで矢印を貼るなどして誘導の工夫をします。
絵で見て理解することから始めましたが、次第に口頭での説明も何度も繰り返すように言葉による反応を得ようと努力していきました。

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そして3ヶ月たった今、オムツ換えのときは、自らトイレに入らないまでも、促せば所定の場所脱ぎ履きできるまでに流れを掴んでくれるようになりました。
決まった教材、決まった手順しか受け付けなかったところから、学習の教材も、いろいろな教材を柔軟に使用できるようになりました。

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毎日発語の練習は続けていますが、音は出ないまでも真似て口が動くようになってきました。
「はい!」のときは手を上げ、「いいえ」の時に首を振るなど、以前なかった意思表示が見られるようになりました。
そして言葉にはならないまでも、声を出して笑うことも増えてきました。

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この変化に保護者様も大変喜ばれ「困りごとについてもアドバイスを頂けたり、学習内容も参考になります。いつもありがとうございます。」とお言葉を頂いたといいます。

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これからは口元からこぼれる笑い声だけでなく、楽しい!、嬉しい!、悔しい、悲しい・・・とお友達の心の声を言葉で聞けるように、会話へつながる道を目指し、もっとできることが増えていくように継続して支援を続けていきます。

所在地:〒847-0821
    佐賀県唐津市町田1丁目8-5前田ビル1階101
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2020年11月10日

No.1218 COMPASS熊本東 その口元には・・・

No.1218 COMPASS熊本東 その口元には・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS熊本東のお友達は通い始めて4回目になる穏やかな秋を迎えています。
極端に早口な上にかなり発語が不明瞭で、相手に理解しづらい言語のように聞こえがちなお友達。
保護者様は、理解できるよう言葉が伝わり、会話ができるようにと願い、また身辺の完全自立を希望しておられました。

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そこで個別支援計画では、聞き取りやすい音量と発語のペースを掴むこと、また他者との距離感やルール身に付けることを目標とし、口腔体操、絵本の音読、COMPASSのプリントや日記、ひらがなカタカナの読み書きなどを採択しました。
また巧緻性を伸ばし、集中を身につけるカリキュラムとして、作業学習(袋詰め、組み立て、分類)も取り入れました。
仲良く楽しく行動して欲しいと、集団活動や静かタイム、マッチングなどで認知の向上も目指します。

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こだわりの傾向、苦手なものへの抵抗は殊の外目立っていたといいます。
初めての人や場所、大きな音に敏感で苦手意識が強く、表情が固まり、ピタッと動けなくなる場面も見られました。
やはりゆっくり話してねと促しても、お友達はやっているつもりなのでしょうが、私たちには不明瞭かつ早口で聞き取ることができません。

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これまでもたくさんの言葉を聞き、語彙にふれて内言語はたくさんあるようで、こちらの言葉は理解できていて、指示もわかっています。
全部をバランス良く折り目正しく行えませんが、イメージに向かって頑張ろうとする姿勢はいつもお友達のなかに見ることができていました。

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COMPASSでは諦めない療育が信条です。
お友達とも4度目の夏を見送り、4度目の秋、そして冬を迎えようとしていますが、この間「粘りと繰り返し」を続けていきました。
忘れがちだった日常も
スケジュール表を使うように工夫をしてからは、療育内容を自分で確認して見通しを持って取り組めるようになりました。
日常の身辺自立がほぼ完成形に近づいていて、トイレも1人で完璧に済ませられるようになりました。

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難関だった言葉の問題には、ゆっくり話すよう繰り返し繰り返し声かけをおこないます。
その結果自分の早口に気づき、相手にちゃんと伝えようと意識をし続けるようになり、早口にならずに話せているのだそうです。
応酬話法もかなり上達してきて、質問にへの回答がはっきり伝わるようになってきました。
突発的なこと、初めての活動に対しても抵抗感は見られず、まず見通しを立てることでスムーズに取り組めるように成長しています。
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お友達は現在高校2年生。
これからは就労に向けた活動へと学習の幅を広げ、将来の職場でスムーズに仕事をこなすための1つ1つの段階を経て、最後まで頑張るための活路が開かれるよう共に頑張ります。
優しい言葉がこぼれるようになったその口元に、もっと笑顔が広がるように願って・・・

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    熊本市東区渡鹿8丁目922
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2020年11月09日

No.1217 COMPASS樟葉 伝えたかった想いが

No.1217 COMPASS樟葉 伝えたかった想いが

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS樟葉の年長さんのお友達は今月で通い始めて4ヶ月目に入りました。
保護者様が気がかりだったのは「数の認知」で、数に関する力を向上させてあげたいと相談されたそうです。
発語はあるものの不明瞭でひどく聞き取り辛いのだそうで、言葉の成長も願っていらっしゃいました。

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COMPASSでも保護者様の希望にそって「言葉の発達、語彙の増加、滑舌の向上、数の理解」を目標の軸に据え、就学までの期間を1つの区切りと捉えて「数字の理解、ひらがなのなぞり書き、かずのおけいこ、プリントA3、絵本の音読、発声練習、ひらがな50音の書きとり」などが学習課題として設定されました。

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お友達は発語はあるのですが、その声が小さい上に発音が不明瞭、大変聞き取りづらかったそうです。
伝えたい想いはあるのに緊張や人見知りで、初めのご挨拶のひと言も聞かれることはありませんでした。
きっとこれまでに聞き取れなくて聞き返されたりという経験がたくさんあったのかもしれません。
自分の発語に自信がなく、何か言いたいことがあっても言えず、何かい言いたそうに先生の目を見つめるばかりだったといいます。

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発語の練習をお友達はかなり頑張っています。
当初のお友達には発語の訓練中に「大きな声で!」と促され、頑張ろうとしますが、なかなか相手が聞き取れる大きさになりません。
プリントなどの課題を終えると、周りのお友達は「終わりました!」と担当の先生に伝えます。
お友達も終わったと伝えたいのですが、お友達の出したい言葉にはならず、先生の肩をトントンと叩いて知らせるだけでした。
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数字に関しては感覚を育てることに注力しました。
数の対比などでは、間違っていることになかなか気が付かず、気づくまでに時間がかかりました。
ヒントを与えて促すと、すぐにハッと間違いに気づいて直ちに修正できるという柔軟さはありました。

お友達がCOMPASSに通い始めた夏から冬にかけてこの4ヶ月本当にみっちりという言葉通りの頑張りを見せたお友達。
小さく不明瞭だった発語は、1音ずつ明瞭にはっきりと出せるようになりました。
今では、絵本の音読をしても大きくはっきりと伝わる声で、1音ずつではなく、音が組み合わさった単語の発声ができるようになりました。

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1:1、数字と量や大きさの対比。
課題だった数字の感覚を掴むために、おはじきや棒や積木や・・・色々なもので経験を積んでいきます。
秋になる頃には1から10までの数字のカードを見て、その横にその数の分のシールを正しく貼れるように理解が進んできました。

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ご挨拶がしたいのにどうしても言えず、玄関先で立ち往生していたお友達。
今はCOMPASSのドアを開けると、笑顔で「おはよう」「さようなら」ときちんと挨拶してくれます。
春には小学生になるお友達。
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これからは就学に向けてもっと語彙を獲得し、会話力へと表現力へと言葉の力を伸ばし、数の理解の成長を引き続き促しながら、並行して基礎的な学習能力へと繋げていきたいと思います。
伝えたかった言葉から始まり、自分が「できる」ことに気付いて自信となり、もっともっと笑顔が増えるように願ってこの歩みは続きます。

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    大阪府枚方市船橋本町2-9-2 ペブルコート樟葉102号 
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2020年11月07日

No.1216 COMPASS高松.Jr 地震へ備える第一歩

No.1216 COMPASS高松.Jr 地震へ備える第一歩

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS高松Jrでは、地震を想定した避難訓練が行われました。
先月30日に発生したトルコ・ギリシャ沖地震では地震と津波で被害の規模が更に広がりつつあります。
香川県が被災地域となる地震の記憶に新しいところで1995年の阪神淡路大震災、2000年の鳥取県西部地震、2001年の芸予地震、2013年の淡路島付近を震源とする地震、2014年の伊予灘を震源とする地震はどれも高松に震度4以上、香川県全体では死者や怪我、家屋の倒壊などをもたらしました。

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今、備えるべきとされている南海トラフ沖地震の想定は、想像を絶する規模だと言われています。
同じエリアが震源の1946年の南海地震では、M8という規模で、全体で死者1,362人、行方不明102人、負傷者2,632人、家屋全壊11,506戸、半壊21,972戸、 焼失2,602戸、流失2,109戸、浸水33,093戸等、本当に甚大な被害だったと想定を大きく超える被害をもたらしました。

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少しでも地震の知識を得て、子どもたちの命を守る行動を速やかに行えるようにと願い企画された訓練は10月の半に行われました。
今回参加したお友達は、児童から4人、放課後デイから2人です。

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まず、地震避難訓練の紙芝居を読み、避難訓練のお約束である『おはしも』押さない、走らない、しゃべらない、戻らないをしっかり学びました。
その後みんなで防災頭巾の被り方を練習してスタンバイOKです!

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避難のスケジュールは、まず実際に地震が起きたことを想定してアラームを鳴らし、防災頭巾を被り、机の下に隠れます。
揺れが治まり、みんなでお約束を守りながら外への避難へと進みます。
コロナ禍での訓練であるため、避難するときのお約束に加え、先生の話を聞き、指示に従うことや、マスクを外さないこと、訓練終了後は手を洗うことをお約束しました。

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けたたましくベルが鳴り、訓練のスタートです!
お友達には大きな音が鳴ることを事前に伝えていたため、驚いてパニックになることもなく、小さなお友達もてきぱきと頭巾を被り、机の下に隠れ、先生の指示を待って慌てずに速やかに玄関先へ向かうことが出来ました。
残念ながら、当日は雨だったため、今回は玄関の外まで退避して終了としました。
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訓練終了後の反省会で、活発な意見が交わされます。
例えば防災頭巾を間違った被り方をしているお友達がいたことが報告され、逃げる体制の中でも先生が確認しながら避難すべきではないかという意見がありました。

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大きな地震では窓ガラス、机や衝立、棚などが障害物となるかもしれません。
今回、平常時の状態でもこれらの家具などが避難経路で邪魔になり、誘導には時間がかかったそうです。
また避難の人数が増えると特に二階からの避難で混雑する可能性が高いと思われるため、安全な誘導への検討が必要だという意見がありました。

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いきなりの大地震がきても誰もパニックにならず、揺れて泣き声や叫ぶ声の中、スムーズに避難ができるかどうか・・・。
その想像は決して現実になって欲しくはありませんが、少しでも子どもたちの命を守り、未来を繋ぐために、最悪の状況に対して今できる最高の備えを目指してまた訓練を重ねていきます。

所在地:〒761-8071
    香川県高松市伏石町2155番地18 フィット伏石 U 号棟
連絡先:087-864-5328

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2020年11月06日

No.1215 COMPASS丸亀Link 時を積み重ねて

No.1215 COMPASS丸亀Link 時を積み重ねて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS丸亀Linkに通い始めて11月で4年目になるお友達がいます。
お友達に
は言葉の不明瞭さと語彙の少なさでコミュニケーションが円滑に運ばないという困りごとがありました。
誰からも好かれる素直で優しい性格は好ましいのですが、反面マイペースで切り替えや時間の感覚にも馴染まないところがあるようでした

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今中学2年生のお友達はあと数年で社会への扉を開けて旅立つことになります。
そこで計画には将来を睨んで「時間を意識しながら行動できるようになること」「スムーズに切り替えられるようになること」「語彙を増やし、言葉によるコミュニケーションを円滑にできるように」と設定されました

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4年前のお友達は、確かに発音が不明瞭で、逆に早口なため伝えたいことがよく飲み込めません。
また、数字や時間の感覚と理解に課題があり、読み書きも得意ではありませんでした。
対比や比較が難しく、また時折気持ちがスッと切り替えづらいところがありました

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お友達は週に2回ほどCOMPASSに通います。
学校が終わった夕方からほんの数時間がお友達のトレーニングの全てです。
そこでは、自信をつけられるように、できるところから少しずつ、繰り返してはまた戻り、音読や読み書き(日記)・お金の計算・時計の読み方を行っていきました。
また、グループワークなどを通してルールやマナーを学びました

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お友達の真面目に取り組む姿勢は、とても好ましいものでした。
しかし分からない問題にぶつかったとき、誰にも伝えられず黙ったまま動けなくなってしまいます。
いったん固まってしまうと、先生が話しかけても言葉が出てこず、壁を作ってしまいます

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そんなお友達も今は中学2年生になり、COMPASSでは小さなお友達のお手本のような存在になっています。
相手を分け隔てせず、小さなお友達相手でもすぐに打ち解けて手伝ったり、明るい笑顔で周りを楽しませてくれます。
ずいぶん積極的に話仕掛けてくれるようになり「◯◯したい。」「◯◯に行った。」など体験や身近な出来事をお話ししてくれるようになりました

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課題のやり方も様変わりし、ざっと片付けるという感じから丁寧に折り目正しく完了させるようになってきました。
何よりつまづいたりわからないことがあると「分かりません」と助けを求められるようになったことはお友達の成長を助ける手立てとなっています

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課題となっていた時間の感覚とペースについては時を読む事から始めています。
今では時間では◯時、◯時半は理解していますが、時間と日課の一致などにまだ課題を残します。
生活に沿った時間感覚を経験の中で身につけるよう取り組みたいと思います。

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一方、文字への関心が高まり、書く事に興味をもち、余暇の時間に手帳に好きな言葉や気持ちを綴るようになっています。
たまに見せてくれると、当初は意味のない知っている語彙の羅列に過ぎませんでしたが、最近では頭に浮かんだイメージの表現をしようとする意図が見える文章へと変貌を遂げています。
そんな一生懸命の言葉を繋いだ日記は、お友達の自信を伺わせる軌跡です

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時間の学習と時間感覚を育てる取り組みは継続して、時刻を読むだけでなく、時間を決めてやるべきことや1日の流れを対比でマスターするように促していきます。
さらに語彙数を増やし、読む事書くことのレベルアップを図り、余すところなく思いを伝えられるように課題設定をしていきます

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そしてまた、お買い物の模擬体験、支払いやお釣りのやり取りをシュミレーションしたり、体験型の実技を行うなどして買い物でも困ることのないようにお金の学びも本格的な取り組みが始まりました。
一人で旅立つために、今はずっと側にいて優しい支援を重ねていきます。

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    香川県丸亀市山北町465-1
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2020年11月05日

No.1214 COMPASS枚方 桜色から彩りを添えて

No.1214 COMPASS枚方 桜色から彩りを添えて

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
2年前の4月、COMPASS枚方に桜の春を連れてお友達がやってきました。

保護者様のご相談を受けて、枚方ではお友達が「思いを言葉で伝えられるように。」「コミュニケーションが向上するように。」「日記などで文章を書けるように。」ということを目標設定しました。

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当時、お友達はまだ年中さん。
言葉が出ないわけではありませんが、不明瞭さがあり、なんと言っているのか理解が難しかったそうです。
伝わらないもどかしさがいつもお友達を苛立たせ、癇癪や怒りを周りにぶつけてしまい、周りから距離を置かれ、結果ひとりぼっちでした。

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お友達には興味のある絵本や絵カード、月例プリント、みつば日記、かずのおけいこなどが課題として使われます。
もちろん語彙の獲得や、発音の練習、そして会話の応酬話法を来る日も来る日も繰り返しました。
日本語の助詞は「が・の・を・に・へ・と・より・から・で・や」の10語です。
この10語の存在が伝えたいことの架け橋となり、伝えたい想いがより明確になります。
ただ、文章の中で理解する過程を経ていかないと、使えるようになるまでに至らない助詞の習得は、お友達にとっては少し大変だったようです。

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発音練習をどれだけ行ったことか、諦めないで相当な頑張りを見せたお友達。
絵本をたくさん読み、ひらがなを覚え、日記や作文を書く経験を積んでいきました。

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やがてごく自然に「助詞」が馴染んできて、少しずつ使えるようになり、会話が上達して行ったお友達です。
昨日より今日、今日より明日・・・と、だんだんと学習の幅が広がり、内容が深くなっていくと、お友達を支配していたイライラが影を潜めていきました。

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あれから2年が経ち、今年の春、お友達は小学生になりました。
著しい成長がみられ、小学校ではクラスのリーダー格になっているのだとか。
勉強も好きで、良くできると担任や支援の先生方にも褒められるほどに成長し、関係機関連携の打ち合わせの際にも、学校の先生から大絶賛され、COMPASSの先生も大変誇らしく、とても嬉しかったそうです。

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あのとき癇癪を起こし、一人ぼっちだったお友達はもういません。
お友達の春は、淡い桜色からもっと彩りを添え、それは艶やかな未来へと続いているようです。
これからは楽しく幸せな未来に繋がって行くように、さらに語彙数を伸ばし、会話の中でより繊細な感情や想いを伝えられるように導いていきたいと思います。

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2020年11月04日

No.1213 COMPASS大野城 悪い癖を「よしよし」に

No.1213 COMPASS大野城 悪い癖を「よしよし」に

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
大野城に通い始めて、今月でちょうど2年が経過したお友達。
お誕生日を2回迎えて、3歳に、保育園の年少さんになりました。

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通い始めた2年前は、お友達からの発語は全く聞かれませんでした。
保護者様は、言葉を得て、お友達と仲良く遊んで過ごせるようになって欲しいと願っておられました。
個別支援計画にも、発語を促し単語が一つでも多く習得できるようにということや、来所してからの一連の流れが定着出来るようになること、トイレで排泄が出来るようになることが目標とされました。

筋力の弱さから、姿勢よく座れるように「知育椅子」を活用します。
お友達自らその椅子に座ろうとはしますが、そこに教材が置かれるとたちまち落としてしまいます。
握ったもの全て、自分の文房具も全部投げ落としてしまい、しかもそれを楽しんでいるかのようでした。

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気持ちや要求を伝えたいときは、先生の手や服を引っ張るのです。
その行為を許されていると思っているのか、気を引こうと誰かが近くにいると髪の毛を引っ張ってしまう傾向がありました。

引っ張る癖をどこでも披露するようになってはいけないと工夫する先生。
お友達が髪の毛を引っ張ろうとすると、それを頭を撫でる行為に置き換えようとするものです。
髪を引っ張ろうとするお友達、それに対し先生は「〇〇君、よしよし(にしよう)は?!」と声を掛けます。
やがてそれは髪を引っ張るのではなく、頭を撫でる「ヨシヨシ」という仕草に切り替わっていきました。

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今ではCOMPASSに着いて、ご挨拶から学習が始まるまでの一連の流れをお友達はすっかりマスター。
そして、なかなか難しかったトイレに行きたい合図(ズボンを触る)もできるようになりました。
知育椅子に座っても目の前に並べられた教材も、自分の筆記具も投げたり落としたりすることはなくなりました。
数々の指先のトレーニングを経て、少しずつ器用に掴んだり、操作したりができるようになり、自分でスプーンを持って食事もできるようになりました。

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願っていた言葉の獲得は、残念ながら会話にまでは至っていません。
しかし真似て発語できることが増え、はっきり「あいうえお、か、こ、わ・・・」等はしっかり発声が出来ていて、ふとした瞬間に「せんせい!」と言ってくれることもあるのだそうです。
髪を引っ張るより、今では伝えよう!伝えたい!という姿勢は見て取れ、毎日の練習で得た言葉を発する口の形を取ろうとする様子に大きな成長を感じます。

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これからも変わらずお友達との2年間頑張ってきた課題を今後も続け、楽しい会話を目指し、継続の先に必ずあると確信しているそのイメージにたどり着くまで、今日もまた関わっていきます。

所在地:〒816-0982
    福岡県大野城市畑ヶ坂1-10-22
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2020年11月02日

No.1212 COMPASS本部教室 頑張る君へエールを

No.1212 COMPASS本部教室 頑張る君へエールを

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月曜日のCOMPASSです。
今年はコロナの影響で子ども達、特に新1年生にとっては苦難の幕開けとなりました。
そんな春に本部教室にやってきたお友達。
保護者様は、保育園でもじっとしていられない我が子が小学校で授業を落ち着いて受けられるだろうか?お友達と仲良くできるか?など、気がかりなご様子でした。

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折しも通学の時期が遅れに遅れたことを味方にして、利用の回数を予定より増やしてスムーズな学校生活への移行期間とできるよう希望され、その期間に社会性を身につけ、お友達とコミュニケーションが上手にとれるようにと希望を託されました。
小学校生活が楽しくスムーズに送れるようにと新しい環境に慣れ、学習や遊びを楽しくできるようになり、落ち着いて行動できるようになることを目標に支援計画は設定されました。

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写真はイメージです

当初のお友達の様子ですが、落ち着かず、思い通りにならないとすぐに涙を流し、思いを言葉で伝えることができず塞ぎ込んでいました。
小学校では学習指導要領により、1単位の時間は45分と定められています。
その時間内は集中して授業に参加することができる忍耐力や、集中力を求められます。

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しかし当時のお友達は気持ちがあちこちに飛び回り、こちらの声掛けに素直に応じることが出来ません。
気持ちの浮き沈みや気分のムラが目立ち、落ち着いて話を聞く、整理立てて行動することが難しそうに見受けられました。
そこで、COMPASSでは独自課題である「静かタイム」を活用することにしました。
「静かタイム」に慣れるまでは、先生が常に側について手厚くサポートできるように配慮しました。

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「静かタイム」とは、綺麗な姿勢で着座し、手を膝に置き、黙ったまま静かに姿勢を保つという「静」の活動です
慣れたお友達では30分もの時間、まるで座禅の僧のように大勢のキープが出来ています。
半分目を開いて行いますが、気が散りやすいお友達であれば目を閉じてから取り組みます。

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この課題、お友達の場合は最初2、3分が限度でソワソワが始まり、口元が開いて声が出たり集中が続かなかったそうです。
それでも月日はお友達の頑張りを後押ししてくれ、何と15分も静かタイムを継続出来るようになりました。
着座して課題に取り組む時間も飛躍的に伸び、今では30分程度までは落ち着いて着座姿勢を保ち、課題を頑張れるようになりました。
成果もグンと上がり、以前はプリントも1枚が限界でしたが、現在は出されたプリントを複数枚続けて取り組むことができるようになりました。

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5月下旬から学校が再開され、新しい教科書で学習が始まりました。
どうやら教科としての国語は苦手のようですが「ひらがな」は完璧に習得しています。
一方、算数を好み、特に計算が得意で、足し算、引き算のプリントは集中して頑張り、大抵は全問正解という実力を見せています。

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写真はイメージです

活動を通して人との関わりのコツを掴み始め、ルールを守ってお友達とブロックやカードゲームをすることが出来るようになっているそうです。
それでも時折、頑固なところが顔を出し、他のお友達に譲ことが出来なくなることがあります。
そんなとき、自己嫌悪ですっかり塞ぎ込んでしまうところは変わっていません。
ただ前と違ってすぐに反省し、素直に「ごめんね。」と何とか伝えられるようになりました。
まだたどたどしさは残しますが、頑張って自分の気持ちを伝えようという立派な姿勢を見せています。

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学校再開後は学童にも通っており、そちらでもお友達と楽しく過ごしているそうです。
保護者様の気がかりは、お友達の頑張りで少しずつ改善を見せるようになってきています。
これからも学習や遊びを通して、お友達や先生との関わりを通して、社会性やルールを学び、色々な状況に対応出来るようにと、お友達の頑張る日々を私たちは応援し続けていきます。

所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1-2-35
連絡先:093-475-0449 
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2020年10月31日

No.1211 COMPASS観音寺 諦めないコツは

No.1211 COMPASS観音寺 諦めないコツは

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS観音寺に昨年の紫陽花の頃に保護者様と連れ立ってやってきたお友達。
真っ直ぐ過ぎて正義感が強く、お友達同士の揉め事に仲裁しようと割って入るものの上手に伝えることが出来ず、結果はいつも裏目に出てしまうことなどを保護者様は心配しておられたそうです。
保護者様コミュニケーションの向上と、学習への姿勢などをCOMPASSに期待しておられました。

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個別支援計画ではコミュニケーションのほか、学習への意欲の向上と、慌てず落ち着いて取り組むこと、集団活動でルールやマナーを身につけることが設定されました。
いずれ社会へと旅立つお友達にとってコミュニケーションの力は、強みになり、武器になり、お友達自身を守る盾ともなります。

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しばらくはCOMPASSに馴染まず、余暇の時間にも1人で過ごすことが多かったようです。
学習から遊びへ、遊びから学習への切り替えには時間を要しました。
お友達とは1歩ずつ固い甲羅を剥がしていくようにお友達がしっくり来るまで待つことにしました。
例えばCOMPASSに着いてから「荷物を片付ける」→「手洗いうがいをする」→「学習を始める」と言う流れのリズムを作り少しずつ習慣づけていきました。

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過去の失敗の経験からなのか、苦手だと感じることは最初からやろうとしません。
苦手意識が持ち上がると二進も三進も行かなくなるので、学習でも他の活動でも、つまづいたとき、分からないときやイライラしたときは、無理にお勉強を続けなくていいんだよ、と伝えます。
そして落ち着いてから「どうしたかったのか?」「どうすればよかったのか?」と、先生としっかり時間をかけて一緒に考えました。

少しずつ「できた!」を積み重ねていき、取り組まないと言う姿を変えていきたいと願いながら関わりを深めていきました。

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「今日はここまで!」と、学習や課題の目標を定め、見通しが立つように配慮も行いました。
目標が達成されると大好きなブロックや塗り絵、オセロができると約束されたことはお友達の楽しみになって行ったようです。

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また苦手な課題のときは、すぐに投げ出さず、諦めないで済むようコツを教えました。
例えば問題は上から順にやる必要はなく、できるところから考えていいこと、分からないところは質問したり辞書や本を見て調べたても構わないことを伝えます。

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人との関わり方を学ぶために、初めは2、3人くらいの小集団から関わる機会を設け、トランプやオセロなど、遊びを通して集団活動のルールやマナーを学んでいきました。
おやつの時間や、季節ごとのイベントなどにも少しずつ参加する機会が増え、一緒にトランプをしたりブロックで遊んだり、仲のいいお友達も増えていき、次第に自分から積極的に関わることも増えていきました。
やがてお友達は、自分が使っているブロックを貸してあげたり、周りを気にかける言葉を掛けたりと、次第にコミュニケーションもしっかり取れるようになってきたようです。

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笑顔と言葉が増えてきたお友達、最近はよく学校や家での出来事を話してくれるようになりました。
保護者様が気にされていた良かれと思ってすぐ仲裁しようとする姿勢は、お友達の優しい性格から起きるトラブルなので、たちまち改善することはありません。
しかし見通しを持った学びの積み重ねで、動く前に考えると言う変化が現れて始め、感情に振り回されて誤解を招くことを避ける術を少しずつ身につけているようです。

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すぐ投げ出していた「わからないこと」も逃げずに向き合えるようになり、まず自分で解いた後、「先生合ってるか見て!」と確認しに来たり、「先生、辞書貸してください。」と調べて頑張っている積極的な姿を見せています。
その成長ぶりに先生たちも心から喜びを感じているといいます。
何より自分の力でやり遂げた後の笑顔には自信が満ち、一層輝きを放っているようです。

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今後もお友達と一層関わり、未来を見据えて少しずついろんな「出来た!」と言う経験を積み重ねていき、達成感や自己肯定感に繋げ、考えて行動する姿勢の確立と、楽しく柔軟な会話ができるようにと幅を広げた取り組みを始めていきます。

所在地:〒768-0022
    香川県観音寺市本大町1673-3 本大マンション202
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2020年10月30日

No.1210 COMPASS松茂 座って絵本を最後まで

No.1210 COMPASS松茂 座って絵本を最後まで
 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS松茂のお友達が通い始めたのは6月の初めでした。
保護者様のご希望は「言語の訓練をしてほしい。」と言うことと「椅子に座って何かを成し遂げてほしい。」と言うものでした。

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初回の療育のとき、お友達の様子はと言うと、まず発語がありませんでした。
気が散りやすく、集中が続かず、遊んでいるお友達からおもちゃを取り上げてしまったりとじっとしておらず自由奔放に動き続けていました。
コロナ禍でできるだけお友達にマスクを付けてもらおうとしましたが、一切マスクを拒否。
座るように促して、教材を出すと興味のないものだとわかるとすぐ離席。
先生の指示を無視して、興味のあるものを欲しいとせがみ続けます。

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そんなお友達の個別支援計画の短期目標には先生の声掛けで動けることを増やしていくことを目指し、長期目標では、遊びの中から物と言葉が結びつくよう支援し、保護者様のご意向でもある発語に繋げていくことが設定されました。
選択した教育課題は、絵カード・絵本の読み聞かせ・あいうえおの絵本・手先トレーニング(ストロー落とし・ようじ落とし・洗濯ばさみ・紐通し・ボタン)・手遊び・色のマッチング・シール貼りなど楽しめて集中しやすい課題を選択しました。

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お友達は意思を通すことにこだわり、興味のない療育内容になると教材を机から落としてしまいます。
興味が湧かないものを提示すると嫌がって泣き出し、自分が気に入っている療育グッズをずっと指差ししてこれをやらせろとせがみます。
そこで、マスクができないため他のお友達に影響がないようにと言う意味も含めて、目に付く物の少ない小部屋に机を移動し、目に付くものには布をかけて目隠しをしておくことにしました。
壁を背に机を配置することで自由に動き回りにくい環境を作り、目の前の教材と先生に注視できるように工夫をしてみます。

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嫌がるお友達でしたが、今では命を守る大事な習慣となったマスク着用。
COMPASSに来るたびにマスクを着けられるようにと着用を促し続けました。
すると次第に外して放り投げる頻度が減ってきて、マスクを着けられるようになってきました。
同様に、着座時間も初めの頃よりは長くなり、先生の指示に抵抗も見せなくなりました。

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繰り返し行う発声訓練の成果で、喃語ではありますが、少しずつ発語らしきものが増えつつあります。
ものの名前を理解しようとする姿勢が見られ、絵カードなどを見て可愛いジェスチャー。
最初に比べると、まだ一つのおもちゃでじっくりと遊ぶことはできませんが、ずいぶん長い時間座って遊べるようになりました。
絵本も最初は最後までめくれず放り出していましたが、今では着座姿勢を保ち、最後まで絵本を1ページずつ見終えることができるようになりました。


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お友達の成長を保護者様もとても喜ばれ、先日「外食に行っても食べ終えるまで席を立たずに座っていられるようになって、マスクを付けられるようになったので、安心して外出もできます。」と嬉しいご報告を頂けたそうです。

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5ヶ月が過ぎようとしている今、好き勝手に走り回ったりせず先生の指示を受け入れるようになって、短期目標はクリアです。
これからは療育と遊びを通して喃語から二語文の獲得に向けて活動を広げるよう舵を切ります。
また自分でできることを増やして行くために、手や指のトレーニングを通して巧緻性の強化に努め、成長が加速していくように願い、優しく厳しくじっくりと関わっていきます。

所在地:〒771-0219
    徳島県板野郡笹木野字八北開拓170-1-2
連絡先:088-699-0138
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2020年10月29日

No.1209 COMPASS岡山ふれんず 未来への見通しは・・・ 

No.1209 COMPASS岡山ふれんず 未来への見通しは・・・ 

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

木曜日のCOMPASSです。
今月の半ばで、ちょうど岡山ふれんずにお友達が通い始めてから4ヶ月。
保護者様の気がかりは、言葉がほとんど出てこず、会話にならないことでした。
そして「数年後に小学生になる娘が就学までに、自分で身の回りの事ができる様になって欲しい。」と願い、「笑顔いっぱい、元気いっぱいにみんなと仲良く、一緒に活動出来る様になって欲しい。」そんな想いを語られます。

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まず半年間の個別支援計画は「落ち着いて着座できる時間を増やすこと」「生活習慣動作の向上」「COMPASSに慣れていき、やがていろいろなお友達・先生たちとコミュニケーションを取れる様になること」が目標とされました。
年少々さんのお友達が興味関心を持ちそうな、楽しく学べる学習課題として、ぬりえ、点描、みつばプリント、顔認知、トング、動物カード読み、ペグさし、洗たくバサミ、フック掛け、型はめ、魚つり絵合わせカード、ひも通し・・・いろいろな教材が選択されました。

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6月のお友達は、自発的には二語分程度の言葉なら言えるようでした。
言葉の練習を初めてみると、離席が多く、遊びや、やりたいことを止められると大声を上げて泣き出します。
自分の気持ちが最優先で、制限や途中で切り上げるよう促すと、たちまち癇癪です。
パズルを頑張っていたのですが、ピースが嵌められないと、癇癪で床に落としてしまいます。
集団活動で歌を歌うときにも、お友達と同じように歌うどころか、並ぶことができずに走り出してしまいます。

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計画通りに半年くらいで成長が見られるか、未来への見通しは誰にもわからないことです。
お友達は週に2回、いやでもなんでもCOMPASSで過ごすことになります。
やがて回を重ねるごとに、小さなピースをはめると大喜びしてくれる先生が大好きになっていきました。
綺麗な姿勢で座ると褒められ、上手に発語できると褒められ、一つできると、どの先生もびっくりするほど褒めてくれるCOMPASSが楽しくなってきたようです。

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最近の様子を見てみると、何とお友達は一切離席せずに45分間も座れるようになりました。
姿勢良く座れて、集中して課題に取り組めています。
できなくて、思い通りにやれないとわかると、爆発のように泣き叫んでいたあの姿も今では優しく嗜めたり促す声をかけるだけで、すっかり影を潜め、切り替えられるようになっているそうです。
先生が「こんにちは」と促すと、お友達から「こんにちは!」と真似で返してくれます。
「オッケー」といえば「オッケー!」と元気に返ってくる声。
「いただきます!」「おしまい!」「ごちそうさま」などのご挨拶や、「バナナ」「ねこ」「あかちゃん」・・・そんな言葉がカードの上だけではなく、生き生きした声で次々と上手に発語できるようになっていきました。
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トイレに行くときもトイレでは自分で衣類の着脱ができるようになり、成功の回数も増えてきました。
COMPASSに着いても、お片付けしようと声をかけると、くつ、水筒、かばん、連絡帳、トイレなどの準備がしっかりできるようになりました。
半年でもどうだろう・・・という不安が、4ヶ月経たないうちに集団活動で皆と一緒に並び、歌を歌えるまでになりました。

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お絵かきが大好きなお友達、顔を描くときに目を描きながら自発的に「め」と自然に言うお友達。
できた絵を先生に見せながら、「これなあに?」と聞くと、「レモン!」「ぶどう!」などと教えてくれます。

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素晴らしい成長をあっという間に遂げたお友達。
今後もお友達のペースを守り、絶対的な語彙を増やし、少し難しい気持ちの表現や事象の表現ができるように会話を向上させていきたいと考えています。

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新しい未来への希望に満ちた見通しは、明るく輝いています。
もっとお友達同士での楽しい会話を楽しめるように、もっとできることをどんどん増やして・・・と、たくさんの成長と喜びをその手に掴むために一緒に歩み続け、今日もまた1歩ステップを進めていきます。

所在地:〒700-0921
    岡山市北区東古松3丁目4番14号
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2020年10月28日

No.1208 COMPASS須崎 悪戯な瞳が輝きを放って

No.1208 COMPASS須崎 悪戯な瞳が輝きを放って

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS須崎に5月から通い始めている小学校1年生のお友達。
言葉がうまく会話として伝わらないことで、他人も自分自身も傷つけてしまうことがあると保護者様は心配されていました。
ご相談された保護者様は、我が子に「たくさんのお友達と仲良く遊べるようになってほしい。」と願い、COMPASSに通うことを選択されたそうです。

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当初お友達が発するのは「いや!」という拒否の言葉だけでした。
通ってくるのが週に1回だけ出会ったため、COMPASSにも、療育を受けることにも、慣れるまでに時間が必要でした。
また、座ってもすぐに離席、座って課題を始めようとしますが、筋力が弱いこともあって前屈みになり、正しい姿勢が取れません。
姿勢の矯正をしながら集中もできるようにと、特製の「知育椅子」を使用してみることにしました。

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個別支援計画に設定した言葉の獲得や、文字や数字の認知をあげていくこと、善悪の判断力などを育てるために「絵カード」「絵本の読み聞かせ」「数カード」「カラーコイン」などの教材を使い、実際に指や手で操作しながら、正しい方法、正しい回答へ導く考え方を育てていきます。

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コロナ禍ではありますが、発語や発音の練習時にはマスクを外し、手作りの飛沫防止のアイテムを使用して練習を進めてきました。
お友達にもこれは意外と好評で、ちょっと面白いと感じてもらえているようです。

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当初はお友達の順列は自分が1番という感覚があるようで、先生に素直に従うことに抵抗を示していました。
またちょっと難しかったり、気が乗らないときは「イヤ!」といい、どうすればやらずに済むかとちょっぴり悪知恵を働かせ、敢えてダメだとわかっていながらいけない行動をとり、笑ってごまかそうとする悪戯な様子を見せていたといいます。
なかなか先生に馴染んでくれなかったそうですが、それでも夏を見送る頃には先生の後に続いて単語が言えるようになりました。
指を使って集合する数の認知では、1〜5までの数の理解もかなり進んできました。

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この5ヶ月で座れるようになり、語彙数の獲得が進むと言葉で伝えようとする姿勢を見せ、発言と行動の一致が見られるまでに成長を遂げたお友達。
ご家庭でも変化は見られ、他者や自分を傷つける様子もかなり軽減してきましたと保護者様も喜ばれています。

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悪戯な瞳はきらりと光る輝きを放ち始めています。
これからも引き続き、語彙の習得・数の理解を更に進めて基礎学力の向上にも繋げ、また集団でも積極的に参加して、他のお友達との関わりが持てるように学びの場を広げ、優しい支援を続けていきます。

所在地:〒785-0036
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2020年10月27日

No.1207 COMPASS武蔵新城DASH 春待つ君の声は

No.1207 COMPASS武蔵新城DASH 春待つ君の声は

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城DASHに今年の夏から通い始めた年少々のお友達。
まだ幼く、か弱いお友達に、保護者様は「一つ一つ出来る事を増やしてあげたい。コミュニケーションの上達、指さしや二語文がでるように少しずつ成長してもらえたら・・・」と願われています。

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まだ2歳のお友達、少しでも能力の向上を目指していこうと個別支援計画はお返事を言葉で伝えられるように、発声練習を行って発語を増やしていこうと計画されました。
COMPASSには比較的抵抗はなかったのですが、着座しても集中が続かず、すぐに離席をしてしまいます。

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課題にはCOMPASSのプリント、機能訓練としてストロー入れ、押し込み棒、型はめを行い、発声をあいうえおのえほん、お返事練習、手遊び歌などで進めていき、絵本読み聞かせ、数認知ではプリントやおはじきを用いたり、関わりの課題としておままごとなどが設定されましたが、上手くいかないとすぐに諦めムード。
椅子から滑り落ちたり、名前を呼ばれても無表情、気持ちの切り替えに時間がかかって泣いてしまいます。

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つまづきがあっても気持ちよく楽しんで学べるように、集中出来るように、興味のある教材を提示したり、指示の理解に繋がる働きかけを促し続けます。
余暇の時間には、他のお友達とのコミュニケーションを深められる様に、また言葉のシャワーを意識して関わっていきました。
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やがて秋の気配が訪れる頃には、集中して課題ができるようになり、着座姿勢も少しずつ長くなってきました。
よく周りを観察するようになり、人の表情や動きを見てどう振る舞うか考えたり、我慢する姿勢が見られるようになってきたそうです。

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そして今では何と45分の着座ができるようになりました。
無表情は消え、目と目を合わせる様になってきました。
座れるようになると変化は早く、しっかり見て、簡単な指示は理解して行動できるようになり、内容がわかると「うん」と頭を下げられるようになり、順番を守れるようにと大きな成長が見られます。

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周りへの感心が増え、コミュニケーションを取ろうとする行動を見せるようになったお友達。
泣くこともなくなり、遊具の貸し借りなどでは「我慢」する姿が見られ始め「我慢出来たね!」と声を掛けるとニッコリしてウンウンと何度も頷くお友達の姿は何と微笑ましいことかと先生たちも目を細めてしまうのだそうです。
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言葉へのアプローチは、ようやく今始まったばかりです。
今後は身辺自立としてまずはトイレトレーニングから始め、目指すは言葉の発達と楽しいコミュニケーション。
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待ち遠しい春が来る頃には、口元には笑みだけでなく、可愛らしい声で言葉も聞かせてもらえるようにと願い、更に深く関わり、歩みを続けていきます。

所在地:〒211-0044
    神奈川県川崎市中原区新城2丁目5番9号2階
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2020年10月26日

No.1206 COMPASS丸亀NEXT 積み重ねた月日は・・・

No.1206 COMPASS丸亀NEXT 積み重ねた月日は・・・

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

月曜のCOMPASSです。
COMPASS丸亀NEXTにお友達が通い始めて3年と数ヶ月が経ちました。
当時、発語がなく、保護者様は気にかけておられ「言葉が出るように、コミュニケーションが取れるようになって欲しい!」と言葉への願いと「日常生活で自分でできることが増えて欲しい。」と成長への希望も語っておられたそうです。
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利用当初のお友達が口にしたのは「あっち」「こっち」という言葉だけ。
一つの活動から次への切り替えがほとんどできませんでした。
また気が逸れやすく、1つのことに集中して取り組むことも難しかったそうです。

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お友達の当時の個別支援計画は、言葉でのコミュニケーションと周囲の人たちとの関わりが基本的な項目に設定されました。

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NEXTは総合的に感覚を結んでいく運動遊びが得意です。
お友達にも飛び石サーキット、平均台、壁タッチ、雑巾ウォーク、数字カード、クマ歩きなどの基本的な運動療育を用意しました。

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暫くの間、COMPASSに着いてから誘っても療育への切り替えが難しかったといいます。
余暇の時間などに、コミュニケーションが上手く取れないときには周りのお友達に手をあげてしまうこともあったのだそうです。
怒りに感情が支配されているときは、向き合ってもなかなか目を合わそうとはしません。

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それでもCOMPASSに来るたび、いけないことはダメだと優しく制止し、頑張ったことには心から称賛し、お友達との一進一退を続けてきました。
何度目かの夏を過ごし、4度目の秋となった今、語彙の獲得も進み、運動も指示通りに動けるようになって来ると、次第に学習でも集中力を発揮できるようになりました。

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自発的な言葉も多くなり、当初はできなかった色一致もしっかりとできるようになってきました。
これまではコミュニケーションが上手く取れないときには手を上げていたお友達ですが、今は嫌なことがあるといやだと言葉で伝えるので十分だと理解ができてきたようです。

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やがてCOMPASSで年齢の近いお友達と自然に関わることが増えてきて、遊びの中でコミュニケーションをとることもできるようになっています。
手強い課題だった切り替えに時間がかかることは、それでも随分改善してきました。
苦手だった片付けですが、自宅でも最後まで片付けをするということまで身に付いているとお母さんは嬉しそうにしておられたそうです。

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「継続は力なり」といいますが、頑張った月日はお友達の味方です。
これからも活動を通じて学習や遊びへの興味や関心を広げ、経験を積み重ねる事で成長、発達を促せるように関わっていきます。

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目指すのはお友達の未来のイメージ。
更に集団の中での生活を通してルールやマナーを身につけ、他者とのコミュニケーションが取れるよう弛まぬ支援を続けていきます。

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T E L :0877-35-7218

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2020年10月24日

No.1205 COMPASS下関 雨と風と紙芝居

No.1205 COMPASS下関 雨と風と紙芝居

 発達障害  ダウン症  ADHD  自閉症  LD 

土曜日のCOMPASSです。
今年10月に入って発生した4番目の台風17号(ソウデル)は進路を西に取り、今回は日本への大きな影響はなさそうです。
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しかし、異常気象だと言われ続けてかなり経ち、まとまった激しい雨や風にひとたび見舞われたら、その被害は甚大となります。
いつ何時襲ってくるかわからない災害に対して、COMPASSでは警戒を怠らず、子ども達の命を守るため訓練を欠かしません。

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今回、COMPASS下関でも風水害を想定した避難訓練が行われました。
COMPASS下関の位置は、綾羅木駅そばで平地にあたり、近くには綾羅木川の支流が流れています。
今回は大雨が降り、浸水するかもしれないという風水害被害を想定して、屋上までの避難を行うという想定です。
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お友達11人と共に行われた今回の訓練。
初めに避難訓練についてのお話を紙芝居を使い、お友達皆が関心を持ち、知識を高められるように、問い掛けながら読み聞かせます。
コロナ禍での訓練、紙芝居でも密を避け、児童と放デイそれぞれ部屋を分けて紙芝居のお話を聞きました。
これから行う訓練について、大雨で浸水が始まり、事業所の屋上まで皆で一緒に階段を上って避難するという流れも伝えました。

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また、コロナ禍での訓練ですので、私語や大きな声を出したりせず、先生の指示に従って屋上まで避難します。
訓練中はマスクを外さず、避難訓練が終わり、室内に戻った際は手洗い、アルコール消毒を行うことを約束しました。

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どのお友達もしっかり約束を守り、小さなお友達は先生と手を繋ぎ、小学生は自分で階段を上がって素早く避難する事ができました。
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想像していた以上に大成功に終わった避難訓練。
成功の要因は紙芝居を見てからの避難だったので、落ち着いて避難することができたと思われること。
今回の紙芝居は聞くだけでなく、正しい行動を考えていく問題も盛り込まれているので、お友達にも見通しができたことが良かったのではないかと思います。
どの子も他のお友達を押したり、駆け上がったりすることもありませんでした。
避難する際の靴を履く場面でも、比較的に素早く履いて出ることができました。

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来月にもまた避難訓練が予定されています。
色々な災害への訓練を何度も経験することで皆で命を守ることを常に意識しながらも、幸い何も起こらない毎日に感謝できることが何よりです。
何も起こらない毎日を守るため、お友達の命を守る行動を迅速に確実に行うために取り組みは続きます。

所在地:〒751-0849
    山口県下関市綾羅木本町2丁目2−1
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